武田三代 信虎・信玄・勝頼の史実に迫る

武田三代 信虎・信玄・勝頼の史実に迫る

1,200円 (税込)

6pt

4.4

日本を代表する戦国期武田三代の研究者が、その波乱の歴史を語る。武田信虎は1507年、国衆が周囲に割拠し、しかも今川・伊勢・諏方氏と敵対関係に陥っている状況で武田惣領家を受け継いだ。その後、信虎はいかに甲斐統一、また首都甲府の建設を成し遂げたのか。その信虎を追放し家督を継いだ信玄は、武田家の版図を信濃、飛騨、駿河にも広げ、晩年には足利義昭・織田信長・上杉謙信を驚倒させる外交戦略をとって信長と対峙する道を選ぶ。信玄が打倒信長にこだわった理由とは。しかし、その直後信玄は急死し、諏方神(すわじん)氏を称していた勝頼が跡を継ぐ。長篠の戦いのあと、一時は信玄を超える最大の版図を得たのにもかかわらず、勝頼はなぜ最後の武田家当主となったのか。信玄があのタイミングで信虎を追放した理由、長篠の戦いの真の敗因なども、最新の研究成果を踏まえて明快に解説。源義光の子孫である甲斐源氏の家宝「御旗・楯無(鎧)」を代々受けついだ名門武田家の実像に迫る。

...続きを読む

詳しい情報を見る

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

武田三代 信虎・信玄・勝頼の史実に迫る のユーザーレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    武田氏の歴史と言ってもここまで一つひとつの事実を積み重ねた具体的な歴史を、新書のボリュームで読めると思っていなかった。戦いの淡々とした記述が、かえって戦国時代で生き残ることがいかに厳しいことなのか感じさせた。

    0
    2022年01月22日

    Posted by ブクログ

    信虎から勝頼までの武田三代の最新研究に基づいた通史。
    今までは何となく、信虎ってこんな人って思っていたけど、研究も進んで時代背景も分かってきたことで、イメージだけではなく、より人物像がくっきりしてきた感じがする。それぞれが時代や環境に翻弄されている。
    それにしても、思った以上に、調略や和睦・同盟(勝

    0
    2021年10月03日

    Posted by ブクログ

    「御旗・楯無も照覧あれ」何度中井貴一主演の「武田信玄」で見たことか。
    なるほど源氏意識の高い一族であったとわかりました。
    武田二十四武将の団結力もここから来ていたわけです。
    しかし、武田氏滅亡の遠因の一つが義信事件。
    そして第四次川中島合戦でも優秀な人材を失っており、その後勝頼へ代替わりをしっかりと

    0
    2021年09月21日

    Posted by ブクログ

    武田家の興りから滅亡までの通史。
    初学者の私でも全体の流れを掴むことはできたが、いかんせん登場人物や知らない地名が多くてなかなか苦労した。
    他の著作でやっているとのことであるが、図面等があるとより一層理解が進んだように思う。

    0
    2023年11月29日

    Posted by ブクログ

    武田信虎、信玄、勝頼ともに誠実ではない印象であり、それが原因で滅ぶべきして滅んだ
    名門で強大な三代の歴史が時系列に重要事項と共に著述された戦国通史であり、文学的な悲哀もある(滅びの美学)
    説明も詳細で出兵・和睦と政治史としても戦記物としても基礎となる(特に川中島五回も詳述)
    長篠の戦いもテレビで紹介

    0
    2023年01月09日

    Posted by ブクログ

    武田三代の事績について、最新の実証研究が盛り込まれている。武田氏の戦国大名化から滅亡までのダイナミックな歴史が追える。特に信虎期の天災の連続が追放につながった点が興味深い。

    0
    2022年07月11日

    Posted by ブクログ

    武田信虎・信玄・勝頼三代の事績を追う一冊。信虎に関しては中世武士選書のダイジェスト版といった感じ。勝頼も角川選書の内容とかなり被るが、鉛の化学分析を踏まえた長篠の戦い考察は興味深かった。戦国時代の武田氏を通覧するのに便利な内容。

    0
    2021年12月15日

    Posted by ブクログ

    これほどの版図を誇った武田氏があっけなく滅びたプロセスが分かりやすく書かれている。高天神城の陥落が大きなきっかけになったらしいが、勝頼の権力背景が弱いことや、人材不足が滅亡の真の原因なのだろう。

    0
    2021年11月23日

武田三代 信虎・信玄・勝頼の史実に迫る の詳細情報

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

この本をチェックした人は、こんな本もチェックしています

PHP新書 の最新刊

無料で読める 学術・語学

学術・語学 ランキング

平山優 のこれもおすすめ

同じジャンルの本を探す