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Posted by ブクログ
どうしてこんなに、子どもそのものが描けるんだろう。
子どもの気持ちで、なんて言葉が陳腐に聞こえるくらい、ここには子どもそのものがいる。
できなかったことができるようになった瞬間。自分より小さな子に振り回され、うんざりしたり、大人からしたら危なっかしくてハラハラする小さな冒険。
でも、いつだって大人の目を盗んで、叱られそうなことをやってしまう。だってワクワクするから。
やっちゃったあとのがっかり感と疲れ切った気持ち。
そういう子ども時代の感情が記憶の彼方から思い出された。
トムは真夜中の庭で、に比べるとこちらは短編だし地味かもしれないけど、子どもそのものが描き出されているという意味ではこちらの方になるだろうと思う。
宮崎駿さんが、岩波少年文庫の100作を選んだとき、ピアスの作品からはこの本を選んだ理由が少しわかった気がした。
Posted by ブクログ
子供の日常で起きるささやかだけど、大きな出来事の短編。
近所から嫌われていても気にせず、動物を飼っている謎めいたお隣さん。
川で見つけた貝を、いとこにあげる前に逃がしてしまおうとしたこと。
古い木の解体途中でとんだいたずらをしてしまい、それでもそれがきっかけで、男子グループに入れたこと。
祖父と孫の互いを思いやる気持ちと真夏の早朝の車いす遠足。
木の実を取りに行った先で、お父さんを怒らせてしまい、慌てて逃げた結果迷子になり、助けてくれた若夫婦のこと。
全部じゃないけど覚えてる範囲。
ひとつひとつはどうってことない些細なことだけど、
子供にとっては大切で心に残る記憶たち。
短編だったから読みやすい。
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