ビブリオフォリア・ラプソディ あるいは本と本の間の旅

ビブリオフォリア・ラプソディ あるいは本と本の間の旅

1,771円 (税込)

8pt

3.4

「SFが読みたい! 2024年版」国内篇第1位著者が描く
本好きの、本好きによる、本好きのための本

消えてゆく本
書けなくなった詩人
「本の魔窟」に暮らす青年

本であふれた世界に、希望はあるか?

本を、小説を、書くことを愛しすぎている人たち<ビブリオフォリア>の紡ぎ出す、どこか切ない未来

作家は、小説は、本は、どういう未来に向かっているのかーー

読書に関する特殊な法律が課された世界の作家 「ハンノキのある島で」
正確に訳すことが限りなく不可能なマイナー言語の日本で一人の翻訳者 「バベルより遠く離れて」
あらゆる小説を斬りまくる文芸評論家が出会った、絶対に書評できない本 「木曜日のルリユール」
書けなくなった元「天才美人女子大生」詩人のたったひとつの願い 「詩人になれますように」
「本の魔窟」に暮らす蔵書家が訪れた不思議な古本屋 「本の泉 泉の本」

いろいろな書き手のもとを巡っていくダブルクリップの旅と、本にまつわる5つの物語

...続きを読む

詳しい情報を見る

閲覧環境

ビブリオフォリア・ラプソディ あるいは本と本の間の旅 のユーザーレビュー

3.4
Rated 3.4 stars out of 5
\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    本を書く人達の短編集。どれも展開が意外で引き込まれた。「詩人になれますように」は、特に心に残る話だった。

    0
    2024年10月23日

    Posted by ブクログ

     短編集。世の中には無数の本がある。かつて出された本。これから出る本。自分には読めない言語で書かれた本。本になる見込みはなく本にしようというつもりで書かれたわけでもないけれど、いつか、誰かによって書かれた文章。読み尽くせるわけがない、全ての言語が理解できる者など存在するわけがない、読んだとしても理解

    0
    2024年08月17日

    Posted by ブクログ

    短編の主人公たちそれぞれの作品に対する想い。いつの時代も、救いになる本もあれば、ただ読み捨てられていく本もある。一冊一冊に著者がいて、そこに想いがあって、思いがけず読む人の糧になっているものだと思う。無駄な本なんてない、と思いたい。

    0
    2024年09月08日

    Posted by ブクログ

    へんてこな話だなぁという印象を強く受けた。
    連作短編集なのかと思いきや短編集で、ただ共通しているのは本や言葉がテーマになっている点だ。
    どれもショートショート的にオチのつく話ではなく、ポンと投げ出されたように終わる話もあるので評価が分かれるところ。個人的にはちょっと変わった話として好みである。

    0
    2024年06月12日

    Posted by ブクログ

    本にまつわる5篇で構成された短篇集。
    「読書法」なる法律が施行され、出版された本は6年で“完全に”抹消される世界を描いた「ハンノキのある島で」。
    南チナ語の日本でただ1人の翻訳者が出会った奇妙な外国人との交流を描く「バベルより遠く離れて」。
    すべての小説に牙を剥く文芸評論家が書評できない唯一の本とは

    0
    2024年06月10日

ビブリオフォリア・ラプソディ あるいは本と本の間の旅 の詳細情報

閲覧環境

高野史緒 のこれもおすすめ

同じジャンルの本を探す