バートラム・ホテルにて

バートラム・ホテルにて

小説・文芸
1,100円 (税込)

5pt

古き良きエドワード朝時代の面影を今なお残すバートラム・ホテル。ミス・マープルも淡い過去の思い出を求めて訪れた客のひとりだった。だが、その優雅な雰囲気の陰に彼女が見たのは、巧妙にしくまれた大陰謀……はたして巻き起こった驚愕すべき犯罪とは? 香り高き本格ミステリの逸品!

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バートラム・ホテルにて のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    ブラウンズホテルに行ったので、あぁあの素敵な空間はずっと昔からあったのね。という感じ。ミステリー読まないけどこれは好き。

    0
    2026年02月05日

    Posted by ブクログ

    【マープル】
    冒頭のシーンが魅力的。
    舞台は都会ロンドン、古き良きエドワード王朝時代そのままの佇まいを保つバートラム・ホテル。

    高級で優雅でゆったりとした時間が流れるホテルに完璧なサービス。
    ピカピカの銀製ティーポットで飲む最高級のインド茶葉の紅茶の味は最高だろうなぁ。
    その描写がまるで映像のように鮮明に浮かぶ。

    「ほんもののシード・ケーキでしょうね?」
    出た出たー!!この名セリフ!料理の本で気になってたやつだ。
    「だって彼は殺されたんでしょ?」
    「いいかい、彼女を殺してしまわなきゃいけないんだよ」
    など、クリスティー作品はセリフも魅力的で、1度目にすると忘れられない。

    由緒正しいイギリスのシードケーキはミントのようなスースーするケーキらしい。
    ちなみに先日読んだ『ミステリーの生まれたところ』によると、このホテルのモデルとなったホテルでも、シードケーキはもう食べられないそうだ。
    アメリカのマフィンはおやつみたいで本物じゃないと言ったり、アメリカの朝食と英国の朝食の違いも面白い。

    マープルが頼んだホテルの朝食がものすごく美味しそうに描かれていて、読んでいてお腹が空いてくる。
    明日の朝は英国式の朝食が食べたくなる。
    もうこのホテルの紹介だけで楽しい!

    ミステリーとしてはいつまで経っても具体的なものは起こらない。でもホテルという非日常の空間で起きている出来事があるので退屈することはない。

    セント・メアリ・ミードが時代と共に現代的になることに「世の中の移り変わりは、やはり受け入れなければいけませんね」と悲しむマープル。

    『カリブ海の秘密』のホテルは甥の招待で、今回の高級ホテルは画家である姪が招待してくれた。羨ましいほど叔母想いの甥と姪がいるマープル。
    マープルが14歳の時に泊まった思い出のホテル。奇跡的にそっくり昔のまま。
    嘘みたいに何もかもが完璧すぎる。
    マープルが感じるこの違和感は何なのか?

    「例の髪を長くしたビートルズとか何とかいった連中」
    なんとビートルズが作中に出てきた!英国だもんね。
    私はQueenが大大大好きなんだけど、Queenは1971年からの活動だし、何となくQueenはクリスティーなら顔をしかめそうなので、さすがに出てこないよね…本と全く関係なくてすいません。

    登場人物は、大西洋単独横断飛行などをしている女流冒険家とその娘。
    今までにない職業と豪快な女性。
    そして物忘れが激しい牧師。
    私の親も同じような感じなので他人事ではなく心配しながら読んだ。

    おやじさんと呼ばれる味のあるデイビー主任警部が今回は事件を解いていく。
    マープルはこの作品ではロンドンで買い物を楽しんだりしているのがメインで、いつのものカッコ良さはない。
    でもお芝居をして聞き耳を立てて情報を仕入れる探偵みたいなことはやってる笑
    ラストは今までになく後味の悪さがあるけど、余韻の残る感じは好きだった。

    このホテルが観たくてドラマ版を観たけど、ホテルの雰囲気と女優さん達が本当に素敵で最高だった!

    マープル長編の未読は残り『復讐の女神』と『スリーピング・マーダー』の2作品のみ。

    どちらを最後に読むかがとても悩む〜!
    というのも、『スリーピング〜』はポアロ『カーテン』と同じく、戦争中に自分の身もどうなるかわからない時に書いている。
    公開されたのは亡くなった年の1976年だけど、執筆したのは1943年37歳の時。
    最終話としては『スリーピング〜』なんだけど、この頃はまだマープル作品を書いたばかりの頃なんだよな。

    だから事実最後に書いたマープル作品は、1971年81歳で出版した『復讐の女神』。
    『復讐の女神』はクリスティーも愛したマープル作品の本当の最後だと思って執筆したと思うから、どっちから読んだら良いか迷ってしまう…。
    そして読んでマープルが終わってしまうのが怖い(⁠╥⁠﹏⁠╥⁠)

    0
    2024年08月15日

    Posted by ブクログ

    マープル
    ホテルが好きなのでとても面白かった。マープルがロンドンでのお買い物で「たいそうごきげんな時間を過ごして」(p110)いるのもこちらまで楽しくなってくる。
    モデルになったホテルはブラウンズらしいが、「イギリスのお菓子とごちそう」にはブラウンズとフレミングス・ホテルを合成して描いたという説が紹介されていた。ブラウンズのアフタヌーンティー、味わってみたいものだ。

    メープルの長編の未読は2冊になってしまって寂しい。

    0
    2021年06月27日

    Posted by ブクログ

    なんだこの後味の悪さは…!
    マープルものではあるものの実際の探偵役はロンドン警視庁の警部。とはいえ切れ者同士の協力関係というか信頼関係がある感じか良い。古風なものは素敵だけど、それには相応の裏がある(これは現代でもまじでそうだ)よ…と教えてくれるクリスティ先生。

    0
    2026年02月22日

    Posted by ブクログ

    旧時代の雰囲気漂うホテルの常連客が失踪した。
    なるほど今回は失踪事件がメインかと思いきや、組織犯罪の影や謎めいた少女の行動も気になる。
    そのうえ殺人事件まで発生してしまう。
    正直、全体的に地味だなと思って読んでいた。
    だけど第二十章から一気に面白くなる。
    いろいろ詰め込まれすぎて、前半の地味さはどこへやら。
    本作の面白さって遅効性だわ。

    0
    2025年05月24日

    Posted by ブクログ

    再読。
    ミスマープルもの。
    バートラムホテルの古き良き時代のロンドンのホテルの雰囲気がとても良く描かれていて、クリスティーの作品の中でもお気に入りの一冊。
    バートラムホテルはその雰囲気とは正反対の裏の顔を持ったホテル。ホテルの登場人物もそれぞれ裏の顔を持つ。そこが面白いところ。
    事件自体は派手なものではないが、味のある作品。

    0
    2020年09月09日

    Posted by ブクログ

    再読。ミス・マープルもの。
    ロンドン、エドワード王朝時代そのままの佇まいを保つバートラム・ホテルを舞台にしたミステリ。
    事件そのものより、なぜ昔の佇まいのままに営業できるのかという謎の方が興味深かった。
    今回は、ミス・マープルもあまり活躍せず、事件も謎解きも散漫とした感じ。
    古き良き時代のホテルの雰囲気やお茶の時間を楽しむ本だった。

    0
    2018年10月06日

    Posted by ブクログ

    ホテルを舞台にした密室劇でミス・マープルが大活躍!…といったものを期待していたのだが…。
    リアル路線なのか当時の流行りか分からないけど今までのシリーズにない読後感の悪さ。ひょっとすると犯人たるキャラクターを今後も活かすつもりだったのかもしれないが…

    0
    2026年06月28日

    Posted by ブクログ

    前半は舞台となるバートラムホテルについての話で、後半になってたたみかけるように話が展開する。
    ぶっちゃけ後味の良い感じのラストではないけれども、出てくる登場人物がそれぞれに魅力的なのと、ところどころで丁寧に描写される食事や当時のロンドンの様子などがとても面白い。
    悪に対する矜持なんかも見え隠れてしていて、長く愛される作品の根っこみたいなものを感じる。あと、ポーチドエッグが食べたくなるねえ……

    0
    2025年11月18日

    Posted by ブクログ

    ポアロばっかり読んでたからか、舞台装置が出来上がってて警察も有能で、壮大でありながらもホテル内で完結し、割とあっさりしていた。
    ポアロの、論理的ってよりも人間関係にスポットを当てて詰めていく展開が好きだから、今作はイマイチ響かなかったかも。オチも独特

    0
    2025年11月12日

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