佐竹昭広の作品一覧
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Posted by ブクログ
『万葉集』の七夕の歌から『新古今和歌集』の七夕の歌を読むとギャップが面白い。
我が待ちし秋は来たりぬ妹と我れと何事あれそ紐解かずあらむ
(私の待っていた秋はきた。妻と私とは、何があればとて着物の紐を解かないことがあろうか)
しばしばも相見ぬ君を天の川舟出はやせよ夜のふけぬ間に
(たびたびは逢えないあなたなのに。天の川に早く舟出をなさい。夜が更けないうちに)
天の川棚橋渡せ織女のい渡らさむに棚橋渡せ
(天の川に棚橋渡せ!織姫が渡るための棚橋だ!)
『新古今』入選歌
ながむれば衣手涼し久方の天の河原の秋の夕暮れ 式子内親王
星合の夕べ涼しき天の川もみぢの橋を渡る秋風 権中納言公経
七夕の天
Posted by ブクログ
高橋虫麻呂 (生没年未詳) は奈良初期から中期の歌人で、伝説を詠じた点に特色がある。下級官吏として常陸国 (茨城県、福島県に一部) に赴任、「常陸国風土記」の撰にもあずかったと伝えられている。
『万葉集』(759年以後) は、虫麻呂の歌として、筑波山にかつて次のような群婚の習俗があったことを伝えている。
鷲の住む 筑波の山の 裳羽服津(もはきつ)の その津の上に 率(あとも)ひて 未通女(をとめ)壮士(をとこ)の 往(ゆ)き集ひ かがふ嬥歌(かがひ)に 他妻(ひとづま)に 吾も交(まじ)らむ 我が妻に 他(ひと)も言問(ことど)へ この山を領(うしは)く神の昔より 禁(いさ)めぬ行事(わ