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Posted by ブクログ 2018年11月08日
なかなかすごかった。濡れ雑巾を投げつけられたかのように、冷たくビターンと胸に貼り付いた。何か太宰治の「桜桃」「トカトントン」みたいーと思ったら、この人も自殺してた。
レオーネ・ギンツブルグの立ち上げた出版社に入社。職を得るためにファシストに入党する。ギンツブルグが逮捕され、本人も逮捕島流し。
そうい...続きを読む
Posted by ブクログ 2018年10月29日
淡々とリアリティの日常を描いているけれども、時に人間の内側をえぐり出すような描写をする。サラサラ読んでいたのに急にパンチを喰らう時がある、そんな感じの作家ではないだろうか。初めて読んだ作家だし、そもそもイタリアの作家はカルヴィーノしか知らなかった(しかも読んだことはない)から、こういう感じかあと思い...続きを読む
Posted by ブクログ 2012年10月27日
パヴェーゼは超短篇もよいです。個人的に一番気に入ったのは「ならずもの」。特に最初の、部屋(牢屋)に差し込む光の描写が、部屋の闇を際立たせて、夜におこる物語全体の闇を美しくしていて、とても印象に残ります。謎の神父?とほかの囚人たちの対比もよい。ただ、文章がぎこちないのは結構気になります。原文はどういう...続きを読む
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