工藤章興の作品一覧
「工藤章興」の「異 上杉軍記」「<上杉謙信と戦国時代>上杉謙信と上洛の夢」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「工藤章興」の「異 上杉軍記」「<上杉謙信と戦国時代>上杉謙信と上洛の夢」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
早稲田大学第一文学部卒。『大谷吉継と石田三成』、『反関ヶ原』など数多くの作品を手がける。
Posted by ブクログ
途中、義昭の暴走で畿内を信長に抑えられたものの、謙信の策が完全に決まり信長を追い詰めていくのだが、少々有利に展開しすぎているので何かおかしいと感じた。あとがきによると、五巻を想定していたものが三巻になってしまったとのことで、読んでいて感じた”おかしさ”の原因はそれであった。そうであれば都合の良すぎる展開もしかたがない。それを踏まえた上でこれまでの展開を振り返ると、越前では景虎と景勝の後継者争いの火種――一応は謙信が直接指名しているが――や駿州を巡る武田と徳川のせめぎ合い、そして上杉武田の同盟を匂わせるやり取りなど物語としての仕掛けが用意されており、結末は同じであってももう少し違った展開を予定
Posted by ブクログ
この歴史小説は「もしあの時。。。してれば」の範疇に入るかもしれませんが、歴史事実を調べて書かれているためか、今回で3回目の読み返しになりますが楽しく読ませてもらっています。
このシリーズは全7巻ですが、なぜこの5巻についてレビューを書いたかというと、5巻の後半(p207-233)で、敢えて物語から離れる形で、「徳川家康と松平元康とは同一人物で無い」という学説を披露しているからです。恐らく著者の工藤氏の最も述べたったポイントなのでしょう。
家康は桶狭間の戦いが終わって今川義元が敗れてから独立しますが、昔からなんか変だと思ってきました。また長男の信康と自分の妻を信長の命令とは言え、殺してし