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Posted by ブクログ
『男と女の間にも友情はある。世界中の人間が手と手を取り合う今の時代に、男女が性別の垣根を越えて仲良くなるのは、当たり前のことだ。』
「宇田川、俺はおまえに賭けているわけじゃない。他のキッカーもそうだ。失敗してもいい。PKを任されるのはみんなから失敗することを許された限られた選手なんだ。信頼の証だ。チームから選ばれたおまえたちが失敗したのなら、他の誰が蹴っても失敗する。誰も責めたりはしない。」
「嘘をつく時のコツは、真実を半分盛り込んで話す。そうすれば真実味が増すし、罪悪感も表に出にくい」
『プレッシャーが重く圧し掛かっている。目の前にあるボールが鉛のような重さに思える。だけど、悪い気はしない。むしろ心地いい。この重さはみんなの信頼の証だから。』
「運が悪かった、とは思うな。運のせいにしたら本当の負け犬だ。人のせいにもするな。自分の力が足りなかった。相手の気持ちが上回っていた。そう思えば、前を向ける。これからも戦っていける。」
Posted by ブクログ
中学生が主人公のサッカー小説。
といっても、技術的なことはそれほど細かくないので、サッカーをよく知らない人でも楽しめるだろう。
全国大会に出場するための予選。
前半2対0の劣勢から追いついて、勝負はPK戦へ。
そのPK戦に挑む、それぞれの選手のサッカーとの関わり、学校生活や友達、家族などへの思いを語りながら話は進む。
中学生の語りのせいか、テンポが小気味よく、すらすらと読める。
彼らの様々な心情にも共感できる部分がたくさんあり、なかなか興味深い。
ただ、最後がなあ------。
薄々は気付いていたものの、さすがにちょっと強引過ぎる。
過去の話だけに、深い掘り下げもないので、かなり無理矢理感がある。
それでも、ちょっとウルウルはしちゃったけどね(笑)
純粋だった中学生の頃に戻りたいな。
まあ、楽しく読めるスポーツ小説といったところでしょう。
ちょうどWCの真最中の時期だけに、決勝トーナメントでPK合戦があったら楽しく見られそう。
Posted by ブクログ
部活をしている方々の視点が変わっていく。連作短編集のようだ。
青春の頃を思い出す。
ただ最後の仕掛けにはおどろかされた。
そんだ仕掛けがあったのかと驚いた。
彼らは苦しくてもピッチに立つと決めた――『私を知らないで』の著者による新たな傑作
中学サッカーの首都圏大会、県予選の準々決勝。
2点ビハインドから追いついて迎えたPK戦。
各チーム二人ずつ蹴り終え、0-2でリードされた状況に、
キャプテンでゴールキーパーの潮崎隆弘は試合を諦めかけていた。
そんな絶望的な状況下で、点取り屋の阪堂隼人、
司令塔の鈴木望、マネージャーの広瀬はるならは、
自らの弱さ、葛藤と向き合っていく――
繊細な中学生たちの揺れ動く心情とともに運命の試合が、いま決着する。/掲出の書影は底本のものです
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