ユーザーレビュー 魔法のカクテル ミヒャエル・エンデ / 川西芙沙 数十年ぶりに読んだ。カクテルが出来上がるまでの過程と途中で出てくる幻像、悪夢屋敷の精霊や妖怪たちの革命の様子が、ミヒャエルエンデのファンタジーを読んでるんだなあと思うわくわく感でいっぱいになりました。 Posted by ブクログ 魔法のカクテル ミヒャエル・エンデ / 川西芙沙 よく翻訳できたなとびっくりするぐらい、いろんな不思議な言葉が出てきて、そのリズムと遊びに夢中になって読みました。子供のときにこの本に出会ってたら、もっと夢中になっただろうなと思います。 そして、単に猫好きなせいかもしれないけれど、マウリツィオが可愛くて可愛くて。ざひ、我が家の宮廷恋愛歌手になってほし...続きを読むい! Posted by ブクログ 魔法のカクテル ミヒャエル・エンデ / 川西芙沙 再読。 ミヒャエル・エンデによる長編ファンタジー。 登場人物はたった4、5人、時間は12月31日午後5時から午前0時の間だけ、舞台は魔術師の屋敷と、少し離れた大聖堂の塔との行き来のみ、という限定された枠組みながら、冒険や友情、スリルや笑いをユーモアたっぷりに描き出す。 四半世紀越しに読み返したけれ...続きを読むど、やはりエンデはいつ読んでも面白い。 Posted by ブクログ 魔法のカクテル ミヒャエル・エンデ / 川西芙沙 ミヒャエル・エンデの新作メルヘン(といっても1989に書かれたものだが)。大晦日の夜、悪い魔法使いと悪い魔女が、魔法のカクテルを用いて自然破壊の邪な望みを叶えようとするが、飼い猫(?)と飼いカラス(?)が阻止すべく頑張る物語。猫とカラスの衝突と友情、自己を省みてそこからの成長と、定番ポイントを抑えつ...続きを読むつ、しっかり読ませるのは流石エンデ。悪役の魔法使いと魔女もとんでもない悪党なのだが、どこか憎めない描写になっており、全編を通じてユーモアあふれる文体が心和ませる。色々なメッセージが散りばめられているがあえてそこは深読みせず素直に楽しむ作品だと思う。 Posted by ブクログ 魔法のカクテル ミヒャエル・エンデ / 川西芙沙 大晦日の夜に、魔術師の悪だくみを猫とカラスがくいとめるお話。 魔法のカクテルの効用が変わる期限が刻々と迫ってくるため、魔術師と猫たちの駆け引きに緊張感があって面白かった。アニメとか、舞台にしたら面白そう。 魔術師の願い事に、人間として、とても皮肉を感じてしまった。 Posted by ブクログ 川西芙沙のレビューをもっと見る