芭蕉 最後の一句 ──生命の流れに還る

芭蕉 最後の一句 ──生命の流れに還る

1,595円 (税込)

7pt

4.0

旅に病んで夢は枯野をかけめぐる──松尾芭蕉、最後の句として知られる死の四日前深夜の「病中吟」である。日々旅にして旅を栖とした俳聖の、最期のイメージに相応しい。けれども実はその翌朝、弟子二人を枕頭に呼び「清滝や波に散り込む青松葉」を遺している。「改作」というのだが、これこそが辞世の句である。「不易流行」「軽み」そして最後の一句へと、境涯深まる芭蕉最晩年の五年半に焦点を当て、その実像に迫る。

...続きを読む

芭蕉 最後の一句 ──生命の流れに還る のユーザーレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2011年11月04日

    松尾芭蕉の最後の句は、
    「旅に病んで夢は枯野をかけ廻る」
    ではなくて、
    「清滝や波に散り込む青松葉」
    であるという。6月に詠んだ「清滝や波に塵なき夏の月」の改作が最後だなんてイメージが壊されたが、俳句は「読み込み」が前提の芸術なのだから、論旨に付き合おうではないか。この句は嵯峨の奥の清滝川を詠んだも...続きを読む

    0

芭蕉 最後の一句 ──生命の流れに還る の詳細情報

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

この本をチェックした人は、こんな本もチェックしています

筑摩選書 の最新刊

無料で読める 小説

小説 ランキング

魚住孝至 のこれもおすすめ

同じジャンルの本を探す