作品一覧

  • カラスはどれほど賢いか 都市鳥の適応能力
    3.5
    1巻1,045円 (税込)
    電子版は本文中の写真を多数カラー写真に差し替えて掲載。 都市の発展により多くの野生鳥が姿を消したが、一方では環境に適応することによって、積極的に都市に進出する鳥群が観察される。 その頂点に君臨するのがカラス軍団であり、いま都市にあってはカラスとヒトの知恵比べが、熾烈に進行中なのである。 本書は都市鳥研究会にあって長年、野鳥を観察研究してきた著者が、その成果を克明に報告するとともに、カラスに対する人間の愛憎半ばする感情をさまざまな文献に探る、カラス百科である。 ■□■目次■□■ 序章 野鳥にとって都市とは何か 第1章 銀座のカラスはカァーと鳴く 第2章 ヒートアイランドの夜 第3章 カラスを追跡する 第4章 都会派カラスの子育て法 第5章 街中のスカベンジャー 第6章 カラスの知恵袋 第7章 カラスの遊戯 第8章 カラスと人の交友 第9章 カラスと人の知恵比べ 第10章 カラスの博物学
  • 都会の鳥の生態学 カラス、ツバメ、スズメ、水鳥、猛禽の栄枯盛衰
    3.9
    1巻1,155円 (税込)
    電子版は、カラー口絵16頁に加え、本文中の写真もカラーで掲載。 カラスとオオタカの空中戦、コンクリート張りの川で繁殖するカワセミ、高層ビルで子育てするハヤブサ、新たに進出してきたイソヒヨドリ、スズメやツバメの営巣地の栄枯盛衰……。都会は自然の少ない人工的な環境だが、鳥たちはしたたかに適応して生きている。身近な鳥、珍しい鳥、意外な鳥たちの知られざる生態を紹介するとともに、人間と鳥たちとの関係の変化も解説、読めば街歩きが楽しくなる。
  • カラー版 身近な鳥のすごい食生活
    4.3
    1巻1,100円 (税込)
    スズメが群がり鳴きながら食べるのはなぜか? 共喰い・死体喰いも辞さぬカラスの食欲、強靭な胃袋で硬い実をすり潰すハト、人や動物の行動を利用して巧妙にエサを捕るハクセキレイ…。鳥が空を飛ぶには高カロリーが必要である一方、肥満は飛翔の大敵。「軽量化」が生きる術である鳥たちの食生活は工夫と策略に満ちていた! 都市に暮らす鳥を長年観察しつづけた著者が、適者生存のサバイバルを生き抜く鳥たちの食卓に迫る。この一冊で、身近な鳥を「見る目」が変わる。 【目次】 はじめに 1章 都会の鳥 2章 郊外の鳥 3章 秋・冬の鳥 4章 水域の鳥 おわりに
  • カラー版 目からウロコの自然観察
    3.7
    1巻1,100円 (税込)
    ヒバリはなぜ天高く舞いながらさえずるのだろうか? アカメガシワの新芽はどうして赤いのか? 百日紅はその名の通り100日咲きつづけるのか? ヒガンバナは本当にお彼岸に咲くのか? 秋にたくさんいたスズメたちは冬にどこに行ってしまうのか? 見慣れた動植物を詳しく観察してみると、意外な発見に満ちている。ツユクサやオシロイバナのような草花からチョウやツバメ、カエルまで四季の生き物の素顔をカラーで紹介。

ユーザーレビュー

  • 都会の鳥の生態学 カラス、ツバメ、スズメ、水鳥、猛禽の栄枯盛衰

    Posted by ブクログ

    人間にとって身近な鳥の話。人間の行動が直接都会の鳥類に影響を与える様が興味深く、面白く読む事ができた。

    0
    2025年03月19日
  • 都会の鳥の生態学 カラス、ツバメ、スズメ、水鳥、猛禽の栄枯盛衰

    Posted by ブクログ

    カラス、ツバメ、スズメ等から最近の猛禽類の都会への適応まで。都会の環境にたくましく生きる鳥の生態を追った楽しい一冊。

    そういえば一時期よりカラスを見ないた思っていたら意外な理由。カラスよけネットだけでなく、超高層ビルを岩場と同じように生活の番とした猛禽類ハヤブサやオオタカの存在があるという。

    あえて人間の生活空間の近くに巣を作り天敵から身を守るツバメやスズメ。

    その他、都会に暮らす鳥の意外な生態を写真も豊富に解説した楽しい一冊でした。

    0
    2023年09月13日
  • カラー版 身近な鳥のすごい食生活

    Posted by ブクログ

    身近にいる鳥たちの、驚きの食生活を紹介。
    1章 都会の鳥  2章 郊外の鳥  3章 秋・冬の鳥
    4章 水域の鳥
    カラー写真が豊富。索引、参考文献有り。
    スズメやカラス、シジュウカラ、カルガモなど、
    身近にいる鳥たち35種に焦点を当てて、食生活を紹介しています。
    鳥たちは、生存するために、子孫を残すために、
    身体の内外や食生を特化して進化し、生き延びています。
    空を飛ぶから軽量化は大事。身体自体を軽くするだけでなく、
    排泄も食事も同様。そのために特化する嘴や舌。
    体内の酵素、砂のうの筋力、吸蜜に特化したメジロの舌の驚き。
    何を食べるか・・・ダイエットとエネルギー補充との関連。
    しかも、鳥の種類に

    0
    2022年06月02日
  • カラー版 身近な鳥のすごい食生活

    Posted by ブクログ

     唐沢孝一 著「身近な鳥のすごい食生活」、2020.3発行、とても面白かったです。野生動物の一生の大半は「食べる」ことに費やされる。実に真剣で命がけ。鳥の場合はしっかり食べ、しかも体重を増やさないこと。飛翔の敵は肥満と便秘、噛まずに丸のみ、早メシ・早グソ。都会の鳥、郊外の鳥、秋・冬の鳥、水域の鳥、合計30種の鳥の食生活が紹介されています。この本を読むと、ハワイ~アラスカ、1万kmを休みなくひとっ飛びで渡りをするオオソリハシシギなど、渡り鳥のパワーはすごいなと改めて感心しました。
     ①群がって採餌する雑食のスズメ ②アリもトンボもミツバチも捕らえるツバメ ③共喰い(死んだカラス)も辞さない旺盛な

    0
    2020年10月05日
  • カラー版 身近な鳥のすごい食生活

    Posted by ブクログ

    この本をチラ見した妻曰く「この人知ってるよ。高校の時の先生!」...だと。
    へ~、びっくり、そんな奇遇なこともあるのですね。
    とはいえ、鳥を食べるのは大好きだが、鳥の食生活などに興味なしの妻は読む気なし。
    自分はと言えば、なぜかグッと親近感が増しちゃいました。

    身近な鳥35種のほとんどを目にしたことがあるので書かれていることにもしばしば納得します。
    その一例がジョウビタキ。
    なぜか自分を知っているような気がしていたが、そのとおりだった。
    草をむしったり、土を掘り起こしたりしていると、近くまで来てじっと見ているのだ。
    その場を立ち去るとすぐにムシ探しを始める。お目当てはコレ。
    自分の行くとこ行

    0
    2020年08月05日

新規会員限定 70%OFFクーポンプレゼント!