三浦有史の作品一覧
「三浦有史」の「ОDA(政府開発援助) 日本に何ができるか」「脱「中国依存」は可能か 中国経済の虚実」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「三浦有史」の「ОDA(政府開発援助) 日本に何ができるか」「脱「中国依存」は可能か 中国経済の虚実」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
久しぶりにこういう系の新書。
どんどん新しい知識が体の中に吸収されていく感じがして、読んでて楽しすぎた。ってことで、★5つ。多分、読むタイミングが違えば評価も違ったやろけどww
内容としては、
「日本のODAってよく批判されてるけど、実際のとこはどうなの?」
っていう出発点から、日本のODAを他国と比較しながら分析していく感じ。
日本のODAは『借款』が中心で、『贈与』の割合は(他の先進国と比べれば)低い。ただ、それは借款をすることで、甘やかしで終わらないために必要なことであり、本当の意味での「開発援助」と言えると述べられている。しかし、一方で、日本のODAは円借款が中心で、「お金
Posted by ブクログ
経済的に深く結びついた日本と中国で、最近「デカップリング」という話をよく耳にします。
それについて小生は、「ホントにできるのかな?」と常々思っていましたので、本書を手に取りました。
本書は一般書と言うよりも、ほとんど専門書に近いと感じました。あまりにもデータが多く、内容が精緻なので、読むのが大変なのです。
まず、冒頭に著者が、イメージする姿として、世界の工場である中国といえども、日米を排除したサプライチェーンを構築することはできないと始まっています。
そして、著者は執筆の動機として、以下の言葉をつづります。
「日本は、中国の隣から引っ越すことができず、相互依存関係はますます強まる。であれば、好
Posted by ブクログ
ODAの入門書。同期の一部がこの業務に携わる為、読んでみた。日本はODAを通じて発展途上国(東アジア)の貧困削減・経済発展に成功した唯一の国と言っても過言ではない。筆者は日本のODAを他国も見習うべきだと主張すると共に、東アジアへの支援は別の形に移行すべきだと言う。それは「ハード中心」「二国間」「一方通行」的な協力から、FTA締結や地域協力の推進を視野に入れた「ソフト中心」「多国間」「双方向」的な協力へというものだ。また筆者はODAの「触媒効果」を期待する。つまりODAがソフトインフラ整備を通じて民間活力を誘い出す触媒になるということだ。そのための「知的支援」において日本はODAのリーダーにな