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合本 大地の子(一)~(四)【文春e-Books】
NHKでドラマ化された山崎豊子の感動巨篇「大地の子」全4巻が電子書籍の合本として登場。 松本勝男は、敗戦直後に祖父と母を喪い、妹と生き別れた。戦争孤児となった少年は、死線をさまよう苦難を経て、中国人教師に拾われ、中国人「陸一心」として育てられる。しかし、成人した一心を文化大革命の波が襲う。日本人の出自ゆえにリンチを受け、スパイの罪状で労働改造所送りに。終わりのない単調な重労働に明け暮れる日々、一心が思い起こすのは、養父・陸徳志の温情と、重病の自分を助けた看護婦・江月梅のことだった。 労働改造所から釈放された陸一心は、恩人である江月梅と結婚。中国と日本共同のプロジェクト「宝華製鉄」建設チームに抜擢された。一方、プロジェクトに協力することになった日本の「東洋製鉄」からは、松本耕次が上海事務所長として派遣される。松本は戦前、開拓団の一員として満州にわたった。しかし敗戦時妻子の生死も不明となり、傷心のまま生きてきた。戦後三十年を経て、両国で残留孤児探しが始まる──。 「あつ子、すまなかった、探し出すのが遅過ぎた」──陸一心こと松本勝男は、三十六年ぶりにめぐりあった妹・あつ子に泣いて詫びた。妹は張玉花という名で、寒村での過酷な労働の果てに、重い病いの床にあった。その頃、兄妹の実父・松本耕次は、生き別れた子どもたちの消息をつかめぬまま、奇しくも陸一心のたずさわる製鉄所建設に参加し、中国で苦労を重ねていた。 実の妹の臨終を看取り、悲嘆にくれる一心の前に、東洋製鉄の松本耕次が現れた。松本は、娘の消息がわかって駆けつけたのだ。あまりに唐突な父子の再会。一方で、宝華製鉄建設は大詰めをむかえていた。頭角を現す一心に、更なる悪意が襲いかかる……。最後に選ぶのは祖国日本か中国か。血と汗と涙の傑作巨篇! -
アガサ・クリスティー賞殺人事件
作家志望の青年は、新人賞に落ち続けることに絶望し、人生最後の旅に赴く。名前を棄て、家族を棄て、友人を棄て、わずかな金と数枚の黒い服、数冊の愛読書を黒いトランクに詰め込んだ。古今の名探偵にちなんで名乗った偽名ゆえか、青年は行く先々で奇妙な事件に出会う。そして、旅が終わりを告げるかに思われた東京・信濃町のアガサ・クリスティー賞授賞式の会場でも悲劇は起きた! 関係者が実名で登場する授賞パーティの最中に起きた殺人事件の真相とは? 『致死量未満の殺人』で正統派本格の新鋭として好評を得た第3回アガサ・クリスティー賞作家が贈る、5篇収録の本格ミステリ連作集。 -
ダ・ヴィンチ・コード(上中下合本版)
ルーヴル美術館のソニエール館長が異様な死体で発見された。死体はグランド・ギャラリーに、ダ・ヴィンチの最も有名な素描〈ウィトルウィウス的人体図〉を模した形で横たわっていた。殺害当夜、館長と会う約束をしていたハーヴァード大学教授ラングドンは、警察より捜査協力を求められる。現場に駆けつけた館長の孫娘で暗号解読官であるソフィーは、一目で祖父が自分にしか分からない暗号を残していることに気付く……。 ※本電子書籍は「ダ・ヴィンチ・コード(上)」「ダ・ヴィンチ・コード(中)」「ダ・ヴィンチ・コード(下)」を1冊にまとめた合本です。 -
ホームズ探偵学序説
※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 誰もがあっと驚くホームズの名推理の数々。その裏にはホームズ自身による確固とした理論的な裏づけがあり、それはさながら一つの学問体系をなすものであった。名づけて「探偵学」。ホームズは生前から、自分の探偵学を一冊の本にまとめると公言していたのだが、その本の存在はこれまで誰にも知られていなかった。「ところが、その『探偵学大全』の未発表原稿がついに発見された!」という設定で、生粋のホームズ研究家が、ホームズ推理の全貌を、ホームズの筆を借りて解き明かす。加えて、名作『バスカヴィル家の犬』を、魔犬という汚名を着せられたまま死んでいった犬の視点からつづったパロディも。シャーロッキアンはもちろん、ホームズは名前しか知らないという推理小説ファンも、目からウロコの一書。 -
SFで自己を読む 『攻殻機動隊』『スカイ・クロラ』『イノセンス』
『攻殻機動隊』『スカイ・クロラ』『イノセンス』といった作品から「ゴースト」「生きた時間性」「死」「人形」などのテーマを抽出し、SFをめぐる謎-あるエピソードとセリフの意味、入り組んだプロットの陰に潜む真実、作品の趣旨-に思考の網を張り巡らせる。裏設定の読解やテクノロジーの真偽問題に優先する物語的な謎の解明に注力し、そのおもしろさに身を任せながら、作品に描かれる「“わたし”の固有性のゆらぎ」「未来を奪われた存在」「生と死のありよう」などを丁寧に読み解く。それらの批評をとおして、「別の自己像へのしなやかな流転」というSFがもつ魅力の核を析出する。 -
なぜ、北海道はミステリー作家の宝庫なのか?
※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 佐々木譲、今野敏、京極夏彦、馳星周、東直己、鳴海章、高城高…。日本ミステリーの一翼を担う北海道出身現役作家から、長谷川海太郎、久生十蘭、水谷準、渡辺温など、戦前の探偵小説草創期を支えた作家まで、北海道には知られざるミステリーの系譜があった! 戦前から戦後、現在につながる、北海道出身ミステリー作家80年の系譜、そして知られざる日本ミステリーとの深き縁(えにし)を、40人の作家論から明らかにする、ミステリー王国・北海道「発見の書」。 -
ちいさなカフカ
歴史の不条理や官僚制を告発する、きわめて深刻・まじめなカフカ――この定番のカフカ像を手放すと、どんな新しいカフカが立ち現れるか? そのみごとな見本がこの「ちいさなカフカ」である。これは数多あるこちたき作家論の類ではない。著者は、散歩のようにゆったりとカフカの周辺を巡りながら、しかし肝心のところは看過せず、その等身大の姿を紹介してゆく。道すがらふと摘みとった作品や伝記の断片から、カフカの〈生のスタイル〉が透けて見えてくる仕組みである。「ほんのちょっとしたこと、ちいさな手がかりからカフカに入ってみた。そのつど考えたり、気づいたり、連想したことを書きとめた。動いていると風景が変わり、目の位置が変化すると別の景色があらわれるように、いろいろなカフカが見えてきた」女性たちに送った夥しい手紙の数奇な運命、大の映画好きであったカフカと『審判』の関係をはじめ、賢治のクラムボンとオドラデク、『ライ麦畑でつかまえて』と『アメリカ』、さらに多羅尾伴内・長谷川四郎・クンデラに通底するカフカなど。われらの隣人カフカを知るための格好の道案内。 -
角川俳句ライブラリー
俳壇の第一線で活躍する俳人57名が、俳句の基本、作句法、鑑賞法、俳句独自の用語などをわかりやすく解説。また著名俳人による初心者に向けて「俳句の魅力」について書き下ろすエッセイも収録。 -
それはそれはよく燃えた
『黒猫を飼い始めた』『嘘をついたのは、初めてだった』『これが最後の仕事になる』『だから捨ててと言ったのに』『新しい法律ができた』に続く、会員制読書倶楽部:Mephisto Readers Club(MRC)で配信(公開)された大人気ショートショート集第六弾。 著者一覧(掲載順) 高田崇史 高田大介 歌野晶午 宮西真冬 風森章羽 丸木文華 米澤穂信 須藤古都離 篠原美季 島田荘司 神林長平 潮谷 験 古泉迦十 多崎 礼 市塔 承 黒澤いづみ 我孫子武丸 秋吉理香子 河村拓哉 矢樹 純 三津田信三 五十嵐律人 似鳥 鶏 恒川光太郎 皆川博子 -
ビブリオフォリア・ラプソディ あるいは本と本の間の旅
「SFが読みたい! 2024年版」国内篇第1位著者が描く 本好きの、本好きによる、本好きのための本 消えてゆく本 書けなくなった詩人 「本の魔窟」に暮らす青年 本であふれた世界に、希望はあるか? 本を、小説を、書くことを愛しすぎている人たち<ビブリオフォリア>の紡ぎ出す、どこか切ない未来 作家は、小説は、本は、どういう未来に向かっているのかーー 読書に関する特殊な法律が課された世界の作家 「ハンノキのある島で」 正確に訳すことが限りなく不可能なマイナー言語の日本で一人の翻訳者 「バベルより遠く離れて」 あらゆる小説を斬りまくる文芸評論家が出会った、絶対に書評できない本 「木曜日のルリユール」 書けなくなった元「天才美人女子大生」詩人のたったひとつの願い 「詩人になれますように」 「本の魔窟」に暮らす蔵書家が訪れた不思議な古本屋 「本の泉 泉の本」 いろいろな書き手のもとを巡っていくダブルクリップの旅と、本にまつわる5つの物語 -
猫狩り族の長
今まで虚構を描いてきた。 初めて本当に思っていることを書きました――麻枝准 *** 『CLANNAD』『Angel Beats!』『神様になった日』―― 話題作を作り出し続けるカリスマの内心が初めて明かされる処女小説、緊急刊行 *** 海辺で出会った彼女は、美しく饒舌で世界で誰よりも――死にたかった。 猫が戯れるのを眺めていた女子大生・時椿は、断崖絶壁に立つ女性に声をかける。 飛び降りようとする黒髪の美女・十郎丸は、多くのヒット曲を手がける作曲家だった。 彼女は予想に反して、雄弁で自信に満ちた口調で死にたい理由を語ってのける。 人生で初めて出会った才能豊かな人間が、堂々と死のうとしている事実に混乱する時椿。 なんとかその日は十郎丸を翻意させ、下宿に連れて帰ることとなる。 なぜか猫に嫌われる死にたい天才作曲家と、何も持たない大学生。 分かりあえない二人の、分かりあえなくもあたたかい6日間が、始まった。 麻枝 准の生きている世界はこんなにも苦しくて、理不尽なものだった――。 「泣ける」ことだけにこだわり創作してきた彼が純粋に書きたいものを初めて書いた処女文芸作品。
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