ローマ五賢帝 「輝ける世紀」の虚像と実像

ローマ五賢帝 「輝ける世紀」の虚像と実像

935円 (税込)

4pt

4.0

ネルウァからマルクス・アウレリウスまで5人の「賢帝」が続いた約100年間は、ローマ帝国の最盛期とされ、「人類が最も幸福だった時代」と呼ばれる。しかし、たとえばハドリアヌス帝は、同時代の人々には非常に憎まれた暴君だった。また、賢帝を輩出した「養子皇帝制」も、かえってそのために水面下での激しい権力闘争を生じさせていたのである。繁栄の陰の部分を描きつつ、この時代が最盛期であった理由を解明する。(講談社学術文庫)

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ローマ五賢帝 「輝ける世紀」の虚像と実像 のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ 2017年06月06日

    古代ローマ・五賢帝時代の概説書。

    五賢帝時代というと、ギボンの「人類が最も幸福だった時代」という言葉に象徴的に表されるように、一般的には
    ・「養子皇帝制」に立脚し、有能な皇帝が5代続いた政治的に安定した時代
    ・版図は最大化し、大きな軍事的な混乱のなかった時代
    ・上記に立脚し、人々はパクス・ロマーナ...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2023年07月16日

    1998年刊行本の文庫版。ローマ帝国最盛期とされる五賢帝の時代の虚実を検討し、その政治的安定を支えた構造を明らかにする内容。後の3世紀の危機にいたる端緒がマルクス・アウレリウス帝代に生み出された経緯も理解しやすい。

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