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  • 歴屍物語集成 畏怖

    歴屍物語集成 畏怖

    歴史小説家たちが紡ぐ時代の違う5つの物語が、あるひとつの「怪異」で繋がる。 読後に訪れるこの震えは、恐怖か、驚愕か――? 異端にして傑作の歴史小説集、ここに誕生。 5つの「畏怖」が、この国の歴史を塗り替える 矢野 隆 有我 ――鎌倉時代、壱岐。元寇に抗う男に訪れたある異常。 天野純希 死霊の山 ――室町時代、近江比叡山。霊峰に現れた狐憑きの正体は。 西條奈加 土筆の指 ――江戸時代初期 中部地方。墓の土饅頭から土筆が生え……。 蝉谷めぐ実 肉当て京伝 ――江戸時代後期、江戸市中。山東京伝の妻は、自らを「人魚」だという。 澤田瞳子 ねむり猫 ――江戸時代末期、大奥。城内に現れる不可思議な病。
  • 大野伴睦回想録

    大野伴睦回想録

    ビジネス・実用
    4.0
    1巻990円 (税込)
    第一章 生いたちの記   幼年学校に落第・上京   アルバイト・明大入学   イザリになって小説家志願 第二章 青春日記   焼打ち事件で監獄行き   政友会の院外団入り   アジ演説でまたも投獄   監獄数え歌   演説会荒らし   「伴ちゃん、えらくなったわネ」   世界一周旅行へ   禁酒国で大酒宴   蔣介石氏夫妻のこと 第三章 陣笠時代   公認返上、クソ喰らえ!   翼賛選挙で落選   原敬首相と私 第四章 恩讐の政界   鳩山先生との出会い   ほととぎす、九天高く   吉田首相と私   広川和尚の謀略   吉田さんと喧嘩   吉田退陣劇の内幕   ワンマンの横顔   大臣づくり秘話   池田蔵相の誕生   昭電事件の真相   総裁公選敗戦の記 第五章 戦後傑物伝   政敵三木武吉と握手して   新聞記者と鬼ごっこ   三木さんの思い出   緒方竹虎の風格   西尾末広君との勝負 第六章 忘れ得ぬ人々   快男児・小林徳一郎   「御三家」の思い出   女傑・松本フミ 第七章 私の素顔   待合政治論   仏像物語   虎と私   母のおもかげ   頼みごと   新聞にもの申す   議会政治論   私の句碑
  • コラーゲンの話 健康と美をまもる高分子

    コラーゲンの話 健康と美をまもる高分子

    ビジネス・実用
    4.0
    1巻990円 (税込)
    電子版は本文中の写真をすべてカラー写真に差し替えて掲載。 細胞と細胞の橋渡しを担うコラーゲンは、骨格や筋肉をつくり、からだを支える重要なタンパク質である。また、皮膚の弾力を保つ働きは、健康と美を測る大きな指標ともなっている。コラーゲンはどのようにつくられ、どう働くのか?コラーゲン繊維の向きと並び方を明らかにした著者が、からだの仕組み、タンパク質の働きの視点からこれらの疑問に答える。さらに、合成高分子の機能、新しい皮膚移植法の提案など、新展開も紹介。
  • 現代日本の地政学 13のリスクと地経学の時代

    現代日本の地政学 13のリスクと地経学の時代

    ビジネス・実用
    4.0
    1巻990円 (税込)
    国家の行動を地理環境と結びつけて考える「地政学」が復活している。米国主導の秩序と日米同盟に守られていた日本だが、中国の軍拡による脅威は深刻だ。さらに経済力で地政学的利益の実現を目指す中国の手法は「地経学」時代の到来を示す。北朝鮮の核やロシアの動向のほか、エネルギー、サイバー戦争、気候変動など地球規模のリスクの影響も大きい。トランプ米政権のもと、日本がとるべき戦略を俊英13人が描く。
  • ナチ親衛隊(SS) 「政治的エリート」たちの歴史と犯罪

    ナチ親衛隊(SS) 「政治的エリート」たちの歴史と犯罪

    ビジネス・実用
    4.0
    1巻1,100円 (税込)
    ヒトラーの護衛に過ぎなかった親衛隊は、ナチ政権発足後、党や全国の警察組織を掌握。強制収容所を創り敵対勢力を弾圧する。第2次世界大戦開始後は行動部隊、アウシュヴィッツなどの絶滅収容所を起動しユダヤ人の大量殺戮を主導、80万人の巨大な軍事組織・武装親衛隊も併せ持った。本書は、ヒトラーに最も忠実な「エリート」たちの選抜から、ホロコーストの実行、カルト的信仰、戦後の姿までその全貌を描く。解題・芝健介
  • 堤康次郎 西武グループと20世紀日本の開発事業

    堤康次郎 西武グループと20世紀日本の開発事業

    ビジネス・実用
    4.0
    1巻1,320円 (税込)
    電子版は本文中の写真を多数カラー写真に差し替えて掲載。 早稲田大学在学中に起業、卒業するや別荘地や住宅地を精力的に開発した堤康次郎。その軌跡は、公務員・会社員などの新中間層(サラリーマン)の誕生や都市人口の増大と重なる。軽井沢や箱根では別荘地や自動車道を、東京では目白文化村や大泉・国立などの学園都市を開発した。さらに私鉄の経営権を握り、百貨店や化学工業も含めた西武コンツェルンを一代で築くが、事業の本分はまぎれもなく「土地」にあった。厖大な資料から生涯を読み解く。
  • 死なれちゃったあとで

    死なれちゃったあとで

    小説・文芸
    4.0
    1巻1,870円 (税込)
    「情けない人生でした」――器用に生きていた後輩の死、海で溺死した父…… 岸本佐知子さん、能町みね子さん推薦!忘れられない喪失の記憶を炙り出すエッセイ集。岩井秀人さんとの特別対談収録。 「面白くて途中で読むのをやめられない。前田さんの文章には、読む人を前へ前へと駆り立てる不思議なエンジンがある。」 (岸本佐知子) 「死なれちゃった時は、まえさんみたいにたくさん話したほうがいい、って思う。マヌケなことや、細かいことまで、なにもかも。」 (能町みね子)
  • 在日の耐えられない軽さ

    在日の耐えられない軽さ

    小説・文芸
    4.0
    1巻990円 (税込)
    父は一九二〇年代に来日した、日本語小説を書いた最初の朝鮮人で、のちに皇道思想家。戦後は心の病に冒され、六〇年にひとり帰国した――。父や母の歴史と子供たちの人生との間にはどのようにつながりがあるのか。本書は、ひとつの「在日」家族の誕生から終焉まで、そして、そのひとりひとりの生き方を、戦前から現在にいたる日本と韓国の関係と重ね合わせて描くことによって、新たな認識と洞察を読者にもたらす。
  • 物語 ストラスブールの歴史 国家の辺境、ヨーロッパの中核

    物語 ストラスブールの歴史 国家の辺境、ヨーロッパの中核

    ビジネス・実用
    4.0
    1巻1,045円 (税込)
    世界遺産にも指定された旧市街をもつストラスブールは、ケルト人の集落に端を発し、ローマ→ゲルマーニア→フランク王国と西ヨーロッパの典型的な文明を経験した。その後、ドイツ、フランスによる争奪が繰り返されるなか、ルネサンス、市民革命、ナショナリズム、世界大戦など、ヨーロッパ史を象徴する出来事をすべて体現する。寛容と自由、排他主義と戦火――もっとも壮麗にヨーロッパ史を生きた都市の歴史を鮮やかに描く。
  • 足利義満 公武に君臨した室町将軍

    足利義満 公武に君臨した室町将軍

    ビジネス・実用
    4.0
    1巻990円 (税込)
    電子版は本文中の写真の一部をカラー写真に差し替えて掲載。 公家社会と深く交わるなかで王朝文化に精通し、明国の皇帝には日本国王の称号を授与され、死後、朝廷から太上天皇の尊号を宣下される――。三代将軍足利義満の治世はしばしば「皇位簒奪」「屈辱外交」という悪評とともに語られる。だが、強大な権力、多様な事績に彩られた生涯の全貌は、いまだ明らかにはなっていない。本書では、新史料にも光を当て、公武に君臨した唯一無二の将軍の足跡をたどる。
  • 吉行淳之介掌篇全集

    吉行淳之介掌篇全集

    小説・文芸
    4.0
    1巻1,320円 (税込)
    感受性を全開にして読んでもらえば、おのずから分かる――。ブラックユーモア、思いがけない結末、現実を溶かしていく夢の世界。短篇の名手による、研ぎ澄まされたミクロコスモス。一九六一年の「肥った客」から八二年の「夢の車輪」連作まで、掌篇五十篇を年代順に初集成。文庫オリジナル。〈解説〉荒川洋治
  • ヤマトタケルの日本史 女になった英雄たち

    ヤマトタケルの日本史 女になった英雄たち

    ビジネス・実用
    4.0
    1巻2,420円 (税込)
    英雄は勇ましく猛々しい・・ってホンマ? 本書は、日本の歴史、文化史をつらぬく「女になった英雄像」へ迫るものである。大日本帝国海軍にまで、女装の文化は伝えられていたという。著者のまなざしは現代の性別越境者にも向けられる。なぜ英雄は「美女」でないと困るのか? 文献史料や風俗画、古写真を博捜した著者が、日本人の隠れた精神性を描き出す。私たちのあこがれの正体をつきとめたいと本書に熱い気持ちを込める井上氏。優雅な文章に図版を収め、見て楽しい読んで学べる一冊にする。
  • 統帥権の独立 帝国日本「暴走」の実態

    統帥権の独立 帝国日本「暴走」の実態

    ビジネス・実用
    4.0
    1巻1,870円 (税込)
    帝国陸海軍の作戦行動の指揮・決定権限である統帥権。天皇大権に属し、その「独立」は内閣からの干渉を阻止した。そのため満洲事変以降、陸軍の暴走をもたらした最大の要因とされてきた。しかし近年、通説の見直しが進む。明治政府はなぜ「独立」を必要としたのか。否定論者がいながら、なぜ「独立」は維持されたのか。海軍の役割とは。本書は、軍事の特殊専門意識に着目、明治からアジア・太平洋戦争敗北までの通史を描く。
  • 在日米軍基地 米軍と国連軍、「2つの顔」の80年史

    在日米軍基地 米軍と国連軍、「2つの顔」の80年史

    ビジネス・実用
    4.0
    1巻1,210円 (税込)
    世界で最も多くの米兵が駐留し、米軍施設を抱える日本。米軍のみならず、終戦後一貫して外国軍の「国連軍」も駐留する。なぜ、いつから基地大国になったのか。米軍の裏の顔である国連軍とは。本書は日米の史料をふまえ、占領期から朝鮮戦争、安保改定、沖縄返還、冷戦後、現代の普天間移設問題まで、基地と日米関係の軌跡を追う。「日本は基地を提供し、米国は防衛する」という通説を覆し、特異な実態を解明。戦後史を描き直す。
  • 生き物の「居場所」はどう決まるか 攻める、逃げる、生き残るためのすごい知恵

    生き物の「居場所」はどう決まるか 攻める、逃げる、生き残るためのすごい知恵

    ビジネス・実用
    4.0
    1巻1,155円 (税込)
    世界は広いが、それぞれの生き物が生きることができるのは、ほんの小さな場所である。チーターは開けた草原にしか棲めないし、モンシロチョウはもっぱらキャベツ畑を飛んでいる。生き物の居場所は、なぜ決まっているのだろう。これまで餌や配偶者の存在などの理由が考えられてきたが、実は天敵がいないことが何よりも大事だ。様々な生き物を例に、生き残るための巧妙な知恵を紹介する。
  • 漫画を描く 凛としたヒロインは美しい

    漫画を描く 凛としたヒロインは美しい

    ビジネス・実用
    4.0
    1巻1,760円 (税込)
    1960年代のデビュー以来、数々のヒット作を世に送り出してきたマンガ家・里中満智子。近年は自らの創作のみならず、日本マンガ界を牽引する立場としての活動も高く評価され、文化功労者にも選出された。 「すべてのマンガ文化を守りたい」との想いを胸に走り続けてきた75年の半生を自ら振り返り、幼少期から現代、そして未来への展望までを綴る。 高校生にしてプロの漫画家デビューを果たした著者だが、決して順風満帆ではなく、ジェンダーギャップで叱責をあびたり、読者からの抗議を受けたり、がんを患ったり、まるで朝ドラを見ているような半生が、これでもかと詰められている。顔の広かった著者ならではの、レジェンドのマンガ家たちとのやりとりも、多数収録。 当時を知る人には共感を、当時を知らない世代には新しい発見をもたらす1冊。
  • 戦後政治と温泉 箱根、伊豆に出現した濃密な政治空間

    戦後政治と温泉 箱根、伊豆に出現した濃密な政治空間

    ビジネス・実用
    4.0
    1巻2,200円 (税込)
    吉田茂、鳩山一郎、石橋湛山、岸信介、池田勇人。戦後のある一時期、首相たちは敗戦の影が色濃く残る東京を避け、熱海、伊豆、箱根の温泉地で政治を行っていた! サンフランシスコ講和会議や抜き打ち解散など、大勝負を控えた吉田は決まって箱根に籠った。吉田の影響か、鳩山、石橋、大野伴睦、河野一郎ら反吉田勢力も伊豆や箱根に滞在するようになり、重要な決定を下していた。敗戦直後の1940年代後半から1960年代前半にかけて、東海道筋に点在する温泉地に、濃密な政治空間が出現していたという知られざる史実を解き明かす。
  • 老いの上機嫌 90代! 笑う門には福来る

    老いの上機嫌 90代! 笑う門には福来る

    ビジネス・実用
    4.0
    1巻1,650円 (税込)
    ヒグチさん(91歳)が愉快な日常を実況中継!  ふわっところんで顔面5色事件、まさかのがん治療、役立つ食卓メモ術、お転婆少女時代の思い出……。ヨタヘロ期をご機嫌に生きるヒントがつまった痛快エッセイ。≪黒井千次氏との同級生対談収録≫ ==ベストセラー『老いの福袋』の著者、待望の最新作==
  • 数学受験術指南 一生を通じて役に立つ勉強法

    数学受験術指南 一生を通じて役に立つ勉強法

    ビジネス・実用
    4.0
    1巻712円 (税込)
    人間は誰だって、「分からない」に直面している。「分からない」とどう付き合って、これをどう味方にするか。受験数学を超えて人生を指南する一書。
  • 沖縄の殿様 最後の米沢藩主・上杉茂憲の県令奮闘記

    沖縄の殿様 最後の米沢藩主・上杉茂憲の県令奮闘記

    ビジネス・実用
    4.0
    1巻968円 (税込)
    謙信の流れをくみ、鷹山を中興の祖と仰ぐ名門、米沢藩上杉家。最後の藩主・茂憲は明治十四年、琉球処分から日が浅い沖縄に県令として赴く。本島をくまなく巡り、宮古・石垣両島まで及んだ視察で目撃したのは、困窮にあえぐ庶民の姿であった。再三の改革意見は政府から黙殺され、志半ばで解任される茂憲。だが、情熱を傾けた人材育成は後年になって実を結ぶ。今日もなお沖縄で敬愛される上杉茂憲の二年にわたる奮闘の記録。
  • 柔らかい個人主義の誕生 増補新版

    柔らかい個人主義の誕生 増補新版

    ビジネス・実用
    4.0
    1巻1,320円 (税込)
    黄金の1960年代から、不確実性の時代・70年代を経て顔の見える大衆社会へ。 美学的見地から見た消費文化論でブームを牽引した同時代史のロングセラーに、系譜となる「日本文化の世界性」「あらためて個人主義とは何か」を増補する。 吉野作造賞受賞作。 〈解説〉福嶋亮大
  • わが封殺せしリリシズム

    わが封殺せしリリシズム

    ビジネス・実用
    4.0
    1巻1,100円 (税込)
    「日本のヌーヴェル・ヴァーグ」の旗手として戦後日本の映画界を切り拓いてきた大島渚。仕事を共にした俳優たちのスケッチ、同世代の監督たちへの鋭い批判、そして去りゆく人への愛惜を綴った、ベストエッセイ集。巻末に坂本龍一による弔辞、大島監督との思い出、小山明子夫人のエッセイを付す。
  • ひとりは平気。だけど、君とは一緒にいたい

    ひとりは平気。だけど、君とは一緒にいたい

    小説・文芸
    4.0
    1巻858円 (税込)
    眠る前に読る一編で、毎日、幸せな夢を――。 ちゃんと仕事をして、好きなことにお金を使う。こんな日常に満足だけど、ふとした時、誰かと一緒にいる時間を想像したり……。 「そういえば、恋ってどんなものだっけ?」 無意識に呟いてしまった時、読んでほしい九編を集めました。 なくても困らないけど、あったらより楽しくなるときめき。 『5分でとろける恋物語 ときめきスイート編』改題
  • 四神の旗

    四神の旗

    小説・文芸
    4.0
    1巻946円 (税込)
    謀略に次ぐ謀略! 有力皇族の誅殺、忍び寄る疫病の影――。 藤原家の四子がこの国にもたらしたのは、栄光か、破滅か? 直木賞作家にしてノワール小説の旗手が、古代史上最大の闇に迫る衝撃作。 藤原武智麻呂、房前、宇合、麻呂の四兄弟は、父・不比等の意志を受け継ぎ、この国を掌中に収めるため力を合わせる。だが政の中枢には、不比等が唯一畏れた男、長屋王が君臨していた。 皇族と藤原家。それぞれの野心がぶつかり合い、謀略が交錯するとき、古代史上最大の闇が浮かび上がる――。 〈解説〉木本好信(元龍谷大学教授、奈良時代政治史)
  • うぽっぽ同心十手綴り 病み蛍

    うぽっぽ同心十手綴り

    小説・文芸
    4.0
    1巻770円 (税込)
    妊婦が大八車に轢かれたという凶事を耳にした長尾勘兵衛。駆けつけた先で、自分に顔も姿も瓜ふたつの同心、占部と知り合う。瓜を買い占め、卸値を吊り上げている悪党どもがいると憤慨し「かならずや証拠をあげてみせる」と息巻く占部を、勘兵衛は応援したくなるが……。この世は理不尽だが“うぽっぽ”がいる! 傑作捕物帳シリーズ第六弾。
  • 命の家 上林曉病妻小説集

    命の家 上林曉病妻小説集

    小説・文芸
    4.0
    1巻1,320円 (税込)
    これは愛なのか、苦悩なのか……。心を病んだ妻。発病から死に至る足かけ8年、妻を見つめながら書き続けた魂の文学。まさに上林曉を上林曉たらしめた、孤高の私小説集。文庫オリジナル。 ◆上林の妻・繁子は、1939年7月に精神に病を発し、46年5月に死去。8年におよぶ闘病中、3度の入退院を重ねた。この間、上林はひたすら自身と妻をモデルに、私小説を書き続けた。 ◆この8年は、日米戦争を挟む時期であった。3人の子どもたちを郷里の高知に疎開させ、一家は離散。食べるものにも困窮する日々であった。 ◆妻の病は徐々に、しかし確実に蝕まれていった。戦中の栄養失調、行き届かぬ医療、衛生状態の悪化から、視力も失われてゆく。「錠前と鉄格子」のある病院で、妻は孤独に死を待つこととなる。面会も間遠になり、上林が妻の最期を見届けることはできなかった。 ◆本文庫では、過去に刊行された「病妻もの」の収録作を軸としつつ、作品を増補し、発病から死去、そして埋葬に至るストーリーを、さながら長篇私小説としても読めるように構成した。 ◆収録作:林檎汁/夜霊/悲歌/明月記/命の家/風致区/聖ヨハネ病院にて/遅桜/嬬恋い/庭訓/弔い鳥/聖ヨハネ病院にて
  • 卍(まんじ)他二篇

    卍(まんじ)他二篇

    小説・文芸
    4.0
    1巻1,210円 (税込)
    光子という美の奴隷となり、まんじ巴のように絡みあいながら破滅に向かう者たちを描いた心理的マゾヒズム小説の傑作。他に短篇「蘿洞(らどう)先生」「続蘿洞先生」を収めた。中村明日美子による美麗なカバー画・口絵、挿画十五葉は本文庫版のための描き下ろし。〈解説〉千葉俊二〈註解〉明里千章 附・大正末期から昭和初期の大阪市街地図と蘆屋周辺地図
  • イルカ 生態、六感、人との関わり

    イルカ 生態、六感、人との関わり

    ビジネス・実用
    4.0
    1巻1,045円 (税込)
    イルカとは、口のなかに歯が生えた鯨類で、体長が4~5メートル以下の種を指す俗称である。6500万年前、イルカの祖先は海に戻り、哺乳類のなかでも独特な進化の過程を歩んできた。本書は、生物としての変遷、生態、視覚、聴覚、コミュニケーション能力などを説明したうえで、太古から現在にいたる各地域での人との関係、人間にも匹敵すると言われる知的な能力に目を向ける。謎が多いイルカの全貌をわかりやすく明らかに。
  • アダムとイヴ 語り継がれる「中心の神話」

    アダムとイヴ 語り継がれる「中心の神話」

    ビジネス・実用
    4.0
    1巻902円 (税込)
    『旧約聖書』に登場する、最初の人間アダムとイヴ。二人の名前は「禁断の木の実」「楽園追放」などのキーワードとともに語られ、日本人にとっても馴染み深い。しかし彼らの物語から生まれた、文化、思想、文学・美術作品の多様さは、私たちの想像を遥かに超えるものがある。本書では、美術史的な解説・解釈にとどまらず、アダムとイヴが歴史上いかに語られ、いかに現代社会に影響を及ぼしてきたかを探っていく。
  • 物語 江南の歴史 もうひとつの中国史

    物語 江南の歴史 もうひとつの中国史

    ビジネス・実用
    4.0
    1巻1,100円 (税込)
    「中国」は古来、大陸に君臨した北方「中原」と経済文化を担った南方「江南」が分立、対峙してきた。湿潤温暖な長江流域で稲作が広がり、楚・呉・越の争覇から、蜀の開発、六朝の繁華、唐・宋の発展、明の興亡、革命の有為転変へと、江南は多彩な中国史を形成する。北から蔑まれた辺境は、いかにして東ユーラシア全域に冠絶した経済文化圏を築いたのか。中国五千年の歴史を江南の視座から描きなおす。
  • 生と死をめぐる断想

    生と死をめぐる断想

    小説・文芸
    4.0
    1巻880円 (税込)
    序章 死をそばに感じて生きる 團十郎の辞世  死生観表出の時代  自然災害のインパクト  どこから来てどこへ行くのか  二つの立場  テクノロジーの進化の果てに  1章 「知」の人の苦しみ 伝統的な宗教の後に  岸本英夫の実践  合理性の納得  頼藤和寛の世界観  はじまりのニヒリズム  「にもかかわらず」の哲学  自由意志の優位と揺らぎ  多田富雄の受苦  人格を破壊から守る  サイコオンコロジー  医療の現場で  ホスピスとデス・エデュケーション  遺族外来、がん哲学外来  禅の否定するもの  「わたし」を「なくす」  河合隼雄の遍歴  ユング心理学と仏教  切断せず包含  2章 スピリチュアリティの潮流 崩れつつある二元論  オルタナティブな知  理解できないものへの態度  時代という背景  第三の項へ  ポストモダンの現象  ベクトルの交わるところ  島薗進の視点  「精神世界」の隆盛  個人の聖化と脱産業化  鈴木大拙の霊性  宗教的でなくスピリチュアル  玄侑宗久との往復書簡  「而今」の体験  「いのち」との関係  潮の満つるとき  海のメタファー  親鸞の絶対他力  生死の中で生死を超える  日本的発現  ゆりかごとしての風土  3章 時間を考える 代々にわたり耕す  柳田国男の「先祖」  個体から集合体へ  つなぐラフカディオ・ハーン  田の神と山の神  時代からの問い  四つの類型  折口信夫の「海の他界」  野という中間地帯  身近な行き来  かのたそがれの国  うつし世、かくり世  帰ってゆく場所  先祖の時間  線をなす時間  層をなす時間  輪をなす時間  自然との親和性  季語のはたらき、リズム  津波を詠んだ句  山川草木悉有仏性  「衆生」の範囲  貞観地震と津波  暴れる国土  山川草木悉有神性  瞬間瞬間にふれる  不動の中心  技法としての行  色即是空  井筒俊彦による視覚化  縁起という実相  根源のエネルギー  式年遷宮  「木の文明」  生の造形  宣長の「悲し」と「安心」
  • 笑いの日本史

    笑いの日本史

    小説・文芸
    4.0
    1巻2,860円 (税込)
    目 次  第一章    神楽 神も笑い人も笑う     第二章    言の葉  言霊の幸はふ国     第三章    物語 異界からの来訪者     第四章    仮名 日本語の成立     第五章    国風 日本人の美意識     第六章    今様 「日本第一の大天狗」の秘密    第七章    誑惑 だましだまされる     第八章    戯画 宗教画として見る     第九章    凡俗 「達人」と「くらき人」      第十章    御伽噺  浦島説話の変遷     第十一章   禅画 瓢箪ナマズの禅問答     第十二章   同朋衆   笑いを生む社交の場     第十三章   頓智 風狂と栄衒の大喧嘩     第十四章   狂言 救済劇として観る     第十五章   俳諧 連歌から生まれる笑いの文藝   第十六章   寓話 動物に仮託した人間の性(さが)     第十七章   笑話 笑いで教化する     第十八章   浮世 虚の笑いと実の笑い     第十九章   軽口 落語家の三人の祖     第二十章   気質 「気質(かたぎ)」と「気質(きしつ)     第二十一章  遊里 誰もが知りたい「手練手管」  第二十二章  非常 中国笑話の流行     第二十三章  川柳 笑いのシステム化     第二十四章  遊戯 パロディとしての狂詩・狂歌   第二十五章  諷刺 自嘲の笑いが諷するもの     第二十六章  俳画 画俳両道の人     第二十七章  論争 尊大のおや玉vs浮浪士(のらもの)     第二十八章  半可通  色男、金あり、力なし     第二十九章  化物 虚を虚として楽しむ     第三十章   捷才 笑いのない笑い     第三十一章  滑稽 卑俗コンビの人気     第三十二章  漫画 「笑門来福」の教え     第三十三章  日本の笑い
  • 箱根駅伝 襷がつなぐ挑戦

    箱根駅伝 襷がつなぐ挑戦

    2024年に第100回を迎える箱根駅伝。ライバルたちの熱い競り合い、逆境からの栄冠、番狂わせの力走……胸躍る勝負の歴史をつづる。
  • 町内会 日本人の自治感覚

    町内会 日本人の自治感覚

    ビジネス・実用
    4.0
    1巻1,045円 (税込)
    昭和二十二年、訓令によって廃止された町内会は、三か月後にはその八割が復活した。アメリカが自国の自治の理念を日本に移植しようとした試みは成功したといえるのだろうか。内務省と占領軍民政局との間の交渉経過は、そのまま日米両国の社会構造と人間関係の規範の原理的差異を浮かび上がらせた。戦後史を通じて日陰の位置にあった日本伝来の隣保組織のなかに、借り物ではない自治の可能性を虚心に探り始めた犀利な日本社会論。
  • まだ出会っていないだけ

    まだ出会っていないだけ

    小説・文芸
    4.0
    1巻946円 (税込)
    会員になれば3ヵ月で結婚できる――そんな評判を耳にして、東京青山の一等地に事務所を構える「スマイル結婚相談所」に、今日も男女が訪ねてくる。食品メーカー広報(30代女性)、洋酒メーカー勤務(30代男性)、家事手伝い(20代女性)、医薬品研究者(30代男性)など多種多様……。「人生は笑う練習」が信条の44歳社長・岸本達也は、34歳のスタッフ・葉山希とともに、彼らの「運命の出会い」をサポートできるか!? 『私が結婚をしない本当の理由』改題。 【目次】 第一章 一日目~三〇日目 第二章 三一日目~五八日目 第三章 六一日目~八九日目 エピローグ
  • 七つの街道

    七つの街道

    小説・文芸
    4.0
    1巻990円 (税込)
    篠山街道、久慈街道、甲斐わかひこ路、近江路など古き時代の面影を残す旧街道。「旅に出たいために旅行記を書くことにした」著者は、昭和三十一年、街道めぐりに着手した。史実や文献を辿りつつ歩き、その今昔を風趣豊かに描き出した紀行文集。    〈巻末エッセイ〉三浦哲郎「久慈街道同行記」  【目次】 篠山街道[京都・兵庫]/久慈街道[青森・岩手] 甲斐わかひこ路[山梨]/備前街道[岡山] 天城山麓を巡る道[静岡]/近江路[滋賀] 「奥の細道」の杖の跡[宮城・岩手・山形] 単行本あとがき/新潮文庫版あとがき
  • 珍品堂主人 増補新版

    珍品堂主人 増補新版

    小説・文芸
    4.0
    1巻902円 (税込)
    風が吹かないのに風に吹かれているような後姿には、料亭〈途上園〉に夢を託した骨董屋・珍品堂主人の思い屈した風情が漂う――。善意と奸計が織りなす人間模様を鮮やかに描く。表題作に自作解説エッセイ、珍品堂との買出し紀行を綴った一文を併せた決定版。〈巻末エッセイ〉白洲正子
  • フランス文学講義 言葉とイメージをめぐる12章

    フランス文学講義 言葉とイメージをめぐる12章

    ビジネス・実用
    4.0
    1巻990円 (税込)
    近代小説は19世紀以来、「(かけがえのない)個人」に焦点を当てて発達してきた。物語の主人公が、神や王から、ありふれた個人に替わる時、イメージこそが物語の書き手と読み手をつなぐために必須のものとなったのだ。本書では、文学とイメージのかかわりを意識的に追求してきたフランス近代文学を素材に、私たちが物語を通して「見ている」ものは何か、そして書かれているものは何かを考えていく。
  • フランクフルト学派 ホルクハイマー、アドルノから21世紀の「批判理論」へ

    フランクフルト学派 ホルクハイマー、アドルノから21世紀の「批判理論」へ

    ビジネス・実用
    4.0
    1巻1,100円 (税込)
    ホルクハイマー、アドルノ、ベンヤミン、フロム、マルクーゼ……。一九二三年に設立された社会研究所に結集した一群の思想家たちを「フランクフルト学派」とよぶ。彼らは反ユダヤ主義と対決し、マルクスとフロイトの思想を統合して独自の「批判理論」を構築した。その始まりからナチ台頭後のアメリカ亡命期、戦後ドイツにおける活躍を描き、第二世代ハーバーマスによる新たな展開、さらに多様な思想像の未来まで展望する。
  • 芸談 談志百選

    芸談 談志百選

    小説・文芸
    4.0
    1巻1,430円 (税込)
    「芸人」という名称に、芸事を演る人間は何故か惚れるのだ――。芸に生き、芸を愛した談志が「見事な芸人根性」を認めた百人を語る。志ん生、文楽ら噺家たち。ビートたけし、爆笑問題、ダウンタウンらテレビの人気者。若き日に惚れこんだ色川武大、森繁久彌。山藤章二画伯との名コンビで送る究極の芸人批評。〈解説〉立川志の輔
  • サバイバル家族

    サバイバル家族

    「俺は今後できるだけ庭でウンコする」 サバイバル登山家と型にはまらぬ家族たちが都会の片隅で狩る・飼う・捌く!  いきなり野糞宣言する父、大ネズミの唐揚げを作る母、長男は受験失敗、次男のニート化、可愛いニワトリを絞める末娘……服部家の行く末は? 日常の悩みを撃ち落とす爆笑繁殖エッセイ 〈巻末付録〉角幡唯介との対談「探検家の家族はつらいよ!?」
  • 廉太郎ノオト

    廉太郎ノオト

    小説・文芸
    4.0
    1巻990円 (税込)
    廉太郎の頭のなかには、いつも鳴り響いている音があった―― 最愛の姉の死、厳格な父との対立、東京音楽学校での厳しい競争、孤高の天才少女との出会い、旋律を奏でることをためらう右手の秘密。 若き音楽家・瀧廉太郎は、恩師や友人に支えられながら、数々の試練を乗り越え、作曲家としての才能を開花させていく。そして、新しい時代の音楽を夢みてドイツ・ライプツィヒへと旅立つが……。「西洋音楽不毛の地」に種を植えるべく短い命を燃やした一人の天才の軌跡を描き出す。 時代小説家最注目の俊英が、ついに新境地・明治へ! 第66回青少年読書感想文全国コンクール課題図書(高等学校の部)
  • 隋―「流星王朝」の光芒

    隋―「流星王朝」の光芒

    ビジネス・実用
    4.0
    1巻1,100円 (税込)
    五八一年に誕生した隋王朝。五八九年には文帝楊堅が南朝の陳を滅ぼし、長き分裂の時代に終止符を打った。草原、華北、江南に君臨する帝国の誕生である。二代目の煬帝は大運河を築き親征を行い、帝国を拡大したが、高句麗遠征に失敗して動乱を招き、六一八年には唐に滅ぼされた。南朝、高句麗、突厥といったライバルが割拠したユーラシア大陸東部の変動を視野に、北方から興隆し、流星のように消えた軌跡を描く。
  • 五輪汚職 記者たちが迫った祭典の闇

    五輪汚職 記者たちが迫った祭典の闇

    きらびやかな舞台と国民の熱狂の陰に巣くった五輪利権、そして新たに発覚した談合事件。2022年度新聞協会賞を受賞したスクープに至る潜行取材の舞台裏、事件の経過、法廷での動きをフォローし、事件の背景にある構造を大幅に加筆したドキュメント。あらかじめ裏切られた「黒い祭典」の演出者は誰だったか。
  • 飛鳥の木簡―古代史の新たな解明

    飛鳥の木簡―古代史の新たな解明

    ビジネス・実用
    4.0
    1巻946円 (税込)
    かつて日本古代史は、『日本書紀』『古事記』や中国の史書に頼らざるを得なかった。だが一九九〇年代後半以降、三万点以上に及ぶ飛鳥時代の木簡の出土が相次ぎ、新たな解明が進み始める。本書は、大化改新、中国・朝鮮半島との関係、藤原京造営、そして律令制の成立時期など、日本最古の木簡から新たに浮かび上がった史実、「郡評論争」など文献史料をめぐる議論の決着など、木簡解読によって書き替えられた歴史を描く。第2回古代歴史文化賞大賞受賞作。
  • マルタ騎士団 知られざる領土なき独立国

    マルタ騎士団 知られざる領土なき独立国

    ビジネス・実用
    4.0
    1巻2,750円 (税込)
    聖ヨハネ騎士団(通称・マルタ騎士団)は、創設から約千年を経た今なお国際社会から独立国としてパスポートの発行を許され、1万人を超える騎士を擁する現存世界最古の騎士団である。テンプル騎士団、ドイツ騎士団と並ぶ中世ヨーロッパの三大騎士修道会の一つが、なぜ21世紀の現代まで存続し、国連に席を与えられ、100カ国以上と国交を結んでいるのだろうか? 謎に包まれた知られざる騎士の国、その栄光と流転の歴史を、日本国籍として約1世紀ぶりに騎士に叙任された筆者が紐解く。 緒言 救貧と信仰の守護者 歴史序章 十字軍(ヨーロッパ、1095-1099)  叙説Ⅰ 騎士と騎士道、そして騎士団 歴史第一章 誕生(聖都エルサレム、1099-1149) 歴史第二章 防衛(シリア・パレスチナ地方、1150-1291) 歴史第三章 海へ(キプロス島、1291-1307) 歴史第四章 覇者(ロードス島、1307-1452) 歴史第五章 勝利(ロードス島、1453-1520)  叙説Ⅱ マルタ騎士の戒律、そして一生 歴史第六章 死闘(ロードス島、1520-1522) 歴史第七章 家(マルタ島、1523-1564) 歴史第八章 大包囲(マルタ島、1564-1565) 歴史第九章 守護者(マルタ島、1565-1675)  叙説Ⅲ マルタ騎士団総長列伝 歴史第十章 衰退(マルタ島 1675-1798) 歴史第十一章 漂流(ヨーロッパ、1798-1834) 歴史第十二章 再起(ローマ、1834-2012) 歴史終章 現代(全世界、2013-)  叙説Ⅳ 「領土なき国家」としてのマルタ騎士団 後記 騎士から見たマルタ騎士団
  • 赤ちゃんポストの真実

    赤ちゃんポストの真実

    ビジネス・実用
    4.0
    1巻1,034円 (税込)
    慈恵病院(熊本市)が開設した「赤ちゃんポスト」は“命を救う”という理念のもと、理解を広げてきた。だが、実際の運用は想定外の連続である。2023年3月までに預けられた170人。そのうち病院が想定した早期新生児は76人。残りの約半数が、ある程度育った赤ちゃんだった。開設第一号は3歳児だ。障害児や外国人の赤ちゃんもいる。出産状況が分からないため医療者の負担も大きい。育った子は「出自を知る権利」を持ち合わせていない。さらに同病院は19年末、妊婦が匿名のまま病院で出産できる「内密出産」も導入した。そして近年では、別の団体が新たなポスト開設の構想まで公言し始めている。開設されて16年――赤ちゃんポストが日本社会に問いかけたものとは何か?「命」を巡るノンフィクション。 文庫化にあたり、慈恵病院が新たに始めた内密出産の現状や、関西、北海道、東京でポスト開設を試みる人々への取材など、近年の動向を大幅加筆。
  • たそがれダンサーズ

    たそがれダンサーズ

    小説・文芸
    4.0
    1巻902円 (税込)
    今日もスタジオに集うのは、不思議なほど無気力な講師と、下手だが熱いおじさんたち。 出世競争、妻との微妙な関係、町工場の後継者問題など、苦い思いや痛手を負った中高年世代。 そんな彼らが打ち込むのは、男だけで踊る社交ダンス!  職場じゃなくても輝ける。いつもの景色が違って見える。 そのステップが胸を打ち、躍動、爽快、ときどき涙。 おじさんたちの〈もいちど青春〉物語!
  • トランク 林芙美子大陸小説集

    トランク 林芙美子大陸小説集

    小説・文芸
    4.0
    1巻990円 (税込)
    シベリア鉄道での亡命旅行「トランク」、満洲で芸者をしていた女性の一人語り「幕切れ」。旅を愛した林芙美子は、自身の訪れた国々を積極的に小説に描いた。庶民目線を貫いたその筆は、戦前の日本人が海の向こうの〈大陸〉に抱いた希望と憧れ、そして敗戦で負った傷跡を克明に写し取っている。絶筆となった「漣波」ほか欧州、ロシア、満洲を描いた小説七篇と、川端康成が単行本『漣波』に寄せた「あとがき」を収録。〈解説〉今川英子
  • 浄土思想 釈尊から法然、現代へ

    浄土思想 釈尊から法然、現代へ

    ビジネス・実用
    4.0
    1巻1,056円 (税込)
    阿弥陀仏の極楽浄土に往生し、悟りをえて成仏を目指す浄土教。浄土宗、浄土真宗、時宗などの宗派が属し、日本で最も信者数が多い。なぜこれだけ多くの信仰を集めたのか――。本書は、教えの広がりを「物語の力」に着目する。衆生を救うため誓いをたて阿弥陀仏になった「法蔵説話」、家庭不和を主題とする「王舎城の悲劇」などの経典に描かれた話、法然や親鸞ら開祖の物語を読み解きながら、その思想の本質に迫る。
  • 〈鬼子〉たちの肖像 中国人が描いた日本人

    〈鬼子〉たちの肖像 中国人が描いた日本人

    ビジネス・実用
    4.0
    1巻990円 (税込)
    古来、中国人は日本人をさまざまにイメージし、歴史書に記録し、絵画に描いてきた。そのなかには、荒唐無稽なものもあるが、驚くほど現実に近く詳細なものもある。本書では、かつて日本人が「倭」と呼ばれていた時代の歴史書や地理書から、明の時代に人々が使っていた日用の辞書、日清戦争前後に発行された絵入り新聞、現代の映画に至るまで、中国人による日本人=〈鬼子〉イメージの変遷をたどる。
  • 剣神 神を斬る 神夢想流林崎甚助1
    完結

    神夢想流林崎甚助

    小説・文芸
    4.0
    全7巻880円 (税込)
    天文一六年(一五四七)、出羽国楯岡城下で近習の浅野数馬が闇討ちされた。討手の追跡むなしく、下手人の坂上主膳は行方をくらましてしまう。 六歳にして父を殺された民治丸は、仇討を武神スサノオに誓い、厳しい修行に身を投じる―― 居合の始祖・林崎甚助の生涯を描く大河シリーズ堂々始動!
  • ラバウル戦線異状なし 現地司令長官の回想

    ラバウル戦線異状なし 現地司令長官の回想

    ガダルカナル撤退後、最前線基地の防備と航空戦の継続という使命を負った草鹿は、補給が途絶えても破損機を修理して航空戦を展開、食料と生活必需品、さらには火薬や魚雷までを自力で生産する。また敬愛する山本長官の戦死、陸軍との友好関係が描かれる。巧みな人材登用によって終戦までを自給自足で戦い抜いたサバイバル戦記。 以下目次 1 まえがき(戦況のあらまし) 2 明朗豁達一意邁進 3 陸海軍の協同戦線 4 火山研究所と科学者の良心 5 嗚呼山本元帥 6 南東方面艦隊の歌 7 武功抜群 8 漂流記 9 気象観測 10 民政部の人々 11 洞窟生活(陣地構築) 12 施設作業の苦労 13 いかもの食い 14 現地自活 15 兵器類の製造 16 教育訓練の問題 17 医務衛生のはなし 18 珍客待てども来らず 19 輸送潜水艦の労苦 20 鼠輸送、蟻輸送 21 ラバウル海軍航空隊 22 終戦の憾み
  • 教養としての建築入門 見方、作り方、活かし方

    教養としての建築入門 見方、作り方、活かし方

    ビジネス・実用
    4.0
    1巻1,034円 (税込)
    電子版は本文中の写真を多数カラー写真に差し替えて掲載。 美術館の意匠に感動し、憧れの旅館で心を癒す。名建築で過ごす時間はなぜ格別なのか。建築の見方と作り方を知れば、暮らしは快適になり、楽しみが増す。本書は、日本と西洋の建築史を一望し、観賞・設計・社会という三つのアプローチから建築を堪能する入門書。「機能」と「美」から分け入り、現代に至る建築の画期を読み解く。建築家の世界も惜しみなく紹介。あなたも建築通に。観光や街歩きの格好のガイドになる。
  • きしむ政治と科学 コロナ禍、尾身茂氏との対話

    きしむ政治と科学 コロナ禍、尾身茂氏との対話

    福島第一原発事故、さかのぼれば薬害エイズ、水俣病……。専門家による政府への科学的助言はいつも空回りした。このコロナ禍でもまた、政治と科学(専門家)は幾度も衝突した。専門家はその責任感から、自らの役割を越えて「前のめり」に提言したこともあった。 専門家たちは何を考え、新型コロナに向き合ったのか。政治と科学の間には、どのようなせめぎ合いがあったのか。そして、コロナの教訓を新たな感染症の脅威にどう生かすのか……。 尾身茂・新型コロナウイルス感染症対策分科会長への計12回、24時間以上にわたるインタビューを通じ、政治と科学のあるべき関係を模索する。
  • 幸福な離婚 家庭裁判所の調停現場から

    幸福な離婚 家庭裁判所の調停現場から

    現在の日本では、結婚した夫婦の約3組に1組が離婚する。また、毎年結婚するカップルの約4組に1組が、夫婦のいずれかが再婚である。結婚と離婚は切り離せない時代となった。そこで、離婚となった場合、家族メンバーの幸福が最大限満たされるよう、図っていく必要がある。 著者は長年、少年非行をメインに研究してきた。重大な少年犯罪は機能不全に陥った家族との関係が切り離せない。その一環として、家族問題に関心を持ち、みずから10年以上にわたり家庭裁判所の家事調停委員を務めてきた。これまでに、離婚を中心として200件以上の家事事件の調停を担当。家事事件の最前線において、当事者に寄り添いながら解決を図ってきた。 本書では、著者の家事調停委員としての経験をもとに、現場での具体的なケース(29例)を引きながら、幸福な離婚に至る可能性を探ってゆく。離婚への備え、必要な知識が得られるようケースを選択し、子どもを含む家族メンバ著者のーの幸福を最大化する解を提示する。離婚について考え、備えるための最良の手引き。
  • 88歳、しあわせデジタル生活 もっと仲良くなるヒント、教えます

    88歳、しあわせデジタル生活 もっと仲良くなるヒント、教えます

    ビジネス・実用
    4.0
    1巻1,485円 (税込)
    【本文より一部紹介】 「シニアこそ、デジタルと仲良くなりましょう」  そうお話しすると、「アナログ世代ですから無理です」「もう古稀も過ぎたし……」とおっしゃる方が大勢います。  おっしゃるとおり、私たちは生まれたときからデジタルのある世代とは正反対の“アナログ・ネイティブ”。私も米寿です。でもね、年齢は単なる数字だと思っています。  年を重ねると、どうしたって失うもののほうが多くなりますよね。視力が落ちる、髪が抜ける、想い出の場所がなくなる、親しい人が旅だってしまう。そんな喪失体験の多いシニアの強い味方こそ、デジタルです。  デジタルは不自由になった体の機能を助け、暮らしの不便さを補い、今まで知らなかった世界の扉を目の前に開いてくれます。  そう、シニアとデジタルは、とっても相性がよいのです。  人生100年時代ですから、何歳からのスタートでも十分に間に合います。「便利かもしれない」「ちょっとやってみようかな」で、いいんです。マーチャンなど、58歳でパソコン、81歳でプログラミングに挑戦したのですから。  人生で、今日という日が一番若いのです。自分自身を時代に合わせてアップデートするために、一歩を踏み出してみましょうよ。  シニアの皆さんや、デジタルにちょっぴり苦手意識のある方たちの悩みに寄り添いながら、私マーチャン流のデジタルの楽しみ方と、心の持ちようをお伝えします。  ご一緒にデジタルともっと仲良くなりましょう。 【目次より】  第1章 さあ、ご一緒にはじめましょう  第2章〈AIスピーカー、エクセルで描いた柄のブラウス……〉      マーチャン88歳、日々の暮らしにヒントがいっぱい  第3章 なぜ、テクノロジーが親友に?  第4章〈17のヒント集〉老いの苦手も、デジタルが補ってくれます  第5章〈お悩み相談〉小さなつまずき、一緒に解決しましょう  第6章 シニアはひとりじゃない。世代の強みを今こそいかそう
  • 女の足指と電話機

    女の足指と電話機

    小説・文芸
    4.0
    1巻1,100円 (税込)
    舞台上で女優の足が、官能の道具から電話機へと変化を遂げる、そのエロチシズムへの感性を書きとめ、「リタ・ヘイワースは惜しくないけれど、ヒンドスタンを日本へ売ったのは、自分の生涯の失策だった」と、かつての夫から競走馬と比べられた女優の行く末についての考察を綴る……。 「永遠の謎と美」の存在である女性の、生き方や感受性、美意識を、映画、音楽、演劇、文芸など幅広いジャンルの作品を手がかりに読み解き、絹のように上質な文章で紡ぐ。 著者が最も健筆をふるった70年代から80年代の単行本未収録作品を集めたエッセイ集。
  • ブッシュマンとして生きる 原野で考えることばと身体

    ブッシュマンとして生きる 原野で考えることばと身体

    ビジネス・実用
    4.0
    1巻1,045円 (税込)
    南アフリカのボツワナに暮らす狩猟採集民、セントラル・カラハリ・ブッシュマン。丹念な会話分析と出来事を根底から把握する身体配列を手がかりに、その独特なセンスを浮かびあがらせる。権力と強制と傲慢を徹底して嫌い、みずからの生きる世界と粘りづよく交渉を重ねる彼らの社会は、私たちにもう一つ別の生の形がありうることを示している。直接経験に根ざした「等身大の思想」の実践を呼びかける、フィールドワークの結晶。
  • カラー版 廃線紀行―もうひとつの鉄道旅

    カラー版 廃線紀行―もうひとつの鉄道旅

    ビジネス・実用
    4.0
    1巻1,100円 (税込)
    「絶景廃線」と呼びたくなる路線がある。瀬戸大橋の見える下津井電鉄、景勝地・耶馬渓の真ん中を走る大分交通耶馬渓線などだ。他方で、ありふれた景色の中を通っているが、歩いてみると何とも楽しい路線も少なくない。鉄道をこよなく愛する著者が五年をかけて全国の廃線跡を踏破。往時の威容に思いを馳せつつ、現在の姿を活写する。北は道東の国鉄根北線から南は鹿児島交通南薩線まで、精選五〇路線を紹介する廃線案内。
  • 広島風土記

    広島風土記

    小説・文芸
    4.0
    1巻990円 (税込)
    慣れ親しんだ鞆ノ津の釣場、尾道で訪ねた志賀直哉の仮寓、ひとり耳にした平和の鐘の音、「黒い雨」執筆の頃、母親のこと――。広島生まれの著者が綴った、郷里とその周辺にまつわる随筆十七篇、小説「因ノ島」「かきつばた」、半生記などを収める。豊かな海山や在所の人々へのあたたかな眼差しがにじむ文庫オリジナル作品集。〈解説〉小山田浩子 目次  Ⅰ 広島風土記/志賀直哉と尾道/尾道の釣・鞆ノ津の釣/因島半歳記/鞆ノ津/鞆は生き慣れた釣り場/消えたオチョロ船/大三島/大三島の樟の木/備前牛窓/ふるさとの音/備後の一部のこと/故郷の思い出/備南の史蹟  * 因ノ島(小説)  Ⅱ 疎開日記/疎開余話/在所言葉  * かきつばた(小説) 『黒い雨』執筆前後(談)  Ⅲ おふくろ/半生記(抄録)
  • 都会の鳥の生態学 カラス、ツバメ、スズメ、水鳥、猛禽の栄枯盛衰

    都会の鳥の生態学 カラス、ツバメ、スズメ、水鳥、猛禽の栄枯盛衰

    ビジネス・実用
    4.0
    1巻1,155円 (税込)
    電子版は、カラー口絵16頁に加え、本文中の写真もカラーで掲載。 カラスとオオタカの空中戦、コンクリート張りの川で繁殖するカワセミ、高層ビルで子育てするハヤブサ、新たに進出してきたイソヒヨドリ、スズメやツバメの営巣地の栄枯盛衰……。都会は自然の少ない人工的な環境だが、鳥たちはしたたかに適応して生きている。身近な鳥、珍しい鳥、意外な鳥たちの知られざる生態を紹介するとともに、人間と鳥たちとの関係の変化も解説、読めば街歩きが楽しくなる。
  • 日本語を翻訳するということ 失われるもの、残るもの

    日本語を翻訳するということ 失われるもの、残るもの

    ビジネス・実用
    4.0
    1巻858円 (税込)
    「古池や蛙飛び込む水の音」芭蕉のこの俳句を英語で説明するとき、「蛙」をa frogとfrogsのどちらで訳すべきだろうか。単数か複数かを決めないまま翻訳することは英語では許されない。ほかにも「ちらちら」「どんどん」などの擬音・擬態語、「雨ニモ負ケズ」の漢字カタカナ交じりの表記、「顔が能面のようだ」といった比喩など、翻訳困難な日本語表現を紹介。夏目漱石も村上春樹も登場する、海を越えた日本語論。
  • 海軍こぼれ話

    海軍こぼれ話

    小説・文芸
    4.0
    1巻990円 (税込)
    自ら海軍に進んだ著者が、提督三部作や『軍艦長門の生涯』には書けなかった海軍を、実体験や取材メモをもとに綴ったエッセイ五〇篇。海軍軍人のスマートさだけではない蛮勇・武勇伝・失敗談や、軍隊の悲惨さ愚かさから潜水艦のトイレ事情まで、人間味たっぷりに描く〝わがネイビー賛歌〟。単行本未収録の講演録「日本海軍の伝統と気風」を増補。 「ネイビーはスマートネスを以てモットーとする」陸軍とちがい敵性国語廃止などと野暮なことは言わなかったけれど……(「青春の旅立ち」) 制服の海軍士官は雨の日でも傘をさすことを許されていない。外出中にわか雨にあったらどうするか? 中尉はこう教わった。「ゆっくり濡れてこい」(「なぜ負けた」) 「お前は何故海軍を志願したか」「はいッ、陸軍がきらいだからであります」試験官の中佐がニヤッとした。(「人のいやがる軍隊に」) 【目次より】こぼれ話の始まる話/青春の旅立ち/なぜ負けた/カールビンソン/仰ぐ誉れの軍艦旗/サセコイ/へんな英語/ヘル談哀話/まあうれしい/艦長自ら操艦しつつあり/人殺し/軍人勅諭/よく学びよく遊び/町人服/大蔵省は海軍省/泥水すすり草をかみ/気ヲツケラレマス/人のいやがる軍隊に/六ツかしござる/ドナウ河の水深/靴磨き海軍/見て地獄/次元が低い/逆ごよみ/ミッドウェー/われらが知性/乱数表/腐れ士官の捨てどころ/坊さんパイロット/海軍馬鹿/ネルソンと東郷/親英派と親独派/罐焚き/侯爵の植木屋/文壇海軍見立て/航空母艦の幽霊/公用特急券/少将の墓/海軍士官とフランス語/狸の親ごころ/ロイヤル・サルート/オモチャの造船所/海軍糞尿譚/満艦飾/遺骨還送/女たちの大東亜戦争/ラッタルはかけあし/考課表/日付変更線/こぼれ話の終る話/講演録「日本海軍の伝統と気風」
  • 幸せの条件 新装版

    幸せの条件 新装版

    小説・文芸
    4.0
    1巻836円 (税込)
    理化学実験用ガラス器機メーカーの「役立たず社員」瀬野梢恵・二四歳に、まさかの社命が下された! それは、単身長野に赴き、新燃料と注目されるバイオエタノール用米栽培の協力農家の獲得だった。行く先々で断れ続け、なりゆきで農業見習いを始める梢恵。だが多くの出会いが、恋も仕事も中途半端だった彼女を変えてゆく――。〈解説〉田中昌義
  • わが忘れえぬ人びと 縄文の鬼、都の妖怪に会いに行く

    わが忘れえぬ人びと 縄文の鬼、都の妖怪に会いに行く

    小説・文芸
    4.0
    1巻1,540円 (税込)
    宗教史研究の碩学が愛してやまない先達に捧げる人物エッセイ。一人の師も弟子も必要とせず独立独歩の精神で生きた棟方志功、筑豊の子どもたちから古都奈良の仏像へ「命がけの転向の旅」をした土門拳、借り物の枠組みでなく自前の哲学、歴史観、人間観を追求した梅原猛、西洋と東洋のあいだ、科学と宗教のあいだに橋をかけるという難事業に取りくんだ河合隼雄。 生きた世界も時代も異なるが、芯の部分において彼らに共通するものを見出しつつ、それぞれの魅力を味わい深い筆致でつづる。
  • 関東大震災がつくった東京 首都直下地震へどう備えるか

    関東大震災がつくった東京 首都直下地震へどう備えるか

    ビジネス・実用
    4.0
    1巻1,980円 (税込)
    一九二三年、東京は関東大震災により未曾有の被害を被った。しかし元禄・安政地震の記録をひもとくと、関東大震災の被害が地震規模に対して著しく大きかったことがわかる。被害を拡大させた要因は何か。江戸という町の発展と震災後の帝都復興をたどれば、見えてくるのは都市計画の果たす役割の大きさだ。科学技術が進んだことが、新たな問題を生んではいないか。現在の東京が抱えるさまざまな問題を指摘し、都市の在り方を考える。
  • 女子マンガに答えがある 「らしさ」をはみ出すヒロインたち

    女子マンガに答えがある 「らしさ」をはみ出すヒロインたち

    ビジネス・実用
    4.0
    1巻1,870円 (税込)
    もう「少女」を名乗れない私たちの、人生の答えはマンガにある! 不朽の名作から今が旬のマンガまで、幅広い作品中での女性たちの描かれ方を縦横無尽に語り、現代女性の欲望と生き方を探る。「おもしろい女」「たくましい女」「ハマる女」「嫌な女」……あなたに似た女が、マンガの中にはきっといる。
  • 迷い猫あずかってます

    迷い猫あずかってます

    小説・文芸
    4.0
    1巻946円 (税込)
    ある日作家の自宅に迷い込んできたオスのトラ猫。ほどなく、作家と画家の姉が住むその家で飼われることになった。トラーと名づけられたその猫の自由かつ奔放な振る舞いと、それに振り回される二人の人間。猫愛の深みにもだえる日々を綴った、究極の猫エッセイ。トラーの死とその喪失を綴った3篇を増補した決定版。 〈解説〉桜井美穂子 【以下、本文より】 トラーの好物は平貝、タコ、赤貝、アオヤギと小岩井ヨーグルト・グルメファン(四〇〇g入り三八〇円)と焼いりこ(小魚を特殊製法で薄くパリパリに圧縮引きのばした、人間用のおつまみ。ちいさいのりの丸缶くらいの大きさで八八〇円)で、クール宅急便で取り寄せる魚では、メバル、カレイ、キス、ウマヅラハギ、アジが好きだけれど、なんといっても夢中になるのは甘エビで、これは伊勢エビなど無視するほどの大好物で十二匹はペロリとたいらげてしまう。猫などにこんな贅沢をさせていいのだろうか、と反省もするけれど、道で顔をあわせると、ン、グググ、と走り寄ってきて頬をこすりつける姿を見ていると、ヨシヨシ、冬には羽ぶとんを買ってやるからね、トラーちゃんは鳥を捕らえるの好きだから、などと、わけのわからない論理で甘やかすことに決めてしまう。
  • 醤油・味噌・酢はすごい 三大発酵調味料と日本人

    醤油・味噌・酢はすごい 三大発酵調味料と日本人

    ビジネス・実用
    4.0
    1巻1,012円 (税込)
    料理の素材を引き立て、味付けの決め手となる調味料。古くから用いられてきた発酵調味料の醤油・味噌・酢は、日本の食卓に欠かせないばかりか、海外での需要も年々高まっている。本書は、発酵学の第一人者がこれら三大調味料の製造工程や成分をわかりやすく解説。我が国の食文化に根ざした歴史や魅力を述べる。さらには、近年の科学的知見をふまえ、血圧上昇や肥満の抑制、発ガン予防などの驚くべき効能も紹介する。
  • 中学英語「再」入門 日本語と比べて学ぶ14講

    中学英語「再」入門 日本語と比べて学ぶ14講

    ビジネス・実用
    4.0
    1巻1,078円 (税込)
    「習うより慣れろ!」中学時代、丸暗記でテストを切り抜けた人も多いでしょう。しかし、大人になった今だからこそ、中学英語を学び直すと、英語の理屈が筋道立って見えてきます。「日本語と違って同じ単語が動詞にも名詞にもなる」「副詞は動詞の前に置くか後ろに置くか」……文の構造、修飾語や受動態などの大事なポイントを、日本語と比較しながら、理想的な順番で解説していきます。今度こそ無理なくマスターしましょう!
  • 明治維新と幕臣 「ノンキャリア」の底力

    明治維新と幕臣 「ノンキャリア」の底力

    ビジネス・実用
    4.0
    1巻902円 (税込)
    明治維新は、西郷隆盛・大久保利通・木戸孝允ら薩長土肥の志士が中心となって成し遂げたというイメージが強い。進取の気風に富む西南雄藩が、旧態依然たる江戸幕府に取って代わったのは、歴史的必然だったとさえ捉えられている。だが本当に幕府は無為無策で、すぐれた人材を欠いていたのか。本書は、行政実務に精通し、政権交代後も継続登用された中・下級の旧幕臣たちに光を当てるものである。明治維新への新たな視座。
  • 入門 人間の安全保障 増補版 恐怖と欠乏からの自由を求めて

    入門 人間の安全保障 増補版 恐怖と欠乏からの自由を求めて

    ビジネス・実用
    4.0
    1巻990円 (税込)
    一九九四年、国連開発計画によって「人間の安全保障」が提唱された。国家ではなく、一人ひとりの人間を対象とするこの概念は、頻発する紛争や暴力、世界を覆う貧困や飢餓からの自由を目指し、国際社会のキーワードとなった。本書では人道支援、地雷禁止条約策定交渉などの活動を続けてきた著者が、国際政治学の知見をふまえ、エッセンスを解説。増補版では新章を加え、全面的にデータを刷新した。SDGsなど最新動向にも対応。
  • 研究不正 科学者の捏造、改竄、盗用

    研究不正 科学者の捏造、改竄、盗用

    ビジネス・実用
    4.0
    1巻968円 (税込)
    科学のすぐれた成果を照らす光は、時として「研究不正」という暗い影を生み落とす。研究費ほしさに、名誉欲にとりつかれ、短期的な成果を求める社会の圧力に屈し……科学者たちが不正に手を染めた背景には、様々なドラマが隠されている。研究不正はなぜ起こり、彼らはいかなる結末を迎えたか。本書は欧米や日本、中韓などを揺るがした不正事例を豊富にとりあげながら、科学のあるべき未来を具体的に提言する。
  • 崖っぷち芸人、会社を救う

    崖っぷち芸人、会社を救う

    小説・文芸
    4.0
    1巻924円 (税込)
    雇用条件 給料は準社員待遇(月給二十万円 社会保険完備) 勤務内容:売場での通常勤務、催事スペースでのライブ出演 休暇:週休二日制 オーディション休暇あり スーパー・エブリの社員・樫村栄治に社長から与えられた指令。それはバイトのお笑い芸人たちで「実業団」を結成し、ブレイクさせること!? 初めはやる気ゼロだった栄治もお客さんの笑顔を見て次第に気持ちが変わっていく。そんな最中、エブリ上層部に会社乗っ取りの動きが。経営存続の如何は芸人たちの手に託された! 夢と現実の間で悩むすべての人に捧ぐ感動作。 『夢は捨てたと言わないで』を改題 笑いには、敵を味方にする力がある。 笑いには、人をひとり救う力がある。 そう。おもろいは、正義だ!
  • 幕府海軍 ペリー来航から五稜郭まで

    幕府海軍 ペリー来航から五稜郭まで

    ビジネス・実用
    4.0
    1巻902円 (税込)
    ペリー来航などの「西洋の衝撃」を受け、1855年に創設された幕府海軍。長崎海軍伝習、勝海舟らによる咸臨丸の太平洋横断航海、幕長戦争などを経て近代海軍として成長してゆく。鳥羽・伏見の戦いにより徳川政権は瓦解し、五稜郭で抵抗を続けた榎本武揚らも敗れて歴史的役割を終えるが、人材や構想などの遺産は明治海軍へと引き継がれた。歴史研究者・現役海上自衛官の二つの顔を持つ筆者が、歴史と軍事の両面から描く。
  • ポストイクメンの男性育児 妊娠初期から始まる育業のススメ

    ポストイクメンの男性育児 妊娠初期から始まる育業のススメ

    ビジネス・実用
    4.0
    1巻1,034円 (税込)
    改正介護・育児休業法により、男性育休の取得率公表、「男性版産休制度」の創設など、男性の育児に関する環境は、近年大きく変化している。現代では共働き世帯が70%ちかくになる中、男性育休取得率は13%にとどまっていたが、2023年春から大企業に育休の取得率公表が義務付けられるなど、さらなる法改正により一気に増加が予想される。 しかし男性が育児をするには、様々な問題点が存在し、孤立する父親は少なくない。悩む父親の一部が「男性の産後のうつ」として顕在化している例もある。 本書では、そんな父親たちが抱える悩みの発生源を辿り、今の時点で考えられる解決策、そして今後望まれる社会体制について、産婦人科医および産業医として多くのヒアリング経験を持つ筆者が綴る。 制度変革により「混迷の時代」となっている男性育児分野の「水先案内人」になる、そんな1冊です。
  • 渇望 女たちの終わらない旅

    渇望 女たちの終わらない旅

    年齢に、どこまで抗えるのか、抗うべきなのか? 五十路の坂を迎えようとするなか、「性」の歓びを知った女たち26人の証言から綴った、衝撃のレポート。
  • 完本 麿赤兒自伝 憂き世 戯れて候ふ

    完本 麿赤兒自伝 憂き世 戯れて候ふ

    その芸術表現を高く評価される、世界的舞踏家・麿赤兒。唐十郎の状況劇団に参加し、喧嘩に明け暮れたアングラ時代から、土方巽に師事し、舞踏集団「大駱駝艦」を立ち上げ、国内外に「舞踏」を知らしめた現在までをユーモアを交え熱く綴る半生記。巻末に大森立嗣(映画監督)、大森南朋(俳優)、二人の息子との鼎談を収録。
  • 九十歳、イキのいい毎日

    九十歳、イキのいい毎日

    小説・文芸
    4.0
    1巻924円 (税込)
    陽気は美徳、陰気は悪徳を信条に九十八歳の天寿を全うした小説家・宇野千代。毎日、机の前に座り、食事を作り、週に一日だけ大好きな麻雀に興じる。八十三歳から最晩年まで、前向きでイキのいい毎日を綴った随筆選集。「私の文章作法」「私の発明料理」も収録。〈巻末付録〉瀬戸内寂聴/藤江淳子 【目次】 暮しの中の私(83歳~90歳)  暮しの中の私/私はいつでも忙しい/ちょっとイカス話/私の晩年/嬉しさ余って大狼狽/私の昭和史とは 愉しい好きなことだけを(90歳~97歳)  よい天気/自慢の種がひとつ減った/私はぞっとした/私はしあわせ、昔もいまもこれからも…/陽気は美徳、陰気は悪徳/この秋で私は満九十一歳/私は夢を見るのが上手/愉しい好きなことだけを/気に入った笑顔/人生とは、行動すること/欲望の整理/ごく自然に/待つことの人生/私と麻雀/好きな人が出来たときが適齢期/自然だけではなく人間も変った/天狗久と私 私の文章作法  小説は誰にでも書ける/文章を書くコツ/気持のよい文章 私の発明料理 巻末付録  弔辞(瀬戸内寂聴)/宇野千代と歩いた花吹雪人生36年(藤江淳子)
  • アウターライズ

    アウターライズ

    小説・文芸
    4.0
    1巻924円 (税込)
    再び東北を襲った災禍「アウターライズ」の被害者がわずか六名……? 東日本大震災に匹敵する大災害にどんな対策を講じたのか注目が集まる中で突如、東北県知事会が“独立宣言”を行った。それから三年、一切の情報が遮断された「東北国」に、ジャーナリストが招かれる。あの日、何が起きたのか。鎮魂の祈りを込めた、緊迫の長篇ミステリー。
  • 瀬戸内海の見える一軒家 庭と神様、しっぽ付き

    瀬戸内海の見える一軒家 庭と神様、しっぽ付き

    小説・文芸
    4.0
    1巻858円 (税込)
    東京でデザイナーになる夢が破れ、祖母の遺した家に引っ越してきた加乃。そこへ転がり込んできたのは、伏見から家出してきた稲荷狐だった。新天地でのリスタート同士の一人と一匹だが、土地の龍神の少女が言うことには、ここ愛媛県松山市は昔から狸が支配する地で稲荷狐なんて見つかったら命はないという。いきなり波乱の新生活の行方は――!?
  • 新装版 スカイ・イクリプス Sky Eclipse

    新装版 スカイ・イクリプス Sky Eclipse

    小説・文芸
    4.0
    1巻836円 (税込)
    空には言葉がない。言葉は地上のためのものだから――整備工のササクラはクサナギ機のエンジンを調整し、情報部のカイは墜落事故の会見を準備する。そして彼女は病院へカンナミを訪ねるが。子供たちの飛ぶ空を見上げ、地上で暮らす大人たちの八つの物語。シリーズ最初で最後の短篇集。 〈解説〉杉江松恋 巻末著者インタビュー〈聞き手〉清涼院流水
  • 統一教会 性・カネ・恨から実像に迫る

    統一教会 性・カネ・恨から実像に迫る

    ビジネス・実用
    4.0
    1巻1,056円 (税込)
    一九五四年、文鮮明によって創設された統一教会。戦後韓国で勃興したキリスト教系新宗教の中でも小規模な教団だったが、日本に渡ったのち教勢を拡大、巨額の献金を原資に財閥としても存在感を強めた。「合同結婚式」と呼ばれる特異な婚姻儀礼、日本政治への関与、霊感商法や高額献金、二世信者――。異形の宗教団体はいかに生まれ、なぜ社会問題と化したのか。歴史的背景、教義、組織構造、法的観点などから多角的に論じる。
  • 封じ込めの地政学 冷戦の戦略構想

    封じ込めの地政学 冷戦の戦略構想

    ビジネス・実用
    4.0
    1巻2,200円 (税込)
    第二次大戦後、アメリカはそれまでの孤立主義から舵を切り、西側諸国による対ソ戦略を打ち出した。マーシャル・プランの実施、NATO結成など、前例のないアメリカの外交政策を方向付けたのが「封じ込め」という戦略構想である。ドイツの東西分割、朝鮮戦争への米軍介入、日本の経済復興などもその戦略のなかで判断され、東西対立の中に位置づけられた。公開が進む当時の史料も広く用い、アメリカの冷戦戦略の始まりを緻密にたどる。
  • 卑弥呼とヤマト王権

    卑弥呼とヤマト王権

    ビジネス・実用
    4.0
    1巻2,860円 (税込)
    卑弥呼はヤマト王権の初代大王、その王都は奈良盆地東南部の纒向(まきむく)にあった! 盟主不在の「倭国乱」ののち、3世紀初めの「卑弥呼共立」によって「新生倭国」=ヤマト王権は誕生した。考古学の成果と中国史書の精読から導き出された、この国の国家形成史の新しい枠組み。 ◆纒向遺跡はいつ出現し、どのような特徴をもった特別な遺跡なのか? 詳細に解説 ◆王権はのちに畿内と呼ばれる地域の勢力から誕生したのか? 新しいストーリーを提示 ◆卑弥呼はそもそも「邪馬台国の女王」だったのか? 彼女はどこに眠っているのか? 箸墓古墳の被葬者はいったい誰なのか? 最新の研究成果にもとづいて推理 本書の構成(目次) 第一章 纒向遺跡論/第二章 日本国家の起源を求めて/第三章 王権誕生への道/第四章 王権の系譜と継承/第五章 卑弥呼共立事情――私の邪馬台国論/第六章 卑弥呼とその後
  • 「将軍」の日本史

    「将軍」の日本史

    ビジネス・実用
    4.0
    1巻946円 (税込)
    幕府のトップとして武士を率いる「将軍」。源頼朝や徳川家康のように権威・権力を兼ね備え、強力なリーダーシップを発揮した大物だけではない。この国には、くじ引きで選ばれた将軍、子どもが50人いた「オットセイ将軍」、何もしなかったひ弱な将軍もいたのだ。そもそも将軍は誰が決めるのか、何をするのか。おなじみ本郷教授が、時代ごとに区分けされがちなアカデミズムの壁を乗り越えて日本の権力構造の謎に挑む、オドロキの将軍論。
  • 綴る女 評伝・宮尾登美子

    綴る女 評伝・宮尾登美子

    小説・文芸
    4.0
    1巻770円 (税込)
    『櫂』『陽暉楼』に『天璋院篤姫』。逆境を生き抜く女性を描き、一世を風靡した国民的作家・宮尾登美子。実父との軋轢、二人の母 への想い、壮絶な満洲の記憶に、借金に苦しんだ下積み時代。作品世界に惚れ込み、先輩作家としても慕い続けた著者が、その波瀾万 丈な生涯を新たな視点で辿る。〈解説〉綿矢りさ 【目次】 前書き 第一章 誕生会 第二章 ある噂 第三章 富田屋の跡 第四章 南国 第五章 同級生 第六章 学歴 第七章 『櫂』の世界 第八章 農家の嫁 第九章 二人の母 第十章 兄と妹 第十一章 満洲の少年 第十二章 『朱夏』の村 第十三章 テレビ出演 第十四章 借金二人三脚 第十五章 事 業 第十六章 家 出   第十七章 再婚 第十八章 太宰治賞受賞 第十九章 直木賞 第二十章 映画化 第二十一章 女流作家たち 第二十二章 きのね 第二十三章 最後の小説 第二十四章 帰郷 最終章 続・仁淀川 解説 「綴る女」を綴る女 綿矢りさ
  • 英語達人列伝II かくも気高き、日本人の英語

    英語達人列伝II かくも気高き、日本人の英語

    ビジネス・実用
    4.0
    1巻924円 (税込)
    「英語は学習成功者に学ぶべし」。この鉄則は揺らぐことはない。紹介する嘉納治五郎、夏目漱石、南方熊楠、國弘正雄、山内久明ら8人の〈達人〉は、工夫と努力によって、日本に居ながらにして、英語力の基礎を築き上げた。彼らはまた日本文化への貢献でも傑出した存在である。本書は、〈達人〉たちの英語習得法を紹介するが、それは「英語使い」になる明らかな道筋だ。その過程は、英語受容をめぐる格闘の歴史でもある。
  • 天誅組の変 幕末志士の挙兵から生野の変まで

    天誅組の変 幕末志士の挙兵から生野の変まで

    ビジネス・実用
    4.0
    1巻924円 (税込)
    尊皇攘夷の大義を掲げ、幕府に立ち向かった志士たちの蜂起は、時勢を見誤った暴挙だったのか。明治維新前夜の短くも熱い戦いを描く。
  • 物語 オーストラリアの歴史 新版 イギリス植民地から多民族国家への200 年

    物語 オーストラリアの歴史 新版 イギリス植民地から多民族国家への200 年

    ビジネス・実用
    4.0
    1巻1,100円 (税込)
    1788年、イギリスの植民地として出発したオーストラリア。ヨーロッパ移民が立ち上げた白豪主義の国は、資源と貿易を通じて成長し、1901年に独立。世紀20は戦争と移民政策で東アジア世界と交わり、世紀も多民族国家と21して独自の力を発揮している。本書は、英帝国やアメリカ、日本、中国と対峙しながら、ミドルパワー国家が台頭する成長物語である。旧版を全面刷新し、200年以上の海域の歴史空間を克明に描く。
  • 君たちのための自由論 ゲリラ的な学びのすすめ

    君たちのための自由論 ゲリラ的な学びのすすめ

    ビジネス・実用
    4.0
    1巻924円 (税込)
    かたや哲学者であり武道家、かたやアフリカ・マリ出身の元大学学長。2人の個性派教育者による、自由すぎるアドバイスとメッセージ。曰く、「管理から逃れて創造的であるために、もっと“だらだら”しよう」「“ゲリラ的”な仕掛けで、異質なもの同士の化学反応を生み出そう」「将来は“なんとなく”決めるべし」「“なんでやねん!”とツッコミを入れて、自らの中に問を立てよ」等々。若い人たちが「大化け」するためのアドバイスとメッセージを、コロナ禍の教育現場から発信。かくも窮屈で不自由な世界を、君たちはどう生くべきか? 京都精華大学で行われた人気講義「自由論」をもとに、新規に語り下ろした対談などを加えて構成。
  • 茶の湯 わび茶の心とかたち

    茶の湯 わび茶の心とかたち

    ビジネス・実用
    4.0
    1巻946円 (税込)
    第一章 わび茶の創造  特異なる文化   孤独な茶の湯 日本文化の特殊性 日本と朝鮮 千利休の位置  にじり口と廻しのみ   にじり口の誕生 廻しのみ 第二章 中世からの離脱  茶会の構造   『喫茶往来』 切りすてられた後段  茶会の空間   市中の山居 露地のふるまい 籠る  なぜ点前か   点前か手前か 亭主と客の空間 茶立人から亭主へ 第三章 茶人のふるまい  あぐらから正坐へ   混みあう茶会 片膝とかしこまる  あるきかたの源流   あるく文化 練りあるく 地に足がつく  茶人のすがた   客の心得 新シキガヨシ  茶名と十徳   仮りの名前 十徳とは何か 第四章 茶会の趣向  趣向の成立   ハプニング 淋間茶湯 『祭礼草紙』の問題 風呂のあがりや  風流・やつし・見立て   風流 やつしの美 利休の趣向 付合と見立て  季節感の登場   時候のあいさつ 茶会のなかの季節 ばせを忌に薄茶手向くる寒さ哉 第五章 わび茶の周辺  茶筅の歴史   茶筅のおいたち 王服茶筌由来記 茶筅の民俗性  茶屋の歴史   煎じ物売り 檜垣茶屋 利休亡魂 史料による茶の歴史
  • 人生は、日々の当たり前の積み重ね

    人生は、日々の当たり前の積み重ね

    小説・文芸
    4.0
    1巻880円 (税込)
    夫の三浦朱門が亡くなって2年が経つ。知り合いには「私は同じ家で、同じように暮らしております」といつも笑って答えている。見た目の生活は全く変わらないが、夫の死後飼い始めた2匹のネコだけが、家族の数を埋める大きな変化である――老後の日常と気構えを綴るエッセイ集。 ●母も夫も亡くなった今、私は監督される人もいないから、思うままに暮らすことにした。生まれてこの方味わったことにない自由の境地である。猫を抱いたまま、「二人」で眠ってしまうこともある。 ●与えねばならない仕事があるということは幸せなことだ。それがないと「自分がしてもらう」だけの立場になり、運動能力、配慮、身の処し方、すべてが衰えてくるだろう。 ●人間は与えられているものの価値は、すぐに忘れるか、評価しない。しかし「ないものを数えるより、あるものを数えたほうがいい」という幸福の極意は忘れないようにするべきだ。そして更にあるものを増やしていけば、日本人は幸福な国民になれるはずなのである。 ●死期だけは、人間の分際で介入してはいけない。治癒するために一応努力してみて、その結果はもはや「人間業」ではないのである。だから人間は、その個人として最も適切な年齢に死ぬようになっている。その自然な運命を乱すのが、事故と戦争だから、この二つの社会現象だけは起こさないように、社会は努力すべきなのである。 ●私が常に人生で「最悪」を想定して生きるようになったのは、自分を守るためだったのだと思う。現実が想定していたより幾分でもマシであれば、絶望せずにすむからだ。それに、しょせん人生なんてその程度のものだと、私は思ったのだ。完全なんてありえない。何かがいつも欠けている。どれかを諦め続ける。それが私の人生だろうと、考えるようになった。
  • 日本の保守とリベラル 思考の座標軸を立て直す

    日本の保守とリベラル 思考の座標軸を立て直す

    ビジネス・実用
    4.0
    1巻2,035円 (税込)
    近年、日本政治においても、「右」と「左」ではなく、「保守」と「リベラル」という対立図式が語られることが多くなった。しかし、混乱した言論状況のなか、保守とは何か、あるいはリベラルとは何か、という共通理解があるとは言えない。本書は、欧米の政治思想史を参照しつつ、近現代の日本に保守とリベラル、それぞれの系譜を辿り、読み解く試みである。福沢諭吉、伊藤博文以来の知的営為を未来につなげ、真の「自由」を考える。
  • 脱「中国依存」は可能か 中国経済の虚実

    脱「中国依存」は可能か 中国経済の虚実

    ビジネス・実用
    4.0
    1巻1,980円 (税込)
    中国は経済成長率が目標を下回るなど減速が著しいが、世界における重みは着実に増し、日本の最大の貿易相手国でもある。だが、深まる一方の「中国依存」に対する不安も急速に高まっている。脱「中国依存」は可能なのか。本書は各種の統計データに基づき、中国経済の正しい見方を提示する。あわせて「共同富裕」や不動産バブルなど習近平政権下の経済政策・経済問題を検討し、今後を展望するとともに、日本の取るべき指針を示す。
  • 防衛省に告ぐ 元自衛隊現場トップが明かす防衛行政の失態

    防衛省に告ぐ 元自衛隊現場トップが明かす防衛行政の失態

    2020 年、イージスアショアをめぐる一連の騒ぎで、防衛省が抱える構造的な欠陥が露呈した。行き当たりばったりの説明。現場を預かる自衛隊との連携の薄さ。危機感と責任感の不足。中国、ロシア、北朝鮮……。日本は今、未曽有の危機の中にある。ついに国防費は GDP比2%に拡充されるが、肝心の防衛行政がこれだけユルいんじゃ、この国は守れない。元・海上自衛隊自衛艦隊司令官(海将)が使命感と危機感で立ち上がった。
  • 小沼丹推理短篇集 古い画の家

    小沼丹推理短篇集 古い画の家

    小説・文芸
    4.0
    1巻1,100円 (税込)
    「これは古い池だから、いろんなものが沈んでるだろうな」――江戸川乱歩の慫慂を受け「宝石」に発表した表題作他、私小説の名手が活動初期に書き継いだ、スリルとユーモアとペーソス溢れる物語の数々。巻末に単行本・全集未収録の推理掌篇、および代表作〝大寺さんもの〟幻の第0作「花束」を収録。文庫オリジナル。〈解説〉三上延 【目次】 古い画の家 手紙の男 クレオパトラの涙 ミチザネ東京に行く 二人の男 奇妙な監視人 赤と黒と白 王様 リャン王の明察 (附録 単行本・全集未収録作品) 海辺の墓地 花束
  • 戦略の不条理 変化の時代を生き抜くために

    戦略の不条理 変化の時代を生き抜くために

    ビジネス・実用
    4.0
    1巻792円 (税込)
    良質で安い製品をつくるだけでは勝てないのはなぜか。 それは「物理的世界」のみに偏った「戦略の不条理」に陥っているからだ。 本書では、孫子、クラウゼヴィッツなどの軍事戦略と最新の経済学理論を手がかりに、「物理的世界」「心理的世界」「知識的世界」へ働きかける多元的な経営戦略「キュービック・グランド・ストラテジー」を提示する。
  • 黒真珠 恋愛推理レアコレクション

    黒真珠 恋愛推理レアコレクション

    小説・文芸
    4.0
    1巻990円 (税込)
    果てしなくくりかえされる愛憎。反転する虚実。そして待ち受ける驚愕の結末――。 騙りの巨匠の大技が冴え渡る、これまで単著未収録だった貴重な恋愛×ミステリ短篇14篇を初書籍化。 文庫オリジナルアンソロジー、没後十年刊行。 解説=浅木原忍 【目次】 Ⅰ/短篇 黒真珠(1990) 過剰防衛(1982) 裁かれる女(1996) 紫の車(2008) ひとつ蘭(1997) 紙の別れ(1998) 媚薬(1994) Ⅱ/掌篇 片思い(1993) 花のない葉(1994) 洗い張り(1988) 絹婚式(2000) 白い言葉(1996) 帰り道(1996) 初恋(1996)

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