歴史・時代 - 深い作品一覧

  • 島抜け
    4.1
    読んだ講釈が幕府の逆鱗に触れ、種子島に流された大坂の講釈師瑞龍。島での余生に絶望した瑞龍は、流人仲間と脱島を決行する。丸木舟で大海を漂流すること十五日、瑞龍ら四人が流れついた先は何と中国だった。破船した漂流民と身分を偽り、四人は長崎に送り返される。苦難の果て、島抜けは見事に成功したかに思えたが……。表題中篇をはじめ、「欠けた椀」「梅の刺青」の三篇を収録。

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  • 沙門空海唐の国にて鬼と宴す 巻ノ一
    4.0
    盟友・橘逸勢らと共に、遣唐使として長安に入った若き僧・空海。密教の真髄を「盗みにきた」と豪語する空海は、ありあまる才で多くの人を魅了していく。一方長安では、奇怪な事件が続いていた。役人・劉の屋敷に猫の化け物が取り憑き、皇帝の死を予言したという。噂を聞いた空海と逸勢は、劉家を訪れ妖猫と対峙することに。その時から2人は、唐王朝を揺るがす大事件にかかわることになる──! 中国伝奇小説の傑作ここに開幕。
  • 沙門空海唐の国にて鬼と宴す 巻ノ一
    4.1
    貞元二〇年(西暦八〇四年)。遣唐使として橘逸勢らとともに入唐した、若き留学僧・空海。洛陽での道士・丹翁との邂逅を経て長安に入った彼らは、皇帝の死を予言する猫の妖物に接触することとなる。憑依された役人・劉はすでに正気を失っていたが、空海は、青龍寺の僧とともに悪い気を落とし、事の次第を聞くことになった。 ◆日中共同製作で映画化! 豪華キャスト競演! 『空海 ―KU-KAI― 美しき王妃の謎』 監督:チェン・カイコー 公開:2018年2月24日 配給:東宝 KADOKAWA

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  • 写楽とお喜瀬
    3.8
    写楽絵誕生の裏側にあった慟哭と贖罪、そして救済の物語 江戸の街に忽然と現れ、わずか10か月で消え去った謎の絵師・写楽。その正体については様々な説が論じられてきた。しかし後の世に世界を瞠目させる大首絵が、いかにして生み出されたかについては誰も触れてこなかった。非番の能役者が役者絵を描くようになった経緯を翳を持つ少女との出会いに絡め、江戸の空気まで感じさせるようなリアルな世界観で活写する。「美術界最大の謎」に第4回野村胡堂文学賞受賞作家が挑んだ書き下ろし小説。
  • 上海脱出指令 上 租界封鎖
    3.0
    上海上空で試験飛行中の零戦が墜落。零戦の全てを解明するため英軍は、落下傘で脱出した小野寺設計技師捕縛を計画。共同租界を封鎖した。海軍陸戦隊の勇士、工藤少尉は、英軍の目をかいくぐり、小野寺技師を確保し、租界から脱出することができるのか……。

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  • 終戦のローレライ(1)
    値引きあり
    3.8
    昭和20年、日本が滅亡に瀕していた夏。崩壊したナチスドイツからもたらされた戦利潜水艦・伊507が、男たちの、国家の運命をねじ曲げてゆく。五島列島沖に沈む特殊兵器・ローレライとはなにか。終戦という歴史の分岐点を駆け抜けた魂の記録が、この国の現在を問い直す。第24回吉川英治文学新人賞受賞。【2005年3月公開 映画「ローレライ」原作】 (講談社文庫)
  • 執念の家譜
    3.7
    三浦光村は元服して初めて、三浦一族と北条氏との40年にわたる暗い宿縁を知る。同じ関東の豪族でありながら三浦氏は、鎌倉将軍家補佐の任を北条氏に奪われ続けたうえに、北条氏は、鎌倉幕府存続のために、地元の豪族・三浦氏を巧妙に利用してきたのだ。だが、三浦氏の北条に対する反撥は、何度かの争いを経て増幅されてゆく……。という表題作のほか、曽我兄弟仇討ちを扱った「裾野」など、精緻な歴史小説の短編6作を収める。
  • 襲来 上
    3.2
    安房国の港町・片海で漁師をしていた見助は、京の寺々に遊学していたという僧侶と出会う。僧はやがて日蓮と名を改め、鎌倉の松葉谷に草庵を構えて辻説法を始める。見助も鎌倉まで従い、草庵で日蓮の身の回りの世話をするようになる。その後日蓮は、他宗派への攻撃を強め「立正安国論」を唱える。幕府がこのまま邪宗を放置し法華経を用いなければ、国内の災難が続き他国からの侵略を受けると主張した。そして見助は日蓮の予言に伴い、九州の対馬に一人で赴くことになる。日蓮の目となり耳となるために。鎌倉から京の都までは陸路、京から博多さらに壱岐・対馬までは海路だ。遥か遠国の地への、見助の苦難の旅が始まった。
  • 朱温(上)
    3.0
    朱温は奴僕の身ながら、謎の男・李我に武術と兵法を学び始める。彼は唐王朝への反乱軍・黄巣の乱に参加して頭角をあらわし、やがて後梁を建国して皇帝の座を手に入れるのだが……。朱全忠の一生を描ききった、著者渾身の中国歴史小説。
  • 宿神(1)
    4.6
    のちの西行こと佐藤義清と平清盛。若き日の二人は北面の武士として友情をはぐくむが、ある夜、謎の存在に窮地を救われた時からその運命が大きく狂い始める。そして、義清は、鳥羽上皇の中宮、待賢門院璋子に心を奪われるようになる……。巨匠が描く大河伝記絵巻、待望の文庫化!
  • 宿場鬼
    3.5
    中山道の霧深き宿場町に降り立った〈鬼〉――何処からともなくやって来た美貌の男は、虚無の眼を湛えすべての記憶を失っていた。恐るべき剣技を操る男は「無名」と呼ばれ、元用心棒の清源が営む道場に寄宿することになった。清源の娘・小夜の献身により徐々に記憶を取り戻す無名。だが、謎の刺客が次々に訪れる。果たして彼は何者なのか? そして彼が通ってきた修羅の道とは?エンターテインメント界の巨匠が挑む初の本格時代活劇!
  • 主君押込 城なき殿の闘い
    4.0
    信濃国飯山藩の郡方の大竹五郎左衛門は、新年の御城への出仕を家老から禁じられていた。藩主本多重元は、それに対し主君に忠誠あるものを新年に招集するのだった。だが、家老派の用意は周到で──。
  • 朱元璋 皇帝の貌
    3.8
    内乱が続いた元朝末期、困窮する民を救うために孤児から身をたてた朱元璋は、叛乱軍のなかで頭角を現していく。武勇の誉れ高き功臣や智謀に長けた軍師らも惹きつける魅力をいかにして伸ばしたのか。悪相といわれた男が、皇帝としての風貌を備えるに至った、史上最大の“成り上がり”半生を描く中国歴史長編。
  • 首相専用機を追え! 蝶紋島極秘指令
    3.0
    陸自の特殊部隊「サイレント・コア」のスナイパー・田口に特命指令が下った。目的は首相の救出、場所はトカラ列島の片隅に存在する”呪われた島”。隊長・音無の謎に満ちた過去が明らかに!
  • 手蹟指南所「薫風堂」
    3.9
    よく遊び、よく学べ――。人助けをしたことから手蹟指南所の若師匠を引き受けた雁野直春。だが彼には複雑な家庭の事情があった……。「軍鶏侍」「ご隠居さん」シリーズで人気急上昇中の著者、待望の新シリーズ!
  • 朱なる十字架
    4.6
    細川ガラシヤ――。彼女の父は、謀叛を起こした明智光秀。夫は、冷ややかに父を無視した細川忠興。無垢な心と比類なき美貌を併せ持つ彼女に課せられた運命は、あまりにも過酷であった。深い苦悩の末、禁制のキリスト教に救いを見出したのも束の間、関ヶ原合戦の前夜、彼女は自らの命を絶つことになってしまう――。ガラシヤ夫人の愛と苦悩、憂愁の生涯を描く感動の長篇小説。
  • 修羅の戦野1 満州大侵攻
    5.0
    対米講和を実現した大日本帝国に平和は訪れなかった。ソ満国境で南進の機会を窺うソ連に備えねばならなかったのだ。昭和20年8月、ついに大侵攻は始まった。九七式とM4混在の戦車部隊、P&W搭載の疾風改、バズーカ装備の対戦車歩兵──旧式装備と米軍供与品で武装した満州派遣軍の防衛線は、圧倒的物量で迫るソ連軍の前に次々分断されていく。米軍の増援なくしてこの赤い津波を押し止めることは出来ないが……。満州の大地を朱に染めるシミュレーション巨篇、出撃!
  • 修羅の都<文庫版>
    3.7
    「武士の世をつくる」。頼朝の悲願を背負い、妻として母として時代の要となった政子。頼朝晩年の謎をも大胆に描く傑作時代長編。 解説・本郷和人
  • 修羅走る 関ヶ原
    4.0
    時は慶長五年九月十五日。昨夜来の雨は上がれど、濃霧が立ちこめる関ヶ原。一大決戦の秋を迎えていた。未明、小早川秀秋の裏切りの気配を伝える密使が石田三成の下にやって来る。三成は裏切りに備え、万全を期す。一方、徳川家康は、豊臣恩顧の福島正則らの動向に不安を募らせる。東西両軍、命運を賭けた戦いの火蓋が切って落とされた! 日本史上最大、関ヶ原の合戦。その長い一日を描く戦国巨編。
  • 修羅奔る夜
    4.0
    女ねぶた師が彩る日本一の熱い夜! ねぶた師の兄が倒れたと聞き、紗栄子は急遽青森へ帰郷した。だがそこで見たのは、ねぶたに取り憑かれ、製作のために寿命を縮めようとしている兄だった。なぜそこまで――。兄を手伝う紗栄子だったが、いつしかねぶたに魅了されていて、女ねぶた師となることを決意。だが、資金や協力者、地元のしがらみが紗栄子の心を砕く……。日本で一番暑い日、一瞬の輝きを女ねぶた師が夜空に放つ。 歴史を紡ぐ稀代の小説家が日本一の夜を活写する!
  • 春秋戦国志(上)
    3.9
    中国故事名言の9割以上を産んだとされる春秋戦国時代は、また、国家形態の原型が造られ、諸子百家などすぐれた思想家を輩出させた、世界的に稀有な時代でもあった。その550年を軽妙につづる、出色の歴史物語。本巻は東周王朝成立から、管仲、鮑叔が大活躍する斉桓公の「覇王時代」までを描く。(全3冊)
  • 春風伝
    3.9
    長州藩士・高杉晋作。本名・春風。攘夷か開国か。国論二分する幕末に、上海に渡った晋作は、欧米列強に蹂躙される民衆の姿を目の当りにし、「革命」に思い至る。激しい気性ゆえに脱藩、蟄居、閉門を繰返しながらも常に最前線で藩の窮地を救ってきた男は、日本の未来を見据え遂に幕府に挑む。己を信じ激動の時代を駆け抜けた二十八年の濃密な生涯を壮大なスケールで描く本格歴史小説。
  • 春風仇討行
    3.5
    丸亀藩に仕える足軽が斬殺された。娘のりやは、剣の腕を磨き、父の仇を討つべく江戸へ。供の村瀬藤馬と助け合い、ついに藩主の御前で仇と相まみえる……、という表題作のほか、関白・豊臣秀次と剣豪・富田景政の悲しき別れを描く「一の人、自裁剣」など、深い余韻が残る傑作4篇を収めた時代小説集。<『こんぴら樽』改題作品>
  • 彰義隊
    3.5
    皇族でありながら、戊辰戦争で朝敵となった人物がいた──上野寛永寺山主・輪王寺宮能久親王は、鳥羽伏見での敗戦後、寛永寺で謹慎する徳川慶喜の恭順の意を朝廷に伝えるために奔走する。しかし、彰義隊に守護された宮は朝敵となり、さらには会津、米沢、仙台と諸国を落ちのびる。その数奇な人生を通して描かれる江戸時代の終焉。吉村文学が描いてきた幕末史の掉尾を飾る畢生の長篇。

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  • 将軍の子
    4.3
    名君・保科正之の来歴を、爽やかに描きだす。 生まれた直後に養子に出された徳川秀忠の庶子、保科正之。 不遇にも見える生い立ちの陰には、彼を思いやる多くの人々がいた。 養母となった武田信玄の娘、見性院。 人徳の高さを買われ、養父となった高遠藩主、保科正光。 そして陰に日向に力になってきた老中、土井利勝。 江戸城の外で育った「将軍の子」は、 いかにして稀代の名君と呼ばれるに至ったのか。 今もっとも注目される歴史時代小説の新鋭が、その半生を辿る。 ※この電子書籍は2019年7月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。
  • 小説伊勢物語 業平
    3.9
    千年読み継がれてきた歌物語の沃野に分け入り、美麗な要望と色好みで知られる在原業平の生涯を日本で初めて小説化。現代語訳ではなく小説に紡ぐことで、日本の美の源流が立ち現れた。これは文学史的な事件である! 歌物語の不朽の名作にして、「恋の教科書」ともいわれることもある「伊勢物語」。その主人公とされる在原業平の一代記を「伊勢」の百二十五章段の和歌を物語の中に据えて大胆に周到に小説化。やまとことばに注目の集まった令和改元をはさみ日経新聞夕刊に連載された本作は、平安時代の古典に、千年かけて培われてきた日本人の情感、美意識を現代小説として吹き込み、活き活きとよみがえらせた傑作長編。連載時に小説に平安の都の風を吹き込んだ大野俊明氏の挿絵もカラーで16点収録。この作品を読んでから「伊勢物語」を読めば平安の「みやび」を五感で味わうことができるだろう 【著者「あとがき」より抜粋】 古典との関わり方として、私は現代語訳ではなく小説化で人物を蘇らせたいと思ってきました。千年昔には身体感覚において、どこかが違う人間が生きていて、私たちは、現代にも通じる部分においてのみ、かの時代の人間を理解しているのではないか。この疑問は、書くことに矛盾をもたらし、文体を模索させました。平安の雅を可能なかぎり取り込み、歌を小説の中に据えていくために編み出したのが、この文体です。味わい読んでいただければ、在原業平という男の色香や、日本の美が確立した時代の風が、御身に染みこんでいくものと信じます。
  • 小説 上杉鷹山〈上〉
    4.6
    灰の国はいかにして甦ったか! 九州高鍋の小藩から養子に入り、十七歳で名門上杉家の藩主の座についた治憲は、自滅か藩政返上かの瀬戸際にある米沢十五万石を再建すべく、冷メシ派を登用し改革に乗り出す。藩主や藩のために領民がいるのではない、との考えのもとに人びとの心に希望の火種をうえつけてゆく………。
  • 小説 映画 空母いぶき
    4.3
    超ド級の映画「空母いぶき」を完全小説化!  巨匠かわぐちかいじの同名コミックを原作とし、壮大なスケールで描かれた映画「空母いぶき」を完全ノベライズ! 【ストーリー】  ――そう遠くない未来。東アジア海域における領土争いは激化、日本近海でも軍事衝突の危機が高まりつつあった。  日本最南端の波留間群島沖では、国籍不明の武装集団が海上保安庁の巡視船に発砲し、乗組員を拘束、領土の一部を占拠した。未曾有の緊張が高まる中、政府は航空機搭載型護衛艦『いぶき』を旗艦とした第5護衛隊群を現場海域に派遣する。  戦うか、護るか――。  敵潜水艦のミサイル攻撃に対し、航空自衛隊のエースパイロットから『いぶき』艦長に抜擢された秋津竜太と、海上自衛隊生え抜きの副長・新波歳也の決断は? この国の未来を左右する運命の24時間。
  • 小説 海舟独言
    3.0
    迫る官軍、備える幕府。明日にも江戸突入かという騒然たる中、相対する勝海舟と西郷隆盛。江戸焦土作戦との取引説もある、江戸城無血明け渡し。これは海舟の最大の功績とも言われる。反面、幕府を売った――とも。海舟はなぜ江戸城を無血で明け渡したのか? この真相を解現代日本のポスト・リストラの道筋を明らかにする長編小説。
  • 小説 太平洋戦争(1)
    4.3
    昭和16年、日米両国は最悪の関係に陥っていた。前年の日独伊三国同盟に徹底対抗を宣するアメリカ。大統領ルーズベルトは、すでに対日戦争の肚を固めていたのだ。日本は打開策を模索し、再三交渉の特使を派遣するが……。太平洋戦争全史を描いた唯一の大河小説、今よみがえる! 全9巻。
  • 【小説】超弩級空母大和 完全版 1
    完結
    1.0
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 「世界最大の戦艦大和が超大型空母として建造されたら…」 というifの世界を追求した仮想戦記、いざ開幕! ※本作は小説です。漫画版も発売中。 パイロットを目指した宗方玲治は、能力を買われ帝国海軍軍令部作戦課に所属した。 だが、上司である第一航空艦隊航空甲参謀である源田 実中佐が事故により死去。 それに伴い後任に抜擢され、真珠湾攻撃の作戦を立案することになる。 史実では日本の空母機動艦隊による圧勝だったが、 宗方はなぜか戦艦中心の布陣で米国海軍と対峙する。 果たして、勝負の行方は…!? そして、宗方の真意とは…!! <目次>小説版第1巻 プロローグ 1972~一つの最善 第1章 1940~日出る処の果てに 第2章 1940~戦いの序曲 第3章 1941~ウォー・プラン 第4章 1941~過去と未来の戦い 第5章 1941~開戦準備 第6章 1941~ア・ビッグ・ガン・エピック エピローグ 1942~レッド・スカイ・モーニング あとがき 初版:歴史群像新書(学習研究社)1996年
  • 小説 中江藤樹〈上〉
    4.7
    上杉鷹山の「民の父母」、西郷隆盛の「敬天愛人」と一つにつながる藤樹の「孝とは人間すべてへの愛敬」。あらゆる権力から遠ざかり、純粋に民衆の中に身をおき民衆とともに生き、人間の心と行動の原点となるものをさぐり出そうとした魂の教育者藤樹のすべてを描き出した傑作長編。
  • 小説 日蓮 上巻
    4.5
    1~2巻1,760円 (税込)
    日蓮は日本仏教の破壊者か、改革者か? その激動の時代と思想を描く、島田裕巳初の小説作品。日蓮の思想が今求められている。

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  • 小説 日蓮 全一巻 決定版
    4.0
    歴史作家・童門冬二が構想10年のもとに書き上げた、自らのライフワークの完結編たる『国僧日蓮』(上下)を全1巻にして改題復刊。不屈の精神で国難に立ち向かった、日本仏教の改革者にして末法の世の予言者・日蓮の波乱の生涯を描く超大作!
  • 小説 日本婦道記
    4.2
    千石どりの武家としての体面を保つために自分は極端につましい生活を送っていたやす女。彼女の死によって初めて明らかになるその生活を描いた『松の花』をはじめ『梅咲きぬ』『尾花川』など11編を収める連作短編集。厳しい武家の定めの中で、夫のため、子のために生き抜いた日本の妻や母の、清々しいまでの強靱さと、凜然たる美しさ、哀しさがあふれる感動的な作品である。

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  • 小説 松平三代記 清康・広忠・家康、三河から天下へ
    3.0
    戦国乱世を完全に終わらせ、天下泰平の時代を切り開いた徳川家康。その偉業の陰には、祖父・松平清康、父・松平広忠の二代にわたって続いた悲劇の歴史があった。松平清康はわずか十三歳で宗家の家督を継ぐと、疾風のごとく大地を駆け巡り、三河全域の統一をなしとげた英傑だった。しかし、戦陣で家来に襲われて思いがけない最期を遂げ、三十五歳にして天下を目指す覇業は挫折してしまった。清康の突然の死は嫡男・広忠に命の危険と苦難の人生をもたらした。その不遇に耐え、自立を模索して苦闘した広忠もまた家来の手にかかって若い命を落とした。人質の境遇から戦国の世に人生の第一歩を踏み出した家康は、二代続いた負の連鎖を断ち切り、戦国大名として飛翔する。そして、祖父、父が示した二つの生き方を我が身のうちで一つにまとめあげ、「戦のない時代」の礎を築いた。乱世の波に翻弄されながら、戦い続けた松平三代の男たちを描き出した力作長編小説。
  • 小説 米沢藩の経営学 直江兼続・上杉鷹山・上杉茂憲――改革者の系譜
    4.0
    上杉謙信を祖と仰ぐ米沢藩上杉家は、度重なる減封によって瀕死の逆境にさらされながら、家臣を一切リストラせず、幕末まで続いた稀有な名家である。それを可能にしたリーダーたちの改革精神とは? 本書は、120万石から30万石になった折の名家老・直江兼続、15万石になった藩を救った上杉鷹山、幕末に改易の危機を脱した上杉茂憲の3人を貫く「精神の系譜」を描いた異色の歴史小説である。明治14年(1881)5月、廃藩置県まもない沖縄県に、最後の米沢藩主・上杉茂憲が県令として赴任した。雪深い陸奥から日本の最南端へ――。県政運営にあたる茂憲が支えとしたのは、米沢藩の礎を築いた直江兼続、中興の祖・上杉鷹山を経て継承された「義と愛」の精神だった。著者の超ロングセラー『上杉鷹山の経営学』の姉妹編として、また09年NHK大河ドラマ「天地人」から10年「龍馬伝」へと続く歴史の流れを読む上で、ユニークな作品に仕上がった。

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  • 小説 琉球処分(上)
    3.8
    清国と薩摩藩に両属していた琉球――日本が明治の世となったため、薩摩藩の圧制から逃れられる希望を抱いていた。ところが、明治政府の大久保利通卿が断行した台湾出兵など数々の施策は、琉球を完全に清から切り離し日本に組み入れるための布石であった。琉球と日本との不可思議な交渉が始まったのである。
  • 聖徳太子
    3.7
    官位十二階や十七条憲法制定、また遣隋使派遣の目的は、日本を新しい統一国家にするためだった。大化の改新のすぐれた布石者である太子。その行動の的確さ、見とおしの鋭さを歴史小説の大家・海音寺潮五郎が描ききる。

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  • 娼婦たちの天皇陛下(電子復刻版)
    5.0
    沖縄復帰後の変り様をその眼で確認するべくコザに居を移した著者は、訪れた娼婦の部屋に皇族の写真が掲げられているのを見、複雑な思いにかられる。返還批准反対デモで誤認逮捕され、留置されながらも、強硬な抗議をつづけた体験をベースにした名作『黒潮を見つめる母』などを収録。

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  • 昭和史裁判
    3.9
    「軍部が悪い」だけでは済まされない。松岡洋右、広田弘毅、近衛文麿ら70年前のリーダーたちは、なにをどう判断し、どこで間違ったのか――昭和史研究のツートップ、半藤一利さんと加藤陽子(東大教授)さんが、あの戦争を呼び込んだリーダー達(番外として昭和天皇)を俎上に載せて、とことん語ります。あえて軍人を避けての徹底検証は本邦初の試み! 開戦責任を改めて問う、白熱の歴史討論。
  • 「昭和天皇実録」の謎を解く
    4.3
    最強メンバーは1万2000ページに及ぶ 激動の記録をどう読んだか? 初めて明らかにされた幼少期、軍部への抵抗、開戦の決意、聖断に至る背景、 そして象徴としての戦後。天皇の視点から新しい昭和史が浮かび上がる。 第一章 初めて明かされる幼年期の素顔 第二章 青年期の栄光と挫折 第三章 昭和天皇の三つの「顔」 第四章 世界からの孤立を止められたか 第五章 開戦へと至る心理 第六章 天皇の終戦工作 第七章 八月十五日を境にして 第八章 “記憶の王”として
  • 昭和の名将と愚将
    4.0
    恩賜の軍刀を与えられた秀才組に名将はいなかった 責任感、リーダーシップ、戦略の有無、知性、人望……昭和の代表的軍人22人を俎上に載せて、敗軍の将たちの人物にあえて評価を下す。 第一章 栗林忠道 第二章 石原莞爾と永田鉄山 第三章 米内光政と山口多聞 第四章 山下奉文と武藤章 第五章 伊藤整一と小沢治三郎 第六章 宮沢繁三郎と小野寺信 第七章 今村均と山本五十六 第八章 服部卓四郎と辻政信 第九章 牟多口廉也と瀬島龍三 第十章 石川信吾と岡敬純 第十一章 特攻隊の責任者 大西瀧治郎・冨永恭次・菅原道大 *電子書籍版では掲載されていない写真があります。
  • 諸葛孔明(上)
    3.9
    後漢衰微後の群雄争覇の乱世に一人の青年が時を待っていた……。透徹した史眼、雄渾の筆致が捉えた孔明の新しい魅力と「三国志」の壮大な世界。史料の徹底的な吟味によってよみがえる孔明の「志」! 後漢の光和四年(一八一)、琅邪の諸葛家に次男が誕生した。名は亮。四歳のとき、黄巾の乱が起こった。宦官と士大夫が抗争を繰り返した後漢王朝は衰微し、中国は未曾有の動乱期に入ったのである。父を亡くした孔明は叔父にひきとられ、襄陽で青年期を迎えた。覇を競いあった群雄の多くは滅び、袁紹を破った曹操が北方の大勢力となった。万民の幸福を希求し、天下の形成を冷静に分析する「臥竜」孔明の草廬を、荊州の劉表に身を寄せる劉備が訪れる……。透徹した史眼、雄渾の筆致がとらえた諸葛孔明の新しい魅力と壮大な「三国志」の世界。
  • 諸葛孔明――「三国志」とその時代
    4.0
    連戦連敗の将として死んだ諸葛亮。無謀な北伐を繰り返しながら後に義の人として絶大な人気を博した「三国志」の英傑。その思想と行動を中国史研究の先駆者が幾多の文献を用いて描き出す。なぜ彼が後世、称賛されるに至ったのか。その評価はどのように変遷したのか。一九四〇年の初版以来、改訂を重ねて読み継がれてきた「三国志」研究の重要古典。
  • 諸葛亮 <上>
    3.9
    ずいぶん『三国志』について書いてきた。だが、そこに登場するひとりを選んで、大きな構想に移植するのは、これが最初であり、最後となろう。そのひとりとは、諸葛亮以外に考えられなかった――(日本経済新聞連載開始にあたっての「作者の言葉」より) 大河小説『三国志』全12巻完結からはや10年。この「作者の言葉」に、宮城谷作品ファンのみならず、日本中の歴史小説愛好家が期待をふくらませているに違いない。 「三国志」にはあまたの個性的な名将、名臣が登場するが、日本で最も名を知られるのが諸葛亮(孔明)であろう。冒頭の「作者の言葉」はこう続いている。 ――かれの人気は、おそらく劉備や関羽などをしのいでおり、たぶんどれほど時代がかわっても、最高でありつづけるにちがいない。通俗小説である『三国志演義』が、諸葛亮を万能人間、いわば超人にまつりあげてしまったせいでもあるが、そういう虚の部分ををいでも、多くの人々の憧憬になりうる人物である―― 「三顧の礼」「水魚の交わり」「出師表」「泣いて馬謖を斬る」「死せる諸葛、生ける仲達を走らす」といった名言・名句はそのままに、諸葛亮の実像に迫ろうとするこの作品の冒頭はこのように始まる。 ――春を迎えて八歳になった。かれは景観から音楽を感じるという感性を備えている―― 乱世に生きながら清新さ、誠実さを失わない、今まで見たことのない諸葛亮がここにいる。
  • 蝕・太平洋戦争(1)突如流れた未来電波が歴史を変えた!
    4.0
    昭和16年9月、京都帝国大学の長沢教授は、不思議な現象を観測した。非常に高いエネルギーを帯びた宇宙線の量が急激に上昇しているのである。まさにその直後、全世界は不可解な現象に襲われた。3ケ月先の12月10日から12日にかけてのラジオ放送や無線電信が各地で流れ出したのである。それらは日本海軍が真珠湾を奇襲し米太平洋艦隊を壊滅させたこと、モスクワでドイツ軍が敗退しはじめたことを告げていた。各国首脳陣は驚愕したが、もっとも衝撃を受けたのは海軍軍令部と連合艦隊であった。なぜならば、まさに真珠湾奇襲を行うかどうか、激論をかわしている真っ最中だったからである。「このような放送が全世界に流れた以上、もはや真珠湾奇襲など不可能である!」軍令部はそう主張し、連合艦隊は真珠湾奇襲を中止せざるをえなくなる。真珠湾奇襲作戦の立案者、山本五十六はどう出るのか!?SFの守護神、林譲治が細密に活写する、未来電波によって塗りかえられた、もう一つの太平洋戦記シミュレーション。
  • 白い旗
    3.8
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 玉砕か、降伏か、人間の尊厳を問う衝撃の問題作! 戦記ドキュメンタリー完全復刻! 「硫黄島は、その名のごとく硫黄の島であった。井戸を掘っても、硫黄臭い海水まじりの湯が出る」。昭和20年2月、米軍に包囲されながらも、日本軍は必死に戦っていたが、押し寄せる物量の前に徐々に攻略されてしまう。やがて弾薬も食料も尽き、決断の時が迫る。玉砕か、降伏か、人間の尊厳を問う衝撃の問題作。
  • 城取りの家
    3.8
    父祖二代にわたって“城取り”で武功をあげてきた竹中家に生まれ、宿命のようにして難攻不落の要塞、稲葉山城を攻略してゆく半兵衛の人物像を陰影豊かに浮かび上がらせた表題作「城取りの家」。関ケ原役において九州を平定し天下をも望む加藤清正一世一代の野望を描く「虎之助一代」。ほかに福島正則、直江兼続、大月義政など、戦国乱世を駆け抜けた男たちの生と死を綴った雄渾の戦国武将伝。 ※本書は、一九九六年一二月に新人物往来社より刊行された『戦国武将伝 虎之助一代』を改題し、文庫化したものです。文庫化にあたり「時代小説大全99夏号」(新人物往来社)に掲載された「寝返りの陣」を新たに巻末に収録しました。
  • 城のなかの人
    4.0
    ――城が愛してくれたのは、このわたしだけのはずだ。絢爛たる人工の色彩のなかで育った秀頼にとって、大坂城のなかだけが現実であり、安らぎにみちた世界であった。だが、太閤が逝ったあと、母である淀君がすべてをとりしきり、関白になるためだけの優雅な公卿教育を受けてきた秀頼が、恵まれていたといえるだろうか。旗印(権威の象徴)としてしか生きられない己の青春。異常な人間関係のなかで秀頼の苦悩、滅びの人生を描いた表題作ほか、「はんぱもの維新」など四篇収録。
  • 城をひとつ―戦国北条奇略伝―(新潮文庫)
    4.1
    城をひとつ、お取りすればよろしいか――。小田原城に現れた男は不敵にも言い放った。ある時は馬商人、ある時は旅の僧に姿をやつし、敵中深く潜入する。人の心を操るという兵法書『孟徳新書』の「入込」の術で、相手を分断。機を見て一気に城を奪取する。曰く「敵を攻めるのではない。敵の心を攻めるのだ」。江戸城攻略をはじめ、北条五代を支えた謎の軍師一族を名手が初めて描き出す傑作。(解説・春風亭昇太)
  • 新・入り婿侍商い帖 古米三千俵(一)
    値引きあり
    4.0
    七月下旬。角次郎の罪も晴れ、大黒屋の賑わいも戻ってきた。今年の作柄も良いと、善太郎たちが喜んでいた矢先、打越屋の銀兵衛が相談に来た。その内容に隠された陰謀とは……。さらに江戸では流行り病が!
  • 深淵の覇者 新鋭潜水艦こくりゅう「尖閣」出撃
    4.0
    史上最速の潜水艦vs.姿を消す新鋭潜水艦の海中バトル!尖閣諸島に中国駆逐艦「石家荘」が接近、日本政府は海上自衛隊護衛艦「あきづき」を派遣した。やがて、「あきづき」が魚釣島近海で消息を絶ち、緊迫する東シナ海へ、わが国初の女性首相・御厨小百合は、新型ソナー兵器を搭載した潜水艦「こくりゅう」投入を決定、日中間の緊張は一気に高まった!はたして戦端は開かれるのか。沖縄トラフの海中を舞台に、最先端技術と頭脳を駆使した熾烈な戦いを圧倒的迫力で描いたミリタリー・サスペンスの傑作!『黎明の笛』で鮮烈なデビューを果たした元幹部自衛官の著者が放つ迫真の第2弾!
  • 深海の使者
    3.8
    インド洋を横切り、アフリカ大陸を回りこんで大西洋を北上する3万キロの隠密行! 第二次大戦中、五回に渡って行われた遣独潜水艦作戦の全貌を描いた著者最後の戦史小説 太平洋戦争勃発後、連合国側に陸路・海路を封鎖され、日本と同盟国ドイツとの連絡は途絶した。この苦境を打破するため、海軍は潜水艦を単独でドイツに派遣する“遣独潜水艦作戦”を敢行した。 マラッカ海峡を抜けてインド洋を横断し、アフリカ大陸を南下、喜望峰を回りドイツ占領下フランスの大西洋岸の港まで、はるか3万キロを連合国側の厳重な対潜哨戒網をかいくぐって往復するという、過酷極まりない作戦。 伊30、伊8、伊34、伊29、伊52。五次に渡る作戦の中で、無事に日本に帰還したのは第二次の伊8一隻に過ぎなかった。 「文藝春秋」連載中から大きな反響を呼び文藝春秋読者賞を受賞。そして本作が著者最後の戦史小説となった。 解説・半藤一利
  • 新陰の大河 上泉信綱伝
    4.0
    戦国武将にして剣聖が辿った艱難辛苦の道。 上泉信綱は剣槍を縦横無尽に振るっていた。 相模国小田原城主・北条氏康の機略により、武蔵河越城を落とし損ねた関東管領・山内上杉家憲政と扇ガ谷上杉家朝定、関東公方・足利晴氏の連合軍を救うため、一騎当千の働きをせねばならぬのだ。 しかし、獅子奮迅の活躍虚しく、主君である上野国箕輪城主長野業政の嫡男・吉業は護りきれなかった。 肩を落とす信綱に、業政は無能な関東管領を見限るという。 甲斐国躑躅ヶ崎館・武田晴信の誘いにもなびかず、我が道を行く主君に仕える信綱だったが、ついに業政の命運が尽きてしまう。 信綱は「兵法を極めよ」という業政の遺言を成し遂げるべく、弟子の疋田文五郎、神後宗治とともに諸国修業の旅に出る決意を固めることに。 出立後、信濃国諏訪大社で奉納演武してからというもの、長坂釣閑斎をはじめ、諏訪四郎左衛門、武田晴信、小山田信茂らが、兵法家として名高い信綱を引き留めては策を弄してくる。 なんとか魔手を振り切り、常陸国へ向かう一行。 ようやく辿り着いた、武の神を祀る鹿島神宮を詣でていると、なんと剣聖・塚原卜伝が現れた。 教えを乞う信綱に卜伝は……。 戦国武将剣豪ロマン。
  • 新極東大戦1 ウラジオ軍港空爆作戦
    3.5
    対ソ連を重視した日本帝国軍は中国共産党を叩き、毛沢東はソ連領へ逃亡。これに驚いたスターリンは、米国務省の細胞を使い、米国の対日政策の過激化に成功する。1942年外交断絶を発表したルーズヴェルトは対日戦争へと突き進む……。

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  • 神君家康の密書
    3.2
    家康が応じた密約を胸に、天下を半日で決着させた猛将・福島正則。蛍大名と侮られつつ、強かな籠城戦で西軍主力を翻弄し逆転劇に道を拓いた京極高次――。仕掛けあう豊臣恩顧の大名たち、糸を引く家康の水も漏らさぬ諜報網。戦国覇道のキャスティングボートを握った武将たちが、日本を最大震度で揺さぶった三つの謀略秘話。

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  • 神君幻法帖<新装版>
    3.5
    徳川家に盤石の安泰をもたらすため、捨て石となれ――。 神君こと徳川家康を祀る日光東照宮周辺を舞台に繰り広げられる、「幻法者」たちの血で血を洗う腕比べ。 魔多羅一族vs山王一族。あい争うは、修羅のさだめ! 生き残るのはどちらか? そして天海大僧正の思惑は……? 山田風太郎忍法帖の忠実なるパスティーシュ。時代伝奇説の極北。 装画は、単行本時も好評だった、かつて風太郎忍法帖を多く手掛けた佐伯俊男氏。 解説は縄田一男氏。 ※本作品は、「神君幻法帖」を加筆修正した新装版です。
  • 新源氏物語 霧ふかき宇治の恋(上)
    4.1
    平安王朝の宮廷ドラマの華麗な覇者、光源氏の、因果応報ともいうべき秘められた業を背負って生れた、もの静かな貴公子・薫。彼を敬愛するがゆえに、その切実な求愛に応えることを拒みとおして逝った大君。運命の恋人たちの愛は、さらに変転しながら、川をくだる……。流麗な文章と巧みな構成を以て、世界の古典を現代に蘇らせた田辺版・新源氏物語、待望の完結編「宇治十帖」上巻。
  • 新 真田軍記 1
    -
    関ヶ原の戦い後、一年有余、ついに真田昌幸・幸村の復仇戦が始まった。九度山に流されていた父と子は、秘策を練りあげる。徳川家が最も畏れた昌幸の知嚢から生まれた秘計だ。完璧だった。まず狙われたのは、勇将と称されていたあの男だった。そして次は……?

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  • 辛酸 田中正造と足尾鉱毒事件 新装版
    4.0
    足尾銅山の鉱毒で甚大な被害を受け、反対運動の急先鋒となっていた谷中村は、絶体絶命の危機にあった。 銅山の資本家と結託した政府が、村の土地を買収し、遊水地として沈めようとしていたのだ。 反対運動の指導者、田中正造は、村を守るため、政治権力に法廷での対決を挑む。 だが、それは果てしなく、苦難に満ちた闘いだった。 日本最初の公害闘争を巡り、権力の横暴に不撓不屈の精神で立ち向かった人々を描いた伝記文学の傑作。 解説・魚住昭
  • 新史 太閤記(上)
    4.4
    日本史上、もっとも巧みに人の心を捉えた“人蕩し”の天才、豊臣秀吉。生れながらの猿面を人間的魅力に転じ、見事な演出力で次々に名将たちを統合し、ついに日本六十余州を制覇した英雄の生涯を描く歴史長編。古来、幾多の人々に読みつがれ、日本人の夢とロマンを育んできた物語を、冷徹な史眼と新鮮な感覚によって今日の社会に甦らせたもっとも現代的な太閤記である。
  • 新釈「五輪書」
    4.3
    佐々木小次郎との戦い、二刀流の遣い手……など、戦国末期から江戸初期にかけて生きた、不世出の天才剣豪・宮本武蔵の名を知らない日本人は、まずいないだろう。「五輪書」は、戦国末期から江戸初期に生きた不世出の剣豪、宮本武蔵が最晩年に書き記した兵法書である。兵法書とは、言うまでもなく、武芸の解説や武士の心構えについて、独自の説を理論化したものである。その点、「五輪書」も例外ではない。敵という言葉に象徴される人間関係、個人の覚悟など、これほど現代人の生き方を指し示す兵法書も珍しく、現代人の必読書といえよう。

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  • 真実の航跡
    3.8
    太平洋戦争中に起きた非道な捕虜殺害事件。 戦後、BC級戦犯裁判で浮かび上がった、驚愕の真実。 法の正義はどこにあるのか――。 一人の若き弁護士が、“勝者なき裁判”に挑む。圧巻の歴史小説! 昭和19年3月、大日本帝国海軍の重巡洋艦「久慈」は、インド洋でイギリス商船「ダートマス号」を撃沈。救助した捕虜を殺害した。 敗戦後、「久慈」艦長であった乾と、「久慈」が所属していた第16戦隊の司令官・五十嵐は、戦犯として起訴される。戦犯弁護人として香港にやってきた若手弁護士の鮫島は、裁判資料を読み込むうちに、この事件の――大日本帝国海軍の――抱える闇に気づいていく。
  • 真珠湾攻撃総隊長の回想 淵田美津雄自叙伝
    4.4
    海軍機動部隊の精鋭360機を率いハワイ奇襲作戦を陣頭指揮し、ミッドウェー海戦で重傷を負い、原爆投下直後の広島で被害調査に従事し、厚木基地にマッカーサーを迎え、ミズーリ号での降伏調印式に立ち会った淵田美津雄は、戦後キリスト教に回心し仇敵アメリカへ伝道の旅に出る。激動の時代を生き抜いた男の真実とは。
  • 新・水滸伝(一)
    4.1
    中国は宋朝の時代、勅使として龍虎山に派遣された洪信は、厳しく禁じられた石窟の中を掘ったため、封じられた百八の魔星はどっと地上に踊り出た。やがて、その一星一星が人間と化して、梁山泊をつくり、天下を揺さぶる。――これが中国最大の伝奇小説「水滸伝」の発端である。「新・水滸伝」は、少年時代からこの中国古典に親しんだ著者が、思うままに意訳し、奇書の世界を再現する一大絵巻。
  • 新世界海戦1946 I 昭和21年の日ソ決戦
    4.0
    1946年、スターリンは大粛清を行わずに、国力強化に成功し欧州の共産化を推進。事態を恐れた米国と日本は協力し欧州・アジアで戦うことになったが、苦戦を強いられる。世界の共産化を進めるソ連に対し、日本は大艦隊をインド洋へ向け出撃させる!!

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  • 真説 大坂の陣
    3.0
    果たして「大坂の陣」とは何であったのか? すでに政権を掌握していた徳川家康は、なぜ「主殺し」の汚名を敢えて着てまで、豊臣家を滅ぼしたのか? その真相を真田幸村や後藤又兵衛など、戦いに身命を賭した武将らの姿を通して、誰にでも判り易く解明する!

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  • 真説忠臣蔵
    4.0
    吉良邸で討死した鳥居理右衛門の首級(しるし)が消えた。その顔が、能舞台で「翁」を舞う将軍綱吉の面(おもて)に貼りついた――(「死面皮」)。周到な内蔵助の密命で後備えとして脱盟者に甘んじた高田郡兵衛らは、汚名にまみれた後半生を送っていたが――(「不義士の荊門」)。雪舞う夜を血に染め、士道を貫く赤穂浪士と主を護る吉良の家臣の凄絶な攻防。誉れある義士になれなかった者たちの栄光なき使命を描く第二の忠臣蔵。
  • 新選組血風録 〈改版〉
    4.5
    近藤勇、土方歳三、沖田総司、斎藤一から妖しい前髪の美剣士や薩摩の間者……。混沌たる状況を切り、斃れていった隊士一人一人の哀歓を冴え冴えと浮彫りにする名作。
  • 新選組血風録 新装版
    4.2
    勤王佐幕の血なまぐさい抗争に明け暮れる維新前夜の京洛に、その治安維持を任務として組織された新選組。騒乱の世を、それぞれの夢と野心を抱いて白刃とともに生きた男たちを鮮烈に描く。司馬文学の代表作。
  • 新選組はやる
    3.0
    妖怪レストラン「もず亭」の看板娘・蕗(ふき)が誘拐された! 一報を受け、市村鉄之助始め沖田総司ら新選組が結集、救出に向かう。鉄之助のご先祖様・ぬらりひょん率いる妖怪軍団も作戦に参加し大騒動に。冷気を出す雪女、刀を振り回すカマイタチ。火の玉は炎を放ち、お歯黒べったりは逃げ回る……。姿を現した黒幕は新政府一のワルだった!
  • 新選組!!! 幕末ぞんび  斬られて、ちょんまげ
    4.0
    幕末、麻疹の大流行で、近藤勇の剣術道場には閑古鳥が鳴いていた。ある晩、仲間の土方歳三や沖田総司と町の見回りに出た近藤は、甦った死人の群れに取り囲まれてしまう。辛くも逃れた近藤たちは、江戸のみならず国中で増殖する〈ぞんび〉の存在を知り、一橋慶喜にその退治を依頼されるが……。書き下ろし時代小説の新シリーズ開幕。
  • 新撰組秘帖
    3.5
    新選組隊士九人の苛烈なる生涯が蘇る! 寡黙な巨漢・島田魁、近藤勇を撃った男・富山弥兵衛、最後の新選組隊長相馬主殿など、隊士の生死に宿る光と影を描いた傑作小説集
  • 新装版 赤い人
    4.1
    囚人たちの北海道開拓裏面史。明治十四年、赤い獄衣の男たちが石狩川上流へ押送された。無報酬の労働力を利用し北海道の原野を開墾するという国策に沿って、極寒の地で足袋も支給されず重労働を課せられる囚人たち。「苦役ニタヘズ斃死(へいし)」すれば国の支出が軽減されるという提言のもと、囚人と看守の敵意にみちた極限のドラマが展開する。(講談社文庫)
  • 新装版 阿片戦争 (一)
    4.0
    1~4巻1,034~1,100円 (税込)
    清朝末期。大英帝国の新興資本は、市場を求め中国進出を企てていた。彼らが流入させた阿片の暴利を貪る特権商人、官僚達の中に、国を憂う清廉潔白な実力官吏・林則徐と豪商・連維材がいた。明治維新を始めとした近代アジア史に強烈な衝撃を与えた事件を活写する陳文学の最高峰、新装版登場!(全4巻)
  • 新装版 アームストロング砲
    4.0
    幕末随一の文明藩、佐賀藩の鍋島閑叟(かんそう)は、若い秀才たちに極端な勉学を強いた。近習・秀島藤之助は、世界最新の高性能大砲の製造を命じられ、頭脳の限り努力する。酷使された才能は斃(たお)れたが、完成したアームストロング砲は、彰義隊を壊滅させ、新時代を開いた。風雲の中に躍動する男達を描く、傑作9編を収録。
  • 新装版 一絃の琴
    値引きあり
    4.1
    直木賞受賞作。土佐藩の上士の娘・苗は、祖母・袖の嗜みであった一絃琴を5歳の時に初めて聴き、その深い音色に魅せられた。運命の師有伯と死別した後、結婚生活で一度は封印したものの、夫の理解を得て市橋塾を始め、隆盛を極めた。その弟子となった蘭子は苗との確執の果て、一絃琴の伝統を昭和に伝える(講談社文庫)。
  • 新装版 王城の護衛者
    3.9
    薩長両藩が暗躍し、攘夷派の浪士たちが横行する、無政府状態に近い幕末の京。新たに京都守護職を命じられた会津の青年藩主・松平容保は、藩兵千人を率い、王城の護衛者として治安回復に乗り出すが、複雑怪奇な政治の術数に翻弄され……。表題作の他に、「加茂の水」「鬼謀の人」「英雄児」「人斬り以蔵」を収録。
  • 新装版 ゲッベルスとナチ宣伝戦 一般市民を扇動する恐るべき野望
    4.0
    宣伝省の中に政府がある・・・・・・ 全てのメディアを掌握したプロパガンダの怪物の正体! 15000人の職員を擁した世界最初にして、最大の「国民啓蒙宣伝省」 ヒトラー、ナチ幹部、国防軍、そして市民を従属させた、その全貌を描く。
  • 新装版 孤闘 立花宗茂
    3.8
    知勇にすぐれる戸次道雪の娘誾千代と縁づいたことで、立花宗茂の「戦国九州三国志」が始まった――。大友家臣としての島津家との死闘、豊臣秀吉政権下での朝鮮従軍を経て、関ヶ原へ。誾千代との葛藤の中で奮闘し、天下人に「剛勇鎮西一」と恐れられた稀代の猛将の懊悩を精緻に描いた、第十六回中山義秀文学賞受賞作。 【目次】 第一章 鳳雛の籠 第二章 名門の盾 第三章 生の攻防 第四章 新しき枠 第五章 異国の風 第六章 天下騒擾 終 章 失地回復  新装版あとがき  解説 末國善己
  • 新装版 江 姫たちの戦国 上
    4.0
    [2011年NHK大河ドラマ原作]幼い頃に戦乱で父母を亡くし、幾度もの結婚を余儀なくされながら、将軍正室にまでなった浅井三姉妹の三女・江。信長を伯父、秀吉を義兄、家康を義父とした江は、戦国を代表するスーパーセレブであった。戦国から江戸への移り変わりを、常に時代の中心点で直に目撃した、江の波瀾の生涯を、田渕久美子が書き下ろす。

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  • 新装版 西郷隆盛 一
    3.7
    維新の英雄でありながら、城山に散った西郷隆盛。国の未来を変える大改革を行った彼の礎はどのように築かれたのか。大久保利通ら郷中の仲間たちや、最愛の恩師・島津斉彬の出会いなどを描いた西郷隆盛《薩摩篇》!
  • 新装版 最後の伊賀者
    4.0
    驚異的技術と凄まじい職業意識を持つ怪人たち、伊賀忍者はいかにしてつくられどのように生きたか。城取り、後方撹乱、探索密偵等、戦国の武器として使いちらされた危険な傭兵、詐略と非情の上に成り立つ苛酷な働きが、歴史の動きに影響を与えた不思議な人間たちを、自在に描く短編等、魅力溢れる7編を収録。
  • 三国志 一の巻 天狼の星(新装版)
    完結
    4.2
    四百年続いた漢帝国は衰退し、崩壊への道を辿っていた。政は乱れ、賊が蔓延る後漢末期の乱世に、ひとりの英傑が立ち上がる。漢の名前は劉備玄徳。義に厚く、漢帝国の復権を目指す劉備の志に賛同し、義兄弟の契りを交わした関羽と張飛とともに、叛乱を起こす黄巾賊との闘いに挑む。新時代を切り開く曹操、呉の礎を築いた孫堅など、群雄割拠の時代を駆け抜けた漢たちを壮大なスケジュールで描く――。 北方謙三の名著「三国志」が装いも新たに「新装版」として登場!! 文字も大きくなって読みやすくなり、往年の三国志ファンも三国志初心者も大満足の一冊。「新装版」第一巻には著者のあとがきを収録。
  • 新装版 小説太平洋戦争 (1)
    5.0
    和平のため奔走する首相・東条英機だが、ルーズベルト大統領は対日戦争の肚を固めていた。開戦か和平か混乱する中、山本五十六は連合艦隊司令長官就任の祝賀会の席で「天命を待つのみでは祖国の安泰は期しがたい」といってのけた。報道班員として従軍した著者による、太平洋戦争全史を描いた唯一の大河小説。【内容は山岡荘八歴史文庫版「小説太平洋戦争」と同一です】
  • 新装版 白い航跡(上)
    4.1
    薩摩藩の軍医として戊辰戦役に従軍した高木兼寛は、西洋医術を学んだ医師たちが傷病兵たちの肉を切り開き弾丸を取り出す姿を見聞し、自らの無力さを痛感すると同時に、まばゆい別世界にあこがれる。やがて海軍に入った兼寛は海外留学生としてイギリスに派遣され、抜群の成績で最新の医学を修め帰国した。(講談社文庫)
  • 新装版 孫子(上)
    3.7
    戦史の研究に没頭している孫武は、戦争に勝つには勝つだけの理由があり、負けるには負けざるを得ない理由があることを知った。呉楚の確執が続く古代春秋時代の中国。楚への復讐に憑かれた伍子胥の計らいで呉の将軍となった孫武は、独自の機略で楚軍を打ち破り続ける。孫子の兵法で名高い孫武を描く歴史小説。(講談社文庫)
  • 新装版 俄 浪華遊侠伝(上)
    4.1
    「この銭、貰うた」。逃げた父の代わりに金を稼がねばならなくなった万吉は、身体を張った"どつかれ屋"として身を起こす。やがて生来の勘とど根性と愛嬌を元手に、堂島の米相場破りを成功させ、度胸一の極道屋・明石屋万吉として知らぬ者のない存在となった。そんな万吉に大坂町奉行から密かな依頼がくる。
  • 新装版 箱根の坂(上)
    3.7
    応仁ノ乱で荒れる京都、室町幕府の官吏、伊勢氏一門の末席に、伊勢新九郎、後の北条早雲がいた。家伝の鞍作りに明け暮れる、毒にも薬にもならぬ人間で生涯をことなく送るのが望み、と考えていた。だが、妹分の美しい娘、千萱(ちがや)の出現が、彼の今までの生き方を激変させる契機となり覇者への道を歩み出した。
  • 新装版 ぼくは戦争は大きらい ~やなせたかしの平和への思い~
    4.2
    【ご注意】※この電子書籍は紙の本のイメージで作成されており、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。お手持ちの端末で立ち読みファイルをご確認いただくことをお勧めします。 アンパンマンの作者が体験した戦争。 2013年10月13日に94歳で亡くなった漫画家で『アンパンマン』等の絵本作家、詩人でもあるやなせたかしが自らの戦争体験を語った本。やなせは昭和15(1940)年の春に召集を受け、小倉の野戦銃砲部隊に入隊。召集期間満了直前の昭和16年12月8日の開戦により、召集延長に。その後、中国戦線に派遣され、上海郊外で終戦を迎えた。やなせは、自伝などの中で戦争のことを簡単には語っているが、戦争体験だけをまとめて語るのはこれが初めて。人殺しも団体生活も嫌だったというやなせにとって、軍隊はばかばかしいだけの世界。しかし、辛い中にも何か楽しみを見出してゆく持ち前の性格で、戦争と軍隊を内部から風刺していく。特攻に志願した弟との別れなど、辛く悲しい思い出にも持ち前のユーモアを交えながら語る笑いと涙の戦記になっている。嫌いな戦争のことはあまり語りたくないと考えていたやなせが、90歳を超え、戦争体験、軍隊体験を語り継ぐことで、過去の戦争のことが未来を生きる世代の記憶に少しでも残ればいい、と亡くなる直前まで語ったラストメッセージである。
  • 新装版 間宮林蔵
    4.1
    19世紀初頭、世界地図の中で樺太は唯一謎の地域だった。樺太は島なのか、大陸の一部なのか。樺太調査に挑んだ間宮林蔵は、苛酷な探検行の末、樺太が島であることを確認する。その後、シーボルト事件に絡んで思いがけない悪評にさらされ、さらには幕府隠密として各地を巡った、知られざる栄光と不運の生涯を克明に描く。(講談社文庫)
  • 新装版 妖怪(上)
    3.9
    怨霊や生霊の世界が身近にあった室町時代末期。6代将軍の落胤という熊野の源四郎は「将軍になろう」と、飢饉と戦乱で荒廃しきった京へ上る。都では8代将軍足利義政の御台所、日野富子と、側室の今参りの局が権勢争いに明け暮れていた。その暗闘に巻き込まれた源四郎を、幻術師・唐天子の奇々怪々な幻戯が襲う。
  • 新太閤記(一)
    4.0
    「奇妙な面をしとるわ。猿に似とるわ。チビ猿じゃな」信長は小者志願の若者を見て大笑いした。武士の作法に通じた若者は悪びれず、側用人に答えた。「今川の被官松下嘉兵衛尉が家で士奉公しとりました。父は先代信秀さまが鉄砲足軽しとりました木下弥右衛門と申します」「名は!」「木下藤吉郎秀吉でございます」「なんじゃとォ!」信長はきびしい目で若者を凝視した。若者はこの時23歳。これが、当時どじょう売りの与助と呼ばれていた秀吉と信長の出会いであった。
  • 新地橋 深川澪通り木戸番小屋
    4.0
    評判の団子屋をいとなむ、おひでと嘉六。元遊女のおひでは身重の体で商売に励むが、嘉六は過去にとらわれ捨て鉢な生活を送る。木戸番小屋のお捨と笑兵衛は、夫婦の窮地を救おうと奔走する(「新地橋」)。傑作時代小説シリーズ第3弾。
  • 新とはずがたり
    3.5
    野の花に似て儚げな美少女は、父親のような後深草院の寵姫となりながら弟宮や実兼の恋人になった。やがて出家し放浪した二条の、己の性の遍歴を赤裸々に吐露した禁断の書「とはずがたり」を、実兼を語りべに、一遍との出会いを出家の動機に再構築、新しい二条像に迫る。二条の真実と精神の再生を解く会心作。
  • 新・日米決戦 中部太平洋大海戦1944
    4.0
    ノモンハンで大敗を喫した日本軍は中国大陸から撤退するが、その時宜をついてアメリカが軍事衝突を画策してくる。連合艦隊は英国、ドイツの支援を得て、それまでとは異なる戦略の漸減作戦を導入し、強大なアメリカ艦隊との頂上決戦に挑むことになったが…。

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  • 新八犬伝 起
    3.5
    時は室町時代、安房の国は里見城で打ち首となった玉梓(たまずさ)の祟りに立ち向かうため、伏姫(ふせひめ)は犬の八房(やつふさ)とともに己の胎内から八つの珠を持つ八犬士を生み出す。十数年後、「孝」の珠を持つ犬塚信乃(いぬづかしの)は、父の形見の名刀村雨を、さもしい浪人網乾左母二郎(あぼしさもじろう)にだまし取られ、恋人浜路とも離れ離れになるが、それはすべて、玉梓が怨霊の仕業だった。『南総里見八犬伝』の大胆な解釈のもと大人気を博した人形劇を、脚本家石山透自らが書き下ろした、完全小説版! ※本書は、二〇〇七年四月ブッキング(現・復刊ドットコム)より刊行された『新八犬伝 上の巻』を改題したものが底本です。
  • 新版 きけ わだつみのこえ 日本戦没学生の手記
    4.5
    酷薄な状況の中で、最後まで鋭敏な魂と明晰な知性を失うまいと努め、祖国と愛する者の未来を憂いながら死んでいった学徒兵たち。一九四九年の刊行以来、無数の読者の心をとらえ続けてきた戦没学生たちの手記を、戦後五○年を機にあらためて原点に立ちかえって見直し、新しい世代に読みつがれていく決定版として刊行する。

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  • 新聞と戦争 上
    4.5
    日本が、満州事変から日中戦争、太平洋戦争、そして敗戦へと向かうなか、新聞はなぜ戦争を止められなかったのか。なぜ逆に、戦争協力の深みに入っていったのか――。朝日新聞が自身の「暗部」を、元記者や関係者への聞き取りをはじめ、国内外の総力取材によって検証、日本ジャーナリスト会議大賞を受賞した多角的ノンフィクション。当時の紙面や貴重な戦争写真資料もふんだんに掲載。

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