ミシェル・フーコー 自己から脱け出すための哲学

ミシェル・フーコー 自己から脱け出すための哲学

902円 (税込)

4pt

ミシェル・フーコーは顔を持たない哲学者だ。今の自分にとって「正しい」とされることを徹底的に疑いぬき、自己を縛り付けようとする言説に抗い、危険を冒してでも常に変化を遂げようとした。だからこそ彼の著作は、一冊ごとに読者を新たな見知らぬ世界へと導いていく。その絶えざる変貌をたどる。

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ミシェル・フーコー 自己から脱け出すための哲学 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2023年07月02日

    「哲学100の基本」を読んだ後なので、少しは哲学に対する理解が進むかと思い読んでみたが、やはり難しかった。そもそもフーコーの当初よって立っていた「人間学」というものが何なのかが全く理解できなかったので、その後のフーコーの過去の自分の思想からの脱却という流れが理解できないまま読み終わってしまった。ただ...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2021年04月21日

    知的8
    かかった時間3時間半くらい

    フーコーの入門書。彼の思考の変遷を、代表的著作をとおして追っている。
    筆者がかなり頭のいい人で(そりゃそうだ)、フーコーを貫く、既存の思考を疑うやり方と、自身を新しいものごとに向けるやり方を軸にしつつ、年代ごとの問題意識について概観してくれているので、わからない...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2020年08月18日

    フーコーの著作と主張の移り変わりを西洋知の文脈を踏まえて、端的にまとめている。

    最後にある通り、彼の問題意識は「主体と真理」の関係の問題化にあった。

    『言葉と物』で人間の有限性への覚醒を促す。人間を基礎づける無意識なようなものはないのだ。

    『知の考古学』で歴史の連続性の否定と歴史解釈の拒絶を通...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2020年08月10日

    副題「自己から抜け出すための哲学」というワードに惹かれて購入したが、フーコー自身が人間学的思考から離れるプロセスが見事に描かれた良書。

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    Posted by ブクログ 2020年05月26日

    コンパクトに、思想の変遷を時系列に、代表作の内容とその相互のつながりの解説をとおして紹介してくれている。フーコーがはじめての人にも、読んだことある人が改めて読み直すための入り口としても、とてもいい入門書なのでは。

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    Posted by ブクログ 2023年05月23日

    ミシェルフーコーという哲学者が何をどう考えてきたかということについて、時間軸順に学べる本だった。論旨はなんとなく理解できたが、細部については話についていけず自分自身の勉強不足を痛感した。
    星については、読んで良かったがどう評価すれば良かったのかわからないので真ん中の3とした。

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    Posted by ブクログ 2021年03月17日

    僕が学生時代から読もうとして、怠惰ゆえに今までほとんど読まずに過ごしてきた本、それがフーコー、ドゥルーズ、メルロ=ポンティ等の哲学書である。
    先月、ブルデューの「世界の悲惨」の感想を書いたときに、《「世界の悲惨」とは、まさに哲学の悲惨に他ならない。》(「世界の悲惨Ⅲ」(監訳者あとがき))という言葉を...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2020年03月09日

    著者があとがきでも記載しているように、入門書であり、フーコーの伝記である。フーコーが心理学を最初に研究していたということはほかの著書でもあまり触れていなかったので、そこは珍しいかもしれない。

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    Posted by ブクログ 2019年12月06日

    フーコーの思想の変遷がよくまとまっている。フーコー自身からの引用はほとんどなく、そこはもどかしい。これからフーコーを読む気にさせる狙いなのだろうが。哲学の1つのあり方だとは思うが、個人的には体系=世界観を打ち立てる系の方が好きなのだなと改めて思った。

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    ネタバレ

    Posted by ブクログ 2022年06月15日

     「ラカン 哲学空間のエクソダス」 (原和之著)からの流れ読みだ。
     ミシェル・フーコーの思索の足跡がわかりやすく書かれている。「狂気の歴史」「臨床医学の誕生」「言葉と物」「知の考古学」「監獄の誕生」まではなんとか着いていけるが、「性の歴史」になると難度が上がるような気がした。
     フーコーの著書にチ...続きを読む

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