作品一覧

  • 麝香姫の恋文
    3.0
    1巻764円 (税込)
    本当にもう、バカばっかり……。「退屈」のため息をもらす美貌の女怪盗・麝香姫(じゃこうひめ)に天才(かもしれない)青年探偵・間宮諷四郎が挑戦! 美貌の女盗賊VS.遊民探偵青年! ――近頃、帝都・東京を賑わすのは、「真に美しいものしか狙わない」美貌の女怪盗・麝香姫の噂ばかり。彼女からの予告状(こいぶみ)が舞い込んだ神宮寺家でも、幻の「青い薔薇」が盗み出されるのでは、と戦々恐々。しかし裏には、もっと巨大で黒い陰謀が、隠されていたのだった……。天才探偵・間宮諷四郎との戦いの行方は?
  • 虹のつばさ
    5.0
    1巻880円 (税込)
    侵略者から王国を救え! 超絶品・痛快冒険ロマン。空を制して王国を守れ! ――大空を制するものが、世界を制す……。時は、2つの世界大戦の狭間。「バルト海の真珠」と呼ばれた平和な楽園・メーアシャウム王国に、ナチスの魔の手が忍び寄る。美貌の王女・レティシア、夢見る飛行少年・ティム、謎の風来坊・ミッキィの3人は、それぞれの思いを胸に、敢然と立ち上がった! 愛と勇気が、国を救うのか!?
  • 亡国の本質 日本はなぜ敗戦必至の戦争に突入したのか
    4.0
    日独同盟論の芽生えから、運命の対米英戦争開戦まで。激動の世界史の中で揺れ動く日本の政治・外交の人間模様を描き上げる、歴史ドキュメント。 【半藤一利氏推薦!】政治家も軍人も、そして国民も、「大日本帝国が亡びるはずがない」と信じていた。その「空気」を、気鋭の著者が迫力をもって描き出している。 【著者の言葉】著者は、あるいは人物Aの軽薄さに怒り、あるいは人物Bの無責任をなじるであろう。されど、彼ら、批判の対象となるひとびとは、実は、歴史の鏡に映った著者自身であるかもしれない。国がなくなることはない、会社がつぶれるはずがない、日本人が壊れてしまうわけがない。そんな根拠のない確信を抱いているかぎり、批判されている彼らと同じ過ちを犯しかねないだろう。自戒をこめて、亡国の物語を記そうと思う。
  • 桜守兄弟封印ノート ~あやかし筋の双子~
    3.0
    1巻561円 (税込)
    新学期を迎えた星洋院大学は美形の双子の話題で沸いていた。黒い瞳に細いおとがい華奢な身体つきと、モデルなみのルックスなのだ。しかし彼ら桜守兄弟には誰にもいえない秘密があった。見えてはならないものが、「視えて」しまうのである……。あやかし筋の血をひく二人が変人教授と幼なじみとともに不思議な事件を推理と霊能力で解決する、オカルトミステリー!
  • ノルマルク戦記 1 滅びの星の皇子
    3.0
    1~7巻418円 (税込)
    【SD名作セレクション(テキスト版)】剣あり、魔法なし! 架空の世界を舞台にしながらも、この上なくリアルな人間ドラマをあなたに! 一国の皇子ながら、呪われた星の下に生まれたユリアス。苛酷な宿命に抗い、親友・デミアンの手により滅ぼされた祖国ノルマルク再興に立ち上がる! ※この商品にはイラストが収録されていません。
  • 書物紗幕
    3.6
    1巻836円 (税込)
    長崎県五島列島の島の旧家に400年前から伝わる稀覯本。その内容を誰かが読めば、世界のすべてに災いを及ぼすという言い伝えが残されていた。旧家の主は禁を破ってその本の鑑定を専門家に依頼する。依頼されたのは、半井優一ことル・シャスールと、ファン・ドースブルフ教授ことミスター・クラウンだった。本の中身は? 祟りは本当にあるのか? そして、ル・シャースルとミスター・クラウンの因縁が明かされる!
  • 書物奏鳴
    3.7
    1巻891円 (税込)
    蝶コレクターの龍崎はル・シャスールに、新種の蝶について書かれた『ニューギニアの動物界』を入手したいと依頼する。ル・シャスールは緑川守という少年を訪ね、守の亡き母が遺した『ニューギニアの動物界』を譲るようにお願いする。守は了承するが条件をつける。その条件とは、龍崎への復讐を意味するものだった――。その他、ド・ゴール暗殺計画、フリードリヒ大王の『七年戦争史』にまつわる謎などをル・シャスールが読み解く。
  • 書物狩人
    3.6
    1巻691円 (税込)
    たかが本――だがそこに書かれたことは時として大企業を破滅に導き、国家を転覆させることもある。錚々(そうそう)たる依頼人の願いをうけ、世に出れば世界を揺るがしかねない秘密をはらんだ本を、合法非合法を問わずあらゆる手段を用いて入手する「書物狩人(ル・シャスール)」。歴史の闇に隠されてきたその足跡が今初めて語られる! (講談社文庫)
  • 書物迷宮
    4.0
    1巻743円 (税込)
    世に出れば歴史の真相を覆しかねない本を、合法非合法を問わずあらゆる手段で入手するプロフェッショナル、“書物狩人(ル・シャスール)”。スペイン内戦末期に出版された、ロルカの幻の詩集獲得のためグラナダ地方を訪れたル・シャスールは、依頼人である老婦人を前に、この本に隠された驚くべき秘密を語り出す。シリーズ第二弾! (講談社文庫)
  • 書物法廷
    4.0
    1巻796円 (税込)
    世界の米海軍基地を標的にした同時多発テロを未然に防ぎ、冷戦時代に行方不明となった水爆のありかを示す。一冊の書物が持つ恐るべき力を知り尽くし、いかなる困難な依頼をも達成してきた書物狩人ユーイチ・ナカライ。だが、無敵を誇るル・シャスールの前に、ついに強大な宿敵が現れる。シリーズ第3弾! (講談社文庫)
  • 虹のつばさ

    Posted by ブクログ

    1940年代、 バルト海に位置する小国メーアシャウム王国が舞台の冒険小説。そんな国あったっけ?というのは当然で、架空の国。その国の王女で何かとお騒がせなお転婆娘レティシアがナチスドイツの陰謀に巻き込まれ様々な困難に直面する。でも冒険活劇なので、ドタバタと追いかけっこをしては、ルパン三世並みに弾をよけ、未来少年コナン並みに高いところから落ちてもケガをしない。追手は勝手にドツボにはまって自滅する。ディズニー映画のように戦闘シーンでも血が一滴も流れない。


    ヒロイン・レティシアを守るのは少年ティム。亡き父の遺志を継ぎ、世界一の航空機を造ることを夢見る天才だが、なにせ非力だ。それを補うのは長髪髭面

    0
    2017年08月30日
  • 書物紗幕

    Posted by ブクログ

    「書物狩人」の最終章。
    長崎の孤島で起きる、連続殺人事件を冷理な推理で解決していく。宿敵との対決も果たす。
    因習に関わる書物を巡って、事件は勃発して波紋が広がる。抜群の構成力に引っ張られて息もつかせず物語は進んでいく。感情を現さない書物狩人が、今回は探偵を担い顔を赤らめて事件の真相を暴いて行き、宿敵を追い詰める。感動の一冊です。

    0
    2014年03月26日
  • 書物狩人

    Posted by ブクログ

    この前に読んだ本が文書を巡る話で、しばらく積読していたこの小説を読む事に…(全く、関連性はないです〜!)
    世の中には、人目に触れてはならん書物はいっぱいあるねんな。
    そんな書物を探り出すお仕事が、「書物狩人」。何か本探すのが本業とはいえ、ヤバいヤツなんで、関係者がヤバい!
    諜報機関から、マフィアまで色々取り揃えてます!

    色んなヤバい事が記載されている書物。これからは、書物ではなく違う記憶媒体になる?
    前に、何かで聞いた事があるんやけど、一番長持ちする記憶媒体は何か?ディスクなりのデジタルもんかと思ってたけど、紙が一番みたい。って事は今後も書物は活躍するのか…私の記憶が正しければやけど…私の記

    0
    2022年05月08日
  • 書物奏鳴

    Posted by ブクログ

    書物狩人シリーズ、7作目。

    今作は4話編成の短編集。前回が長編だったせいか、今回の短編集の方がテンポ良く進んで読みやすく感じた。あまり腹の内を見せず、表情に乏しいル・シャスールだけれど、今回は少々大人びた男の子や可憐な女性を相手にして、人間味のある優しさが滲み出ていたように思う。そしてマスケット銃を難なく装填してしまうル・シャスール!その姿を想像して笑ってしまった。次回で完結ということで、ミスター・クラウンとも漸く決着が着くのかな。近現代史の謎と稀覯本との絡め方がいつも秀逸なので、ネタが続く限り、読み続けたかったのですが。

    0
    2020年09月10日
  • 書物狩人

    Posted by ブクログ

    初読みの作家さん。
    古書をめぐる歴史ミステリのような、スパイ小説のような短編4編。

    ケネディ大統領の暗殺や、カトリックの教義を記した福音書、ナポレオンの遺髪、陸軍中野学校など史実と絡めながら、世界を揺るがしかねない秘密をはらんだ曰く付きの本を手に入れるため、手段を問わず暗躍する〝書物狩人〟の話。

    西洋史好きなので、やはりヴァチカンやナポレオンが絡んでくる「神々は争う」「Nの悲喜劇」が面白かった。
    フィクションなんだけど、あり得そうな設定にどんどん引き込まれる。
    主人公ル・シャスールの正体も謎に包まれたまま。シリーズ化してるらしいので、今後その辺りの謎が少しずつ明らかになることも期待しつつ、

    0
    2019年12月30日

新規会員限定 70%OFFクーポンプレゼント!