新装版　王城の護衛者

902円 (税込)
4pt

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3.9

26件

薩長両藩が暗躍し、攘夷派の浪士たちが横行する、無政府状態に近い幕末の京。新たに京都守護職を命じられた会津の青年藩主･松平容保は、藩兵千人を率い、王城の護衛者として治安回復に乗り出すが、複雑怪奇な政治の術数に翻弄され……。表題作の他に、｢加茂の水｣｢鬼謀の人｣｢英雄児｣｢人斬り以蔵｣を収録。

新装版　王城の護衛者のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

＃カッコいい＃タメになる＃ドキドキハラハラ

Posted by ブクログ 2022年04月14日

幕末の人物を切り取った短編集なのだけど、表題の会津藩主、松平容保さんのお話が一番良かった。浮世離れするほどの純粋さと、それに全力で応えた家臣。悲劇ではありますが感動です。

Posted by ブクログ 2022年02月05日

【司馬遼太郎幕末短編再読月間②】
2000年に購入してから幾度目かの再読。
・王城の護衛者…会津藩主松平容保
・加茂の水…玉松操（岩倉具視のブレーン的人物）
・鬼謀の人…大村益次郎
・英雄児…河合継之助
・人斬り以蔵…そのまま人斬り以蔵・岡田以蔵

面白い。とても興味深い。
司馬遼太郎氏の、しつ...続きを読む

Posted by ブクログ 2013年05月10日

「王城の守護者」を読んでから「八重の桜」を観るとそらもういろんな深読みが（笑）
八重〜の松平容保像は少なからずこの容保を下敷きに描かれているのではないか、と思われるほどに、八重容保と共通する姿が。

個人的には「容保の鮭」のエピソードが好きです。

Posted by ブクログ 2011年02月28日

松平容保が好きで読みました。彼の忠義の厚さ、それゆえにおきてしまった悲劇。敗者からみる歴史もなかなか興味深いものです。ほかの短編もおもしろい。

Posted by ブクログ 2010年09月29日

幕末。

この時代は、いろんな作家によってさまざまな人物を主役に、たくさんの小説が書かれている。

同じ事件でも、誰にスポットライトを当てるかによって、善悪の立場の印象も全くひっくり返ってしまう。そんなところが面白いなー。

Posted by ブクログ 2022年01月29日

短編集だが、後の長編作品に繋がっているものもありどれも秀逸。
特に印象深かったのは、岩倉具視の歴史的回天の知恵袋として暗躍した玉松操をえがいた「加茂の水」。
そもそも誰も見たことのない官軍の錦旗を想起し、偽造し、それが結果的に歴史の流れを変えてしまうくだりは最高。

Posted by ブクログ 2021年03月02日

会津松平家の歴代藩主の死後の名は戒名ではなく、神号であったことを初めて知った。藩目的が単純勁烈に「将軍家のため」であることは会津の歴史を見ればわかる。戊辰戦争の結果は会津出身者にとっては悲しいものだが、その歴史は誇れるものでもあると改めて実感した。

Posted by ブクログ 2017年04月17日

幕末の、松平容保（会津藩主）・玉松操（岩倉具視のブレーン）・大村益次郎（花神の圧縮版）・河合継之助（峠の圧縮版）・岡田以蔵（4大一斬りのうち土佐出身）の5人を取り上げた作品。
　河合継之助の’’英雄児’’は馬上少年過ぐにも掲載されていたので2度読みになったが、やっぱ面白い「英雄というのは、時と置き所...続きを読む