無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで201万冊以上配信中!
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。
Posted by ブクログ
源頼家の娘の物語。
「鎌倉殿の13人」が放映された後に読むには、ちょうどよかったです。
頼朝と北条政子の長男にして、鎌倉幕府の二代将軍であった頼家。
頼家が討たれた時に、嫡男をはじめとして比企一族など周りも多くは命を奪われ、他の男子は出家したが、姫は政子の庇護のもとに生き延びた。
竹ノ御所鞠子の名が残っています。
生母ははっきりしていませんが、この小説では、比企一族の若狭局ではないことになっています。
命を助けられた理由としては、考えられないこともありませんね。
ほとんど竹ノ御所から出ずに、ひっそりと暮らし、その中で幸せも見出しつつ、若い娘となった。
ところが、頼家の跡を継いだ弟の三代将軍・実朝は、頼家の息子で出家していた公暁に暗殺されてしまう。
1219年。公暁は、鞠子の兄である。
まさかと思うようなことが起きてしまった‥!
さらに、思いがけないことが降りかかる。
鞠子は、源家の血筋を引く唯一の人間になってしまったのだ。
源家のものすごく遠縁の幼子を京から四代将軍として迎えることとなり、鞠子は将軍の正当性を補強するためにその妻となる。
1230年、鞠子が29歳の時に結婚、夫の頼経は元服したばかりの13歳だった。夫婦仲は悪くなかったようだが‥
血で血を洗う親族の勢力争いの只中で、ひっそりと生きようとしていただろう娘。
源氏の血をひく者としての役割が重くなった時、どのような心境だったのだろうか。
本人には罪もないのに隠れ住み、いいように利用されたと思えば、あまりに哀切な一生。
時代が時代なので、周りに比べて一番悲惨とは言い切れない。
あるいは、誇りや信念を胸に、生きていたかも‥?
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。