マルクス・アウレリウス 『自省録』のローマ帝国

マルクス・アウレリウス 『自省録』のローマ帝国

946円 (税込)

4pt

3.8

マルクス・アウレリウスの生涯は,「哲人皇帝」にふさわしいものであったのか.終わらない疫病と戦争というローマ帝国の実態のなかに浮かび上がるのは,心労を重ねながらも,皇帝の職務をひたむきに遂行しようとする人間の姿であった.歴史学の手法と観点から,『自省録』の時代背景を明らかにすることで,賢帝の実像に迫る.

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マルクス・アウレリウス 『自省録』のローマ帝国 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    いわゆるローマ帝国の五賢帝の最後の皇帝で、「哲人皇帝」と称されるマルクス•アウレリウスの生涯と、彼が生きた時代のローマ帝国の社会、文化を重ねて記した著作。
    単に皇帝その人を記すだけでなく、当時の時代背景や人々の考え方なども、豊富な文献と知見から示されており、とても理解しやすかったです。
    次々と起こる

    0
    2025年11月06日

    Posted by ブクログ

    自省録が有名なマルクスアウレリウスとは何者なのか興味を持って読む。
    当時のローマの時代背景や周辺環境、人の繋がりについて詳細に書かれており、マルクスがどのように育ち、何に苦悩したかがわかる。
    かなり詳しく研究してまとめられていて、ローマ史の本としても学ぶことは多い。
    自省録がどのような思いで書かれた

    0
    2023年10月26日

    Posted by ブクログ

    自省録の書かれた時代背景と実際のマルクス帝の生についての解説
    貴顕に生まれながらも心休まる隙のない生を理解してまた自省録を読むのも良さそう

    0
    2025年03月21日

    Posted by ブクログ

    哲人皇帝と呼ばれるが、哲学者というわけではない。先帝を模範として統治に臨んだ皇帝。
    戦争や疫病がなければ彼にはやりたいことがもっとあったのではとも思う。

    0
    2023年07月13日

    Posted by ブクログ

    マルクス・アウレリウスの生涯を、著作の「自省録」とともに俯瞰した一冊です。
    マルクス自身は哲学者であった訳だが、その政治は色んなしがらみにより現実に即した従来からの政治の延長上にあったということがよくわかりました。

    0
    2023年05月04日

    Posted by ブクログ

    哲学、歴史それぞれに解釈されてきたマルクスアウレリウス(圧倒的に哲学者からではあるが)、について歴史的背景を紐解きながら、どのような政治を行ったかを歴史家による解説。
    結論としては、育ての父であるアントニヌス帝の元老院を立て、皇帝としての職務を全うするという方針をつらぬいたとして、ストア派としての哲

    0
    2024年07月15日

    Posted by ブクログ

    自省録を3度読み返し
    さらに理解を深めたいと思い読んだが
    人の名前が出過ぎて時たま、ん?誰のこと?
    とはなったがマルクスがどんな時代背景で
    書いていたのかを知れ、
    さらに自省録の理解が深まった
    人名が出てくるところは軽く読み
    他の場所は深く読むという
    読み方をおすすめする。

    0
    2024年03月03日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    五賢帝の1人だけど『自省録』と映画の『グラディエーター』冒頭くらいしか分からないので、即位前の生活や即位後の疫病やパルティアやガリアでの戦争の話など歴史の話が良かった。 どこかに『自省録』があるから探して読もうかな。

    0
    2025年10月04日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    先に読んだ「『自省録』精神の城塞」は自省録の思想的な面に注目した本だったが、こちらは歴史的背景から自省録を見てマルクス・アウレリウスを読み解こうとする本。
    マルクスはストア派の思想にのっとったいわゆる哲人皇帝というよりは、現実的にアントニヌス・ピウス帝を手本にした政治をしただけで、哲学は個人的な思想

    0
    2025年03月28日

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