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夫をがんの再発で亡くし、独りで小5の息子・柊を育てている宇多津早織。柊は不登校で、イマジナリー・フレンドと会話する日々だ。早織には、忘れられない恋があった。淡路島で過ごした高校時代、美術部の同級生・沢井文也。文也の幼なじみ・雨谷尚美も彼に思いを寄せていた。25年の時を経て、雨谷との偶然の再会を機に、あの恋の結末にようやく向き合えた早織は――。傷つけ、傷つけられた者たちへの赦しと再生の物語。
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Posted by ブクログ
親子なのにお互い口下手な柊と早織の心情が、 凄く切なく感じました。 そして最初、個人的にマイナスイメージだった雨谷が、途中から1番自分の気持ちに素直で、かつ、 後悔しないようにきちんと気持ちを言葉にして早織に伝えている所が強い女性だと感じた。 雨谷がいたからこそ聞けた息子・柊の本音や、 早織が肩の...続きを読む荷を下ろせたシーンも素敵だし、 『ウタも、自分で枠を作ってるんやと思う。でも、、』からの言葉(p151)、とか、 難しいけどその通りだなと思う。 キーポイント的な存在の雨谷の言葉に心動かされた本だった。
タイトルと岡本歌織さんの装丁にひかれて。勝手に青春ものだと思い込んでいたけど、わりと現実的な悩みを抱える大人の話だった。
許せないと思うほど思い入れがあるものがあることも幸せ、それもそうかもなと感じました。 身軽でたくさんの経験をすることも魅力的ですが、どちらも素敵なことかなと思えた話でした。
高校時代の友人、初恋の人、病死してしまった夫、不登校の息子… 色んな人との確執を、大人になってからでも乗り越えていけるのだと教えてもらった。時が経っていても、「いまさら…」と思うことはない。何も遅いことはない。ずっとわだかまっていたものが浄化されるようなお話だった。
主人公は40代のシングルマザー、息子は不登校、夫はがんにかかり死別。日々必死に生活する中で、偶然に高校時代の恋敵に再会する。 主人公の人生にとっては少し波立つ日々を描いているが、それでも大事件みたいなことは一切起こらない。それでも波の一つ一つの描写がなんとなく良くて、ついつい読みふけってしまう。...続きを読む 特に、恋敵の旧友を自宅に招いて食事するシーンは、ドキドキしてワクワクした。本当に何気ない、どこにでもありそうな女性2人の食事と会話の中、主人公は旧友にあることを謝罪するのだが、ここがすごくすごく良い。今まで読んできた会食シーンの中でも屈指の良さで、思わず何度か読み返してしまった。 あと、旧友との恋合戦の相手に再会するシーンも良い。凡百な小説だとこっから13時半にかって民放メロドラマみたいに台無しにしそうなもんだが、ここはしっかり力を抜いてほっと安心させる。ここらへんの匙加減も上手いなぁと思う。 尾崎英子、初めて読んだが良い小説を描く。他の作品も読んでみよう。
夫と死別した主人公の息子は不登校の小学生。 イマジナリーフレンドと会話をし、宇宙人がスカイツリーの上にやってくると言う息子が最後の晩餐に食べたいのはかつ丼だそうだけど、淡路島出身の主人公が食べたいのはあのころ好きだった男の子と一緒に食べたたこせん。 タイトルにあるトンボ玉は彼にもらったベネチアングラ...続きを読むスのものだ。 精密検査に行った病院で高校時代の同級生に再会する。 彼女とは大きなしこりを残したまま別れたはずなのに笑顔で話しかけてこられてつい付き合いが再開する。。。 「ここは退屈むかえにきて」に少しばかり似てるかな、と感じる。 でもここは退屈~は主人公の女の子に共感できたのにこの小説は男の子のほうにちょっと共感できるのはなんでだろう。。。
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たこせんと蜻蛉玉(とんぼだま)
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