新装版 最後の伊賀者

新装版 最後の伊賀者

792円 (税込)

3pt

4.0

驚異的技術と凄まじい職業意識を持つ怪人たち、伊賀忍者はいかにしてつくられどのように生きたか。城取り、後方撹乱、探索密偵等、戦国の武器として使いちらされた危険な傭兵、詐略と非情の上に成り立つ苛酷な働きが、歴史の動きに影響を与えた不思議な人間たちを、自在に描く短編等、魅力溢れる7編を収録。

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新装版 最後の伊賀者 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2020年11月25日

    司馬遼太郎の短編七作品集。
    全部忍者モノの話かと思いきや、この中の3つだけで他は違う題材。
    総じて面白い。
    そもそも、忍者話を読もうと思って読み始めたけど
    なんやかんやでそこではない話(天明の絵師、けろりの道頓)が個人的にはとても良かった
    道頓堀って道頓が作ってた堀だから道頓堀とな…と
    また新たなこ...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2020年04月26日

    京都画壇四条派の呉春を題材にした短編(『天明の絵師』)が目当てで読みましたが、それよりも、長沢蘆雪が主人公の作品(『蘆雪を殺す』)が入ってたことにびっくりしました。
    何より、両作とも軽く四、五十年前の作品のはずなのに、つい最近「発見」されたはずの「奇想画の系譜」のイメージにぴったりの人物造形っていう...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2017年10月30日

    恐らくいずれも初期の(梟の城の頃の)作品でしょうね。当然ながら、再読(何回目でしょうか)です。
    名前のように最初の三篇がこの時代に流行った忍者物。いささか古臭さ(荒唐無稽さ)は感じさせますが、なかなかです。「外法仏」は密教の修法を題材にした作品で、ある意味忍者物に通じるものがあります。「天明の絵師...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2020年04月03日

    忍者がなぜそのような暮らしをして、術を身に着けたのかを勉強するため。
    司馬遼太郎が地元関西の郷土史家の側面を持っていたことが印象的。

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    Posted by ブクログ 2013年12月05日

    *いろんなテイストの短編集。忍者ものはファンタジーっぽいし、絵師ものは淡々と、平安ものはグロかったり。幅広いなあ。
    *忍者というとNARUTOが思い浮かぶ私ですが、人物名やら術やら制度やら、忍者ものの源流を見た思い。
    *半蔵門の半蔵は服部半蔵の半蔵。
    *けろりの道頓。これが読みたくてこの本を読んだの...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2016年08月16日

    筒井順慶についてはもう少し勉強が必要か。長澤蘆雪、呉春(松村溪月)、表題とは関係なく絵師の話は面白かった。円山応挙の弟子。与謝蕪村その弟子。司馬遼太郎さんか、この分野もカバーしていたのを知らず。

    0

    Posted by ブクログ 2015年08月26日

    書名となっている「最後の伊賀者」の他に六篇の短編がおさめられている。
    始めからの三編は「伊賀者」がテーマであるが、むしろ「伊賀者」がテーマではない最後の三編「天明の絵師」、「盧雪を殺す」、「けろりの道頓」が私的には楽しめた。
    難しい表現も少なくて読みやすい短編集だ。

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    Posted by ブクログ 2011年02月11日

    伊賀忍者もの3編と他4編。漫画ヒーローにあるような格好良さとは裏腹の忍者の扱われ方が身近に感じる。同じ講談社文庫の「おれは権現」にも本書収録の「けろりの道頓」が収められているのはいかがなものか。11.2.11

    0
    ネタバレ購入済み

    天明の絵師

    mac
    2022年09月30日

    ・「お前の絵については、わしが認めている。
    あるいは器用貧乏で終わるのかもしれないが、一つ間違えば、ひょっとすると画壇の大宝になるかもしれない」
    「思いもよらぬことでございます。元来があさはかでございますから。
    いっそ、自分の器用を捨てればよろしゅうございましょうか?」
    「捨てる?…若いのだ...続きを読む

    0

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