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男が一人、老いて死んでいくのを看取るのは、本当によかった。
夢に見た専業詩人の生活、ぽっかりとした自由。
もんもんと考え、るると書く。
カリフォルニアのキャニヨンを犬どもを従えひたすら歩く。
料理や洗濯は、しないことにすぐ慣れた。
山賊のように台所で立って食べた。卵ばっかり食べていた。
ひとりの肩にのしかかるローンに光熱費、熊本地震、石牟礼道子さんのこと、末っ子の結婚、
そして……日本に帰ろう。
「みんなホルモンのせいでしたと、今は言い切りたい」――
女のための戦記『閉経記』から五年。
書くことで生き抜いてきた詩人の眼前に、今、広がる光景は。
Posted by ブクログ 2023年03月29日
愉快な本でした。
自分の事、家族の事をここまで明かしていいの?って心配してしまう程、明け透けに、そしてユーモアたっぷりに書かれていて、読まずにはいられず、あれよあれよと読んでしまった。
だからと言って、内容は軽く無く、加齢での体の変化やパートナーとの変化、死別等、私もその内体験するであろう事を教えて...続きを読む
Posted by ブクログ 2021年12月01日
27歳年上の夫をアメリカで看取る。
アメリカの高い医療費 いちいち車椅子に乗せたり車で運んだりして病院にかよう。
犬を連れて 1日5回も散歩する。
そりゃ同じような服 片付かない家になるのは仕方がない
合間に書く仕事をする。
最後は 家庭内ホスピスみたいに 家で看取る。
すごいエネルギー...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年12月31日
髪型とメガネでオノヨーコさんに似てると言われるけど、本当は「苦界浄土」の石牟礼道子さんにそっくりだそうです。伊藤比呂美「たそがれてゆく子さん」、2018.8刊行、2021.11文庫、エッセイ集。親の介護前までは鉢植え200個以上を楽しんでいた。母~父~夫の介護と看取りに11年半。その後は、3人の娘...続きを読む
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