私の中にいる

私の中にいる

1,771円 (税込)

8pt

母子二人暮らしのアパートで発見された、女性の変死体。亡くなっていたのは母親、そして殺してしまったのは、日々虐待を受けていた小学生の娘だった。事件以降、“人”が変わったような言動をとりはじめる少女。何かが、おかしい。原因は過度の精神負荷による、解離性同一性障害……多重人格のせいなのか。では――「私の中にいる」のは、誰? 『人間に向いてない』で注目の著者が、読者に突きつける社会の底。

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  • カテゴリ
    小説・文芸
  • ジャンル
    小説 / 国内小説
  • 出版社
    講談社
  • ページ数
    304ページ
  • 電子版発売日
    2020年09月15日
  • コンテンツ形式
    EPUB
  • サイズ(目安)
    1MB

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    最初は全て萌果の妄想かと思ったが萌果が知りようのない過去の話が出てきたから本当に入れ替わっているのか?
    表紙の絵もどこを見ているのか分からなくて不気味。

    0
    2025年01月16日

    Posted by ブクログ

    不思議な話だった。これはミステリー?
    殺人の加害者と被害者が入れ替わったのか、実は事件のショックで作り出された人格なのか。
    なんにせよ、重いテーマだった。
    幼い頃から虐待を受けた人の心ってこんなふうなんだ。これは苦しい。

    0
    2024年10月13日

    Posted by ブクログ

    母親を突き飛ばして死なせてしまった小学生の羽山萌果。
    小学校ではおとなしく特に印象に残らないような少女だったが、家庭裁判所で悪態をつき施設でも何度も逃走するような問題児。
    萌果の中にいるのは誰なのか。

    佳奈の記憶では、自分が母親にされていた虐待を萌果にもして鬱憤をはらしていたが、萌果に「しんじゃえ

    0
    2024年07月10日

    Posted by ブクログ

    全体的に暗いトーンでテーマも重く好みではないはずだが、何故か一気に読んでしまった。

    主人公の内面の本当に少しずつの変化が、嬉しくはある。また後半は周りの人達に恵まれ、向き合いたくない過去の自分と向き合うところは応援したくなった。

    ただ虐待する気持ちに共感はできない。読んでいて辛かった。こう感じら

    0
    2023年06月12日

    Posted by ブクログ

    我が子である萌果に虐待を繰り返す佳奈…ある日突発的気がつくと佳奈が頭を打って死んでいた…。元々大人しく内向的であった萌果だったが、事件後は人が変わったかのように反省の色も見えず反抗的な態度になったこともあり、児童自立支援施設で過ごすことになった…。いったい何があったのか、萌果は萌果ではないのか?…。

    0
    2023年03月07日

    Posted by ブクログ

    デビュー作『人間に向いてない』が良かったので、二作目に当たる本作も期待していたが、結論から言うとやや消化不良。

    虐待を受けていた小学5年生の少女が誤って母親を殺してしまう序章で心を鷲掴みにされ、その後に続く児童自立支援施設での職員とのシーンもスリリングで先が気になる展開。

    少女の中に存在している

    0
    2023年02月16日

    Posted by ブクログ

    読んでいて心が押し潰されるようになる描写もあり、暗い気持ちになりました、辛い…。ついこの前、韓国映画の「トガニ」を観たばかりだったので、両者に共通するものを感じました。児童虐待は目を背けてはいけない問題ですよね。

    結局、萌果は誰なのでしょうか。多重人格?それとも…

    0
    2022年08月16日

    Posted by ブクログ


    虐待を受けて育った萌果は、正当防衛で母親の
    佳奈を殺してしまう。
    事件後の萌果は、これまでの内向的で大人しく
    暗い様子から攻撃的で粗野に変わっていた。

    児童保護、更生の為の学園で萌果は出会う人との
    関わりのかな自分を内省していく。
    萌果の中はいったい誰なのか。
    自分を見つめ直す萌果の口から思い

    0
    2021年06月14日

    Posted by ブクログ

    私の中にいる
    黒澤いずみさん。

    とても、不思議なお話でした。
    家庭環境。ネグレスト。虐待。
    負の連鎖。

    虐待された子が、親となり、
    同じことをする。

    本の中に、
    羊の絵本。
    というお話が出てくる。
    奥深いお話。
    結末のない、模範となるべき正解が存在しない物語。それは、まさしく、人生と同じもので

    0
    2021年01月15日

    Posted by ブクログ

    『人間に向いてない』で衝撃のデビューを果たした黒澤いづみさんの2作目。前作では引きこもり、本作では児童虐待と、現代社会(それも家庭内)の暗部を題材に小説化する手腕は見事で、今回も引き込まれた。10歳の少女が虐待から逃れるために誤って母親を殺してしまうが、直後から彼女の言動に変化が起きる。少女になにが

    0
    2020年12月05日

私の中にいる の詳細情報

  • カテゴリ
    小説・文芸
  • ジャンル
    小説 / 国内小説
  • 出版社
    講談社
  • ページ数
    304ページ
  • 電子版発売日
    2020年09月15日
  • コンテンツ形式
    EPUB
  • サイズ(目安)
    1MB

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