作品一覧

  • 2/2(にぶんのに)
    4.0
    1巻477円 (税込)
    アートディレクターの恋人・圭と幸せに暮らす編集者の莉花はある日、自分の中のもう一人の自分の存在、二重人格に気づく。別人格になった自分が圭に危害を加えることを恐れ、彼女は仕事も捨て、逃げるようにベトナムへと旅立つ。異国の地で彼女がたどった自身の知られざる過去。そして二つに別れた魂の謎が明かされる。初の書き下ろし長編小説。
  • 邯鄲 夜会1991
    5.0
    「邯鄲の夢」それは、昔、中国の都で廬生という男が、不思議な枕を借りて見た夢。人生の栄華のはかなさを表す故事……。年末の賑わう街で、一人の若い女性がプレゼントの包みを開けたその瞬間から、物語は始まる。それは夢か、現か、幻か。「時間」が複雑に交錯する世界へあなたを誘う。一九九一年『夜会』上演作品「邯鄲」完全版シナリオ収録。
  • 金環蝕 夜会1992
    5.0
    日本最古の物語「古事記」には有名な場面、天の岩戸の前で裸踊りをした一人の女神が登場する。彼女の名はアメノウズメノミコト。待ちわびて、泣き暮らして、耐え忍んで……。こんなしとやかなヤマトナデシコの美徳なんて笑いとばしてしまいたい。中島みゆきが問う現代の日本女性像とは? 一九九二年『夜会』上演作品「金環蝕」完全シナリオ収録。
  • 花の色はうつりにけりな 夜会1993
    5.0
    約束の人を待つ間に流れる時間と揺れる想い。足音をかき消す雨、水面に映るはかない月、色鮮やかな祭花……。『雨月物語』の「浅茅が宿」をモチーフに、誰かを待ち続ける女の姿を美しく幻想的なイメージでつむいだ、一九九三年『夜会』上演作品「花の色はうつりにけりないたづらにわが身世にふるながめせし間に」完全版シナリオ。
  • シャングリラ 夜会1994
    5.0
    メイは新聞の求人欄に、ある女の名を見つける。その人は亡き母を陥れ、今は「シャングリラ」に暮らすかつての母の親友。出自を隠し住み込みのメイドとして雇われたメイは、母の無念をはらす機会を狙う。しかし、過去に封印された扉を開けようとしたメイが知った真実とは。一九九四年『夜会』上演作品「シャングリラ」完全版シナリオ収録。
  • 問う女
    3.8
    1巻1,408円 (税込)
    あたし、だんだん嘘がうまくなる。愛する者にささやく言葉さえ、時には鋭利なナイフになってしまう…。傷つけ傷つくことを恐れ、自分の言葉を捨てたアナウンサー・綾瀬まりあ。あるタイ人女性との出会いをきっかけに、彼女は言葉が生み出す真実を知る。中島みゆき書き下ろし小説第二作。
  • 海嘯
    4.4
    1巻1,760円 (税込)
    夢を捨て、愛を捨て、両親を陥れた人間への復讐だけを胸に生きてきた女性実業家が、病の淵で初めて見つめた己の心の闇。十年目の「夜会」をベースに高らかに唱い上げる中島みゆき初の長編叙情詩。
  • ウィンター・ガーデン
    値引きあり
    4.8
    1巻2,933円 (税込)
    「雪は天から送られた手紙である」この言葉からの啓示をうけて制作、上演された、中島みゆき11回目の「夜会」を13編の歌詞と50編の詩で完全に再現した、著者初のオールカラー詩詞集! (本書はカラーの大型端末で閲覧いただくのに最適な内容になっております。)
  • 海嘯

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    ネタバレ

    夜会を観たことがないので、この戯曲詩の形がどのように演じられたのか、観てみたい。みゆきさんの世界観は、凄いなぁ。

    0
    2019年03月03日
  • ウィンター・ガーデン

    Posted by ブクログ

    雪は空からの手紙。雪が全てを包み込む物語。雪原で、湿原で、あの人を待ちながら。人の心の営みはこんなにも深く、こんなにも輪郭があり。そのくせこんなにもちっぽけで、こんなにも不確かで。

    0
    2017年01月22日
  • 海嘯

    Posted by ブクログ

    『夜会』は未観賞ですが、中島みゆきさんの詞が好きで本書を手に取りました。
    行間といい文字数といい、初見は「詩集かな?」と思って読み始めたのですが、読み進めれば行間すら物語の一部なのだと確信する内容の濃さ。
    すごい。もう本当に、壮絶な言葉の世界です。

    ”どんな人にも 必ず夢は叶う 一生にひとつだけ叶う
    引き替えに 一生の何もかもを失ってもかまわない約束で 
    夢は 一生にたったひとつだけ叶う”

    作中のこの言葉が物語の芯でありギミックであり、総てであります。

    言葉の美しさも然ることながら、物語の完成度も素晴らしいです。
    ミステリ好きにもおすすめ出来る展開で、彼女の復讐がどうなるのか、たった一つ

    0
    2014年01月12日
  • 金環蝕 夜会1992

    Posted by ブクログ

    過去に読んだ本。

    中島みゆきさんの夜会のシナリオである。

    “女性”っていうのがテーマに取り上げられるのが多いと思うんだけど、この作品もそう。

    師匠こと平沢進さんの表現する“女性像”に触れて、じゃあ、みゆきさんはそれをどう描いてたかなって、思って読んでみた。

    0
    2011年10月08日
  • シャングリラ 夜会1994

    Posted by ブクログ

    過去に読んだ本。

    中島みゆきの夜会。ちょうど、中期の頃の夜会のシナリオ。

    まだこの頃は、既存の曲が使われていたんだよね。
    ストーリーは、オリジナルなのだけど。

    0
    2011年02月27日

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