魔法のカクテル

魔法のカクテル

大晦日の夜,魔術師イルヴィツァーはあせっていた.真夜中までに自然を破壊しなければ,地獄の魔王との契約が果たせないのだ.そこへ魔女が現れて,どんな願いもかなう魔法のカクテルをつくることに.悪だくみを止めようと,猫のマウリツィオとカラスのヤーコプが大奮闘!たっぷりの遊び心と風刺がきいた長編ファンタジー.(巻末エッセイ=あさのあつこ)

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魔法のカクテル のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    購入済み

    現実を考えるファンタジー

    この作品を読んでいる途中,ファンタジーでありながら,何度も現実とリンクさせて考えてしまいました。強力な権力者や魔法使いであっても,何か(契約など)に縛られていることがあること。世界の破壊を仕事として遂行しなくてはいけなくなってしまっている人がいること。何にでも対抗する勢力はあるが,人(獣?)選という

    #感動する #ドキドキハラハラ #深い

    0
    2025年07月27日

    Posted by ブクログ

    数十年ぶりに読んだ。カクテルが出来上がるまでの過程と途中で出てくる幻像、悪夢屋敷の精霊や妖怪たちの革命の様子が、ミヒャエルエンデのファンタジーを読んでるんだなあと思うわくわく感でいっぱいになりました。

    0
    2023年08月31日

    Posted by ブクログ

    よく翻訳できたなとびっくりするぐらい、いろんな不思議な言葉が出てきて、そのリズムと遊びに夢中になって読みました。子供のときにこの本に出会ってたら、もっと夢中になっただろうなと思います。
    そして、単に猫好きなせいかもしれないけれど、マウリツィオが可愛くて可愛くて。ざひ、我が家の宮廷恋愛歌手になってほし

    0
    2022年01月17日

    Posted by ブクログ

    この本で岩波少年文庫から出ているエンデの本は全部読んでしまった。
    再読も楽しいけれど、初読のワクワクって特別だから少し寂しい。
    これからもエンデの本はずっと読んでいく。

    0
    2025年09月10日

    Posted by ブクログ

    「終わりよければ、すべてよし。」

    とうか、綺麗に全てが良い方に終わって
    読後すっきり。

    面白い言葉のオンパレードで、
    きっと子供の時に読んだらわくわくしただろうな。
    声に出して唱えていたかもしれない。

    魔術師と魔女の(本当は逆を願った)願いが深い。

    マウリツィオとヤーコプの友情にほっこり。

    0
    2025年09月03日

    Posted by ブクログ

    ミヒャエル・エンデさんの童話ですね。
    ミヒャエル・エンデさん(1929~1995)
    ドイツの児童文学作家。
    訳は、川西芙沙さん(1939年、東京生まれ)翻訳家。

     『モモ』『はてしない物語』で有名なミヒャエル・エンデさんの初読みです。
     登場するのは、魔術師と魔女、猫とカラスの二人(?)と二匹だけ

    0
    2025年05月09日

    Posted by ブクログ

    久しぶりにミヒャエル・エンデを読みました。やはりメルヘンの国ドイツだから、すぐにファンタジーの世界に入れるのが素敵です。魔法のカクテルのできあがる時間に間に合わなかったらどうしようとハラハラしました。

    0
    2024年10月14日

    Posted by ブクログ

    ミヒャエル・エンデの新作メルヘン(といっても1989に書かれたものだが)。大晦日の夜、悪い魔法使いと悪い魔女が、魔法のカクテルを用いて自然破壊の邪な望みを叶えようとするが、飼い猫(?)と飼いカラス(?)が阻止すべく頑張る物語。猫とカラスの衝突と友情、自己を省みてそこからの成長と、定番ポイントを抑えつ

    0
    2023年04月13日

    Posted by ブクログ

    長くて読めるかな、と不安に思っても、午後5時から真夜中の12時までの時間の経過を表す時計のイラストで細かく区切られているので、気がつくと読み終えてた、といった感じ。

    登場人物の名前が複雑なことを除けば、魔女と魔術師のかけひきは面白く、カラスと猫の会話もかわいく楽しかったです。

    ファンタジー好きの

    0
    2023年01月23日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    再読。

    ミヒャエル・エンデによる長編ファンタジー。
    登場人物はたった4、5人、時間は12月31日午後5時から午前0時の間だけ、舞台は魔術師の屋敷と、少し離れた大聖堂の塔との行き来のみ、という限定された枠組みながら、冒険や友情、スリルや笑いをユーモアたっぷりに描き出す。
    四半世紀越しに読み返したけれ

    0
    2021年10月06日

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