ミステリーの人間学 英国古典探偵小説を読む

ミステリーの人間学 英国古典探偵小説を読む

1,056円 (税込)

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読者を謎解きに導く巧みなプロット.犯罪にいたる人間の内面への緻密な洞察.19世紀前半ごろ誕生した探偵小説は,文学に共通する「人間を描く」というテーマに鋭く迫る試みでもある.ディケンズ,コリンズ,ドイル,クリスティーなど,英国の代表的なミステリー作品を取り上げ,探偵小説の系譜,作品の魅力などを読み解く.

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ミステリーの人間学 英国古典探偵小説を読む のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ

    ありがとうヴィクトリア

    というわけで先日読んだ『批評理論入門』があまりに面白かったイギリス文学の研究者として名高い廣野由美子さんおかわりであーる

    今回は「探偵小説」
    うんうん、それはわいの得意分野でもある
    いや、違う
    ごめんちょっと見栄はった
    得意っていうかただ好きなだけ

    だがしかーし!
    常々

    0
    2025年11月14日

    Posted by ブクログ

    ディケンズ、コリンズ、ドイル、チェスタトン、クリスティーと5人のイギリスの作家のミステリー小説の評論です。
    英国古典探偵小説は単純なトリックの謎とき話ではなくて、人間の心理や暗部について語る人間性の探究の話でもあるということです。
    シャーロック・ホームズ、ポワロ、ミス・マープル、ブラウン神父の話をま

    0
    2023年09月21日

    Posted by ブクログ

    著者は、NHK Eテレ「100分de名著」、シャーロック・ホームズスペシャルで解説者として登場した。
    本人の解説が面白かったので、テレビの画面にうつっていた著作を読むことにした。

    ミステリーとは「人間の描写」であると著者はいう。
    特に面白いのは、コナン・ドイル、そしてアガサ・クリスティ。
    私はそこ

    0
    2023年11月26日

    Posted by ブクログ

    廣野先生の文学批評だから、もっとテクニカルなものと思っていたけど、作品に描かれた「人間」を深掘りする。近代英文学史をミステリーに特化して概観してるので、元々造詣が深い人には納得しながら読めるかも。ドイルとクリスティーだけしか読んでない人にはちょっと厳しそう(自分がそうだった)。
    英ミステリーの古典(

    0
    2025年04月13日

    Posted by ブクログ

    英国を代表する推理作家の作品に焦点を当て、
    初期のミステリーの成り立ちがわかる。
    ただ、ちょっと言い回しが難解。
    あ、ねたバレ注意!

    0
    2017年10月31日

    Posted by ブクログ

    チャールズ・ディケンズ、ウィルキー・コリンズ、コナン・ドイル、G・K・チェスタトン、アガサ・クリスティを中心に取り上げ、イギリスのミステリの古典における人間に対するまなざしのありようを論じた本です。

    「探偵小説とは人間を描くものであり、とりわけ人間性の暗部を描き出すうえで、特殊な方法論を有するジャ

    0
    2016年03月11日

    Posted by ブクログ

    ミステリーって響きだけにつられて読み始めたけど、全然ピンとこず、結構最初の方でリタイア。ってか、このタイトルを見て何を求めたんだろう?って、自分でもよく分からんくなった。積読けど、読み返すことはなさそう。

    0
    2014年04月13日

    Posted by ブクログ

     ミステリの人間学、と題しているが、読んだ限りでは「英国ミステリ分析」という感じか。題名に期待していたものは得られなかったが、しかし、有益な分析を読んだ。因みに、あらすじ満載なので、未読の本があるときは危険だ。

     「人間に焦点を当てる」ことで、作者と探偵の「橋渡し」をしている。また、探偵比較もして

    0
    2012年12月20日

    Posted by ブクログ

    ミステリー好きなら読まなきゃ!と、タイトルだけで買ってみた1冊。

    有名な作家の歴史を知ることができたり、
    誰の影響を誰が受けてこの作品ができたということがわかったり、
    なかなか面白いです。

    0
    2009年11月08日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    書架で見かけて。

    アンビバランス、という言葉がある。
    ある対象に相反する感情を抱くことだ。
    愛と憎しみとか。

    この本ほど、この言葉にぴったりくる本はない。

    読んだことのなかった、読むつもりもなかった作品を、
    探偵小説の歴史とともに、
    著者の人間観を明らかにし、
    後世への影響も含め、
    面白そうに

    0
    2017年05月06日

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