宮本武蔵 「兵法の道」を生きる

宮本武蔵 「兵法の道」を生きる

小説・文芸
924円 (税込)

4pt

4.0

吉川英治その人も言うように、武蔵については信用できる史料がきわめて少ない。「巌流島」「佐々木小次郎」「吉岡一門との勝負」──ひとり歩きする虚構を排したところに見えてくる実像とは?「天下一」をきわめながら、「なをもふかき道理を得ん」と「兵法の道」を求めつづけた一人の真摯な武芸者の姿を、『五輪書』を核によみとく。

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宮本武蔵 「兵法の道」を生きる のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    実践に基づいた、理が示されており、形にとらわれることの誤りなど、汎ゆる道に通ずる道理が提示される。一道をゆくことで諸芸に通ずが、理解できるような説明が敷衍され、普遍的な理、万理一空が感じられる。

    本書は、一次資料を中心に、各種資料を比較検証することで、実像を浮かび上がらせており、科学的研究アプローチが取られていることが特色。
    更に、時代の変遷、当時の社会情勢として戦がなくなりつつあった時代で、外交上の芸としての指南役が求められていたこと等、武士の位置づけなど、武蔵を取り巻く環境との関係の中で武蔵の立ち位置や思想の成立の背景にまで触れているのは、秀逸だった。

    さて、改めて学び、如何に自分の日々に活かすか。そして、我は如何なる道を進むのか。

    0
    2026年02月28日

    Posted by ブクログ

    宮本武蔵のことを余りにも知らなさすぎたので、
    ダイジェスト的に知れるかと思い一読。

    前半は宮本武蔵の人生を小説などで脚色されていない、
    真の宮本武蔵の人生を探るパート。
    あまりこういう本は読まないので、
    色々な文献から武蔵の生き様や考えを推察していく展開は、読むのに多少忍耐はいるものの割と面白く読めた。

    後半は宮本武蔵の五輪の書、他の著作をもとに。
    彼の哲学を探るパート。
    こちらに期待して読んでいたのだが、
    正直何となくは分かったものの、
    現代の我々に参考になるかというと?だった。
    そういう目的で解説した本ではないので、
    作者からすると期待違い何だろうけど。

    最後の方は力尽きて流し読み。。。。

    0
    2023年02月25日

    Posted by ブクログ

    いろいろと不明な点やイメージだけで語られることが多い武蔵の生涯と五輪書について、様々な角度からの考察を経てとても丁寧に記述されている。

    0
    2012年01月18日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    [ 内容 ]
    誰もが知る存在でありながら、じつは信用できる史料がきわめて少ない武蔵。
    小説や伝説に隠されてきた実像はいかなるものだったか。
    すべての勝負に勝ってなお生涯追求し続けた、「兵法の道」とは何か?
    新史料も用いながら生涯を追うとともに、きわめて合理的かつ具体的に書かれたその思想を、『五輪書』を核に精細に読みとく。

    [ 目次 ]
    序章 「巌流島の決闘」の虚実
    1 「宮本武蔵」の誕生―「天下一」の武芸者へ(武蔵の生い立ち 少年期の武蔵 関ヶ原の戦いと廻国武者修行―実践の中で生まれた感覚 『兵道鏡』を記す―円明流の樹立)
    2 「ふかき道理」を求めて―幕藩体制確立期の社会で(大坂夏の陣とその後 姫路藩・明石藩の客分として―「遊寓の名士」 「兵法の道にあふ」―島原の乱の頃)
    3 「兵法の直道」を伝えん―後世に遺したもの(二刀一流の展開―熊本細川藩にて 晩年の境地―水墨画と『五方之太刀道』 『五輪書』の成立―「天道と観世音を鏡として」 『独行道』と武蔵の終焉)
    4 『五輪書』の思想(地の巻―剣術一通りにしては、まことの道を得がたし 水の巻―身も足も心のままにほどけたる 火の巻―兵法の智徳を以て、万人に勝つ所を極める 風の巻―他の事をよく知らずして、自らのわきまへ成りがたし 空の巻―おのれと実の道に入る)
    終章 「道」の思想の中で―「常に兵法の道をはなれず」(「道」の思想 剣術の「道」の展開 武蔵の「兵法の道」)

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    [ 参考となる書評 ]

    0
    2011年04月26日

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