『ニューヨーク・タイムズ』のドナルド・キーン

『ニューヨーク・タイムズ』のドナルド・キーン

2,420円 (税込)

12pt

4.0

知らなかった「キーンさん」がここにいる! 同時代のカワバタ、ミシマの話から「超大国日本論」、そして美味しい料理屋の紹介まで、本邦初訳の27編。
これらは、ドナルド・キーンという類い希な日本文学者が、アメリカの読者に向かって日本をどう紹介したかを示すとともに、アメリカがどんな時に日本について知りたいと思ったか、日本文化を理解しようとしたかを示す、もう一つの戦後日米文化史でもある。

目次より
〈書評〉谷崎潤一郎『蓼喰ふ虫』E・サイデンステッカー訳
〈書評〉大岡昇平『野火』アイヴァン・モリス訳
〈エッセイ〉日本文学の翻訳について
〈エッセイ〉大歌舞伎、初のニューヨーク興行
〈エッセイ〉戦後、日本人は変わったか?
〈投稿〉編集主幹へ――日本の選挙を分析する
〈書評〉コルタサル『石蹴り遊び』
〈エッセイ〉日本文学者という「専門家」の告白
〈エッセイ〉川端康成のノーベル文学賞受賞
〈エッセイ〉ミシマ――追悼・三島由紀夫
〈エッセイ〉超大国日本の果敢ない夢
〈エッセイ〉大都会東京の「素顔」
など

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『ニューヨーク・タイムズ』のドナルド・キーン のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    若き日のドナルドキーンさんのエッセイ書評集。
    1955年から1987年までの約30年間に、ニューヨークタイムズへ寄稿した27本のエッセイを収録している。 日本に関わる様々な本や文化に関する考察、苦労話、旅行記などを紹介しているが、面白かったのは日本文学の翻訳について。 日本語の微妙なニュアンスをど

    0
    2022年09月25日

    Posted by ブクログ

    日本文学者のドナルド・キーンさんがニューヨーク・タイムズに寄稿した27本のエッセイの翻訳書。三島由紀夫や川端康成などの日本作家の話から、石油ショックで右往左往する日本人のこと、外国人に向けられる差別など皮肉も交えて痛快に書かれている。書かれている内容に偏りがなく、非常にフラットな立ち位置で冷静に見て

    0
    2022年05月21日

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