切ない作品一覧

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  • 大正ヱロス綺譚 痴人の戀【電子特別版】
    値引きあり
    4.0
    両親を亡くした藤子を拾ってくれたのは千太郎 ──19歳も年上でやり手の実業家。 本当の娘のように慈しみ育ててくれた。 17歳になった藤子は彼の旧友に惹かれてしまう。 「何度も言わせるな。あいつに会うのは許さん」 愛する娘を奪われまいと千太郎は豹変! 貪るように唇を奪われ、父娘としての一線を──!! 見たことない獣の目で射られ、熱い屹立で貫かれ、 恥ずかしい所まで舐めあげられてしまい……!! 育ての父との禁じられた恋に堕ちる本格ヱロス文藝! ◆電子書籍限定特典は本編のあとのふたりが描かれた後日談番外編!◆
  • 智頭(ちず)急行のサムライ
    3.5
    宮本武蔵生誕の地にある智頭急行「宮本武蔵駅」。その名誉駅長に、在野の若き天才剣士が任命された。誰の挑戦でも受けると宣言した彼は試合に勝ち続け、ついには全日本大会優勝者に挑戦状を突きつける! 一方、東京・上野で刀剣商が殺害された。犯行は武道家によるものと思われるのだが……。十津川警部は、事件の背後にある武道界の深い闇へと踏み込んでゆく。
  • 地図―初期作品集―(新潮文庫)
    4.0
    1巻649円 (税込)
    石垣島制圧に沸く琉球国を、祝賀のため訪れた蘭人たち。彼らが献上した軸物を見るや国王はたちまち顔面蒼白になった……。表題作「地図」をはじめ、「怪談」「花火」など同人誌等掲載の初期作品を通して、中学生津島修治から作家太宰治誕生までのドラマを読む特別篇。後年、太宰の筆と確認された「断崖の錯覚」や、文庫初収録の「貨幣」「律子と貞子」など文豪への出発点を刻印する作品群。(解説・曾根博義)
  • 地図にない場所【単話】 1
    完結
    3.2
    家でも学校でも居場所がなく「人生終わった」と絶望する中1・土屋悠人。留守気味だった隣人のバレリーナ・宮本琥珀が怪我で引退&天涯孤独で帰国と聞き「俺より終わってそうなやつが見たい」と訪ねるが、なんかイメージと違うし,手がかかる人で…?
  • 地図入門
    5.0
    地図とは地形や道路、建物などの現実を記号化すること。そのためには、さまざまな省略があります。地図の制作者はどのように現実を記号化するのでしょうか。「総描」「転位」とはどのような作業なのか? また、基準を決めるのも重要です。たとえば、海抜0メートルの決め方とは? 地形図と海図の基準の違いとは? 日本の近代以降の地図を中心に、読み方から楽しみ方まで紹介する入門書の登場です。(講談社選書メチエ)
  • 地図のない旅 おいしいコーヒーのいれ方 Second Season VIII
    4.1
    誰一人として、勝利くんを罰しようとしなかった。その結果、彼はあそこまで追い詰められたんです――中沢の言葉を反芻しながら、風見鶏のマスターは、自分がかれんの兄であることを花村家に告げに行く。由里子さん、若菜ちゃんもそれぞれのつらい経験を乗り越えようと、一歩ずつ足を前に進める。あのとき以来、時間がとまったままの勝利だったが、急遽オーストラリアから帰国することになり……。
  • 地図を捨てた彼女たち
    4.0
    用意された地図を捨て、新しい世界への第一歩を踏みだす4人のヒロイン! 舞台は長野、ハワイ、湘南、ロス。進路や恋、仕事など人生最大のターニングポイントの先に待つのは成功か、失敗か? 幸せか、ほろ苦さか……。それぞれの迷いや不安と闘いながら、勇気をもって自分らしい道を選び取っていく女性たちの輝きを描き出す。向かい風に負けずに前を向いて人生を進んでいく全ての人にエールを送る極上の青春小説集!
  • 地図を破って行ってやれ! 自転車で、食って笑って、涙する旅
    4.0
    自転車で世界一周した著者が、日本国内を駆けめぐる! 東京一周では怪しい宿の“夜の騒音”に悶絶し、甲賀の里では忍者になりきって写真撮影。北海道の名物宿で歌い踊り、屋久島の深い森で恍惚となる。そして震災前後の三陸では、忘れられない再会が──。全国各地で食、酒、自然、温かい人々に触れ、縦横無尽に走った旅をつづる紀行エッセイ。
  • 地政学時代のリテラシー
    3.3
    「法の支配」が崩れた世界でできることとは? アナ-キーで弱肉強食! 国際社会を生き延びる知恵。 米中対立、ウクライナ侵攻、イスラエル・ハマス衝突――。 国際秩序とルール・規範の崩壊によって、 地政学的危機と地経学的危機のマグマが共振しながら噴出する「危機の20年」。 武力紛争を回避するためには地政学を学び、 米中対立の時代を乗り切るためには地経学で考えなければならない。 そのリテラシーを磨くための一冊。
  • 地政学と歴史で読み解くロシアの行動原理
    3.0
    「世界を動かす偉大なロシア」という信仰は、なぜ生まれたのか? 2022年2月に開始されたロシアによるウクライナ侵攻は世界を驚かせた。しかし、ロシアの歴史を振り返ると、モンゴル帝国、リトアニア、ポーランド、スウェーデン、オスマン帝国、ドイツなど常に四方の周辺諸国と戦争をし、国家消滅の危機にも陥りながら領土を拡大してきた。そのためロシアにとって戦争は歴史そのものであり、この国の偉大さを証明するものでもある。本書では、日本人には理解しがたいこうしたロシアの行動原理を、元駐ロシア外交官が、地政学、歴史、文化、対外政策などを複合して解説する。ロシアは何をしようとしているのか? ●序章 ロシアの行動を理解するために ●第1章 ロシア帝国の4つの地政空間 ●第2章 ロシア外交の方向性を変えた19世紀 ●第3章 ヨーロッパの地政学~世界大戦期のロシアとドイツ ●第4章 ロシアン・イデオロギー
  • 知性は死なない 平成の鬱をこえて 増補版
    4.0
    「うつ」でも大丈夫だよ。 ――どんなに「できること」を失っても、必ずまた一緒にやっていける。 研究者として最盛期を迎えていた30代の半ばに、重度の「うつ」で言葉の読み書きができなくなっていた著者は、いかにして知性を取り戻し、しかし大学を去ると決めたのか。能力主義の限界を超える、新しい社会の見取り図はどこにあるのか。平成の「反知性主義」を検証し、疫病の令和で孤立する人を励ます真摯な一冊。解説・東畑開人●文庫大増補版●
  • 父・伊藤律 ある家族の「戦後」
    5.0
    伊藤律(1913~1989)は戦中・戦後の共産党史で謎に包まれた存在でした。曰く「生きているユダ」「革命を売る男」。しかし、それらは日本共産党中央や、尾崎秀樹、松本清張などが貼った誤ったレッテルでした。伊藤の次男の著者とその母は党籍を離れず活動を続けました。それがどれほど苦しいことであったか、ある世代以上の人には容易に推察できるでしょう。本書はイデオロギーと家族の絆が織りなすドラマなのです。
  • 乳親【イラスト入り】
    4.4
    「ちちうえの乳は想像よりも甘うございます」宮緒 葵が「濃厚乳」を引っさげ登場! 敬愛する親友。赤子から育てたその息子。二人から『乳』を求められ…! ラスト1ページまで目が離せない禁断愛をどうぞ。 ※本書は電子配信中の「小説ビーボーイ 溺愛しすぎる特集(2017年冬号)」に収録されております。
  • 父親 上
    3.0
    1~2巻440円 (税込)
    石井菊次は56歳。化粧品会社の宣伝と商品開発の担当部長。妻と二人の子供がいる。だが、平穏無事な生活とはこんなに脆いものなのか。スタイリストの仕事に生きがいを持つ娘の純子が、妻子と別居中の青年実業家・宗と道ならぬ恋におちた。娘の平凡な結婚を願う菊次は、宗の妻が初恋の人の娘であることを知り、複雑な思いに悩む。話題作の上巻。
  • 父親が知らないとマズイ 「女の子」の育て方
    3.5
    父親の関心度が意外に低いものに娘の教育があります。父親は息子の教育は熱心ですが、娘は母親任せになってしまうからです。しかし、女性を取り巻く環境が激変し続けているいま、家庭での教育も早急に変えなければなりません。本書は、数々の名門女子校改革を成功させてきた著者が、女の子が社会に出た時に困らないように娘を導く父親の役割を解説します。父親が心得ておくべき、女の子の親子関係、学校生活、進路選択などを具体的に説明します。
  • 父親たちにまつわる疑問
    3.9
    私立探偵〈アルバート・サムスン〉シリーズ最新作 宇宙人を名乗る男から奇妙な依頼を受けた私立探偵サムスンは刑事になった娘と調査に乗り出す。四篇の連作によるシリーズ最新作
  • 父親の力 母親の力 「イエ」を出て「家」に帰る
    3.9
    大きくゆらぐ家族関係。家族を救う力とは? いま、父親にできること、母親に望まれること、子どもが求めていることがわかる本。
  • 父親の品格
    3.8
    「男の品格」の著者が書く父親論。友達のようになってしまった、現代の親子関係をバッサリ。70代の著者が骨太の父親論を説く。
  • 父親を名乗るおっさん2人と私が暮らした3ヶ月について
    5.0
    たった一人の家族だった母親を病気で亡くした高校二年生の新田由奈。  母の葬式の日、そんな彼女の前に突然、父親を名乗るおっさんが現れた。しかも2人も!?   金髪でチンピラ風の竜二と、眼鏡でエリート官僚風の秋生。「今さら父親なんて認めない!」と反発するが、一つ屋根の下で暮らすことになってしまい――。  不思議な共同生活が紡ぐ新しい家族のカタチ。その中で知った母の意外な一面と残された想い。  あたり前に近くにいる人が愛おしくなる、いびつでおかしな親子の物語。
  • 父から子に伝えたい戦争の歴史
    3.3
    2021年1月、惜しまれつつもこの世を去った作家・半藤一利。 幕末・明治に始まったこの国の「近代化」への道のりは、「あの戦争」――第二次世界大戦への道のりでもありました。 終戦から77年を迎える今、令和の日本人が、過ちを繰り返さないために歴史から何を学ぶべきなのでしょうか? 数十冊もの著作たちのエッセンスを凝縮した、半藤史観の決定版!
  • 父からの手紙
    3.5
    家族を捨て、阿久津伸吉は失踪した。しかし、残された子供、麻美子と伸吾の元には、誕生日ごとに父からの手紙が届いた。10年が経ち、結婚を控えた麻美子を不幸が襲う。婚約者が死体で発見され、弟が容疑者として逮捕されたのだ。姉弟の直面した危機に、隠された父の驚くべき真実が明かされてゆく。完璧なミステリー仕立ての中に、人と人との強い絆を描く感動作!
  • 父から娘への7つのおとぎ話
    4.3
    イギリス南西部の建築事務所で非正規社員として働くレベッカは、幼いときに父親が家を出ていっていしまい、母親に育てられた。父親のレオには20年近く会っていない。ある日、男性記者エリスが取材目的でレオの行方を尋ねてきた。レオはかつてBBCの子ども番組に出演していた人気俳優だったのだ。エリスはレオが現在どこにいるのか見つけられないという。父親など存在しないかのように暮らしてきたレベッカが母親や親戚に聞いても、「ろくな男じゃない」としか教えてもらえず、生死すらわからない。だが、祖母がこっそり一冊の本を渡してくれる。それは、父親が自分のために書いてくれたらしいおとぎ話の本だった。レベッカはエリスの取材に協力しつつ、本を手がかりに父親を探そうとするが……。〈収集家と水の精〉〈世界の果てへの航海〉〈魔女とスフィンクス〉……7つの奇妙なおとぎ話が収められた本が、知らなかった父親の想いを描き出す。本をこよなく愛する著者が贈る、切なくも心温まる家族の物語。
  • 父がしたこと
    3.9
    目付の永井重彰は、父で小納戸頭取の元重から御藩主の病状を告げられる。居並ぶ漢方の藩医の面々を差し置いて、手術を依頼されたのは在村医の向坂清庵。向坂は麻沸湯による全身麻酔を使った華岡流外科の名医で、重彰にとっては、生後間もない息子・拡の命を救ってくれた恩人でもあった。御藩主の手術に万が一のことが起これば、向坂の立場は危うくなる。そこで、元重は執刀する医師の名前を伏せ、手術を秘密裡に行う計画を立てるが……。御藩主の手術をきっかけに、譜代筆頭・永井家の運命が大きく動き出す。
  • 父がひとりで死んでいた 離れて暮らす親のために今できること
    4.1
    ネットで8万人が共感! 「父がひとりで死んでいた」いよいよ書籍化 ===== 2021年の正月が明けて間もなくのこと。 遠く離れた実家で父が孤独死していた、という連絡を著者は受けます。 警察による事情聴取、コロナ禍の中での葬儀、 実家の片付け、残されたペットの世話、 さらには認知症になった母の遠距離介護まで――。 父を亡くしたショックに立ち尽くす間もなく、 突如直面することになった現実をひとりで切り抜けていく日々と、 心の動きをリアルにつづったエッセイ集です。 「日経xwoman ARIA」で連載中の大反響のコラムを書籍化するにあたり、エッセイに加えて“離れて暮らす親のために今できること”という観点の情報コラムを新たに書き下ろすなど、大幅に加筆しました。  ・見守りサービスをどう利用する?  ・親がペットを残して亡くなった場合はどうすればいい?  ・空き家になった実家をどうする?  ・親を失った悲しみにどう対処すればいい?  ・おひとりさまの老後にどう備えればいい? 2025年、すべての団塊世代が後期高齢者になります。働き盛りの40代~50代が直面するであろうこうした問題について、エディター、ライターとしての豊富な経験を積んできた著者が、自ら体験して調べて得た知識を惜しまず共有します。
  • 父ガルシア=マルケスの思い出 さようなら、ガボとメルセデス
    3.5
    愛する人たちの死について書くというのは、書くということそのものと同じくらい古い行為のはずだが、いざそれをするほうに自分が傾くと、即座にことばに詰まってしまう。メモを取っておこうと自分が考えていることにぞっとなり、恥じ入りながらメモを取り、メモを修正している自分を見損なう。情動的にかき乱される原因は、父が有名な人だったことにある。書きとめておく必要をおぼえる背後には、この野卑な時代の中で自分自身の名声を高めたいという誘惑が潜んでいるかもしれない。もしかすると書きたいという呼び声に抗して、謙虚に黙っていたほうがいいのかもしれない。謙虚なふるまいというのは、実のところ、僕の一番好きな虚栄の形態なのだ。しかし、書くということに関してよくあるように、主題のほうが書き手を選んでくるという面もあり、抵抗しても無駄なのかもしれない。 ――本書より
  • 父・こんなこと(新潮文庫)
    4.0
    父・露伴の死にゆく姿と、続く葬儀の模様を綴り、刻々の死を真正面から見つめた者の心の記録とした『父―その死―』。掃除のあとで、念を入れるために唱えなければならない呪文「あとみよそわか」のことなど、露伴父子の日常の機微を伝えるエピソード七話からなる『こんなこと』。誠実に生き、誠実に父を愛し、誠実に反抗した娘が、偉大な父をしのんで書き上げた、清々しいまでの記録文学。
  • 父 渋沢栄一 新版
    4.0
    人を愛し、国を愛した実業家。 息子の視点から描かれる、渋沢栄一の素顔とは? 栄一の生涯を俯瞰する、随一の伝記!! 2024年、経済人として初めて紙幣の顔となる、渋沢栄一。 彼は、江戸から昭和へと、四つの時代を駆け抜けた。明治維新の志士、大蔵省の官僚、数多くの企業の創立や発展に携わる企業人として生きていく中で、多くの意思決定を迫られていた。 その際判断基準となったのが、〈その行動で社会をも利することができるか〉、つまり公益の追求である。道徳に照らし合わせた活動でなければ経済活動の継続も難しいというのである。 令和に生きるビジネスマン必見、持続可能な経済実現のヒントがここに。 巻頭には栄一の歩みを写真で振り返る、豪華12頁のグラビアページも収録!
  • 父、断章
    3.5
    1巻1,408円 (税込)
    怒りに駆られ、私の胸ぐらをつかんだ父。旅先の宿で、ふと姿を消した母。混雑するプラットフォームで、私を探し続けた恋人――。訪れた土地や手に取った書物の中に息づく過去の断片が、作家自身の記憶を揺さぶるとき、もう二度と会うことのない人への思いが湧き上がる。自伝的要素の強い表題作ほか、全7篇を収める短篇集。
  • 父と家族をやめたい
    3.0
    高校卒業を機に、田舎から出て姉とふたり暮らしを始めたあかり(著者)だったが、「家族経営でレストランを始める」という父に呼び戻されることに。 アルコール中毒で借金だらけ、自分勝手な父に振り回される母と姉、そして自分。 自由のない日々から抜け出すべく、お酒と男に依存するようになったあかりが、最後にたどり着いたのは――!? 「逃げられない」日常を描いた、波乱万丈コミックエッセイ!
  • 父と暮せば
    4.5
    「うちはしあわせになってはいけんのじゃ」愛する者たちを原爆で失った美津江は、一人だけ生き残った負い目から、恋のときめきからも身を引こうとする。そんな娘を思いやるあまり「恋の応援団長」をかってでて励ます父・竹造は、実はもはやこの世の人ではない――。「わしの分まで生きてちょんだいよォー」父の願いが、ついに底なしの絶望から娘をよみがえらせる、魂の再生の物語。
  • 父と子
    4.1
    農奴解放前後の、古い貴族的文化と新しい民主的文化の思想的相剋を描き、そこに新時代への曙光を見いださんとしたロシア文学の古典。著者は、若き主人公バザーロフに“ニヒリスト”なる新語を与えて嵐のような反響をまきおこしたが、いっさいの古い道徳、宗教を否定し、破壊を建設の第一歩とするこのバザーロフの中に、当時の急進的インテリゲンチャの姿が芸術的に定着されている。
  • 父と子の旅路
    4.1
    青年弁護士・祐介のもとに難題がまわってきた。その難題とは、自分の両親を惨殺した死刑囚の再審を担当して欲しいという酷い依頼だった。悩み苦しんだ末、祐介はひとつの結論をだした・・・。法廷ミステリーの第一人者が新境地を拓いた意欲作の文庫化!! ※TVドラマ『家族の旅路 家族を殺された男と殺した男』(フジテレビ系全国ネット「オトナの土ドラ」枠/東海テレビ開局60周年記念作品/2018年2月~/全8話予定)の原作本です。本作を原作としたドラマは、滝沢秀明・遠藤憲一・谷村美月など豪華キャストの熱演が話題の心揺さぶられる作品。原作と共に必見です!
  • 父と娘の肖像(小学館文庫)
    4.0
    【ご注意】※お使いの端末によっては、一部読みづらい場合がございます。お手持ちの端末で立ち読みファイルをご確認いただくことをお勧めします。 著名人女性21人と3人の父親から聞いた「父娘関係二十四様」。そこには、素直になれないもどかしさもあれば、年を経て初めてわかる思いもある。登場するのは横峯さくら、飯星景子、野田聖子、大石静、南場智子、阿川佐和子、宇津木麗華、北斗晶、岡本依子、山本美香、成田真由美、細川ふみえ、潮谷義子、矢部美穂、大岩千穂、大貫妙子、杉田かおる、片岡安祐美、米原万里、藤ジニー、鈴木貴子、鳥越俊太郎、丸山和也、永六輔(敬称略・掲載順)。
  • 父 中野好夫のこと
    5.0
    父について知ることのあまりに少なかった娘のユニークな父の記.著名な父への娘の激しい葛藤があり,骨太い知識人である父の思いがけぬ一面の発見がその人となりと心の奥行きをおのずと明かしてゆく.

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  • 父に恋した息子の罪深いカラダ~雷が鳴る夜に~
    完結
    4.0
    全1巻330円 (税込)
    「血より気持ち良いモンで繋がろうぜ」……耳元で父親・広に囁かれて、明は身体を開く――…広の大きな口は明の勃ち上がったソレを喉奥まで銜え込み、扱きながら明を絶頂まで導く――…。父親と恋人の関係になってしまったことに罪悪感を抱きながら、“好き”という気持ちと“家族”という関係のどちらを選ぶべきか迷い続けていた明は、ある日交通事故に遭ってしまい、記憶障害により全ての記憶を失くしてしまう――…!!もちろん、広との“恋人”としての甘い関係も…。二人はこの危機をどう乗り越えるのか――…!?二人のなれそめ話「長男の恋~禁じられた父への思い~」、激しく甘い蜜月の「ラバーズライン~イケナイ家庭の秘密~」も是非チェック!
  • 月ぬ走いや、馬ぬ走い
    値引きあり
    4.2
    1巻1,093円 (税込)
    第67回群像新人文学賞受賞!新たな戦争の時代に現れた圧倒的才能!21歳の現役大学生、衝撃のデビュー作。 先祖の魂が還ってくる盆の中日、幼い少年と少女の前に、78年前に死んだ日本兵の亡霊が現れる――。時空を超えて紡がれる圧巻の「語り」が、歴史と現在を接続する! 島尾敏雄ほか先人のエコーを随所に響かせながら、沖縄に深く堆積したコトバの地層を掘り返し、数世代にわたる性と暴力の営みを、『フィネガンズ・ウェイク』的な猥雑さで、書きつけた作品。Z世代のパワフルな語部の登場を歓迎する。 ―― 島田雅彦 十四章の構成で沖縄の近現代史を描き切る、しかも連関と連鎖、いわば「ご先祖大集合、ただし無縁者も多い」的な賑わいとともに描き切る、という意図はものになった、と私には感じられた。/この小説はほぼ全篇、ある意味では作者自身のものではない言葉で綴られていて、だからこそ憑依的な文体を自走させている。つまり、欠点は「長所」なのだ、と私は強弁しうる。要するにこの「月ぬ走いや、馬ぬ走い」は小さな巨篇なのだ。 ―― 古川日出男 「読んだものを茫然とさせ、彼のいままでを氷づけにし、そのうえで、読むことをとおしてあたらしい魂を宿らせる、そんな小説でありたい……テクストでの魂込め(まぶいぐみ)とでも呼ぶべきところが、ぼくの目標です。」豊永浩平(受賞のことば) ぼくがここにいて、そしてここはどんな場所で、なによりここでぼくはこうして生きてきた、ってことを歌って欲しいんだ、ほとばしるバースはライク・ア・黄金言葉(くがにくとぅば)、おれらは敗者なんかじゃねえぞ刻まれてんのさこの胸に命こそ宝(ぬちどぅたから)のことばが、月ぬ走いや、馬ぬ走いさ!
  • 父の愛人 【短編】1話
    完結
    3.8
    全7巻198円 (税込)
    父子家庭の高校生・晴輝の家では、優しくて料理上手な家政夫・純平が働いている。晴輝は純平を家族のように慕い懐いているが、純平には晴輝の父で小説家・國彦とある秘密の関係があって…? ※本電子書籍は「麗人uno! Vol.149 まだ足りない」に収録の「父の愛人 1話」と同内容です。
  • 父のおともで文楽へ
    3.5
    父と私と文楽。共感度100%の家族小説。  母の3回忌の法要で、佐和子は実家を訪ねた。久しぶりに顔を合わせた父・敬一郎から文楽を観に行こうと誘われる。仕事が休みの土曜日、小学生の娘・梨々花は別れた夫・義彦との面会日で家にない。「面白いぞ」と敬一郎は言うが、半信半疑で国立劇場へ向かった。  演目は『心中天網島』だった。天満で紙屋を営む治兵衛が曾根崎新地の遊女と恋仲になり、妻子を捨てて心中するという筋書きだ。治兵衛は、妻のおさんへの未練も断ち切れず、遊女の小春との心中も踏ん切りがつかない。佐和子はまったく共感できなかった。そんな佐和子に、「また付き合え」と敬一郎は言った。  ニューヨーク州の弁護士資格も持ち、アメリカで仕事をする予定の義彦が、梨々花を連れていきたいと言い始めた。佐和子は梨々花を手放したくないが、契約社員としての収入は多くなく、夫からの養育費に頼る身だ。そんな中、敬一郎から検査入院をすると連絡が入る。  37歳でシングルマザー、派遣社員の佐和子には、精神的にも経済的にもゆとりは少ない。公私に亘って、課題が山積みだったが……。
  • 父の回数
    3.8
    1巻1,881円 (税込)
    話題のシスター・バイオレンスアクション『ババヤガの夜』の著者が放つ傑作小説集。 父親が死んだという連絡がある。母親は三十年以上前に父と離婚してから、まったく没交渉だった人間だ。葬式を準備する私と母の顔には、「めんどうくさい」という字がくっきり刻まれている(「かたす・ほかす・ふてる」)。 誰にも同情されず、注目もされず、生きる営みを淡々鬱々と続ける人々の心を照らすものとは? 孤独な現代人の心を揺さぶる「ダイバーシティ」ファミリー小説五編。 こんな風に書かれる主人公たちが心底羨ましい。理屈じゃなくて、肌触りが好き。独り占めしたいから読まないでください! ―尾崎世界観(シンガーソングライター・小説家) 全編、順番を付けられないくらい好きです。そして、どのお話にでてくる人も好きです。 共に生きられなくても、あなたを生かしてくれるひとはいるのだよ、と王谷さんが語りかけてくれるようでした。 ―町田そのこ(作家) これはあなたの話であり、わたしの話であり、あなたのすぐ隣で生きているひとの話だ。 ―永井玲衣 (哲学者・作家) つながりは言葉のまえに、そこにあって、じぶんの家族も、本当は名付けられないなにかだ。 本書は家族という最小の社会につけられた、無数の傷を愛そうとするこころみである。 ―海猫沢めろん(作家) この小説たちは、まさに現代の「人間喜劇」(19世紀の文豪バルザックの小説群)だ!―(担当編集)
  • 父の戒名をつけてみました
    3.3
    父の死の連絡がきた「その日」から1年半の、実体験ルポ。生前の父との約束があり、喪主である著者は、ベストセラーとなった島田裕巳著『戒名は、自分で決める』を参考に、父の戒名を自作した。ところが、旦那寺の僧侶に「自分で戒名をつけてみたのですが……」と言いかけた途端、「人のビジネスに手を出すな」と恫喝され、さらには、「墓に入れない」と怒鳴られる。葬儀社の応援もあり、別の僧侶に頼んでなんとか葬式を執り行うが、今度は約2億円(?)の遺産をめぐって「争族」が勃発。4人のきょうだいは二派に割れる。前半は、著者の体験ドキュメント。後半は、体験から派生して、ノンフィクションライターである著者の「取材」へと進んでいく。戒名とは、そして、人の死を弔うとは、どういうことなのか? また、揉めに揉めた「争族」は、相続税納付ぎりぎりの10ヵ月後に決着をみたが、どうすればもう少しスムーズに解決できたのか? 自分なりの答えを探すべく、さまざまな参考文献を読み、僧侶や葬儀社の関係者、弁護士や司法書士に話を聞いていく。突然降りかかる家族の死。「その日」に慌てないために、読んでおきたい一冊。
  • 父の革命日誌
    4.5
    パルチザンとして闘争に身を捧げた父の突然の死。喪主として帰郷した娘だが、その葬儀には思いもよらない弔問客たちが次々と訪れる。人生の複雑さをユーモラスにたたえた、傑作長篇。
  • 父の声
    4.2
    地元を離れ、東京で暮らす娘ののぞみが婚約者の本間を連れて帰省した。 父親の順治は、二人を明るく迎えたが、娘のある変化に不審を抱く。 心配になった順治は、娘を追って上京することに。 どうやらのぞみは、男に騙されて覚醒剤に手を染めているらしい。 娘を救うため順治はある行動に出るのだが……。 感動のミステリー長編。
  • 父のこと
    3.7
    戦後日本の礎を築いたワンマン宰相・吉田茂、その長男である文士・健一。著者はこの父といかに接し、どのように見てきたのか。日常生活の回想から吉田内閣論まで、著作集未収録を含む父をめぐる全エッセイを収める。さらに父子が忌憚なく語り合った長篇対談「大磯清談」を併録。文庫オリジナル。 巻末エッセイ・吉田暁子
  • 父のコートと母の杖
    4.0
    人気ムック『暮らしのおへそ』編集ディレクター・一田憲子さんが父と母を綴る初めてのエッセイ集 昭和のモーレツ会社員で、バリバリ仕事をしてきた父。 専業主婦としてそれを支えてきた母。 いつまでも元気だと思っていた両親が、80代、90代になり、 娘である自分がケアをしなくてはいけなくなったとき──。 「だんだんと体力が衰え、できないことが増える。 自分の親にその『年齢』がやってきていることを知ったとき、 訪れたのは「恐怖」だった。(中略)父や母が弱っていくことがイヤだ。 いつまでも元気でいてほしい。もしそうでなくなったら、 いったいどうしたらいいのだろう。そんなジタバタを経て、 『老い』を受け入れなくては仕方がない、と理解し始めたときから、 私は父や母と出会い直してきた気がする」(はじめに より) 現在進行形で老親と向き合う一田さんの、実感を綴ったエッセイです。 はじめに 目次 1│もう一度、親と出会い直す 大嫌いな親との再会  父のコート  母の杖と自立の教え  アイロンかけは父の役目  母のおしゃれ指南  父の銀磨き  ぶっきらぼうな母  いばりん坊の父との会話  年代ものの調理道具とカレー作り  父からのメール  無垢な母と小賢しい娘  朝食はバタートースト  母の自信  2│親の人生の最終コーナーで 老いる意味  マイナスのアップデート  父と母の誕生日に寄せて  家事は「点」でなく「線」で考える  一田家のティータイム  父の免許返納と私の運転  親に甘えられない問題  父と母の喧嘩遍歴  育てられ方と、私らしさ  心配しすぎ症候群  介護ヘルパーさんと両親の見栄  一田家のお出かけ  両親は、尊敬できなくたっていいのだ  80歳も90歳も、人生のはじめて  家族の力関係
  • 父のなくしもの
    4.6
    かつては海ほど大きく感じた父親は、どうしようもないさみしさを抱えた、ひとりのちいさな男だった。 家族、故郷、仕事、若さ、記憶、感情……手の平から少しずつ零れ落ちていくように、大切なものをなくしていく父。 その人生と、別れを描いたエッセイコミック。
  • 父の文章教室
    4.4
    5歳の頃、放浪癖のあった父親と同居することになり、程なく、花村少年の地獄の日々がはじまった。『モルグ街の殺人事件』を皮切りに、古今東西の古典を読まされる毎日。飽きる素振りをみせれば、すぐさま拳が飛んできた――。4年にわたる狂気の英才教育の結果、岩波文庫の意味を解する異能児へと変貌した小学生は、父の死後は糸の切れた凧となり、非行のすえに児童福祉施設へと収容された。以来、まともに学校に通った記憶がない。本書は、芥川賞作家・花村萬月が、これまでの人生で唯一受けた教育の記憶をたどり、己の身体に刻み込まれた「文章作法」の源泉に向きあった、初の本格的自伝である。巻末に、父の死を描いた掌編『爛斑』を収録。【目次】はじめに/第一章 あなたは父が好きですか/第二章 それは山谷の旅館からはじまった/第四章 父の人柄/第五章 父が現れた! (一)/第六章 父が現れた! (二)/第七章 早期教育/第八章 筮竹/第九章 読書の時間(一)/第十章 読書の時間(二)/第十一章 読書の時間(三)/第十二章 父の芸術教室(一)/第十三章 父の芸術教室(二)/第十四章 課外授業/第十五章 父自身のこと/第十六章 断片的であること/第十七章 父の死後(一)/第十八章 父の死後(二)/第十九章 教育と強制/第二十章 キリスト教/第二十一章 父の愛/第二十二章 母の愛/終章 そして現在/爛斑/花村萬月著作リスト
  • 父の詫び状
    4.4
    宴会帰りの父に叩き起こされて夢うつつに土産を食べる福助頭の弟、母に威張り散らす父の声、転校した初日に教室に向かう気持ち、来客の多かった我が家の忙しい正月、温かいおひつの上で泣き泣きやった学校の宿題、おやつに食べた懐かしい“ボールとウエハス”、銀座に出かける日のおめかし、途中までは大成功だった初アルバイト、黒い服ばかり着るので黒ちゃんといわれた若い日々……昭和の「懐かしい家庭」を卓越した記憶で鮮烈にユーモラスに描く、向田邦子の第一エッセイ集。
  • 父は息子とどう向き合うか
    3.0
    男の子の父親であれば、正直な気持ち、「何とか、自立してくれ。決して、パラサイトにはならないでくれ」と願うものであろう。しかし、息子が自立の道を歩むために、何かしてやれることはあるだろうか? また、日々、気難しくなってゆく息子にどのように向き合っていったらよいのだろうか? 疑問に感じる父親は数多いに違いない。本書では、父と息子という、意外に難しい関係に、哲学者である著者が、自らの息子との体験をまじえて踏み込み、その落としどころを探ってゆく。父と息子の関係は、だいたい息子が13歳になるぐらいから難しくなってくる。子どもと大人の中間期を迎えて、息子の心が不安定化するからである。そのような頃から、父親としてどう振舞ってゆくべきだろう? してやるべきこと、してはいけないことはどういうことだろう? 父親であれば誰もがぶつかる難問に、やさしく、深く答える一冊である。

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  • 父 水上勉
    3.5
    1巻2,530円 (税込)
    日本の近代文学史上、稀代の私小説作家として知られ、数々のベストセラーを生み出した水上勉の生涯を、実子である無言館館主が書き下ろす、注目の力作。戦前、小説家になることを志し、福井から上京した水上は、食うや食わずの状態で転職を重ねながら、やがてある女性と同棲、彼女は一子を設ける。いろいろな事情で父母は幼な子を他家に養子に出すことになるのだが、その子が著者だったことは、これまで水上の『冬の光景』などに詳しい。一方戦後三十余年を経て、著者は「父」と奇跡の再会を果たす。二十年もかけて実父を捜し歩いた記録はNHKの連続テレビドラマで放映されたこともあり、感動的な物語としてよく知られるところとなっている。早い話、父母から捨てられた形ではあったが、その後著者は「父」を許すどころか、敬意をもって接することとなる。本書は〈わたしは父親の真実を知りたいという欲求におそわれる。その「人」に惹かれる。何とかして、その「人」を知りたいと思う〉という著者の強い意欲がもたらしたもので、丹念な資料収集や作品の精読はもとより、何よりも「父」との対話を通じて、評伝を超えた評伝としての姿を見せている。
  • 父・宮脇俊三への旅
    3.8
    父が「一人で旅に出る」ことは、「会社に行く」のと同じようなものだった――。その死によって「紀行作家の父」に向き合った娘が、父として、また紀行作家としての宮脇俊三をしなやかに綴る、心にしみるエッセイ。
  • 父 山本五十六
    4.5
    「この戦争に、だれよりも反対していた父であることを、私たちは知っていた」。十日間ほどにもわたる盛大な国葬の最中、山本五十六の息子である著者は、喪主としての役割を務めながらもむなしさを噛み締めていた…。真珠湾攻撃を指揮し、太平洋戦争開始の役割を担った軍人が、家族だけに見せた繊細で温かな素顔と、生い立ちや職務のために常に抱えていた苦悩をつづったノンフィクション。

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  • 地中の記憶
    3.7
    【アメリカ探偵作家クラブ賞最優秀長篇賞受賞作】十五歳と半年を迎える夜、長年近づかないことになっていた隣家の土地に忍び込んだアニー。しかしそこで死体を見つけてしまう。その事件は町の忌まわしい過去を掘り起こし、アニーと家族の生活まで脅かす……二十世紀半ばのアメリカ南部を舞台にした巧緻で濃密なミステリ
  • 父よ、あなたは…
    4.2
    嫌い嫌い大嫌い、超憎んでる父(17年間、音信不通)が突然、死んだ。 それが、まさか、こんな気持ちになるなんて! 『透明なゆりかご』『お別れホスピタル』『不浄を拭う人』で絶好調、 沖田×華、亡き父タカシの喪の仕事! 暴力、暴言、略奪、ストーカー行為、警察沙汰ーー父にはさんざん迷惑をかけられた。家族はみな父から逃れるためにバラバラに暮らした。つまり一家離散だ。私は父が大嫌いだった。東京に出てきて漫画家になり、忙しく仕事をしていた。父とは2度と会うつもりがないまま気がつけば17年が経過していた。そこへ突然、届いた父の訃報。バラバラに生活していた家族が久しぶりに顔を合わせることになり、それがまた新たな事件の始まりとなった!
  • 父よ、ロング・グッドバイ ―男の介護日誌
    3.3
    〈少しずつ記憶を失くし、ゆっくりゆっくり遠ざかっていく〉認知症を、アメリカでは「ロング・グッドバイ」と表現するそうです。「ぴあ」を退職し専業作家となった盛田氏は、母を亡くした後、父の異変に気づきますが、同時に体調を崩した実妹のサポートも始めます。作家としての時間も失われ始め、「先が見えない」つらさの中、徐々に追い詰められていきます。本書は、息子が父を介護した日々を綴ったノンフィクション。10年後、65歳以上の5人に1人が認知症になると言われる今、何を覚悟し、ゆっくり確実に迫る死と対峙すべきかを教えてくれます。
  • 父を撃った12の銃弾 上
    3.0
    アメリカ最高のミステリーに与えられる エドガー賞最優秀長編賞最終候補。 わたしの父の身体には、 たくさんの銃弾が刻んだ傷跡がある―― 全米の書評を絶賛の声で埋めつくした、少女と銃と父と、いまは亡き母の物語。 12歳の少女ルーは、父とともに亡き母の故郷に移り住んだ。それまでは父とふたり、各地を転々としながら暮らしてきたが、娘に真っ当な暮らしをさせようと、父サミュエルは漁師として働くことを決めたのだ。しかし母方の祖母は父娘に会おうとしない。母はなぜ死んだのか。自分が生まれる前、両親はどんなふうに生きてきたのか。父の身体に刻まれた弾傷はどうしてできたのか。真相は彼女が考える以上に重く、その因縁が父娘に忍び寄りつつあった……。 ティーンとしていじめや恋愛を経験して成長してゆくルーの物語と、サミュエルを撃った弾丸にまつわる過去の断章を交互に語り、緊迫のクライム・サスペンスと雄大なロード・ノヴェル、鮮烈な青春小説と美しい自然の物語を完璧に融合させ、みずみずしい感動を呼ぶ傑作ミステリー。 どんな小説が好みなのかを問わず、心に響くものがここには必ずある。(ニューズウィーク) 恋愛小説でありミステリーでもある、感動的な物語の饗宴。(ピープル) ※この電子書籍は2021年2月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。
  • チック・トゥレット症の子どもたち 内的感覚の理解と治療意欲を支える
    4.0
    1巻2,200円 (税込)
    チック・トゥレット症は、発症のメカニズムの解明も対処法も非常にむずかしい疾患です。 この本では20年の臨床をもつ著者が、チック・トゥレット症の本人やご家族、支援者に、ぜひ知っておいてほしい対応、実際に行っている治療方法、国内外の最新の研究を盛り込みました。
  • ちっちゃい使徒とでっかい犬はのんびり異世界を旅します
    4.6
    元気いっぱい5歳児(神の使徒)とでっかい子犬(神獣)が旅をしながら世界を救う!? 少年ミナトと愛犬のタロは不幸な境遇のせいで死んでしまった。 神から選ばれ、ミナトは神の使徒、タロは神獣として力を与えられて異世界に転生する。 転生時に神からお願いされたのは、世界を巡りながら、呪われた聖獣や精霊を助けること。 まずは異世界に順応しようと、ミナトとタロはとりあえず森で暮らす中、呪いに困った聖獣や人間たちがやってきて──。 無自覚チートなわんぱくコンビの異世界紀行、はじまります!
  • ちっちゃな頃からおばちゃんで(1)
    完結
    4.4
    全4巻792円 (税込)
    里谷淳子28歳、銀行員、彼氏なし。休日は実家の定食屋を手伝う親元ガール。面倒見がよく、小さい頃のあだ名は「おばちゃん」。母親は弟には甘く、自分には何かと依存する。そんな母親の重力から逃れるべく、初めての一人暮らしを決意するのだが……?『ワーキング・ピュア』のスピンオフ作品が大人気連載に! 注目の新作が初単行本で登場!!
  • ちっぱい彼女と美人彼氏1
    無料あり
    4.6
    全44巻0~264円 (税込)
    「感度いいんだな?もうこんなになってる」「やあっ、変な声出ちゃう!」奏太の長い指が、伊織の敏感なトコロを掻き回して…男の子っぽく、胸が小さいことにコンプレックスを抱いていた伊織が、密かにココロ寄せているのが、同じカフェで働いているパティシエの瀬戸奏太。自分なんて眼中なし、と思っていたら突然、奏太に告白され、唇を奪われた伊織。初めて見る、奏太のいきり立ったモノ!?女性みたいな美しいルックスの奏太君が、こんななんて―――!!線の細さとは裏腹に、強引に舌を這わせてきて…「やだ、私恥ずかしいよう。でも奏太君のは全然イヤじゃない…」
  • ちっぱい嫁とワケアリ夫 1巻
    完結
    4.3
    全3巻121円 (税込)
    「思ったよりおっぱいないんだね」元カレに言われた一言がトラウマで未だに彼氏もいなければ処女の若葉。そんな若葉を心配して父親が勝手に結婚相手を決めてきてしまい、半年のお試し期間付きで幼なじみのマサと一緒に暮らす事に!!優しいマサだけど、一緒に暮らしてしばらく経っても、キスすらしていない……。頑張ってセクシーな姿で誘っても全然反応がない。これってもしかして私が貧乳だから……???思いあまってキレてしまった若葉だけど、どうやらマサにも“ワケ”があるようで……!?ふたりの本当の初夜はいつになるの?
  • チップス先生、さようなら
    4.0
    霧深い夕暮れ、煖炉の前に座って回想にふけるチップス先生の胸に、ブルックフィールド校での六十余年の楽しい思い出が去来する――。腕白だが礼儀正しい学生たちとの愉快な毎日、美しく聡明だった亡き妻、大戦当時の緊迫した明け暮れ……。厳格な反面、ユーモアに満ちた英国人気質の愛すべき老教師と、イギリスの代表的なパブリック・スクールの生活を描いて絶賛された不朽の名作。
  • 千束×波平シリーズ(2) 眠れない恋人
    4.0
    セレブで強引な千束にカラダもココロもメロメロに愛されている、平凡な新米リーマンの波平。なにかと感覚の違いにためらう波平の前に、千束に似合う本物のセレブ、イギリス貴族のリチャードが現れる。千束を「冬至」と呼び、彼の過去をちらつかせるリチャードに心乱される波平が……。人気のセンシティヴ・リーマンラブv 千束×波平シリーズ続篇登場!!
  • 地底旅行
    4.1
    鉱物学の世界的権威リデンブロック教授は,十六世紀アイスランドの錬金術師が書き残した謎の古文書の解読に成功した。それによると,アイスランドの死火山の噴火口から地球の中心部にまで達する道が通じているというのである。教授は勇躍,甥を同道して地底世界への大冒険旅行に出発した。地球創成期からの謎を秘めた人跡未踏の内部世界。現代SFの父といわれるジュール・ヴェルヌの驚異的な想像力が縦横に描き出した不滅の傑作。

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  • 知的資本論 すべての企業がデザイナー集団になる未来
    4.1
    財務資本から知的資本へ――すべての企業が資本価値を見直す時が来た。そして、すべての働く人たちは「企画」という知的生産物を生み出し、新しい働き方を獲得する未来に向かう。「代官山 蔦屋書店」や佐賀県の武雄市図書館など、話題の施設を作ってきたカルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)の社長・増田宗昭による、斬新な組織論、時代認識論。知的資本を使って、マーケティングとクリエイティブ、理論と感性、システムとエモーションの交点に立ち上がる同社の企画、そして、自由の真価についても語る。
  • 「知的自営業」のすすめ 技術者のための独立コンサル入門講座
    3.0
    だれも語らなかった、自分の『棚卸』法、顧客獲得などの自立のノウハウ、年収のシミュレーションを開示! 現在の仕事、収入に疑問を感じている技術者はもちろん、理系のサラリーマン、企業OBの方に提案! 技術者は「知的自営業」へ大転換することで“もやもや”はすべて解消! モチベーションもインセンティブもメンタル・ヘルスも大幅に向上!! たしかな先達の事例で、安心と自信が得られます。
  • 知的ヒントの見つけ方
    3.7
    毎日の生活の中には知的好奇心を刺激する素材があふれている。 テロのニュースを聞き、その背後によこたわる歴史を考える。 自然災害の報をうけて、火山国、地震国という日本の宿命を改めて問い直す。 オリンピックをみながら、あの戦争を思い起こす。 横綱誕生のニュースから、トランプ大統領の今後を想像する。 バーの店主だった時代を回想し、いまのジャーナリズムに檄を飛ばす。 そして、みずからの病から、人間の生と死へ思いをはせる。 日々、接するニュースや、足を運んだ展覧会、取材であった科学者の言葉などから、思考の材料を取り出す。そんな「知の巨人」のあざやかな手腕が味わえるエッセイ集。 〈目次〉 第1章 生と死に学ぶ 第2章 歴史と語らう 第3章 科学を究める 第4章 戦争から考える 第5章 政治と対峙する ●特別講義● ・最先端技術と10年後の「日本」 ・ノーベル賞興国論
  • 「知的野蛮人」になるための本棚
    3.5
    1人の人間の能力や経験には限界がある。この限界を突破する最も効果的な方法が読書だ。著者は、「読書によって教養をつけるためのコツがある。数学で分数が理解できていない人が、微分、積分に関する本を読んでも、絶対に内容を理解することはできない。それと同じように政治や経済、あるいは恋愛についても、本には読む順番がある」と言う。本書では、当代随一の読書家である著者が、「意味のある読書とは何か」「詐欺師の視点に学ぶ」「格差の本質を知る」「『テロ』を起こす人々とは」「オバマ大統領の戦略」「北朝鮮をめぐる情報戦」など、57の重要テーマについて「真っ先に読むべき2冊」を厳選して紹介。この2冊をきちんと読んでおけば、自分の頭で現在起きている出来事を読み解くことができるようになる。
  • 血と霧 1
    4.1
    血の価値を決める三属性――明度(バリュー)、彩度(クロマ)、色相(ヒュー)――による階級制度に支配された巻き貝状の都市国家ライコス。その最下層にある唯一の酒場『霧笛(むてき)』で血液専門の探索業を営むロイスのもとに、少年ルークの捜索依頼が持ち込まれた。だが両親だと偽る男女は、事件の核心部分を語ろうとしない。価値ある血を持つと思われる少年に自らの過去の因縁を重ねたロイスは調査を始めるが、それは国家を揺るがす陰謀の序章に過ぎなかった。
  • ちとせ
    4.4
    【第3回京都文学賞〈中高生部門〉最優秀賞受賞作】 京の街は、夢の見方を教えてくれる―― 明治五年、博覧会の開催に沸く京。故郷丹後で天然痘にかかり失明の不安を抱えた少女ちとせは、鴨川でひとり三味線を弾いていた。 素朴な調べに声をかけてきた俥屋の跡取り藤之助に誘われ、見知らぬ街をめぐるちとせ。閉じてゆく視界の中で懸命に焼き付ける、折々の風景、都の人々。 一心に弾く三味の音は、やがて新たな光となり……。 揺れ動く少女の葛藤と成長を、17歳の新星がみずみずしく繊細な筆致で描く。
  • 『千歳くんはラムネ瓶のなか5』SS冊子付き特装版
    4.6
    チラムネ初の特装版! 『このライトノベルがすごい!2021』第1位の大人気作、初の特装版が登場! これまで描かれてきた多数のショートストーリーを集約、かつ書き下ろし掌編を付けた、130PにおよぶSS冊子を同梱。 特装版カバーと小冊子カバーは、raemz描き下ろしの豪華仕様。 チラムネを語る上で必携の、SS(ショートストーリー)冊子付き特装版! ※「ガ報」付き! ※この作品は底本と同じクオリティのカラーイラスト、モノクロの挿絵イラストが収録されています。 (底本 2021年4月発行作品)
  • 【電子限定おまけ付き】 ちとせの戀に巡る月 【イラスト付き】
    完結
    4.6
    【イラスト付き】悲願を叶えるため久遠を生きる葵は、昼は人間相手に日本茶を、夜はあやかし相手に薬を商っていた。ある晩、忘れようもない瞳をした青年・木周友哉と出会う。彼こそ遥か昔の京の都で鬼たる葵を恐れも疎みもせず慈しんでくれ、葵が愛した男――その今生の姿だった。葵との因縁を知らず、祓い屋としての力を有する友哉は、葵に敵愾心を向けて……?電子限定書き下ろしSSを収録!!
  • 血と肉
    3.3
    1巻1,540円 (税込)
    その日私はお腹の子と共に、夜行バスに乗って東京を去った……田舎の海沿いのラブホテル「コート・ダジュール」を舞台に、女性の持つ業と痛み、そして連綿と続く「命」の連鎖を描く飛躍作!
  • 知と熱 ラグビー日本代表を創造した男・大西鐵之祐
    4.8
    世界に真剣勝負を挑んだ「最初の男」は、寄せ集めの代表チームを、いかにして闘争集団「ジャパン」へと変革したのか――。戦場から生還後、母校・早大のラグビー復興と教育に精力を注ぎ、日本代表監督としてオールブラックス・ジュニアを撃破。ラグビーの母国・イングランドに初めて臨んだ代表戦では3対6の大接戦を演じた、戦後ラグビー界伝説の指導者・大西鐵之祐。闘争のただなかから反戦思想を唱え続けた男の79年の生涯を描いた傑作。第12回「ミズノスポーツライター賞」受賞作。カバーデザイン/Kotaro Ishibashi。解説/釜谷一平

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  • 地に呪われたる者
    3.0
    「ひとつの橋の建設がもしそこに働く人びとの意識を豊かにしないものならば、橋は建設されぬがよい、市民は従前どおり、泳ぐか渡し船に乗るかして、川を渡っていればよい。橋は空から降って湧くものであってはならない、社会の全景にデウス・エクス・マキーナ〔救いの神〕によって押しつけられるものであってはならない。そうではなくて、市民の筋肉と頭脳とから生まれるべきものだ。(…)市民は橋をわがものにせねばならない。このときはじめて、いっさいが可能となるのである。」(本書より)民族とは、国家とは、文化とは。ファノニズムとは何か。植民地主義に抗し36年の生涯を闘争に捧げた著者が遺した、ポスト・コロニアル批評の原点。
  • 地に這うものの記録
    4.0
    1巻2,200円 (税込)
    「僕の名前はポール」--再開発計画に揺れる駅前ビルに突如現れたのは、一匹の喋るネズミ! 市議会議員の浦田さんの助けを得ながら、欲望うずまく人間たちの世界に飛び込んでいく。ついには、堂々市議会に登壇し、大演説をぶつことに。聖書の昔から続く人間とネズミの深い因縁は、はたして今日どのような結末を見ることになるのか? 近作『ひよこ太陽』で泉鏡花賞を受賞し波に乗る芥川賞作家が新境地に挑んだ、仰天寓話小説。
  • 血の歌
    4.1
    1巻1,430円 (税込)
    痛ましい歌声が、俺の胸を血まみれにする。 戦争の昂揚と絶望、そして戦後の果てない堕落。兄の人生を見つめたその娘は、「謎の歌手」に生まれ変わった。 代表作『兄弟』の原型にして、いまに鮮烈な未発表作品、なかにし礼の死後1年目に衝撃の単行本化! ※こちらの作品は過去に他出版社より配信していた内容と同様となります。重複購入にはお気を付けください
  • 血の間隔 1巻
    完結
    1.0
    全18巻220円 (税込)
    俺は妹に消えて欲しかった――漫画家の知幸は幼い頃、知的障害がある妹・知恵のことを疎ましく思っていた…祖母の葬式のため、数年ぶりに帰省した知幸は父から祖母の遺言を聞く。『血を分けた兄妹なのだから一緒に生きていかなくてはいけない』と――祖母の遺言を受け、知幸は抗うことが出来ない【血】を持つ知恵とどう向きあうのか……
  • 血の冠
    3.5
    元警官・越沼が頭蓋骨を冠のように飾られて殺された。 それは26年前の「キング」と呼ばれた殺人犯による、迷宮入り事件の手口と同じだった――。 弘前中央署会計課の小松一郎は、幼馴染みの警視庁警視正・風間によって、捜査の最前線に立たされる。 少年時代の二人はキングの被害者だったのだ……。 北の街を舞台に、心の疵と正義の裏に澱む汚濁を描く、警察小説の傑作!
  • 知の教科書 フランクル
    値引きあり
    3.7
    フランクルは精神神経科医・心理療法家として「ロゴセラピー(実存分析)」を創始・活躍していたが、1942年にナチスのユダヤ人収容所に送られた。3年近くの苛酷な収容所生活を生き延びて解放されると、ふたたび心理療法家として、また著作家として精力的な活動を再開し、「人生における意味」を追究する。本書は名著『夜と霧』の著者フランクルの思想と実践的活動を合わせた全体をわかりやすく解説する。
  • 知の教科書 フーコー
    3.5
    知の考古学者、フーコー。そのまなざしは、「主体」「権力」「自己」「性」の根元へと向けられる。いかにして人は服従する主体となるのか、あるいは、言説を形作っている知の様式は時代・文化によりどう変わるのか……。もっとも刺激的な思想家を、やさしく、まるごと理解するための最適教科書。(講談社選書メチエ)
  • 知の巨人 荻生徂徠伝
    4.0
    江戸時代中期、儒学の世界を根底から覆した学者、荻生徂徠。幼い頃から書物に親しみ、父の江戸追放で上総に逼塞するも、独学で学問を身につける。その才と学識の深さから柳沢吉保に取り立てられ、徳川吉宗の政治にも影響を与えた。貧困、学者らからの無視、妬み交じりの反撥……どんな苦境にも学問への情熱を絶やさず、近代思想の礎を築いた不屈の天才。彼が追い求めた思想と、その生き様を描いた歴史小説の金字塔。解説・宇野重規
  • 知の巨人、腎臓移植をする(インターナショナル新書)
    5.0
    末期腎不全の発症で、当初は人工透析を受けつつ、遺された余生を生ききるつもりだった著者はなぜ、生体移植を受けるに至ったのか? 生体移植の実態を石田英樹教授と語り尽くす。
  • 「知の巨人」たちがやっている非合理な思考術 いかにして「人生の難問」に答えを出すべきか
    4.0
    AIやアルゴリズムでは答えの見つからない、究極の問い〔ワイルド・プロブレム〕を克服する「超・逆説的」なアプローチ! -なぜ、スタンフォード大学のダイアコニス教授は、意思決定セオリーの第一人者にもかかわらず、みずからの転職に関する意思決定に際して、その理論を採用しなかったのか? -なぜ、「進化論」の偉大なる科学者ダーウィンは、みずから作成した「損益対照表」に逆らってまで、結婚することを選んだのか -なぜ、古今の著名な数学者や心理学者たちは、人生における重大な決断の場面で「コインを投げる」よう、アドバイスをするのか? 本書を読めば、その「謎」が解ける! ――本文より 人生の中で向きあう重大な決定事項、つまり「ワイルド・プロブレム」については、データや科学など、いわゆる理論的なアプローチでは答えが出ません。本書では、そのような問題に取り組むにはどうすればいいのか、みなさんが考えるお手伝いをします。 きっと、心の不安がやわらぎ、穏やかな気持ちで、人生の旅に向かえるはずです。
  • 知の現場
    3.7
    近年激動する経済情勢下に、ビジネスマンのみならず、あらゆる階層の人たちは自らを磨き、学ぼうとする意欲とその必要性に迫られている。その中で、普通のハウツウ本では容易に身につかない知識の習得と発信できる知恵を、何とか得てみたいとの願望が根強いのが実状だ。 本書は、寺島実郎氏、小飼弾氏、小山龍介氏など知的生産のスペシャリストとして高名な20名の、書斎やオフィスを訪ね、「知の構想」現場を取材。彼らの「知」に対する熱い思い・視点は、向上心の高い読者の知的生産のための指針と大きなヒントとなるはずである。 ※本書は2009年12月に東洋経済新報社より刊行された『知の現場』を電子書籍化したものです。

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  • 知の考古学
    4.3
    あらゆる領域に巨大な影響を与えたフーコーの最も重要な著作を気鋭が四十二年ぶりに新訳。フーコーが『狂気の歴史』『臨床医学の誕生』『言葉と物』を生み出した自らの方法論を、伝統的な「思想史」と訣別し、歴史の連続性と人間学的思考から解き放たれた「考古学」として開示する。それまでの思考のありかたに根底から転換をせまる名著が新たなすがたで甦る。
  • 知の孤島
    3.3
    1巻1,430円 (税込)
    東京湾に浮かぶ瀬切島にある山城工科大学。「知は金なり」をスローガンに、図抜けた学力と高額の入学金を求められるエリート大学だ。入学しただけで学生たちには未来が約束される。その学内で、自殺した学生の遺体が消失するという奇妙な事件が起きた。何の変哲もない学生の自殺のはずだったのだが――。警視庁捜査二課の堅田雅司と日比野遥が、一筋縄ではいかない事件に挑む!
  • 血の騒ぎを聴け
    3.8
    これだけは書いておきたかった、人の情、魂を照らす光景――。芥川賞受賞直後に患った結核。震災に遭った、生れ故郷神戸への思い。中国、東欧への旅。井上靖、中上健次ら同時代の作家たちのこと。そして芥川賞受賞作『螢川』から『地の星』までの創作秘話。デビュー間もない頃から二十年間書き継がれた、宮本文学の過去、現在、未来を一気に俯瞰する、ファン必読の傑作エッセー集。
  • 血の雫
    値引きあり
    3.6
    ※本書は新潮社より出版されている「血の雫」の文庫版です。収録内容に変更はございません。ご購入の際はご注意ください。 東京都内で連続殺人が発生。凶器は一致したものの、殺されたタクシー運転手やお年寄りに接点は全くなく、捜査は難航を極めた。過去のトラブルで心を壊したベテラン刑事・田伏はITオタクの新米・長峰と犯人を追うが、事件はインターネットを駆使した劇場型犯罪に発展してしまう……。SNSの功罪、格差社会の現実を描き切る傑作警察ミステリー!
  • 「知」のシャープナー~人生が変わる知的生産日記~
    3.7
    本書で扱う日記は、エクセルなどの表計算ソフトを用いるものです。1つのセルが1日分で、縦1列に365日を綴り、年が変われば隣に列を増やしていきます。市販の連用日記は買い替える必要がありますが、この日記はいわば「無限連用日記」。人生を一覧することができます。デジタルの日記なので、過去の記録を検索するのも簡単。本書では、文章作成、プレゼン、健康管理など、現役官僚が考案した「知のシャープナー」の数々を初公開
  • 血の呪縛
    4.2
    ――大丈夫。君は何も考えなくていいんだよ。 政略結婚から6年後、夫の死により祖国へ戻されたニナリーナは、 元婚約者で幼馴染みの従弟・エリアスに求婚される。 けれど彼は今や国王。 肉体関係はなかったとはいえ、結婚歴のある自分は王妃にふさわしくない。 彼への想いを隠して断るニナリーナだが――。 「許すわけがないだろう? 僕以外の男のモノになるなんて」 歪んだ笑みを浮かべたエリアスに組み敷かれ、純潔を奪われたニナリーナは、 激しく嬲られながらもほの暗い悦びを感じていて……。 冷酷で一途な青年王ד血の呪い”に囚われた姫、淫らで甘美な執着愛! 【目次】 プロローグ 幼き日の温もり 第1 章 帰郷 第2 章 再会 第3 章 すれ違う心と溺れる身体と 第4 章 カントラ国の王女と王子 第5 章 戦争の足音 第6 章 降り積もる雪はすべてを覆い隠す エピローグ 微笑みの王妃 あとがき
  • 地の底の記憶
    3.0
    1巻1,188円 (税込)
    ラピス・ラズリの輝きに導かれ「物語」は静かに繙かれる――電波塔に見守られる架空の町を舞台に、100年を超える時間を新人とは思えない圧倒的な筆力で描く壮大なデビュー作。第52回文藝賞受賞作!
  • 地の底の魔法使い 1
    完結
    3.0
    全2巻457~543円 (税込)
    遥か昔、バケモノに食われ魔法使いが絶滅したという世界。両親のいないクニミとチサヨの兄妹は地域一帯を管理するヒュケナイに拾われ、働かされていた。ある日、チサヨが厳しい罰を受け、このままではいけないと考えたクニミは彼女を連れて逃げ出すが、突然発生した大きな地割れに飲み込まれ――!?
  • 知の旅は終わらない 僕が3万冊を読み100冊を書いて考えてきたこと
    4.2
    1巻1,001円 (税込)
    立花隆を要約するのは非常に困難である。まさに万夫不当にして前人未踏の仕事の山だからだ。時の最高権力者を退陣に追い込んだ74年の「田中角栄研究ーその金脈と人脈」は氏の業績の筆頭として常に語られるが、ほぼ同時進行していた『日本共産党の研究』で左翼陣営に与えた激震はそれ以上のものがある。 『宇宙からの帰還』にはじまるサイエンスものでは、『サル学の現在』でサルと人間に細かく分け入り、『精神と物質 分子生物学はどこまで生命の謎を解けるか』でノーベル賞科学者の利根川進に綿密な取材を施し、『脳死』では安易な脳死判定基準に鋭く切り込んだ。科学を立花ほど非科学者の下に届けてくれた書き手はいない。浩瀚な書物である『ロッキード裁判とその時代』『巨悪vs言論』『天皇と東大』『武満徹・音楽創造への旅』は余人の及ばない仕事であり、また旅を語っても、哲学、キリスト教、書物を論じても冠絶しておもしろい。 立花隆はどのようにして出来上がったのか、そして何をしてきたのかーー。それに迫るべくして、彼の記憶の原初の北京時代から、悩み多き青春期、中東や地中海の旅に明け暮れた青年期、膀胱がんを罹患し、死がこわくなくなった現在までを縦横無尽に語りつくしたのが本書である。彼が成し遂げた広範な仕事の足跡をたどることは、同時代人として必須なのではないだろうか。
  • 血のファタリテ
    値引きあり
    3.5
    「おまえは俺の飼い犬だ、この世の地獄で一緒に生きろ」――母を亡くした高校生・元耶(もとや)は、突然ヤクザの組長宅に拉致されてしまう。実はそこは父と駆け落ちした亡き母の実家だったのだ!! 驚愕する元耶の前に現れた組長の息子・善司(ぜんじ)は彫刻のような美貌で蹂躙し、元耶の抵抗を嘲笑う。父を人質に取られたら逆らえない――。屈辱に震える無垢な体を、昼も夜もなく汚され喘がされてしまうが!? ※口絵・イラスト収録あり
  • 千葉県謎解き散歩
    3.0
    千葉の魅力の一つは、なんといっても海。伊勢エビからクジラまで、海の恵みを堪能できる。釣りやサーフィンのポイントが多いのも、人をひきつける大きな要因といっていい。もちろん海のほかにも誇れるものはある。サッカーなら、柏レイソルとジェフユナイテッド市原・千葉のJリーグ2チーム。プロ野球なら、ファンを大切にすることで知られる千葉ロッテマリーンズが君臨する。新しいものと自然や伝統がうまく共存するのが千葉。そんな千葉へ散歩にでかけませんか?
  • 千葉周作 上
    3.0
    陸前の生家で北辰夢想流を学んだ周作は、幼時より剣術の稀有な才能をみせていた。文化六(1809)年、周作は千葉家の期待を一身に集め、16歳で松戸宿にある一刀流浅利又七郎の道場に入門。天性の剣筋と不眠不休の荒稽古で頭角をあらわす周作に、師の姪の綾が秘かに想いを寄せる。ほどなく相思の間柄になるが、剣術の奥義をきわめるためには、諸国の道場を巡り、死に物狂いで他流試合の数をこなさなくてはならない。悲愴な想いで周作は、綾のいる江戸を後にするが…。津本剣豪小説の代表作。
  • 千葉大女医殺人事件(電子復刻版)
    3.5
    昭和五十八年一月、千葉市内の新興住宅地で女性の絞殺死体が発見された。被害者は千葉大医学部病理学教室の研究生・椎名敦子。報せを聞いて駆けつけた夫の正とは、前年十月に結婚したばかり。正も附属病院整形外科の研修医である。敷地百五十坪の豪邸に住む新婚夫婦だったことから世間が注視。死体発見から半年後、千葉県警は夫の正を逮捕した。事件の全貌に迫り、人間の脆い性を掘り下げた渾身のドキュメント。

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  • チバニアン誕生 方位磁針のN極が南をさす時代へ
    4.3
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 新たな地質年代「チバニアン」が生まれるまでのノンフィクション。千葉県市原市の地層「千葉セクション」に、およそ77万年前に地球の磁場が逆転したことを示す手がかりが残されていた!地層に刻まれた痕跡から太古の地球のすがたをとらえる地質学の魅力に迫るとともに、「千葉セクション」の日本初GSSP(国際境界模式地)決定に至るまでのドラマを体験する一冊。著者は、千葉セクションGSSP提案チーム代表の岡田誠教授。
  • 千尋に咲く花 (1)
    完結
    4.0
    浪の下にも都のさぶらふぞ 三種の神器を求めて源平両家の争う時代。大海原の底、龍神との出会いが幼き帝の運命を変える! 天皇の証である三種の神器のひとつ、天叢雲剣(あめのむらくものつるぎ)を抱きながら、浪の下に沈んだ幼い時の天皇、言仁(ときひと)。源平両家が狙う因縁深き剣が幼き帝を導いたのは、龍神の住まう綿津海(わだつみ)の城だった!
  • 血引きの岩
    完結
    3.8
    全1巻950円 (税込)
    日本神話の神、万物の母イザナミが死の女神として現代に甦る。伝奇ミステリーの第一人者、星野之宣の幻の未完のシリーズ、「血引きの岩」51頁、「黄泉の渦」50頁、「日狭女」50頁、「血反玉」50頁の4編に加えて同系統の作品を収録した、ファン必携のスペシャル・エディション・コミック。

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