無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで201万冊以上配信中!
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。
明治維新を舞台に活躍した新選組隊士の群像。中村氏の作品は史実を丹念に調査
して書かれたものが多く、情景描写が巧みで読者を飽きさせない。また、武術の
造詣も深く、各流派の特徴や技についても詳しく書かれているのには感心させら
れる。「明治四年黒谷の私闘」の主人公、水野八郎はあまり好きになれないが、
古武術の薙刀の技が詳しく書かれていたのが興味深かった。新選組は、ともすれ
ば幕府方の剣客集団として描かれることが多いが、構成メンバーの出身はまちま
ちで、いろいろな考え方や価値観の人たちがいたことがうかがい知れる。要領よ
く立ち回り、生き残った者もいれば、最後まで信念を曲げず、志なかばで斃れて
いった人も多い。「明治新撰組」は完全なフィクションらしいが、相馬主計のよ
うに、歴戦の猛者でありながら、決して飾らず、いざというときに本領を発揮す
る人にはエールを送りたい。
Posted by ブクログ
「秘帖」というだけあって、平隊士を中心に、知られざるエピソードを扱う短編小説集。
結構硬い文で、ちょっと読みづらく、また、どちらかというと明治まで生き残った隊士のその後を描いた作品が多いので、どうしても暗くなりがちなので、ちょっと根気が要ります。
短編集にしては、一つ一つも長くて、よく言えば読み応えがあるのですが、一気に読むには、息切れしてしまう長さです。
でも、大げさな感じがしないし、美談を作ろうとしている感じもしないのが、好感持てます。むしろ、誠実な人間、男気のある人間、浮薄な人間、自滅する人間、色々な隊士を、淡々とありのままに描いている印象です。
新撰組のことをあまり知らない人、興味を持っていない人には、おすすめしませんが、新撰組は好きだけど、美談ばかりではうそ臭い、と感じる人には、お勧めします。
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。
小説・文芸
試し読み
ビジネス・実用
小説・文芸
小説・文芸
小説・文芸