たこせんと蜻蛉玉(とんぼだま)

たこせんと蜻蛉玉(とんぼだま)

1,870円 (税込)

9pt

3.5

夫をがんの再発で亡くし、独りで小5の息子・柊を育てている宇多津早織。柊は不登校で、イマジナリー・フレンドと会話する日々だ。早織には、忘れられない恋があった。淡路島で過ごした高校時代、美術部の同級生・沢井文也。文也の幼なじみ・雨谷尚美も彼に思いを寄せていた。25年の時を経て、雨谷との偶然の再会を機に、あの恋の結末にようやく向き合えた早織は――。傷つけ、傷つけられた者たちへの赦しと再生の物語。

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たこせんと蜻蛉玉(とんぼだま) のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    親子なのにお互い口下手な柊と早織の心情が、
    凄く切なく感じました。
    そして最初、個人的にマイナスイメージだった雨谷が、途中から1番自分の気持ちに素直で、かつ、
    後悔しないようにきちんと気持ちを言葉にして早織に伝えている所が強い女性だと感じた。

    雨谷がいたからこそ聞けた息子・柊の本音や、
    早織が肩の

    0
    2022年07月29日

    Posted by ブクログ

    タイトルと岡本歌織さんの装丁にひかれて。勝手に青春ものだと思い込んでいたけど、わりと現実的な悩みを抱える大人の話だった。

    0
    2024年08月02日

    Posted by ブクログ

    許せないと思うほど思い入れがあるものがあることも幸せ、それもそうかもなと感じました。
    身軽でたくさんの経験をすることも魅力的ですが、どちらも素敵なことかなと思えた話でした。

    0
    2023年07月30日

    Posted by ブクログ

    高校時代の友人、初恋の人、病死してしまった夫、不登校の息子…
    色んな人との確執を、大人になってからでも乗り越えていけるのだと教えてもらった。時が経っていても、「いまさら…」と思うことはない。何も遅いことはない。ずっとわだかまっていたものが浄化されるようなお話だった。

    0
    2022年06月02日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    主人公は40代のシングルマザー、息子は不登校、夫はがんにかかり死別。日々必死に生活する中で、偶然に高校時代の恋敵に再会する。

    主人公の人生にとっては少し波立つ日々を描いているが、それでも大事件みたいなことは一切起こらない。それでも波の一つ一つの描写がなんとなく良くて、ついつい読みふけってしまう。

    0
    2022年10月04日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    夫と死別した主人公の息子は不登校の小学生。
    イマジナリーフレンドと会話をし、宇宙人がスカイツリーの上にやってくると言う息子が最後の晩餐に食べたいのはかつ丼だそうだけど、淡路島出身の主人公が食べたいのはあのころ好きだった男の子と一緒に食べたたこせん。
    タイトルにあるトンボ玉は彼にもらったベネチアングラ

    0
    2022年09月13日

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