佐々木田鶴子のレビュー一覧

  • 魔法の学校 エンデのメルヒェン集

    購入済み

    読みやすい

    短編集なので1作品1作品をテンポよく読み進められます。ミヒャエル・エンデらしいファンタジーな世界観がとても好きです。

    #癒やされる #深い #エモい

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    2025年09月12日
  • 魔法の学校 エンデのメルヒェン集

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    ネタバレ

    この本に入った短編を一つ一つの読み終えるたびあったかい気持ちになる。
    読者を引き込む文章力もあるんだけど、大人が読んでも童心に返させてくれる話の発想や言葉選びが素敵。
    基本的に子供が主役の話が多いんだけど、彼等をあたたかく見守り、時折光の方向に導いてくれる大人たちの目線もいいなと。

    個人的に一番最後の「オフェリアと影の一座」が好き。
    仲間にした影たちと舞台を開いて旅する道中で、「死」と出会うシーンは美しくも恐ろしいんだけど、死すらも迎え入れた先の結末がすごく救いと開放感に満ちてるというか。

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    2018年02月15日
  • グリム童話集 上

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    上巻・下巻のそれぞれに25編ずつ、全部で50編の物語が収録されています。  いや~、なんかタイトルを見るだけでウキウキしちゃうような、と~っても懐かしい感じがします。  

    そうそう、まずは先日読んだペローとの関係をかる~くおさらいしてみようかな(笑)  えっと、但し、岩波少年文庫版に収録されている作品のみでの比較としたいと思います。  

    いばら姫(G) - 眠れる森の美女(P)
    親指こぞう(G) - おやゆび小僧(P)
    赤ずきん(G) - 赤頭巾ちゃん(P)
    まずしい人とお金持ち(G) - おろかな願い(P)
    千匹皮(G) - ロバの皮(G)

    一応これら(↑)は明らかに同じ物語であること

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    2009年10月10日
  • 魔法の学校 エンデのメルヒェン集

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    魔法学校の先生のレッスンを受けながら子どもたちが徐々に魔法を習得していく様子を、心躍らせながら読むことができる。

    自分の本当の望みを知ることで魔法が使えるようになるということを先生が話しているシーンが好き。自分の本当の望みって何? 本当の望みではない望みに自分はとらわれているかも? って、ハッとさせられる。

    エンデのお話を読むと、ユーモアに笑わされたり、不思議に包まれたりする中で、いつもそんなハッとするような気づきがある。

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    2024年10月10日
  • 魔法の学校 エンデのメルヒェン集

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    ネタバレ

    ミヒャエルエンデ短編集。

    ・本を読むことに夢中になる大人、子供、動物たち。

    ・魔法の学校での様子。
    本当の望む力がある子供たちだけが使える魔法。
    自分の本当の望み。
    ムークとマーリの兄妹が魔法で出した奇妙な動物のこと。

    ・両親の言うことを聞きたくないレンヒェンが、魔女に頼んで両親がレンヒェンに逆らうたびに小さくなる魔法によって、二人の大切さを知ったこと。

    ・威張ってばかりの乱暴なサイに逃げ惑う動物たち。
    小さな鳥の知恵のある言葉によって、サイ自身がドウゾウとなってずっとずっとじっとしていた結果。

    ・気にしない気にしないと言いながら次々を大変なことをやらかすでかい子供。

    ・島で離れて

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    2024年04月03日
  • 魔法の学校 エンデのメルヒェン集

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    エンデのメルヒェン集 19個のお話が集まった1冊

    ひとつひとつの短いお話の中に
    よ~く見るとキラッと光る小さな石 
    まだ光ってはいないけど 宝石の原石みたいな…

    耳を澄まして 気持ちを澄ませて 読んでみると気が付くみたいな 

    大人になるにつれて いつの間にかどこかに落としてきてしまった 忘れてしまっていた何かを見つけられるかもしれない

    そこにあるのは感じられるけど 今はまだうまく言葉にできない… じっくりじっくり味わいたい 宝物のような1冊

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    2024年04月01日
  • 魔法の学校 エンデのメルヒェン集

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    エンデの短編集。どことなく、ああ、エンデだな、と感じる10編。読者の想像力に訴えかけてくる作品たち。推奨年齢は小学4・5年以上となっているが、まさにその世代の、本好きでない方にも楽しんでほしい1冊だった。個人的には表題作の『魔法の学校』と、『ニーゼルプリームとナーゼルキュス』が好き。

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    2023年10月17日
  • 魔法の学校 エンデのメルヒェン集

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    「モモ」で有名なエンデの作品。やはり児童向け文学は素晴らしい。「とうぜんですが」とエンデは言う。魔法のための学校があり、地下や屋根裏には別世界への扉があり、動物やこびとはおしゃべりします、と。いくつになっても、とうぜん!もちろん!と思える人間でありたい。

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    2022年10月13日
  • グリム童話集 上

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    ネタバレ

    悪い人の殺され方がえげついですね
    昔ながらの話やマイナーな話も具だくさんですね
    カエルの王様の話が一番覚えてます
    まじか!!ってなりました
    イケメンは得するんだね…
    童話らしいグロさも満足です

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    2012年12月28日
  • グリム童話集 上

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    グリム童話って有名なものもおもしろいけど、
    意外とあまり知られていないものがおもしろかったりする!

    ・ものしり博士
    ・いばら姫
    ・ガチョウ番の娘
    ・ホレばあさん

    でも、王女と王子がくっつく話とか
    実は怖いライオンが王子とか・・・

    単品で読んでいくのにはいいんだろうけど、
    グリム童話集をずーっと読んでいくのはつらいね(笑)
    1日2個とかかな。

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    2014年05月23日
  • グリム童話集 上

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    初めて、グリム童話をちゃんと読む。
    教訓めいたものもあればそうでないものも。


    オオカミと7匹の子ヤギ。
    ・子ヤギは毎回、狼と見破った理由を言って追い返す。すると、狼はその対策をしてまた来る。
    お話だから、こういう展開を積み重ねていくのがおもしろいのだが、現実でこういう対応をしている人がいるなぁとおもう。
    卑近な例で言うと、Twitterで女性vsアンフェミニストの口論を見かけるのだが、そこに「私女だけど」「女子高生だけど」みたいな感じで、女性側に不利?な発言の人間が加わる。内容的に女性が発信するものではないので「おじさんのなりすまし」と一目で認定されるのだが、そこで「〇〇はおかしいからあん

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    2025年07月28日
  • 魔法の学校 エンデのメルヒェン集

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    物語の中へようこそ。

    ミヒャエル・エンデの世界を存分に楽しめる短編集。お気に入りは表題作「魔法の学校」です。

    「魔法の学校」魔法を使えるようになるため「望みの国」の子どもたちの中で才能のある子は、魔法の学校に通う。招待を受けて魔法の学校を見学した「わたし」の報告。

    「レンヒェンのひみつ」両親の言うことを聞きたくないレンヒェンは、魔法使いに頼んで両親がレンヒェンの考えに反対すると身体が縮んでしまう魔法を授けてもらった。大抵このタイプの魔法は後で大変困ることになる。真相を知った両親の対処法がお見事。

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    2022年02月08日
  • 魔法の学校 エンデのメルヒェン集

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    「望みの国」の魔法の学校は、ちょっぴり風変わり。ここでは、魔法のつえや呪文は使いません。先生は子どもたちに、一番大切なのは自分のほんとうの望みを知って、きちんと想像することだと教えます。表題作のほか「レンヒェンのひみつ」「はだかのサイ」など、エンデならではのユーモアと風刺に満ちた、心にひびく10の物語。

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    2017年04月03日
  • グリム童話集 下

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    上巻より知らない話があった下巻ですが
    印象的なのは最後の『ふたりの兄弟』かと。
    裏切りがない、という意味で出しているのでしょうが
    夫婦ではないのに、という状態が。
    しかしこれ、寝相が悪い人はさっくり♪ ですよね…。

    娘と結婚させよう、とお触れを出している割に
    諦めが悪い王様が多い事。
    娘に苦労は~というならともかくとして
    ふさわしくないという理由はどうなのでしょう?
    だったら最初からお触れに注意書きをお願いします、という気が。
    むしろ、突如として王様の座を渡されても困りますけど。
    確実に操り人形決定、ですね。

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    2012年06月17日
  • グリム童話集 上

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    かなりの話数が入っていたグリム童話ですが
    驚くほど読んでいるものがありました。
    こういう題名だったのか、と。

    落ちというか、落ちに行くまでの流れ? が同じようなのが
    『歌いながらおどるヒバリ』と『鉄のストーブ』かと。
    本人に聞かせたいなら、なぜ叩き起こさない…?
    完全に善悪に別れているので、どうしてここまで悪人になれるのか。
    むしろ何故それほどまでに動かない? と思ってしまいます。
    そこを言ってしまったら、色々駄目なのでしょうがw

    自分がいいならいいよね、という『しあわせハンス』には
    頷くものがかなりあります。
    しかし、どう考えてもぼられてるわけですが…w
    やはり最初の人が、一番いい思いを

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    2012年06月16日