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クラスで上位の「リア充」女子グループに属する中学二年生の小林アン。死や猟奇的なものに惹かれる心を隠し、些細なことで激変する友達との関係に悩んでいる。家や教室に苛立ちと絶望を感じるアンは、冴えない「昆虫系」だが自分と似た美意識を感じる同級生の男子・徳川に、自分自身の殺害を依頼する。二人が「作る」事件の結末は――。少年少女の痛切な心理を直木賞作家が丹念に描く、青春小説。
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Posted by ブクログ
最初から最後まで息付く暇もなく夢中で読み切った❣️どこか冷めた中学生が猟奇的な同級生に殺人をオーダーメードする話。2人の関係性が複雑に変化していく様子にドキドキ。殺人は実行されるのか?にハラハラ。最初から最後まできのぬけない1冊でした。
後からだんだん面白くなってくる。タイトル回収が素晴らしい。読む前と読んだ後で表紙の見方変わるの凄い。読んでて友達作りとか周りの空気を読むのが苦手だった自分の中学時代を思い出した。どの登場人物の気持ちもすごく分かる気がする。徳川というキャラがとても好き。良いキャラをしてる。
ただの殺人ごっこかと思えば、色んなことを考えさせられました。 私は殺人ごっこはしていないけれど、そういや自分にもそんな時期があったよなと、なんだかあの時の自分を思い出すような感覚で、誰しもそういう時期を経て生きている、それが人生だよなとも思いました。 そういう時期の中身は人それぞれだと思います。...続きを読む 本書ではオーダーメイドの殺人でした。 うわー、この感情分かるとかこの状況分かるとか何回思ったことやら。 運動部は立場が上で文化部は立場が下とか、自分で勝手にヒエラルキーを作っていた事とか、全て経験したことが書かれていてやっぱり辻村さんは凄いなと思いました。 今だと文化部だからとか運動部だからとかそういう考えを持つ時点でバカバカしいと思えるし、風見鶏みたいにコロコロ変わる人間関係に一喜一憂してもしょうがない、皆んな1人になりたくないからその場しのぎでやっていることだとか、自分なりの考えを持つ事が出来るけれど、中学生の自分にはそんな事は出来なかったと思います。 バカバカしさに気づきもしなかった当時の登場人物たちも年を経てちゃんと生きている事にとても人生のリアルさを感じました。 うーーん、感想を伝えるのが難しい! だけど、ただの殺人ごっこではないんだよなー。 辻村さんの作品って自分と照らし合わせて読まざるを得ないというか、自分と向き合わざるを得ないというか、とにかく今まで考えもしなかったことを考えるようになるんですよね。 それがとても楽しくて、辻村深月さん大好きです。
くだらない、めんどくさい、おかしいと思いながらも周りに合わせて悪口を言ったり言われたり、仲間外れにされたり、狭い世界の中で必死にもがいて生きてきた学生時代を思い出した。 ダークであり、暖かいストーリーで、ダサくて完璧じゃないアンちゃんと徳川が好きになった
リアル過ぎる中学生活!ああいう感じ、よくあった。今思っても二度と戻りたくない。芹香と同じタイプの女子、いたなー。アンちゃんは強い子!徳川と結ばれたらいいな。最後はちょっと物足りない感じもしたけど、とても良い作品だった。
こんな中学生すごい…! “中二病”の想像力全開で進んでいく物語に圧倒された。 中学生のころ読みたかった!
中学生という些細な出来事で友達との人間関係が激変してしまう中で生きることに絶望する主人公が自分と似た感覚を持つ同級生の男子に「自分自身の殺害予告」を依頼するというなかなかお目にかからない物語が展開され、思春期特有の残酷な描写や自信の境遇に悩む主人公の内面は読んでて吐き気がするぐらい苦しいものだった...続きを読むが、それを遥かに上回る面白さがあった。辻村深月先生は少年少女の繊細で残酷な心理描写が上手すぎる…
①キャラクター・世界観 ☆☆☆☆ キャラクターや世界観は現実によくある話かもしれない。だが、それを小説に落とし込める作家さんは意外にも少ないと思う。辻村さんは、毎回テーマや世界観を含め、観点が秀逸。 主人公の小林は、もしかしたら現代ではありふれているかもしれない、死について関心がある女子中学生で、「...続きを読む自分が死んだら、周囲はどう思うのだろうか」みたいな空想は自分もしたことがあり、共感を覚えた。主人公の周りで起こる思春期特有の女子中学生のいじめ?もしくは仲間はずれはリアリティがあって、それが感情の描写を際立たせていたと思う。 一方、もう1人の主人公の徳川は、主人公と対をなす存在だが、心情描写は少ないのでそこを想像しながら読むと面白いかもしれない。または、読み返すと発見があるかも。 ②ストーリー・プロット ☆☆☆☆☆ 辻村さんの本ではよくあるのだが、一気に解釈が変わるミステリーやハプニングを最後まで取っておいてくれるため、ワクワク・ハラハラしながら読めることは間違いない。また、後味もスッキリとしたもののため、本を読んでモヤモヤしたくない人には特におすすめ。 (回収されない伏線や、無駄に読者に考察させるような本ではないということ) ③文体・表現 ☆☆☆☆☆ 文句なし。 ②と③どちらも星5のため、一瞬で読める。 ④没入感・集中度 ☆☆☆☆☆ 上と同じ。ただ、好みもあるかもしれない。 ⑤テーマ・メッセージ ☆☆☆☆ やや暗い話かもしれないが、 中高生が読めば元気付けられる内容で、 大人が読めば自身の過去を良い意味で肯定できたり、振り返ることができたり、お子さんがいる人は子供の立場や気持ち、情緒の成長について考えられるかもしれない。 ⑥読後感・満足感 ☆☆☆☆ やはり気持ちよく読める部分、山場を8合目くらいまで残してあるので、後はジェットコースター式に気持ちよく読み終えることができる。星4.5位はある。 ※備考 読み終わってからやや日が経った感想になってしまった。
思春期特有のリアルな人物描写が印象的 中学生時代を振り返るとなんて狭い世界で生きていたんだろうと思うけど、当時の私はそれが世界の全てだと思って過ごしていたなあと懐かしく思った 厨二病と言われればそれはそうなんだけど、2人が切実で愛おしく思えてくる 2人の未来が明るいといいな
最初は何でこんな設定にしたんだろ、ってずっとわかりませんでした。相変わらず細かい出来事が積み重なり、ハラハラもしました。どうやって救われるのだろうとも、ずっとずっと続きました。私も職場でいろいろあっても、なんとか救われたい。
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