岩波書店作品一覧

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  • 破砕
    3.6
    「この車に乗ったら最後,お前の身体は,一から十まで作り変えられる」.師に見出され殺しの道を歩みはじめた彼女は,死と隣り合わせの最終訓練に臨む.人を破壊する術を身につけることは,人として,女としての「普通」の一生を粉々にすること──.伝説の殺し屋誕生を濃密に描き出す,戦慄と陶酔ほとばしる『破果』外伝.

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  • 橋本式国語勉強法
    4.0
    『〈銀の匙〉の国語授業』で注目を集める“伝説の教師”橋本武先生が長年の教師経験をもとに、国語の勉強法を伝授します。覚えるのではなく考える勉強、詰め込むのではなく自らの中にあるものを引き出していく勉強……、勉強の喜びを見出しながら、真の国語力を身につけるための学び方です。

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  • 走れ、走って逃げろ
    4.3
    1942年,ポーランド.ユダヤ人強制居住区で家族と生き別れになった少年スルリックは,壁の外に脱出したとき,まだ八歳だった.農村と森を放浪する生活は過酷そのもの.片腕と過去の記憶を失いながらも,少年は知恵と力をつくし,嵐の月日を生きぬく.実話にもとづく勇気と感動の物語.映画「ふたつの名前を持つ少年」原作.

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  • 走れ! 半ズボン隊
    -
    いなか町に住む11歳の4人の少年,ルドルフォ,イスランド,スニッカーズ,セメント.ごくふつうの少年たちが,たまたま出くわしたピンチに,町や学校や列車を救って,一躍ヒーローに! ついたあだ名は「半ズボン隊」──「どうしてかって? それをこれから話すから,ちゃんと聞いてよね」.ドイツ児童文学賞を受賞した,ユーモアあふれる友情と冒険の物語.

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  • 走れメロス・東京八景 他五篇
    -
    「私は,今宵,殺される.殺される為に走るのだ」――誰もが知る〈友情〉の物語「走れメロス」,自伝的小説として名高い「東京八景」ほか,昭和一五(一九四〇)―一六年発表の中期の傑作七篇.〈言文一致体〉の見事な達成である「駈込み訴え」,ユーモアに満ちた翻案小説「清貧譚」など,〈太宰入門〉として最適の一冊.

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  • 走れメロス 富嶽百景
    3.8
    有名な表題作を初めとして,日本昔話を意表をつく展開で語る「お伽草紙」から「浦島太郎」「カチカチ山」,その他「女生徒」「魚服記」など,短編の名手太宰治による軽妙な8編.〔解説・関川夏央〕

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  • はじめてであう きょうりゅう
    -
    「きょうりゅう」って,どんな生きもの? 大きさは,どれくらい? なにを食べていたのかな? 今からずっと昔,この地球に生きていた恐竜たちのくらしを,身近な乗りものや今の動物とくらべながら,いっしょに想像してみよう! ステンシルの技法で描かれた,フランス発のたのしい絵本.恐竜博士の真鍋先生による解説も付録.※この電子書籍は「固定レイアウト型」で作成されており,タブレットなど大きなディスプレイを備えた端末で読むことに適しています.また,文字だけを拡大すること,文字列のハイライト,検索,辞書の参照,引用などの機能は使用できません.

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  • はじめての研究レポート作成術
    5.0
    図書館とインターネットを使って入手できる資料を用いた研究レポート作成術を、初心者にもわかるように懇切丁寧に解説。

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  • はじめての政治哲学
    4.8
    歴史上の哲人の言葉でなく,ごく普通の人々の意見・情報を手掛かりに,政治哲学を論じる.政治哲学の基本から最先端の議論まで,簡潔にわかりやすい言葉でまとめられた,初めて学ぶときの格好のテキスト.学習を深めるための文献リストは,最新の文献までアップデートして収めし,充実.解説,山岡龍一氏.

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  • はじめての哲学
    3.2
    なんのために生きるのか? と考える自分とはなんだろう? 哲学の問いは,いつも私たちの日常の中から生まれてきました.「自己」「生と死」「真理」「実在」「言葉」……古代から現代まで,人間が考え挑み続けてきた根源的な問いの数々を,やさしい言葉で一から解きほぐします.予備知識は不要です.ようこそ,哲学へ.

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  • はじめての統計的因果推論
    4.0
    1巻3,190円 (税込)
    因果推論の基本的な考え方を図とことばで平易に説明し,シンプルな事例によりポイントを直感的なイメージで示す.推定結果の解釈・利用における注意点や質的研究との関連も丁寧に解説.数式はあまり得意でないが統計的因果推論の原理を理解したい初学者,分析対象のありようを深く研究したいと望む人に最適.※この電子書籍は「固定レイアウト型」で作成されており,タブレットなど大きなディスプレイを備えた端末で読むことに適しています.また,文字だけを拡大すること,文字列のハイライト,検索,辞書の参照,引用などの機能は使用できません.

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  • はじめての動物地理学 なぜ北海道にヒグマで,本州はツキノワグマなの?
    3.6
    ゾウとサイとライオンが,インドとアフリカにいるのはなぜ? コアラの祖先はアメリカ出身? 昔は本州にもヒグマがいた!?――どこにどんな野生動物がいて,その動物たちは大昔から,地球のどこをどのように移動して,今いる場所にたどりついたのか? そんな疑問に答えるのが動物地理学です.たくさんの動物を例に,紹介します.※この電子書籍は「固定レイアウト型」で作成されており,タブレットなど大きなディスプレイを備えた端末で読むことに適しています.また,文字だけを拡大すること,文字列のハイライト,検索,辞書の参照,引用などの機能は使用できません.

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  • はじめの四年間 ローラ物語4
    4.1
    結婚したローラとマンリーが厳しい開拓地で新しい家庭を築く4年間。長女ローズの誕生後、小麦が大被害を受けたり、生まれたばかりの男の子を亡くしたりするが、2人は希望を失わない。

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  • 働きすぎの時代
    4.0
    いたるところから働きすぎの悲鳴が上がっている。労働時間が1日10時間を超えるほどに長ければ、疲労とストレスがたまり、最悪の場合は死に至ることになる。本書では、グローバリゼーション、情報技術、消費社会、規制緩和などに着目して今日の過重労働の原因に迫る。まっとうな働き方ができる社会を作っていくために、いま何が必要なのか。

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  • 「働くこと」を問い直す
    3.4
    戦後日本の中心には、常に「働くこと」があり、それがみなを豊かにすると信じられていた。しかし、そのしくみは、他ならぬ日本的「働かせ方」のグローバル化によって、破壊された。どこで道を誤ったのか。迷走する日本の労使関係の来歴をたどり、新たなしくみづくりに何が必要かを考える。

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  • 働くって何だ 30のアドバイス
    3.1
    長年にわたって「働くこと」について研究を続けてきた著者による仕事案内。働くことの意味、職業体験実習やインターンシップの実践法、会社での働き方について実例を交えながら具体的に解説する。将来の仕事について悩んでいる若者や社会に出ることに不安を感じている人のための働き方マニュアル。

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  • 裸で泳ぐ
    4.1
    あの日二五歳だった私はいま,三三歳になった――.事件,そして声をあげて,「それから」の日々を綴った待望のエッセイ集.突然,心の奥底で解除された感情.繊細な友情.家族との時間.生まれていったつながり……日本の#MeTooを切りひらいた著者が,「ただの自分」の声を見つけるまで.同時代を生きる,私たちの記録.

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  • はだしのゲンはピカドンを忘れない
    5.0
    ピカドン一閃――1945年8月6日,広島に落された原爆によって,父姉弟を失ない,さらに妹と母も死んでいった.残された一少年は,忘れ得ないあの惨劇をやがてマンガに描き出し,戦争責任を問い続けてやまない.

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  • 八月革命と国民主権主義 他五篇
    5.0
    1945年8月のポツダム宣言受諾は,天皇主権から国民主権への革命であった――日本の憲法学を牽引した宮沢俊義(1899-1976)は「八月革命」説を唱えて,新憲法制定の正当性を主張した.その記念碑的論文をはじめ,主権の所在をめぐる尾高朝雄との論争時の論考,現在の通説の淵源となった論文「国民代表の概念」等を収録.

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  • 八十日間世界一周
    4.3
    1872年10月2日午後8時45分、ロンドンの謹厳な資産家にして知識人フィリアス・フォッグ氏は、多くの新聞が一斉にとりあげ狂気の沙汰と評した、80日間世界一周の旅に出た。彼はトランプ仲間と、1秒でも遅れると全財産を失うことになる賭をしたのだ。彼と忠実な従者パスパルトゥーを待ちうける波瀾万丈…。

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  • ハックルベリー・フィンの冒険 上
    4.7
    十九世紀,南北戦争以前のアメリカ南部.気ままに生きる少年ハックルベリー・フィンは,トム・ソーヤーとの冒険のあとで大金を手に入れたものの,未亡人に引き取られてかたくるしい生活を送っていた.そこへ金を目当てに飲んだくれの父親があらわれ,ハックは黒人奴隷のジムとともに,筏でミシシッピ川をくだる冒険の旅に出る.初の少年文庫化.

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  • ハックルベリー・フィンの冒険 上
    4.1
    洋々たるミシシッピーの流れに乗って筏の旅を続ける浮浪児ハックと逃亡奴隷ジム。流域の町や村で二人が出会う冒険の数々。辺境時代のアメリカで、何ものにも捉われずに生きようとする少年と、必死に自由の境涯を求める黒人の姿に作者のヒューマニズムが脈打つ。「現代アメリカ文学の源泉」と言われた傑作。初版挿絵を収録。

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  • 発達障害 思春期からのライフスキル
    4.3
    「今のうまくいかない状況」をどうすれば「何とかなる状況」に変えることができるのか,そのためにはどのような方法があるのか.発達障害の診断を受けたり,もしかしたら自分が発達障害を抱えているかもしれないと思ったら…….臨床経験の豊かな医師がトレーニング法やライフスキルをアドバイスします.

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  • 「ハッピーな部活」のつくり方
    4.0
    自分がしたい運動や文化活動を思う存分楽しめるのが,本来の部活のあり方.しかし実際には長時間練習,勝利至上主義,理不尽な指導が幅を利かせ,生徒も先生も追い込んでいる.そんな生徒たちの日常から問題点をあぶり出し,今の時代にフィットする,未来にも続くあり方を様々な改革例とともに提案する.「部活の参考書」となる一冊.

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  • ハッブル 宇宙を広げた男
    3.0
    宇宙の膨張を証明し,その謎に包まれていた姿を次々に解き明かした20世紀最大の天文学者,エドウィン・ハッブル.成績優秀,スポーツ万能,ハンサムなタフ・ガイ――しかしその屈折した性格は,あちこちで摩擦を引き起こし…….アインシュタインら同時代科学者たちと織りなす,栄光と挫折の生涯にせまった渾身の一代記![口絵1丁]

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  • 発情装置 新版
    3.3
    ヒトが欲情するのは,そうさせる「文化装置」があるから――.援助交際・婚活殺人・「こじらせ女子」など時代ごとの性風景や,春画・写真・オブジェなど古今東西のアートから,発情を強いる「エロスのシナリオ」を大胆に読みとく.性からタブー・虚飾を剥ぎとり,アラレもない姿を堂々と示す,迫力のセクシュアリティ論.

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  • ハトはなぜ首を振って歩くのか
    4.1
    気がつけばハトはいつでもどこでも、首を振って歩いている。あの動きは何なのか。なぜ、一歩に一回なのか。なぜ、ハトは振るのにカモは振らないのか……?冗談のようで奥が深い首振りの謎に徹底的に迫る、世界初の首振り本。おなじみの鳥たちのほか、同じ二足歩行の恐竜やヒトまで登場させながら、生きものたちの動きの妙を心ゆくまで味わう。

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  • 波動 力学・電磁気学・量子力学
    -
    物理学における波の定義,数学的な表現方法,波動方程式の考え方とその性質,フーリエの理論と便利な使い方などを,学生に寄り添う独特の語り口で基礎からていねいに解説.古典力学,電磁気学,量子力学に現れる特徴的な波動現象を波動方程式で理解し,多くの演習問題を解くことで,波動の物理と数学を体系的に学べる入門書.※この電子書籍は「固定レイアウト型」で作成されており,タブレットなど大きなディスプレイを備えた端末で読むことに適しています.また,文字だけを拡大すること,文字列のハイライト,検索,辞書の参照,引用などの機能は使用できません.

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  • 話してみよう 旅行の英語
    3.5
    地理と歴史好きの秀雄君,英語のリスニングには自信のある次郎君,英語を自由に使いこなしたい深雪さん──英語ファンの仲良し高校生3人組が,「教室で習った英語を実際に使ってみたい」とイギリスの旅へ.さまざまなシーンで智恵を寄せ合い,生きた英語を体験.3人と一緒に街を歩きながら,イギリスと英語の魅力に触れよう.

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  • 話すための英文法
    -
    可能、許可、推量、ていねいの意味に使われる助動詞は何? もちろんcan。では、mayはどんな意味で使われるの? そんなふうに、受動態や不定詞、分詞などを、使い方別に見てみよう。その知識があれば、感情表現したいときは受動態、「~すべきか」は疑問詞+不定詞、のように話したいことがすぐに文にできるようになる。

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  • 母の壁 子育てを追いつめる重荷の正体
    4.5
    保育園入所のために妊娠中から保活,父親は仕事に忙殺されワンオペ育児,時短を取れば職場では二軍扱い.ある自治体で認可保育園に入所申し込みをした全世帯への調査から見えてきたのは,絡み合いながら母を追い詰める「壁」の存在だった.自由記述に溢れる悲痛な肉声から,浮かび上がる「日本の母の生きづらさ」.

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  • 母の恋文 谷川徹三・多喜子の手紙
    3.0
    両親の遺品にあった若き日のラブレター.そこには息子として知る母ではなく,のびやかに想いを綴るひとりの女性がいた.大正十年,ピアノを学ぶ多喜子は,やがて高名な哲学者となる京大生の徹三と出会う.朝な夕なに手紙を交わし,気持ちを確かめあうふたり.そして,時を経ての愛の行方.珠玉の往復書簡集.寄稿・内田也哉子.

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  • ハムレット
    3.9
    弟に毒殺されたデンマーク王の亡霊が王子ハムレットに真相を告げ復讐を迫る。苦悩しながらも復讐を遂げ、自らも毒刃に倒れるハムレット-古くから伝わる復讐譚が、精妙な劇的構造のもとに近代的な心理悲劇に生れ変わった。世界中で愛読され繰返し上演されてきた、詩人の代表作。主人公の解釈は、時代の鏡でもある。新訳。

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  • 「はやぶさ2」は何を持ち帰ったのか リュウグウの石の声を聴く
    4.0
    小惑星リュウグウに着陸し,試料の入ったカプセルを地球にもたらした探査機「はやぶさ2」.リュウグウの石は,実に様々なことを語ってくれる.この小惑星と太陽系の歴史.海や生命の材料は地球の外にありえたのか.採取装置の開発を担当し,持ち帰られた試料の初期分析を統括した著者が,リュウグウ試料分析の成果を語る.

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  • 原民喜 死と愛と孤独の肖像
    4.2
    『夏の花』で知られる作家・詩人、原民喜(1905―51)。死の想念にとらわれた幼少年期。妻の愛情に包まれて暮らした青年期。被爆を経て孤独の中で作品を紡ぎ、年少の友人・遠藤周作が「何てきれいなんだ」と表した、その死――。生き難さを抱え、傷ついてもなお純粋さをつらぬいた稀有な生涯を、梯久美子が満を持して書き下ろす、傑作評伝。※(以下、新刊案内2018年7月6頁掲載の引用文)「私の文学が今後どのやうに変貌してゆくにしろ、私の自我像に題する言葉は、/死と愛と孤独/恐らくこの三つの言葉になるだらう。」(原民喜「死と愛と孤独」一九四九年)

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  • 原民喜全詩集
    4.0
    「ヒロシマのデルタに 若葉うづまけ/死と焔の記憶に よき祈よ こもれ」(「永遠のみどり」)――広島での原爆被災を描いた小説「夏の花」で知られる原民喜(1905-51)はまた、生涯を詩人として生きた。現実と幻をともに見つめ、喪った者たちのために刻まれた詩は、悲しみと希望の静かな結晶である。詳細な年譜を付す。(解説=若松英輔)

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  • 「腹八分目」の生物学 健康長寿の食とはなにか
    3.6
    「腹八分目」で育てたネズミは寿命がのびる――全てはそこから始まった.長寿の鍵となる栄養素はなにか.腹八分目で,老化そのものも防げるのか.そして不老長寿の薬は……!?発展著しいこのテーマを,気鋭の研究者が展望.「それでもお腹いっぱい食べたい」人々の切なる食欲にも向き合いつつ,健康長寿への飽くなき探究を描く.

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  • 磔のロシア スターリンと芸術家たち
    NEW
    3.8
    ゴーリキー,ショスタコーヴィチ,マンデリシターム,エイゼンシテインら,スターリンによる大粛清の時代をかい潜った六人の作家や芸術家たちは,「独裁」といかに闘い,生き残り,死んだのか.かれらの秘められた事情とは何か.1990年代以降に公開された文献をもとにその真相に迫る,著者入魂の大佛次郎賞受賞作.

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  • ハルコロ 1
    完結
    3.8
    今からおよそ600年前,和人が本格的に侵入する前の豊かな自然の中で,アイヌの人々はどんな暮らしを営んでいたのか.「いつも食べる物がある」という意味の名をもつアイヌの女性ハルコロの生涯を軸に,日々の手仕事や狩猟の様子,祭り,誕生と死にまつわる文化など,アイヌの世界を生き生きと描く物語.(解説=中川裕)※この電子書籍は「固定レイアウト型」で作成されており,タブレットなど大きなディスプレイを備えた端末で読むことに適しています.また,文字だけを拡大すること,文字列のハイライト,検索,辞書の参照,引用などの機能は使用できません.

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  • 反逆罪 近代国家成立の裏面史
    4.0
    首吊りや斬首,内臓抉りに四つ裂き……国家は反逆者を残忍極まりない仕方で殺し続けてきた.その恐怖と悲惨さに彩られた歴史は,支配権力が神聖不可侵性を獲得していく物語でもあった.聖性と裏切りをめぐる西洋近代の血塗られた経験を読み解き,現代を生きる私たちが直視すべき国家の本質を描き出す.

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  • 反啓蒙思想 他二篇
    4.0
    啓蒙の合理主義や科学信仰に対する批判を検討した思想史的作品を収める.ヴィーコ,ハーマン,ヘルダーなど反啓蒙の系譜をさぐる表題作の他,冷徹な反革命思想家を鮮やかに描いたド・メストル論,政治的振幅の大きい人物に迫ったソレル論.自らの論敵ともいえる思想家を深く読み解き,その魅力を引き出すことを得意としたバーリンの珠玉の論集.

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  • ハンドブック 原発事故と放射能
    5.0
    福島第一原発の原子炉は「格納容器の小ささが重大な欠陥になる」と技術者が警告していたマークⅠ型だった。同じタイプが日本の原発に多い。今回の事故の実態、構造の欠陥、制御の困難さを述べ、放射能と被ばく、エネルギーについての基礎知識を解説する。年間被ばく当量と危険度、エネルギー変換効率などの最新データ表も。

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  • ハンドブック 子どもの権利条約
    3.0
    「全世界の子どものための大憲章」ともいうべきこの条約が日本で発効してから2年。史上最も多くの国が批准し、画期的意義をもつこの国際条約を、日本の現状の中でどう読み、権利の確立に向けてどう生かしていくべきか。条約の内容と精神を条文ごとにやさしく解説、1冊でまるごとわかる便利なハンドブック。正文とその対訳付。

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  • 般若心経・金剛般若経
    4.1
    日本における仏教のほとんどは大乗仏教であり、「般若心経」はその根本思想である空の理法を説いたもの。また「金剛般若経」は古来より広く読誦されてきた大般若経典のなかの代表的な教典である。本書は玄奘の漢訳とその読み下し文およびサンスクリット原典からの現代語訳を対象させて収め、一般読者の便をはかった。

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  • 反貧困 「すべり台社会」からの脱出
    4.0
    うっかり足をすべらせたら、すぐさまどん底の生活にまで転げ落ちてしまう。今の日本は、「すべり台社会」になっているのではないか。そんな社会にはノーを言おう。合言葉は「反貧困」だ。その現場で活動する著者が、貧困を自己責任とする風潮を批判し、誰もが人間らしく生ることのできる社会へ向けて、希望と課題を語る。

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  • 培養肉とは何か?
    -
    2022年3月,培養ステーキ肉が日本で試食された! 食料不足などを背景に登場,期待の一方,不安もある培養肉は,種類がいろいろ,作製技術も異なる.ウシのステーキ様肉作製に成功した著者が,用いられた先端技術と将来の可能性を,社会の受け入れを検証する著者が課題を,最低限の基礎知識としてまとめた超入門書.

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  • バイリンガルの壁 子どものことばの発達をどう支えるか
    4.0
    バイリンガルの人が羨ましい? 子どもはバイリンガルにしたい? けれどもそこにはさまざまな「壁」が立ちふさがっている.内外の研究の最新成果をもとに,乳幼児期に子どもが母語や第二言語をうまく獲得するために必要不可欠な環境とは何かを問う.周囲の大人にできること,すべきこととは? 大人の外国語学習の驚くべき効能も!

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  • バウドリーノ 上
    3.7
    時は中世,十字軍の時代――.神聖ローマ皇帝フリードリヒの養子となった農民の子バウドリーノが語る数奇な生涯.驚異に満ちた東方世界で出会う一本足の俊足スキアポデス,一角獣を連れた美女,胸に顔があるブレミエス族,大耳を広げて滑空するパノッティ族など,史実と伝説とファンタジーを織りまぜて紡ぎだす破天荒な冒険ロマン.(全二冊)

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  • バウムクーヘン
    -
    ★朗読は、外部リンク先URLで再生されますので、ブラウザを備えた端末をご利用ください。 だれかをなにかをすきになると こころとからだがあったかくなる かなしいこともわすれてしまう だれともけんかをしたくなくなる すきなきもちがぼくはすき——ひらがなの詩全46篇。

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  • 幕末社会
    4.3
    1巻1,034円 (税込)
    徳川体制を支えていた「仁政と武威」の揺らぎ,広がる格差と蔓延する暴力,頻発する天災や疫病――先の見えない時代を,人びとはどのように生きたのか.幕末維新を天保期から始まる長い変動過程としてとらえ,みずから動きだす百姓,自己主張を始める若者,新たな生き方を模索する女性に光をあて,その社会像を総合的に描く.

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  • 幕末の合巻 江戸文学の終焉と転生
    -
    1巻12,100円 (税込)
    合巻は,近世の出版文化と命運をともにした最後の江戸文学であった.幕末期に人気を博した『児雷也豪傑譚』は,他のメディアへの「転生」を多彩に成し遂げることで,広く近現代の娯楽文化のなかに生き続けることができた.古典と近代を架橋する合巻の様相を多角的に描き出すことから,文学研究の新たな地平をひらく.※この電子書籍は「固定レイアウト型」で作成されており,タブレットなど大きなディスプレイを備えた端末で読むことに適しています.また,文字だけを拡大すること,文字列のハイライト,検索,辞書の参照,引用などの機能は使用できません.

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  • 芭蕉 おくのほそ道 付 曾良旅日記 奥細道菅菰抄
    4.2
    人生を「旅」と観じ,自己の生活をそのまま芸術と化した「風狂」の姿.紀行文の形をとりながら芭蕉はこの一書に自らの俳諧の到達点を示そうとした.美しく味わい深い文章,構成の巧み,磨き抜かれた芸術精神,それらが生み出した「幻術」の世界がここにはある.旅の実録『曾良旅日記』,秀れた古注釈書『奥細道菅菰抄』を併収.※この電子書籍は「固定レイアウト型」で作成されており,タブレットなど大きなディスプレイを備えた端末で読むことに適しています.また,文字だけを拡大すること,文字列のハイライト,検索,辞書の参照,引用などの機能は使用できません.

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  • 芭蕉のあそび
    3.0
    俳諧の本分は,たわむれ,滑稽にある.蕉風の確立のもとで,俳聖と称された芭蕉もまた,言葉の力によって,人びとに笑いをもたらすことに苦闘した俳諧師であった.青年期から晩年に至る様々な発句を読み解きながら,「しゃれ」「もじり」「なりきり」などの技法に込められた,芭蕉俳諧の〈あそび〉の精神とその魅力に迫る.

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  • バッカイ バッコスに憑かれた女たち
    5.0
    「それ行け バッカイ 行け バッカイ」。木ヅタの冠、皮の衣、からだに蛇を巻きつけて、女たちは家を飛び出し山野を疾走する。「小賢しいことは知恵ではない」――陶酔と理性、自然と人智のはざまで、優しく恐ろしい神ディオニューソスと人間の直接対決がはじまる。ギリシャ三大悲劇詩人エウリーピデースの最後の悲劇。

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  • バナナと日本人 フィリピン農園と食卓のあいだ
    4.0
    スーパーや八百屋の店頭に並ぶバナナの九割を生産するミンダナオ島。その大農園で何が起きているか。かつて王座にあった台湾、南米産に代わる比国産登場の裏で何が進行したのか。安くて甘いバナナも、ひと皮むけば、そこには多国籍企業の暗躍、農園労働者の貧苦、さらに明治以来の日本と東南アジアの歪んだ関係が鮮やかに浮かび上がる。

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  • バブル経済事件の深層
    4.0
    バブル崩壊がきっかけとなって発生した数々の経済事件。それらはやがて、日本の金融・行政システムをも揺るがし、長年にわたって日本経済を苦しめることになった。「平成」が終わろうとする今、そこから何を未来への教訓とすべきか。新証言や新資料を発掘し、新たな視点から重要な事件を再検証。背後にある深い闇の奥へとわけ入る。

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  • バルセロナで豆腐屋になった 定年後の「一身二生」奮闘記
    4.2
    元朝日新聞の記者が定年後,バルセロナで豆腐店を開業した.修業の日々,異国での苦労,新しい出会いと交流,ヨーロッパから見た日本の姿──ジャーナリストならではの洞察力で,「蛮勇」のカミさんと二人三脚の日々を綴った小気味よいエッセイ.一身にして二生を経る──人生後半の新たな挑戦をめざす全てのひとに贈ります.

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  • 晩年
    3.8
    1巻1,276円 (税込)
    「私はこの本一冊を創るためにのみ生まれた」――〈太宰治〉という作家の誕生を告げる小説集であると同時に,その最高傑作とも言われる『晩年』.まるで散文詩のような冒頭の「葉」,〈自意識過剰の饒舌体〉の嚆矢たる「道化の華」他,日本近代文学の一つの到達点を,丁寧な注と共に深く読み,味わう.(注・解説=安藤宏)

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  • バンビ 森の、ある一生の物語
    3.9
    森に生まれた子鹿のバンビが,仲間たちと交わりながら,いきいきと成長していくさまを描く.初めて草原に出たときの喜び,人間に遭遇したときの恐怖,思春期の目覚め,森の古老へのおそれ…….森の動物たちの世界を,詩的な筆づかいで愛情を込めてとらえた,動物文学永遠の名作.新訳.

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  • 万民の法
    4.0
    二十世紀最大の法哲学者・政治哲学者ジョン・ロールズの最晩年の主著.『正義論』で打ち出した「公正としての正義」の構想を世界規模に広げ,平和と正義に満ちた「万国民衆の社会」はいかにして実現可能かを追究.正義の戦争は正当化できるか,恵まれた社会はどこまで他国を援助できるのか.「公共的理性の観念・再考」を併載.

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  • パイドロス
    4.0
    真実そのものの把握なしには真実らしく語ることさえ本来的に不可能であることを立証し、「哲学」の立場から鋭く当時の弁論術を批判したのがこの対話編である。本書はプラトンの代表作の一つであって、特に『ソクラテスの弁明』をはじめとする前期著作群を『テアイテトス』以降の著作に結びつけてゆく重要な役割を担っている。

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  • パイドン 魂の不死について
    4.5
    毒杯をあおぎ刑死するその日,ソクラテスは集まった弟子たちとともに「魂の不死」をめぐる探究に挑戦する.魂はいかにして肉体の死を超えうるのか.魂のあり方は人間の生き方にいかなる意味をもつのか.イデア論の豊かな可能性を切り開きつつ,主著『国家』へと続くプラトン哲学の代表的対話篇.文字を大きくし新解説を加えた改版.

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  • パウロ 十字架の使徒
    4.0
    キリスト教の礎を築き、世界宗教への端緒をひらいたパウロ(紀元前後─六〇年頃)。この人物なくして、今日のキリスト教はないと言っても過言ではない。アウグスティヌス、ルターに多大な影響を与えたといわれる、パウロの「十字架の逆説」とは何か。波乱と苦難の生涯をたどり、「最初の神学者」の思想の核心をさぐる。

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  • パサージュ論 一
    4.0
    パリにナチスが迫る間際まで書き綴られた膨大なメモ群はバタイユらに託され,かろうじて生き残った.一九世紀パリに現れたパサージュをはじめとする物質文化に目を凝らし,人間の欲望や夢,ユートピアへの可能性を考察したベンヤミンの畢生の労作.(全五冊)

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  • パスカル 小品と手紙
    -
    「真空論序言」「サシ氏との対話」「幾何学的精神について」「病の善用を神に求める祈り」など,『パンセ』と不可分な作として読まれてきたパスカルの遺稿群.幾何学は「最も素晴らしい職業」であるが,結局は「職業」にすぎないと喝破し,〈人間の研究〉と〈神の探求〉に専心した万能の天才の人と思想と信仰を示す21篇.

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  • パスタでたどるイタリア史
    3.8
    長い歴史と豊かな地域色をもつイタリアで、人々の心を結ぶ国民食パスタ。古代ローマのパスタの原型、アラブ人が伝えた乾燥パスタ、大航海時代がもたらしたトマト。パスタの母体となった中世農民のごった煮スープに、イタリア統一を陰で支えた料理書、そしてパスタをつくるマンマたち……。国民食の成立過程からイタリアをみつめます。(カラー16頁)

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  • パズル学入門 パズルで愛を伝えよう
    4.0
    「ビラがパズルの人」として注目を集める著者による画期的なパズル解説書。パズルとは何か、世界で最も古いパズルは何か、パズルにはどんな種類があるのか、時代の最先端をいく最新パズルとは? などなど、パズルの魅力に迫ります。著者作成のオリジナルパズル満載。パズルの作り方も特別に伝授します。

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  • パソコンお助け塾
    5.0
    気鋭のデジタル研究者によるとっておきのパソコン案内。外出先でメールをやり取りする方法や遅いパソコンを速くするためのメンテナンス法など、困った時やいざという時に役立つパソコンの裏技・隠し技を解説する。ビジネスマンの必須ソフト、パワーポイントを効果的に使いこなすためのアイディアも多数紹介。

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  • パブリック・スクール イギリス的紳士・淑女のつくられかた
    4.0
    歴代首相を輩出し、王子や王女も在籍したイートンやハロウなどの名門寄宿学校。階級が根強く残るイギリス社会のなかで、一握りの上流階級の子女のための教育機関でありながら、文化や伝統の重要な一部として広く共有されてきたのはなぜか。ラテン語・スポーツ・同性愛など、独特な文化とイメージの変遷をたどる。

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  • パリの音楽サロン ベルエポックから狂乱の時代まで
    3.3
    今日のコンクールのように,19世紀後半,芸術家たちはサロンから世へ出て行った.そしてサロンは,音楽と文学,絵画などジャンルを超えた若い芸術家たちが才能を響かせ合い新しい芸術を創造する舞台でもあった.ショパン,フォーレ,ドビュッシー,サティ,コクトー…….パリを舞台に若い芸術家たちの交流を描く.

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  • パリの「敵性」日本人たち 脱出か抑留か 1940-1946
    -
    1巻2,420円 (税込)
    1944年8月パリ.ナチから解放されると一転,「敵性」外国人となった日本人たちがいた.逃げ延びた人もいれば,収容所送りになった人もいた.愛するフランスに行き場をなくした彼らは何を想い,どう生きたのか.連行される初老男性の写真をきっかけに,公文書を手掛かりとして記された稀有な歴史ドキュメンタリー.

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  • パリ・ロンドン放浪記
    4.5
    インド帝国の警察官としてビルマに勤務したあとオーウェル(1903―50)は1927年から3年にわたって自らに窮乏生活を課す。その体験をもとにパリ貧民街のさまざまな人間模様やロンドンの浮浪者の世界を描いたのがこのデビュー作である。人間らしさとは何かと生涯問いつづけた作家の出発にふさわしいルポルタージュ文学の傑作。

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  • パレスチナ
    4.4
    まさに泥沼ともいうべき流血の対立の渦中にあるパレスチナとイスラエル。だが、ここに至る関係の歴史を正確に知る人は、意外に少ないのではないか。60年代後半からこの問題を追い続けてきた著者が、旧版以降の流れを新たに加筆、現地取材にもとづく最新の状況にもふれ、1冊で今日までの歴史と背景を辿れる新版として刊行。

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  • パレスチナ 戦火の中の子どもたち
    -
    世界の注視を集めた二〇一四年夏のイスラエル軍のガザ侵攻時、何が起こっていたのか。この六年にみたび戦火を経験した子どもたちは、日々をどう生きているのか。事態は悪化し、「安全なところはどこにもない」(著者)――。悲劇が繰り返される土地・パレスチナに二〇年以上通うジャーナリストが伝える現地の声。写真多数。

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  • パロマー
    4.0
    中年男性,職業不詳,妻と娘1人,パリとローマにアパートを所有.それがパロマー氏だ.彼は世界にじっと目を凝らす.観察に徹しようとする彼は,しかし….視覚的・文化的・思索的経験という3種の主題領域がそれぞれ記述的・物語風・瞑想的に書きあらわされ,三層に三重に積み重なって27の短篇が響き合う,不連続な連作小説.

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  • パワハラに負けない! 労働安全衛生法指南
    3.3
    職場でのいじめや嫌がらせから、自分を守るにはどうしたらいいの? 数々の労働事件や若者の相談に答えてきた著者が、具体的なケースをもとに、労働安全衛生法の重要性をていねいに解説。誰もがイキイキと働ける社会にするためのヒントも満載。前作『労働法はぼくらの味方!』との併読もおススメ。

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  • パンセ (上)
    4.0
    「人間は一本の葦にすぎない。自然のうちで最もか弱いもの、しかしそれは考える葦だ」綺羅星のようなフレーズがちりばめられたパスカル(1623―1662)の『パンセ』。早世した天才が書き残した草稿から成る遺稿集、モラリスト文学、キリスト教護教論……。謎に満ちた〈テクスト〉のありうべき姿を提示することを期した日本語版。(全3冊)

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  • パンダ ネコをかぶった珍獣
    3.5
    かぶりもの?いいえ、生きものです!シロとクロの理由、妙に丸い顔、タケで生きている不思議……あなどるなかれ、パンダの謎は奥深い。飼育係に「なってしまって」早10年。雨の日も雪の日もパンダを見続けてきた著者が、最新の研究知見や繁殖の舞台裏、マスコミとの葛藤を交えつつ、生きものとしてのパンダの全貌をストレートに語る。(カラー版)

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  • パンデミックとたたかう
    3.8
    燎原の火のごとく広がる新型インフルエンザ。その世界的大流行は我々に何を問いかけているのか。小説家の想像力と専門家の洞察力とが切り結ぶ対話篇。過度に恐れず適切に恐れ、想像力をはたらかせ、この危機を乗り切る。根源を見すえた議論が、パンデミックに立ち向かう勇気と、冷静に対処する視座を与えてくれる。

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  • パヴェーゼ文学集成 6 詩文集 詩と神話
    -
    パヴェーゼ文学の源泉,詩人としての労働の初穂である自選詩集『働き疲れて』.レジスタンス運動から遠く,存在の奇怪な深奥に立てこもって紡ぎだした神話論『異神との対話』.20世紀最高の文学的達成が,今はじめて,日本の読者の前に全貌を現わす.21世紀の文学はすでにここから始まっていたことを,私たちは確認するだろう.

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  • パヴェーゼ文学集成 4 長篇集 青春の絆
    -
    ファッショ政権下に発表された『浜辺』は,象徴的な心理構成によって自然主義を乗り越えようとした実験作.解放後に出会ったビアンカ・ガルーフィとの共作,南イタリアの原始的風土を舞台にした『炎』は,二人の愛とともに未完に終わったが,直後に書き始められた『青春の絆』こそ,戦後ネオレアリズモ文学の傑作となった.

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  • パヴェーゼ文学集成 3 長篇集 月と篝火
    -
    故郷の丘の麓で,山羊の一族さながらに生きるタリーノ一家の悲劇を描いた『故郷』,海の向こうで財を成して故郷に戻った孤児が,生き残った旧友とたどるレジスタンスの血塗られた記憶の物語『月と篝火』──本巻には,パヴェーゼの評価を決定付けた処女出版と,自殺前の最後の小説とを収める.

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  • パヴェーゼ文学集成 2 長篇集 美しい夏
    -
    1949年,すでに自死の予感の中にあったパヴェーゼが自ら編んだ,最後の作品集の完訳.イタリア解放以来の創造の嵐の中で書きあげた『丘の上の悪魔』『孤独な女たちと』に,ファシズム下で完成させ未発表のまま留め置いてあった『美しい夏』を加えて刊行された.変質する戦後イタリア社会の中にパヴェーゼはなにを見ていたのか?

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  • パースの宇宙論
    -
    パースの知られざる宇宙生成の哲学.機械論的世界観を超え,現代の宇宙論に接近するその宇宙の描像を,論理学的・数学的探究と詩的・宗教的想像力の両面から立体的に再構成する.進化論的で多宇宙論的なヴィジョンに結晶した最も美しい算術のシステムへの憧れ──「早すぎた」知性の夢を追う.

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  • 非アメリカを生きる 〈複数文化〉の国で
    3.0
    80年代にアメリカへ移住し市民権をとった著者は、「何故アメリカ人になったのだ?」と問われ、はたと考える。自分はどのアメリカに連なるのか? 最後のインディアン「イシ」やマイルス・デイヴィス、ビートニクほか、〈複数文化〉の国アメリカで「非アメリカ人」として生きた人びとのポートレートを通じて、国と文化のあり方を問い返す1冊。

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  • 比較経済発展論 歴史的アプローチ
    4.0
    1巻5,720円 (税込)
    本書は,生活水準の比較経済発展論を,市場の成長を中心にすえた経済史の伝統に接続することを目的とする.すなわち,比較の主軸を日本におき,主として西欧の,しかし潜在的には中国の歴史的経験との比較をも念頭に,近世から近代工業化まで見通した,ユーラシア両端地域の比較経済発展論を構築する試みである.※この電子書籍は「固定レイアウト型」で作成されており,タブレットなど大きなディスプレイを備えた端末で読むことに適しています.また,文字だけを拡大すること,文字列のハイライト,検索,辞書の参照,引用などの機能は使用できません.

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  • 皮革とブランド 変化するファッション倫理
    3.3
    流行の最先端をゆく高級バッグから一点モノの財布まで,革製品はファッションを彩る必需品だ.しかし,皮革文化には常に,自然破壊,動物愛護,大量廃棄といった倫理的な問題がつきまとっていた.その来歴と現在から,人々の欲望を満たすためにあらゆるものをブランディングしていく消費文化の本質を描き出す.

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  • 光が照らす未来 照明デザインの仕事
    4.0
    東京タワーや善光寺、明石海峡大橋のライトアップなどで知られる著者による若い世代に向けたメッセージ。将来の進路に悩んだ高校時代、ヨーロッパ留学の体験、照明デザインとの出会い、大阪万博、日本各地でのライトアップ・キャラバンのエピソードなど、困難を乗り越えながら新しい世界を切り拓いてきた道のりを語る。

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  • 光に向かって這っていけ 核なき世界を追い求めて
    5.0
    2017年ICAN(核兵器廃絶国際キャンペーン)のノーベル平和賞授賞式で被爆者としてスピーチを行ったサーロー節子さん.その人生は早くから反核の意志に貫かれていた.戦中広島での暮らし,被爆経験,渡米して直面した「原爆が戦争を早く終わらせた」とのバッシング,国際的な反核運動との連携,若い世代へのメッセージなど,不屈の生涯の全貌を伝える.

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  • 光の美術 モザイク
    4.0
    古代末期から中世にかけて,ヨーロッパでは,石やガラスのかけらを使ったモザイクが床や壁に作られた.ローマ帝国の版図を実感させる絵から,聖堂を訪れ救済を求める人々を見守ったイエス像まで,「永遠の絵」は今も私たちの心を捉えて離すことはない.本書では,多数のカラー図版とともに,宗教と歴史が交差する美の宇宙に迫る.

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  • 被害者家族と加害者家族 死刑をめぐる対話
    4.3
    弟を殺害した死刑囚と面会し対話を続けた原田氏.オウム真理教・教祖の娘として大学への入学拒否など社会から排除されてきた松本氏.立場が異なりながらも,事件に巻き込まれ差別や孤立を強いられてきた二人の対話から見える,この国の形とは.被害者を置き去りにしながら加害者への憎悪を煽り,死刑を存置する社会を問う.

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  • 東の国から 新しい日本における幻想と研究
    3.5
    日清戦争前夜,古代伝説の地出雲から,軍都の色彩を強めていた熊本に移住したハーン.旅の宿屋で夢のあわいに浦島伝説へと入りこんだような「夏の日の夢」,一つの心中事件を描いて日本人の〈信仰〉に迫る「赤い婚礼」他,〈詩人の直観と哲人の思索〉に基づく繊細な筆をもって書き綴った,近代日本の肖像.(解説=西成彦)

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  • 彼岸過迄
    3.6
    いくつかの短篇を連ねることで一篇の長篇を構成するという漱石年来の方法を具体化した作。その中心をなすのは須永と千代子の物語だが、ライヴァルの高木に対する須永の嫉妬を漱石は比類ない深さにまで掘り下げることに成功している。この激しい情念こそは漱石文学にとっての新しい課題であった。 (解説・注 石崎 等)

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  • 引き揚げを語る 子どもたちの戦争体験
    4.5
    「それからのことはどうしても思い出せないんです」「人の死がありふれていました」――.第二次大戦が終わり,満州,朝鮮半島,台湾など外地で生活していた人たちの多くが命からがら日本に帰ってきた.その苦難の証言が大きな反響をよび投稿が相次いだ連載企画に,識者インタビュー,記念資料館案内,ブックガイドを増補.

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  • 「ひきこもり」の30年を振り返る
    4.5
    当初,「病理的な登校拒否の長期化」や「非社会的な若者」として取り上げられた「ひきこもり」の概念は,社会的認識,当事者像,医療的アプローチ,いずれも大きく変遷を遂げ,現在も変わり続けている.当事者・臨床家・研究者の3人がこの30年間を振り返り,いかなる支援と対応が望ましいのか,「ひきこもり」が何を世に投じているのかを論じる.

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  • 肥後の石工
    4.1
    熊本の緑川に美しいアーチ型の霊台橋が築かれたのは,さむらいの時代が終わりをつげようとしていたころ.その石橋づくりには,つらい過去とたたかいながらも命をかけてその技術を弟子たちに伝えた名職人・岩永三五郎の物語がかくされていた….国際アンデルセン賞国内賞,日本児童文学者協会賞,NHK児童文学奨励賞受賞作.

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  • 被災者発の復興論 3・11以後の当事者排除を超えて
    -
    1巻2,860円 (税込)
    被災者らの声を排し,行政主導の公共事業によって変質した地域――.はたして,これが「復興」と呼べるのだろうか.被災者当事者である執筆者らは,コミュニティの維持や故郷の再生に向け,3・11以降,活動と研究を重ねた.被災者不在の復興の実態や要因を問い直し,いま自分たちの言葉で,あるべき地域の未来を構想する.

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  • 被災弱者
    4.0
    東日本大震災の集中復興期終了を目前に、復興から取り残されている人びとがいる。「いつまで被災者なのか」と弱者を切り捨てるなら、社会はその負債を将来にわたって抱え込む――そして誰にとっても人ごとではない。くらしと生業の再生に必要なものは、巨大プロジェクトではない。災害多発国日本のあやうさを現場から問う。

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  • 久生十蘭短篇選
    4.4
    〈小説の魔術師〉として文学通の間で熱狂的なファンの少なくない、鬼才、久生十蘭(ひさおじゅうらん)(1902-1957)の精粋を、おもに戦後の短篇群から精選。世界短篇小説コンクールで第一席を獲得した「母子像」、幻想性の高い「黄泉から」、戦争の記憶が鮮明な「蝶の絵」「復活祭」など、巧緻な構成と密度の高さが鮮烈な印象を残す全15篇。

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  • 被差別部落認識の歴史 異化と同化の間
    3.0
    差別をする側,差別を受ける側の双方は部落差別問題をどのように認識してきたのか――明治維新後一八七一年の「解放令」発布から現代にいたるまで,人々の意識の中で部落差別が作りだされてゆく歴史を描き出し,その後の被差別部落研究に大きな影響を与えた名著,待望の文庫化.原著刊行後の動向を分析した補章を加える.

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