助けてと言えない 孤立する三十代

助けてと言えない 孤立する三十代

作者名 :
通常価格 630円 (573円+税)
紙の本 [参考] 638円 (税込)
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作品内容

誰もが「助けて」と言える社会を構築するための提言の書、電子版刊行。
コロナ禍で進む弱者切り捨てに異議申し立て!

孤独死した39歳の男性が、便箋に残した最後の言葉は「たすけて」だった──。社会から孤立する三十代、なぜ彼らは「助けて」と声が上げないのか?
派遣切り、ホームレス、孤独死……過酷な現実に直面しつつも、「自己責任」という呪縛にとらわれ続ける就職氷河期世代。その孤独な実態を掘り下げて取材し、幅広い共感を呼んだ話題作が、電子化された。

同世代の作家・平野啓一郎の提言と、NPO「北九州ホームレス機構」代表・奥田知志の活動も収録。誰もが「助けて」と言える社会を構築するために、いま求められるものとは何か。
コロナ禍で弱者切り捨てが懸念される現在、改めて注目されるべき一冊。

【目次より】
第1章 「助けて」と言えなかった──孤独死した三十九歳の男性
第2章 ホームレス化する三十代──炊き出しに集まる若者たち
第3章 「何が悪いって、自分が悪い」──三十二歳の“イケメン”ホームレス
第4章 ネットで広がった共感の声──「他人事ではない」「明日は我が身」
第5章 手遅れになる前に──NPO代表・奥田知志さんの闘い
第6章 大小三十代の危機──平野啓一郎
第7章 「助けて」と言った後に──3・11後の伴走型支援

ジャンル
出版社
文藝春秋
掲載誌・レーベル
文春文庫
ページ数
256ページ
電子版発売日
2020年05月22日
紙の本の発売
2013年06月
コンテンツ形式
EPUB
サイズ(目安)
1MB

書店員のおすすめ

☆高視聴率17.9%の反響を得た
就職氷河期世代の事実に迫ったNHKクローズアップ現代の電子書籍化☆

2007年北九州市で、39歳の男性が餓死により孤独死した。
誰にも相談せず「助けて」のメモを残して・・・。

男性は、社会から逸脱するような気質を特に持っていた訳ではなく、
むしろ誠実で健康的で努力家でした。

一体なぜ?
読み進めていくと
恐らく多くの方が「他人事じゃない」と感じ始めるでしょう。

私達を知らず知らずのうちに縛り、自信を失わせている理由、
それは今の日本社会で生きてきた私達に共通する「ある意識」が原因でした。

「勝ち組」「負け組」の言葉や、「受験・就活戦争」の中で形成された「こうあるべき生き方」に囚われた観念。
「自殺大国ニッポン」と言われていますが、解決策のヒントはここにある気がします。

コロナで失業者が増えると言われている今、この話は大きな糧となる筈。
間違いなく人生観の変わる一冊です。

助けてと言えない 孤立する三十代 のユーザーレビュー

    Posted by ブクログ 2016年12月10日

    読中に思い出していたのは、大学時代の友人のこと。

    自分が新卒で入社した会社は割と名の知れたブラック企業で、何年かは必死でぶら下がっていたものの耐えきれなくなって、退職を考え始めた時期があった。
    でも、じゃあ辞めてどうするの? 地元は最寄りの電車駅まで自家用車で30分くらいかかるようなド田舎で、帰っ...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2013年06月22日

    私の身近にも「助けて」と言えない30代がいるので、他人事ではないと思いながら読んだ。
    なぜ「助けて」と言えないのか。だって「助けて」なんて言ったら「甘えるんじゃない」と突き飛ばされるに決まっているから。あるいは決まってると思い込んでいるから。
    なんとかする、自分の責任だから自分でなんとかする。必ずそ...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2020年01月03日

    就職氷河期世代の孤独な実態。「たすけて」と便箋に綴り傍に置いたまま、仏壇の前の布団の上で孤独死(餓死)した両親のいない39歳の男性。自己責任として自分を責め、「助けて」と発することを拒み続ける三十代。生活保護を申請しないで、ホームレス化する三十代。「救いを求めてもいいのではないか」「社会は助けての声...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2015年01月05日

    明日は我が身…か。
    色々難しいことは分かるけど、助けてと言われたら何も考えずに手を差し伸べられる社会の方がいいなと思った。

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    Posted by ブクログ 2017年08月15日

     こ綺麗な身なりで髪型も整え、一見するとホームレスに見えない30代くらいのホームレスが増えているらしい。しかし長年ホームレスの支援をしてきた男性が見ると明らかに目立つ箇所があるという。それは靴だ。 履き続けたまま長いこと歩くので、汚れが目立つか、傷みが目立つらしい(だからこの本の表紙は靴)


     彼...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2016年02月28日

    経済的に困窮する30代の人びとを追ったNHK取材陣によるルポルタージュです。取材記者それぞれが取材の現場を報告するという『無縁社会』(文春文庫:2012)と似た構成になっています。

    読んでいてつらい本でした。「読み返したくない」本にひさしぶりに出会いました。特にP.134~、"木下友子さ...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2013年12月16日

     自己責任論。
     今の世の中に痛いほど響く声。
     人生に失敗した人間が、どん底に落ちる。そのときに、落ちた責任がその人の無責任な行動にあることを理由に救済しないなら、それは人の世ではない。

     私はそう思う。

     たとえ無責任な行動の結果であっても、救済もせず放置する社会は間違っている。

     なぜか...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2013年09月29日

    北九州で餓死した39歳の男性。「たすけて」と書いたものの誰にも出せなかったその手紙の横で、冷たく横たわっていたこの男性の名は北原学(仮名)。彼の死をきっかけにして、助けを求められず困窮する30代の人々の現実を追ったルポ。
    弱いものを救うことができる社会。これが"発展した社会"の定義だと個人的には思っ...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2014年01月16日

    タイトルを見て、30代ではないですが、気持ちわかるな〜と思い購入しました。誰かに助けを求めるって、相当追い詰めらても踏み切れないことだと思います。それが家族であってもです。ただ、亡くなった方の気持ちを本当に思うのであれば、詮索せずにそっとしてあげるのが1番なんでしょうね。

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    Posted by ブクログ 2013年11月15日

    「自己責任」という言葉が、どれだけ人を追い詰めるか。風邪をこじらせる前に治した方が早いように、もっと早く「助けて」が言えていたら、心の負担も少なく、お互い様と互いに助けられたのではないだろうかと考えさせられる。

    また、家族を養わねばという気概はあれど妻子を残して失踪してしまう例もある。男が養わねば...続きを読む

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