まぜるな危険

まぜるな危険

1,870円 (税込)

9pt

3.1

伊藤計劃+円城塔『屍者の帝国』の世界観にドストエフスキー『白痴』から「ブレードランナー」までを投入した「小ねずみと童貞と復活した女」、佐々木淳子の時間SFコミックとチェーホフとのリミックス「桜の園のリディヤ」など、ロシア文学+SFの全6篇。

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まぜるな危険 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2021年08月16日

     ☆「アントンと清姫」
     ソヴィエトの科学者アントンに捨てられた清姫は蛇体とかして、モスクワに彼を追い、クレムリンの大鐘に隠れた彼を鐘ごと焼き殺す。この史実(?)を時間砲のよって変えようとする科学者の息子は……。
     クライマックスの祝祭感をなんとなくアニメっぽいな、と感じた。
     ☆「百万本の薔薇」
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    Posted by ブクログ 2022年07月03日

    読書備忘録665号。
    ★★★☆。

    SFとロシア文学のリミックス短編集とのこと。すなわち超マニア向け短編集。笑
    言い方を変えると、作者が楽しくて自ら三題噺を起草して、仕上げて大喜びしているという図。これ、みなんさんも共感してもらえますよね!面白いでしょ!という思いがずんずん伝わってくる。

    前提条件...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2022年06月29日

    人間椅子を参考にしてしまった判事は一体どんな捜査をするつもりなのかwww
    各作品についている前書きも面白い。
    悪霊ちょっと読んでみたくなった。

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    Posted by ブクログ 2021年09月19日

    「ロシア文学+SFの超絶リミックス全6篇」とあるとおり、ロシア・ソ連ネタに絡めた6篇の短篇集である。ネタは必ずしも文学とは限らないが、翻訳的な乾いた文体で展開される話はどれも一読の価値はあると思う。中でも「子ねずみと童貞と復活した女」は古今東西の様々なネタがぶち込まれた闇鍋風で、とても楽しかった。ロ...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2021年09月18日

    SFものは苦手だが、面白く読めた。混ぜる前の原作を知らなくても良いのだが、3作目は余りにたくさんの投入で難しかった。私的には「プシポロギーチェスキー・テスト」と「桜の園リディヤ」が最高だった。

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    Posted by ブクログ 2021年08月10日

    SF。短編集。
    ロシア文学と日本文学とSFのミックス。
    今まで何度か挑戦していたが、苦手な印象が強かった作家さん。
    ストーリー的に面白いとは思わないけど、作風はかなり独特で興味深い。
    読んでいると癖になりそうな感じもする。
    なかなか評価が難しい作品。著者の作品をもう少し読んでみたいとは思った。

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    ネタバレ

    Posted by ブクログ 2022年05月10日

    ロシア文学に色々混ぜ物をした、パロディ?パスティーシュ?短編小説集。
    作者は「カラマーゾフの妹」の高野史緒だから、混ぜさせたらそりゃ上手いだろう(未読だが)、とはいえ、混ぜる元ネタをあまりに無知すぎて、本来の面白さを感じきれなかった。主観で星×3だが、失点は完全に読者側の不勉強が原因なので申し訳ない...続きを読む

    0
    ネタバレ

    Posted by ブクログ 2021年11月20日

    「アントンと清姫」★★
    「百万本の薔薇」★★★
    「小ねずみと童貞と復活した女」★★★
    「プシホロギーチェスキー・テスト」★★★
    「桜の園のリディヤ」★★★
    「ドグラートフ・マグラノフスキー」★★★

    0
    ネタバレ

    Posted by ブクログ 2021年09月09日

    何気に混ぜたら意外に美味しかった、これ、まあ好みは分かれるけどねーといった感じか
    混ざらないもの同志を混ぜたのではないので毒性のものは感じられない
    出てくる面々もまさか自分がこういう局面を迎えるとは思わないだろう
    作者の解説により、元作品覚えてなくても大丈夫というか、解説の自由度が高くてよい

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