新陰の大河 上泉信綱伝

新陰の大河 上泉信綱伝

1,782円 (税込)

8pt

4.0

戦国武将にして剣聖が辿った艱難辛苦の道。

上泉信綱は剣槍を縦横無尽に振るっていた。
相模国小田原城主・北条氏康の機略により、武蔵河越城を落とし損ねた関東管領・山内上杉家憲政と扇ガ谷上杉家朝定、関東公方・足利晴氏の連合軍を救うため、一騎当千の働きをせねばならぬのだ。
しかし、獅子奮迅の活躍虚しく、主君である上野国箕輪城主長野業政の嫡男・吉業は護りきれなかった。
肩を落とす信綱に、業政は無能な関東管領を見限るという。
甲斐国躑躅ヶ崎館・武田晴信の誘いにもなびかず、我が道を行く主君に仕える信綱だったが、ついに業政の命運が尽きてしまう。
信綱は「兵法を極めよ」という業政の遺言を成し遂げるべく、弟子の疋田文五郎、神後宗治とともに諸国修業の旅に出る決意を固めることに。
出立後、信濃国諏訪大社で奉納演武してからというもの、長坂釣閑斎をはじめ、諏訪四郎左衛門、武田晴信、小山田信茂らが、兵法家として名高い信綱を引き留めては策を弄してくる。
なんとか魔手を振り切り、常陸国へ向かう一行。
ようやく辿り着いた、武の神を祀る鹿島神宮を詣でていると、なんと剣聖・塚原卜伝が現れた。
教えを乞う信綱に卜伝は……。
戦国武将剣豪ロマン。

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新陰の大河 上泉信綱伝 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    昨日の敵は今日の友。裏切りなどは当たり前の乱世。相手の思惑を予想し対策を考え、その上で表向きは武将としての矜持を保つ。戦国時代の名将たちは頭がよくなければなりえない。国を保持するのがどんなに大変なことか、よく分かる話です

    長野業政に仕えていた上泉信綱は、最期に「兵法を極めよ」と言われ廻国修行に出ま

    0
    2024年10月02日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    上泉伊勢守信綱(作中では武蔵守)伝を未来の代が
    ドラマ原作にするという意欲作(作者の真意を代弁)
    山内上杉家の凋落で長野業政が管領家守護を諦める
    業政は苦悩の末に家臣信綱の兵法が神の領域に近づ
    くため、長野家の滅びに巻き込まれない、夢を追え
    と自由の身にさせた
    本書は第一部、武田信玄・塚原卜伝などと

    0
    2024年11月12日

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