作品一覧

  • 脱「中国依存」は可能か 中国経済の虚実
    4.0
    1巻1,980円 (税込)
    中国は経済成長率が目標を下回るなど減速が著しいが、世界における重みは着実に増し、日本の最大の貿易相手国でもある。だが、深まる一方の「中国依存」に対する不安も急速に高まっている。脱「中国依存」は可能なのか。本書は各種の統計データに基づき、中国経済の正しい見方を提示する。あわせて「共同富裕」や不動産バブルなど習近平政権下の経済政策・経済問題を検討し、今後を展望するとともに、日本の取るべき指針を示す。
  • ОDA(政府開発援助) 日本に何ができるか
    3.5
    1巻814円 (税込)
    ODA(政府開発援助)は、日本の対外援助の主力として、一九九三年以降世界最大規模の支出額を誇ったが、国民の不信と批判にさらされ、大幅な削減を余儀なくされている。一方、欧米諸国は同時多発テロ以降、貧困をなくす手段としてむしろODAを重視する傾向にある。開発途上国側の課題が多様化したいま、ODAはどうあるべきか。現状と課題を平易に解説しながら、日本が国際社会のなかで果たすべき役割を考察する。

ユーザーレビュー

  • ОDA(政府開発援助) 日本に何ができるか

    Posted by ブクログ

    久しぶりにこういう系の新書。
    どんどん新しい知識が体の中に吸収されていく感じがして、読んでて楽しすぎた。ってことで、★5つ。多分、読むタイミングが違えば評価も違ったやろけどww

    内容としては、
    「日本のODAってよく批判されてるけど、実際のとこはどうなの?」
    っていう出発点から、日本のODAを他国と比較しながら分析していく感じ。
    日本のODAは『借款』が中心で、『贈与』の割合は(他の先進国と比べれば)低い。ただ、それは借款をすることで、甘やかしで終わらないために必要なことであり、本当の意味での「開発援助」と言えると述べられている。しかし、一方で、日本のODAは円借款が中心で、「お金

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    2010年11月05日
  • 脱「中国依存」は可能か 中国経済の虚実

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    経済的に深く結びついた日本と中国で、最近「デカップリング」という話をよく耳にします。
    それについて小生は、「ホントにできるのかな?」と常々思っていましたので、本書を手に取りました。
    本書は一般書と言うよりも、ほとんど専門書に近いと感じました。あまりにもデータが多く、内容が精緻なので、読むのが大変なのです。
    まず、冒頭に著者が、イメージする姿として、世界の工場である中国といえども、日米を排除したサプライチェーンを構築することはできないと始まっています。
    そして、著者は執筆の動機として、以下の言葉をつづります。
    「日本は、中国の隣から引っ越すことができず、相互依存関係はますます強まる。であれば、好

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    2023年04月06日
  • ОDA(政府開発援助) 日本に何ができるか

    Posted by ブクログ

    ODAの入門書。同期の一部がこの業務に携わる為、読んでみた。日本はODAを通じて発展途上国(東アジア)の貧困削減・経済発展に成功した唯一の国と言っても過言ではない。筆者は日本のODAを他国も見習うべきだと主張すると共に、東アジアへの支援は別の形に移行すべきだと言う。それは「ハード中心」「二国間」「一方通行」的な協力から、FTA締結や地域協力の推進を視野に入れた「ソフト中心」「多国間」「双方向」的な協力へというものだ。また筆者はODAの「触媒効果」を期待する。つまりODAがソフトインフラ整備を通じて民間活力を誘い出す触媒になるということだ。そのための「知的支援」において日本はODAのリーダーにな

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    2009年10月04日
  • ОDA(政府開発援助) 日本に何ができるか

    Posted by ブクログ

    ODAの在り方を、日本の東アジアに対して行ってきたODAや
    アメリカや世銀の立ち位置を踏まえつつ解説し、今後を展望する一冊。
    しくみや理論による説明が多くやや難しかった印象。
    もう少し具体例やエピソードを例にとって説明いただきたかったと思う。

    反面、日本とアメリカ・世銀の援助に対する考え方の差や
    昨今の国内にあるODA批判の考え方、
    また中国に対するODAなどについては面白く読むことができた。

    0
    2013年03月31日
  • ОDA(政府開発援助) 日本に何ができるか

    Posted by ブクログ

    ODAについての論点が豊富なデータと共に語られる。紐付きではないか?戦略性が、主には外交性がかけているのではないか?という疑問を見事に解決してくれ、ODAについて誤解していた自分を反省。しかしながら私が手にとったのは2003年版であるため、中国など、現在とは実情が違うこともあった。

    0
    2012年06月17日

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