新装版 箱根の坂(上)

新装版 箱根の坂(上)

836円 (税込)

4pt

応仁ノ乱で荒れる京都、室町幕府の官吏、伊勢氏一門の末席に、伊勢新九郎、後の北条早雲がいた。家伝の鞍作りに明け暮れる、毒にも薬にもならぬ人間で生涯をことなく送るのが望み、と考えていた。だが、妹分の美しい娘、千萱(ちがや)の出現が、彼の今までの生き方を激変させる契機となり覇者への道を歩み出した。

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  • 新装版 箱根の坂(上)
    836円 (税込)
    応仁ノ乱で荒れる京都、室町幕府の官吏、伊勢氏一門の末席に、伊勢新九郎、後の北条早雲がいた。家伝の鞍作りに明け暮れる、毒にも薬にもならぬ人間で生涯をことなく送るのが望み、と考えていた。だが、妹分の美しい娘、千萱(ちがや)の出現が、彼の今までの生き方を激変させる契機となり覇者への道を歩み出した。
  • 新装版 箱根の坂(中)
    858円 (税込)
    守護・今川義忠の死による混乱を鎮めるため、早雲は駿河に下り、嫡子・竜王丸を後見することとなる。室町幕府の力はなきに等しく、国人・地侍たちが力を持ち始めていた。この時代の大きな変化を鋭く先取りした早雲は、天性の知略で彼らの信望を得、政敵を退けていき、有名な北条の治世の土台を築いていく。
  • 新装版 箱根の坂(下)
    913円 (税込)
    関東制覇を目指して、先ず伊豆を切り取った早雲は、越えがたい箱根の坂を越えて、ついに小田原攻略に成功した。まさにその時、戦国の幕が切って落とされたのである。伝統的教養と近代的領国経営法で関東の覇者となり、治世の理想を実現させ、歴史を変えていった男、北条早雲の一生を描いた傑作長編小説完結。

※期間限定無料版、予約作品はカートに入りません

新装版 箱根の坂(上) のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2023年03月18日

    戦国武将の先駆けとして名高い北条早雲の若い頃は、名門伊勢氏と言っても枝葉の方で、京で家伝の鞍を作っていたという。どう運命が変わっていくか。
    上巻では、応仁の乱で荒れた京の様子がよく分かる。

    0

    Posted by ブクログ 2009年10月04日

    北条早雲が大好きになりました。
    戦国初期は、後期とは全く違う面白さがあるのですが、この本は本当に面白い!!
    早雲が「実は一介の素浪人じゃない」と知ってからちょっと残念な気持ちになっていたのですが、司馬先生は本当に上手い見解をして下さいました。
    将軍の弟の申次衆だけど…という設定は、悔しいが納得してし...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2012年04月09日

    北条早雲の生涯を描いた歴史小説。上巻では早雲が京にて伊勢新九郎と名乗っていた頃が時代背景。
    早雲は、小田原を拠点に民意を汲む稀有な戦国大名としては有名であるが、その若い頃の生き様を理解しないと後世の偉業を語ることはできない。おそらく当時の記録は限られているのだろうが、そこに十分に紙面を割くところが司...続きを読む

    1

    Posted by ブクログ 2019年03月06日

    いつ始まったのかもわからない、なぜ始まったのかもわからない応仁の乱に翻弄される京の人々。
    天皇の側近、伊勢氏の屋敷の片隅に小屋を建て、鞍作りで細々と暮らしを立てている新九郎。

    彼の立身出世物語のはずなのだが、10年ほどの歳が流れて、今のところまだ出世はしておらず、箱根にもたどりついていない。
    上巻...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2013年02月13日

    北条早雲のお話。
    司馬先生らしさがとっても出ていて、ワクワクしながらも、
    「おぉっ」と言いながら読める。

    45歳で世に出始めて、北条家を作り、
    後の北条家の基盤を作った手腕は本当に素晴らしいと思う。

    また、室町時代から戦国時代への移り変わりがよく読み取れ、
    歴史が楽しめる。

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    Posted by ブクログ 2011年03月10日

    北条早雲の若き日の物語。京の鞍作りから、駿河に出立するまで。その時代の宗教、ものの考え方に言及し、当時の時代背景がよくわかり、思わず作品の中に没入してしまう。11.3.10

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    Posted by ブクログ 2009年11月01日

    全巻通読後のレビューです。
    代表的な下克上の大名である、北条早雲が主人公。
    室町時代(応仁の乱以降)の様子が、政治的状況以外のこともよく書かれていて、非常に参考になる。
    それに和歌も登場して、日本史や古典文学に興味のある人には、なかなか楽しめる作品になっている。
    早雲の前半生は史料がないため...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2009年10月04日

    とある友人が司馬遼太郎の本を読んでいると聞いて影響を受けて司馬遼太郎の世界に飛び込んでみました。戦国武将、小田原の北条氏政の先祖、北条早雲の物語。

    0

    Posted by ブクログ 2009年10月04日

    北条早雲その誕生たるや・・・。
    鞍作りを生業とする伊勢新九郎、8代将軍足利義政の弟義視の申次衆を勤めてはいるが、義視の存在は無力そのもの、申次衆と言ったって秋の蚊ほどの力もない。

    早雲以前の伊勢新九郎長氏時代が描かれている巻である。
    40半ばまで世間に知られることもなく過ごした早雲、司馬さんは、早...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2009年10月04日

    早雲という人の、静かな強かさがじわっとくる話です。舞台が駿河〜箱根〜関東なので、見知った地が出てくるのも親近感がわく。東海道線にゆられてのんびりと旅をしながらこの本を読む、というのがちょっとした夢です。

    0

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