新装版 箱根の坂(中)

新装版 箱根の坂(中)

858円 (税込)

4pt

守護・今川義忠の死による混乱を鎮めるため、早雲は駿河に下り、嫡子・竜王丸を後見することとなる。室町幕府の力はなきに等しく、国人・地侍たちが力を持ち始めていた。この時代の大きな変化を鋭く先取りした早雲は、天性の知略で彼らの信望を得、政敵を退けていき、有名な北条の治世の土台を築いていく。

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新装版 箱根の坂 のシリーズ作品

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  • 新装版 箱根の坂(上)
    836円 (税込)
    応仁ノ乱で荒れる京都、室町幕府の官吏、伊勢氏一門の末席に、伊勢新九郎、後の北条早雲がいた。家伝の鞍作りに明け暮れる、毒にも薬にもならぬ人間で生涯をことなく送るのが望み、と考えていた。だが、妹分の美しい娘、千萱(ちがや)の出現が、彼の今までの生き方を激変させる契機となり覇者への道を歩み出した。
  • 新装版 箱根の坂(中)
    858円 (税込)
    守護・今川義忠の死による混乱を鎮めるため、早雲は駿河に下り、嫡子・竜王丸を後見することとなる。室町幕府の力はなきに等しく、国人・地侍たちが力を持ち始めていた。この時代の大きな変化を鋭く先取りした早雲は、天性の知略で彼らの信望を得、政敵を退けていき、有名な北条の治世の土台を築いていく。
  • 新装版 箱根の坂(下)
    913円 (税込)
    関東制覇を目指して、先ず伊豆を切り取った早雲は、越えがたい箱根の坂を越えて、ついに小田原攻略に成功した。まさにその時、戦国の幕が切って落とされたのである。伝統的教養と近代的領国経営法で関東の覇者となり、治世の理想を実現させ、歴史を変えていった男、北条早雲の一生を描いた傑作長編小説完結。

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新装版 箱根の坂(中) のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    本作品は昭和57年6月から翌58年12月まで『読売新聞』に連載された。司馬の歴史小説としては、最後期の作品になる。北条早雲の生涯は、特に前半生について良く分かっていないことが多く、諸説が認められるようだが、本作では当時の研究を反映させた"新説北条早雲"といった趣がある。ただあとが

    0
    2023年10月02日

    Posted by ブクログ

    未だ箱根にたどりつかず、舞台は駿府と丸子。
    義忠の子どもはまだ幼く、遠縁の今川新五郎範満が駿府城に居座って実質的に駿河の支配者となっている。
    彼の後見は関東公方の扇谷上杉家。

    今川の嫡子であり、伊勢家の血を引く竜王丸を守るため、早雲は駿河に行く…のだが、これが11年間も守備一辺倒なわけです。

    0
    2019年03月20日

    Posted by ブクログ

    中巻はどこからどこまでだったか忘れた。
    伊豆に領土を持った早雲は善政を施した。
    そして足利茶々丸を倒し伊豆を支配。
    このとき戦国時代が幕を開けたといっていい。

    0
    2015年02月21日

    Posted by ブクログ

    中巻では早雲が京を離れ駿河に下り、今川義忠の嫡子・竜王丸を後見し、とうとう今川新五郎を討つ。討伐の舞台設定も興味深い。
    当時の加賀藩の政情の考察は、当時の権力構造の一端を知ることにもなり、早雲の治世のヒントを窺うことができる。
    最終巻が楽しみだ。

    以下引用~
    ・それまでの城といえば山城で、山塞とい

    0
    2012年04月21日

    Posted by ブクログ

    全巻通読後のレビューです。
    代表的な下克上の大名である、北条早雲が主人公。
    室町時代(応仁の乱以降)の様子が、政治的状況以外のこともよく書かれていて、非常に参考になる。
    それに和歌も登場して、日本史や古典文学に興味のある人には、なかなか楽しめる作品になっている。
    早雲の前半生は史料がないため

    0
    2009年11月01日

    Posted by ブクログ

    あれよあれよと言う間に50代後半。まだ、甥っ子を守護にしたとこまで。ここからどうやって関東の覇者に駆け上がるのか。楽しみ。

    0
    2018年07月07日

    Posted by ブクログ

    20150827 展開がゆっくりなので少し読み疲れてしまった。この先が本来知りたかったところなので少し疲れをとってから読む事にする。

    0
    2015年08月27日

    Posted by ブクログ

    早雲の妹・千萱は今川義忠に嫁ぎ、氏親をもうけた。
    その嫡子・氏親は幼少であったので、
    義忠の従兄弟である今川新五郎が実権を握り対立した。
    中巻ではその今川新五郎が斃される。

    0
    2013年05月03日

    Posted by ブクログ

    司馬さん晩年の作品。かつての英雄譚でなく、鉄の鋤、鍬の流布により農民が豊かになり、惣が力を得たと社会を説く。11.3.21

    0
    2011年03月21日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    伊勢新九郎が伊豆を乗っ取る中巻。とても渋くて、あまりおすすめできないというオススメの本である。



    ______
    p29 頼朝が頭領になれたわけ
     頼朝が関東八州の棟梁に推戴されたのは、彼の人望や実力というわけではない。
     力を付けた関東の農民や武士団は、西の朝廷にいつまでへりくだっていなければい

    1
    2015年01月25日

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