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田嶋春(たじまはる)、通称タージ。サークルの新入生歓迎会で未成年者の飲酒を許さず学生証の提示を求めるような、鬱陶しく、空気読めない、まさに正論モンスター。近付きたくないけど、目が離せない。だって彼女は誰よりも正しく、公平で、そして優しいから。キャンパスに巻き起こる日常の謎を、超人的な観察眼で鮮やかに解き明かす彼女に、翻弄され、笑わされ、そして泣かされる青春ミステリ。
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Posted by ブクログ
久々に当たりの青春小説だった。 読み終わった時、何が良かったんだろうと思い返すと、田嶋春本人は主役ではないという点にあるのでは。 空気読めずに思ったことをストレートに物申すタジーこと田嶋春はサークルどころか大学の厄介者だ。 その代わり、裏がなく嘘をつかず、人嫌いをしない。 本人は至って真...続きを読む面目に突っ走っているのだ。 話の中心にいるようでいて、実は話の外側から内側をかき回している立ち回りだ。 タジーうぜぇと思っている一人称の俺・ワタシたちが隠しているダサい善意を引き出し、いつの間にかタジーを見直している。 隣にいると鬱陶しいことこの上ないが、思ったことをストレートにぶつけてくれたほうが、何考えてるか分かんないよりもずっといい。
身の回りにいたら鬱陶しいだろうなぁと思う。確かに正論モンスター。それでも正論故に実直な彼女に周りがほだされていく物語が、なぜか気持ちい。 全体的に悪くないけど、最終話はなんかすっきりしないな。
本当に、出だしから田嶋春は嫌な奴でしょうがなかったけど帯のキャッチコピー「読後、彼女を好きになる。」通り最初の気持ちと大分変わっていました。 うん?でも、好きではないし、嫌いでもないな…。親密な関係には、結局はなりたくはないのかも。クラスで、あんな子がいるんだな程度に収めたい。
これはまた強烈に癖のあるキャラクターを生み出したものだ。 だがしかし、最後はみんな田嶋にほだされる。 しかしまぁこれだけ読んでも田嶋の人間像がいまいち掴みにくいなぁよく分からん。 でも読後、彼女を(ちょっとだけ)好きになった。 私も大学生とイチャコラしたいなぁ。
空気を読まない女子大生。 そんな彼女の行動は、周りから疎まれるのだか、やがて変化が。 実際に居たら、まぁ困るだろうなぁ。
さっぱり行動の指針がわからない子の気持ちが徐々にわかってくる感じが面白かったです。 でも、やっぱりこういうタイプの子は好きじゃないかもな、と後になって思いました
高校のとき、同級生に田島という苗字の人がいて、もしハルって名前だったらタージマハルっぽいな、と思っていました。なので、本作のタイトルを見た時「遂に来たか」と意味不明なインパクトを受けました。 内容に関しては……空気の読めない少し変な子だけど、他の人とは違う着眼点や発想で事件や問題を解決するお話は割...続きを読むと珍しくないと思ってまして、それ故本作にもさほど新鮮さ・斬新さは感じられず。 各章のエピソード(事件というか、問題?トラブル?)はちょっと面白いなと思いました(三毛輪の話が個人的には好き)が、肝心のタージが実際にいたらめんどくさそうなキャラで感情移入や共感がしづらかったので、本作にハマりきれなかった気がしています。ケレン味は薄れますが、タージの性格はもうちょっとマイルドなくらいが、個人的には丁度よいかなぁと思いました。
各章が田嶋春を中心とした完結した物語で構成されている。周りを自覚なく振り回し混沌へ導く春が結果的には被害者である「問題児」の問題を意識してか解決していく物語であるが、オチるはずの最終章では特にこれといったオチはなく肩透かしを食らった気分になった。せめて、最後になにか上手くまとめて欲しいものだった。
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