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Posted by ブクログ
【ポアロ】
ポアロ最終話。もうすごかった…。
こんなに予想を超えてくるとは…。
言葉にならない。
この本を読み終わって完全にアガサ・クリスティにはまってしまった。
もう本当に読んで良かった!
これから読む人にもぜひ情報ゼロで読んで欲しい。だから何を書いてもネタバレになりそうで怖い。
読み始めから最終話の雰囲気が漂っていて、今までと全然違う。どうして小説なのにこんな不穏な雰囲気が出せるのか。Audibleのナーレターさんも良かった。
100年もの年月を超えて国も違うのに、こんな気持ちにさせてくれるなんて、やっぱりさすが世界のミステリー女王だ。
アガサ・クリスティのことをもっと知りたくなった。一体どんな人なのか、アガサ関連の本も読みたい。
まだまだ未読のポアロシリーズがたくさんあるので嬉しい。はまってしまったのでAudibleのライブラリーが全部ポアロになってしまった(^^)
次は『五匹の子豚』を読もう。楽しみ。
Audibleにて。
★10
アガサ・クリスティー作品といえば、読んだことはないけどトリックだけは知ってるといういわゆるネタバレ率が高いことで有名で、恐らくは世界中で一番ネタバレされている作者と言っても過言ではないでしょう。本作もポワロ最後の事件ということで、色々なところでネタバレされていますが、ただ単純な犯人当てでもないので、犯人の名前だけ分かっても読後の衝撃度はそれほど損なわれないという内容ですので、そういった理由で読むのを躊躇されている方がいらっしゃいましたら、ぜひ読んでもらいたい作品です。この作品は発表こそクリスティーの晩年である1975年ですが、実際に執筆されたのは1943年ということで、出版をそこまで待ったのはネタがポワロ最後の事件だからという、なんとも遠大なネタフリというかクリスティーならではの完璧主義に驚かされます。そこまでこだわっているだけあって、内容は並みいる他の有名作品と比べても勝るとも劣らないほどの傑作で、それまでのアリバイ崩しや密室トリックといった推理小説のお約束を全部ひっくり返してしまうような、ある意味クリスティーの真骨頂とも言える作品なのではないでしょうか。
Posted by ブクログ
再読。
というか、もう5回目くらい。
好きな本は 何度でも
読み返します。
ミステリ好きになったきっかけは
小学5年生の頃
学校の図書室で たまたま手に取った
クリスティの『ABC殺人事件』
だったのですが
都合のいいことに
クリスティの作品に関しては
定期的に 犯人を忘れてしまうので
もう 何十回も
全作品を 読み直しています。
"ポアロ最後の事件"と
銘打たれた この『カーテン』。
まず タイトルが秀逸。
読み終えた後に ずっしりと
胸に迫ります。
相棒である
人の良いヘイスティングズ大尉と
ポアロの最初の出会いが
『スタイルズ荘の怪事件』。
そのスタイルズ荘に
年老いて病を抱えたポアロが
戻ってきました。
いったい 何のために?
まだ起きていない 殺人事件のために。
罪を犯す者の『人間性』を
常に見つめ続けてきた
ポアロが 最後に対峙する"悪"。
まだ 発生していない
殺人事件の犯人を
どのように 裁くのかー。
どんな事件でも
コミカルな持ち味を忘れなかった
ポアロが
この作品では かなり
ハードボイルドです。
そして 人生の晩秋を迎えた
ポアロとヘイスティングズ大尉の
ほろ苦い心象風景も
この年齢になったからでしょうかー
染みます。
出来れば
ポアロとヘイスティングズの作品を
いくつか読んだ後の方が
より一層 その関係性を
楽しめると思います。
Posted by ブクログ
ラストの「エルキュール・ポアロの手記」のインパクトが強すぎて読後の感情が全部そこに引っ張られる。
「スタイルズ荘」で「ヘイスティングズ」と共に「ポアロ自身が決着をつける」といった要素達が、ポアロ最後の事件として完璧すぎて感服してしまった。
そして暗鬱さの残る終わり方がまた衝撃と共に心に残り続けそう。
クリスティー作品でこれまでたくさん騙されてきた「視点人物を利用したトリック」に、今回もまた気持ち良くハマってしまった。
特に今作は、犯人も動機もトリックも何ひとつそれらしい予想が全くできなかったので、全ての謎が解き明かされた時の気持ち良さ、加えて今回は陰鬱な感情もひとしおだった。
全ての真相を知ったあとに、様々な場面でのヘイスティングズの言葉を見返すと切ない気持ちになる。
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