冨谷至の一覧
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作品一覧
2022/02/25更新
ユーザーレビュー
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韓非→始皇帝→焚書坑儒。この図式は儒家にとって嫌悪するものでした。漢籍を学ぶもの(儒家)は韓非をことさら貶めてきました。
韓非子のなかに老子が収録されているのも、ことさら法家(韓非子)の宣伝工作のようなものだと批判してきました。
老子、韓非子の本文を精査するのではなく感情論が先行していたのではな...続きを読むPosted by ブクログ -
紹介文に「その冷徹な思考は秦の始皇帝をも魅了し・・・」「究極の現実主義」などと書いてあって興味を持った。今まで全然知らなかったのだが、読んでびっくり、ロジカルですばらしい考え方だ韓非子は。これは著者の説明もうまいかも。
「君主は法に従って、臣下は法を師として、あたかもメジャーをあて、量を測るごと...続きを読むPosted by ブクログ -
まず序文にある古代中国における法医学の現代性に驚く。
人間とは何ぞやという点は無視して、法の整備で社会を回していこうやという韓非子の先見性にも驚かされる。Posted by ブクログ -
韓非は性悪説の立場に立っている。非違の行いを礼による徳化で矯正するとした 荀子の考えに対し、法によって抑えるべきだと主張した。
徹底した現実主義者で現代の多様な価値観の中でも十分通用する内容をふくんでいる。
自分の主張が自分の国に受け入れられず、敵対する秦の始皇帝に重用され、秦が大陸を統一...続きを読むPosted by ブクログ -
[ 内容 ]
紀元前三世紀、韓の王族に生まれ、荀子に学んだ韓非は、国を憂えて韓王を諌めるも容れられず、憤慨して著述に向かう。
その冷徹な思想は秦の始皇帝をも魅了し、「この人物に会えたら死んでもよい」と言わしめた。
人間の本性は善か悪か。
真の為政者はいかにあるべきか。
『韓非子』五十五篇を読み解くの...続きを読むPosted by ブクログ