ユーザーレビュー 魔法の学校 エンデのメルヒェン集 ミヒャエル・エンデ / 池内紀 / 佐々木田鶴子 / 田村都志夫 / 矢川澄子 子供はいないけど、子供を持ちたいともはっきりとは思わないけど、この年になると、子供に読んでほしいと思う本があって、これはそれ。説教臭くなく、大人からすればしみじみする話が、子供からしたらきっとワクワクする話が多い。トリッキーで、ちょっと癖のある感じも親子で楽しめるはず。 Posted by ブクログ 魔法の学校 エンデのメルヒェン集 ミヒャエル・エンデ / 池内紀 / 佐々木田鶴子 / 田村都志夫 / 矢川澄子 この本に入った短編を一つ一つの読み終えるたびあったかい気持ちになる。 読者を引き込む文章力もあるんだけど、大人が読んでも童心に返させてくれる話の発想や言葉選びが素敵。 基本的に子供が主役の話が多いんだけど、彼等をあたたかく見守り、時折光の方向に導いてくれる大人たちの目線もいいなと。 個人的に一番最...続きを読む後の「オフェリアと影の一座」が好き。 仲間にした影たちと舞台を開いて旅する道中で、「死」と出会うシーンは美しくも恐ろしいんだけど、死すらも迎え入れた先の結末がすごく救いと開放感に満ちてるというか。 Posted by ブクログ グリム童話集 上 佐々木田鶴子 / 出久根育 上巻・下巻のそれぞれに25編ずつ、全部で50編の物語が収録されています。 いや~、なんかタイトルを見るだけでウキウキしちゃうような、と~っても懐かしい感じがします。 そうそう、まずは先日読んだペローとの関係をかる~くおさらいしてみようかな(笑) えっと、但し、岩波少年文庫版に収録されている...続きを読む作品のみでの比較としたいと思います。 いばら姫(G) - 眠れる森の美女(P) 親指こぞう(G) - おやゆび小僧(P) 赤ずきん(G) - 赤頭巾ちゃん(P) まずしい人とお金持ち(G) - おろかな願い(P) 千匹皮(G) - ロバの皮(G) 一応これら(↑)は明らかに同じ物語であることがほぼはっきりしていると思われるんですけど、先日読んだ「ペロー童話集」に収録されていた残りの作品に関しても、確実にペローにしか含まれていないことがはっきりしているのは「巻き毛のリケ」のみで、「妖精たち」は「ホレばあさん」や「森の中の三人のこびと」とそっくりだし、「長靴をはいた猫」はグリム兄弟も初版本には収録していた・・・・・ということのようです。 (全文はブログに) Posted by ブクログ 魔法の学校 エンデのメルヒェン集 ミヒャエル・エンデ / 池内紀 / 佐々木田鶴子 / 田村都志夫 / 矢川澄子 ミヒャエルエンデ短編集。 ・本を読むことに夢中になる大人、子供、動物たち。 ・魔法の学校での様子。 本当の望む力がある子供たちだけが使える魔法。 自分の本当の望み。 ムークとマーリの兄妹が魔法で出した奇妙な動物のこと。 ・両親の言うことを聞きたくないレンヒェンが、魔女に頼んで両親がレンヒェンに...続きを読む逆らうたびに小さくなる魔法によって、二人の大切さを知ったこと。 ・威張ってばかりの乱暴なサイに逃げ惑う動物たち。 小さな鳥の知恵のある言葉によって、サイ自身がドウゾウとなってずっとずっとじっとしていた結果。 ・気にしない気にしないと言いながら次々を大変なことをやらかすでかい子供。 ・島で離れて暮らす兄弟は、兄とは会えるが別れた途端に誰もが彼を忘れてしまい、弟とは会ったことがいつも後にならないとわからない不思議な存在の二人だった。 ・スープ鉢とスプーンが揃うことで美味しいスープが溢れてくる魔法の道具をめぐり、二つの国の揉めごとと両国の王子と姫によってハッピーエンドになるまで。 ・何のために生きているかを出会う生き物に聞いて回った古びたテディベアとわかったこと。 ・ヘルマンが学校をサボって想像と現実の冒険に出たこと。 ・居場所のない影たちを引き取り、いつしか影のお芝居をするようになったオフェリアさんの一生。 モモの方が読みやすかったかなあ。 佐々木田鶴子さんの翻訳が一番読みやすかった。 魔法の学校はなんだか奥深い。 Posted by ブクログ 魔法の学校 エンデのメルヒェン集 ミヒャエル・エンデ / 池内紀 / 佐々木田鶴子 / 田村都志夫 / 矢川澄子 エンデのメルヒェン集 19個のお話が集まった1冊 ひとつひとつの短いお話の中に よ~く見るとキラッと光る小さな石 まだ光ってはいないけど 宝石の原石みたいな… 耳を澄まして 気持ちを澄ませて 読んでみると気が付くみたいな 大人になるにつれて いつの間にかどこかに落としてきてしまった 忘れて...続きを読むしまっていた何かを見つけられるかもしれない そこにあるのは感じられるけど 今はまだうまく言葉にできない… じっくりじっくり味わいたい 宝物のような1冊 Posted by ブクログ 佐々木田鶴子のレビューをもっと見る