作品一覧

  • ムハンマドのことば ハディース
    -
    1巻1,782円 (税込)
    イスラームの開祖ムハンマドは,生死をともにした高弟である「教友」たちに何を伝え,語ったのか.聖典「クルアーン」に継ぐ典拠として読まれている,膨大な「ハディース」=ムハンマドのことばを精選.預言者の人となりや日常生活からイスラームの教えの根幹まで,信仰の源流のあり方を,預言者の肉声から知る.

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  • 現代人のためのイスラーム入門 クルアーンからその真髄を解き明かす一二章
    5.0
    1巻2,970円 (税込)
    今日のムスリム〔イスラーム教徒〕は、いつもイスラームが「何でないか」を説明しなければならなくなっている〔たとえば「テロとは関係ない」というように〕。それは、ごく一部のムスリムがイスラームを曲解して、誤った姿を広めているからである。彼らがそのような行動をしているため、ほとんどの非ムスリムは、イスラームが聖典クルアーンの中でどう教えられているのか、実際にこれまでどうであったのかということと、今日流布されている曲解との間の本当の違いが何であるか、よく理解していない。本書でこれから述べるのは、イスラームが実際に「何であるか」――そして、歴史の中でどうであったのか――であり、イスラームが「何でないか」をも含めて、前向きに描こうと思う。 ――本書より
  • 興亡の世界史 イスラーム帝国のジハード
    4.4
    1巻1,485円 (税込)
    7世紀、アラビア半島の一角にムハンマドによって確立されたイスラームの共同体。それは人間の平等と弱者救済を訴え、迫害を受けながらアラビア半島全域に広がり、さらにビザンツ帝国、ササン朝ペルシアを滅ぼしてイベリア半島から中央アジアに至る大帝国を築き上げる。多くの異なる民族、多言語、多宗教の壁を乗り越えて大帝国を実現させたイスラームのジハードと融和の原理とは何か明らかにする。

ユーザーレビュー

  • 現代人のためのイスラーム入門 クルアーンからその真髄を解き明かす一二章

    Posted by ブクログ

    イスラームの考え方の基礎がわかりつつ、現在のイスラームを取り巻く世界の情勢についても知ることができて非常にためになりました。難しい内容ではありますが、かなり分かりやすく読みやすかったです。

    0
    2025年07月13日
  • 興亡の世界史 イスラーム帝国のジハード

    Posted by ブクログ

    講談社の「興亡の世界史」シリーズはやはりハズレがない。
    正直、日本人にとって、中東とかイスラームとか、いまいち理解しにくい面がある。
    しかしながら、小杉泰先生の魅力的な文章が、中東の世界にさりげなく誘う。アラビアンナイトや月の砂漠を行くラクダを脳裏に浮かべ、想像の翼をはためかせてくれる。

    7世紀、アッラーの啓示で人間の平等と弱者救済を説いたムハマンド。迫害の中で創られたイスラーム共同体は後継者たちの大征服でアラビア半島の外に拡大。わずか1世紀でイベリア半島から中央アジアまで広大な帝国を築き、10世紀にはアッバース朝の黄金期へ。

    ビザンツ帝国とササン朝ペルシアの狭間に位置するアラビア半島は、

    0
    2025年06月23日
  • 興亡の世界史 イスラーム帝国のジハード

    Posted by ブクログ

    最初の前置きにもあった、イスラームを理解するには、彼らにとってイスラーム教が事実としてあることを理解しなければならない、というのが、この本の本質に思える。近代国家的な視点で考えるかぎり、イスラーム帝国の共同体を理解することは難しく、ジハードという行為すら、イスラームを信仰の一環であって、それは必ずしも暴力を指し示さないことを、今日よく理解すべきだったことを、連日の悲しいニュースを見ながら思う。

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    2024年11月12日
  • 興亡の世界史 イスラーム帝国のジハード

    Posted by ブクログ

    イスラム教もジハードという言葉も武力や戦いという側面だけが強調されていて自分もなんとなくそういうイメージを持ってしまっていたが、内面のジハード、社会的ジハード、そひて剣のジハードという区分を理解することによって、そして過去の歴史を理解することによってスンナ派シーア派という違いや、現代の過激派や武装勢力が伸長してきた背景についてもよく理解することができた。

    0
    2023年07月09日
  • 現代人のためのイスラーム入門 クルアーンからその真髄を解き明かす一二章

    Posted by ブクログ

    イスラームという宗教について、これほど平易且つ詳細に解説した本がかつてあっただろうか。
    我々日本人はとかくイスラームを「超・厳格」で「超・排他的」な宗教と見做しがちだが、それは本来的なイスラームとはかけ離れていると著者は述べる。「超・厳格」で「超・排他的」なのは一部の過激派だけで、彼らはクルアーンやハディースの解釈・法学や神学の解釈を恣意的に行っている(むしろ全然専門的に学んでいない)という著者の分析・指摘は鋭く、的確だ。過激派やテロリズムが如何にばかげているか(しかしながら侮ってはいけない)ということがよくわかった。

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    2022年07月26日

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