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Posted by ブクログ
アヘン戦争。産業革命によって強力な生産力を持ったイギリスは、自国製品の売り先を探していた、その矛先は清国に向けられた。アヘン戦争はイギリスが仕掛けた非道な戦争といわれている。しかし、その前夜に何があり何が戦争へと導いたのか、詳しくは知らない。そこでこの作品を手に取った。
清国の新興商人・連維材は開国を望み、「何かを変えねばならない」という得体のしれない破壊欲をもった男。一種のギルドである公行と衝突しながら、茶の輸出で大きな利益をあげてゆく。
清国政府(道光帝)はアヘン厳禁・弛禁の論争で揺れる。林則徐は改革派であり、この人物もまた、破壊欲をもった男といえるかもしれない。
中華思想を固持したい清国の思惑。官僚の腐敗。新興商人の台頭。イギリスをはじめ列強の進出、アヘンの横行。なんという時代だろう、当時の人間にとっても何かが胎動している。その正体はわからない。そんな時代だったのではなかろうか。
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