唐沢孝一のレビュー一覧

  • 都会の鳥の生態学 カラス、ツバメ、スズメ、水鳥、猛禽の栄枯盛衰

    Posted by ブクログ

    人間にとって身近な鳥の話。人間の行動が直接都会の鳥類に影響を与える様が興味深く、面白く読む事ができた。

    0
    2025年03月19日
  • 都会の鳥の生態学 カラス、ツバメ、スズメ、水鳥、猛禽の栄枯盛衰

    Posted by ブクログ

    カラス、ツバメ、スズメ等から最近の猛禽類の都会への適応まで。都会の環境にたくましく生きる鳥の生態を追った楽しい一冊。

    そういえば一時期よりカラスを見ないた思っていたら意外な理由。カラスよけネットだけでなく、超高層ビルを岩場と同じように生活の番とした猛禽類ハヤブサやオオタカの存在があるという。

    あえて人間の生活空間の近くに巣を作り天敵から身を守るツバメやスズメ。

    その他、都会に暮らす鳥の意外な生態を写真も豊富に解説した楽しい一冊でした。

    0
    2023年09月13日
  • カラー版 身近な鳥のすごい食生活

    Posted by ブクログ

    身近にいる鳥たちの、驚きの食生活を紹介。
    1章 都会の鳥  2章 郊外の鳥  3章 秋・冬の鳥
    4章 水域の鳥
    カラー写真が豊富。索引、参考文献有り。
    スズメやカラス、シジュウカラ、カルガモなど、
    身近にいる鳥たち35種に焦点を当てて、食生活を紹介しています。
    鳥たちは、生存するために、子孫を残すために、
    身体の内外や食生を特化して進化し、生き延びています。
    空を飛ぶから軽量化は大事。身体自体を軽くするだけでなく、
    排泄も食事も同様。そのために特化する嘴や舌。
    体内の酵素、砂のうの筋力、吸蜜に特化したメジロの舌の驚き。
    何を食べるか・・・ダイエットとエネルギー補充との関連。
    しかも、鳥の種類に

    0
    2022年06月02日
  • カラー版 身近な鳥のすごい食生活

    Posted by ブクログ

     唐沢孝一 著「身近な鳥のすごい食生活」、2020.3発行、とても面白かったです。野生動物の一生の大半は「食べる」ことに費やされる。実に真剣で命がけ。鳥の場合はしっかり食べ、しかも体重を増やさないこと。飛翔の敵は肥満と便秘、噛まずに丸のみ、早メシ・早グソ。都会の鳥、郊外の鳥、秋・冬の鳥、水域の鳥、合計30種の鳥の食生活が紹介されています。この本を読むと、ハワイ~アラスカ、1万kmを休みなくひとっ飛びで渡りをするオオソリハシシギなど、渡り鳥のパワーはすごいなと改めて感心しました。
     ①群がって採餌する雑食のスズメ ②アリもトンボもミツバチも捕らえるツバメ ③共喰い(死んだカラス)も辞さない旺盛な

    0
    2020年10月05日
  • カラー版 身近な鳥のすごい食生活

    Posted by ブクログ

    この本をチラ見した妻曰く「この人知ってるよ。高校の時の先生!」...だと。
    へ~、びっくり、そんな奇遇なこともあるのですね。
    とはいえ、鳥を食べるのは大好きだが、鳥の食生活などに興味なしの妻は読む気なし。
    自分はと言えば、なぜかグッと親近感が増しちゃいました。

    身近な鳥35種のほとんどを目にしたことがあるので書かれていることにもしばしば納得します。
    その一例がジョウビタキ。
    なぜか自分を知っているような気がしていたが、そのとおりだった。
    草をむしったり、土を掘り起こしたりしていると、近くまで来てじっと見ているのだ。
    その場を立ち去るとすぐにムシ探しを始める。お目当てはコレ。
    自分の行くとこ行

    0
    2020年08月05日
  • 都会の鳥の生態学 カラス、ツバメ、スズメ、水鳥、猛禽の栄枯盛衰

    Posted by ブクログ

    郡司ペギオ幸夫さんの本で苦しんだ(笑)ので、鳥つながりの本書で少し気分を変えてみた。
    (噂によれば郡司さんはペンギン好きが高じて、息子さんに「ペギオ」と命名しようとしたというが反対され、ご自身のペンネームにしたというのは本当だろうか?)

    タイトルのごとく、本書は都市(主として東京、千葉周辺)の鳥を取り上げる。
    そのため、さして鳥類ファンでもない(というか鶏は怖いと思う程度の)自分にもおなじみの面々が次々に登場する。
    ツバメ、カラス、スズメは章立てして、しっかり論じられる。
    カワウ、カイツブリ、コアジサシ、コブハクチョウ、カモメらの水鳥も、ハヤブサ、チョウゲンボウ、オオタカ、ツミ、フクロウの猛

    0
    2024年01月01日
  • 都会の鳥の生態学 カラス、ツバメ、スズメ、水鳥、猛禽の栄枯盛衰

    Posted by ブクログ

    都市部に住むバードウオッチング愛好者にとって、珍鳥出現情報を追いかけるだけが野鳥観察の面白さではないことを教えてくれる&思い出させてくれる好著。都市鳥たちの栄枯盛衰状況や生態に関する知識を補って観察すると、これまた非常に興味深いものがありますよね。

    0
    2023年07月23日
  • 都会の鳥の生態学 カラス、ツバメ、スズメ、水鳥、猛禽の栄枯盛衰

    Posted by ブクログ

    <目次>
    第1章  人と鳥のソーシャルディスタンス
    第2章  ツバメの「栄枯盛衰」
    第3章  人類に随伴するスズメ
    第4章  水鳥たちの楽園、「都市の水域」
    第5章  都市生態系の頂点「カラス」
    第6章  カラスと猛禽

    <内容>
    もう傘寿になられた唐沢先生の本。都会にいる鳥について、2000年代後半あたりからのデータを基に詳述されている。そして意外な話が多々載っている。ツバメやスズメの様子。最近はカワセミはもちろん、猛禽類(オオタカ、ハヤブサ、チョウゲンボウ、フクロウ類)も都市の庭園や高層ビルに営巣していること。これは見てみたい。カラスが減っていることも驚きだ。でもその分、自分の住んでいるあ

    0
    2023年06月27日
  • カラー版 身近な鳥のすごい食生活

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    <目次>
    第1章  都会の鳥
    第2章  郊外の鳥
    第3章  秋・冬の鳥
    第4章  水域の鳥

    <内容>
    鳥の解説を「食」に特化した本。もうこの時点で”勝ち”だ。写真も多く、なんでそんな形なのか、そんな翔び方なのかよくわかった。鳥が意外とグルメで甘いもの好きなのも。また鳥に種を食べさせる植物たちの工夫も分かってしまう(ヤドリギの種の話とか…)。

    0
    2021年02月23日
  • カラー版 身近な鳥のすごい食生活

    Posted by ブクログ

    かなりのコスパ。写真もいいし、脳みそを使わないのでリラックスできますねぇ。小難しそうなオビ煽りですが、全く難しくもない易しいエッセイ的。しかしリファレンスもしっかり載ってるので、気になる箇所は文献を探しやすい。探鳥をしていても、あまり鳥の食生活を考えていなかった人にもおすすめ。センサス的に鳥を見るのも楽しいですが、特定鳥種を狙って見るためにはビヘイビアとかフードリソースの知識は必須ですね。

    0
    2020年04月08日
  • カラー版 目からウロコの自然観察

    Posted by ブクログ

    蛍の明滅に地域で時間差があったり、モズのハヤニエの見解、身近な植物の新しい発見があり楽しく読めました。

    0
    2019年09月05日
  • カラー版 目からウロコの自然観察

    Posted by ブクログ

    動植物幅広い自然観察の実践を季節ごとに紹介された本。
    どの項もとても興味深く、まさに目からウロコといった内容でなかなか奥深い解説をしていただいている。
    都市部近郊でもこれだけの観察ができることに驚いた。

    0
    2018年04月30日
  • カラスはどれほど賢いか 都市鳥の適応能力

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    [ 内容 ]
    都市の発展により多くの野生鳥が姿を消したが、一方では環境に適応することによって積極的に都市に進出する鳥群が観察される。
    その頂点に君臨するのがカラス集団であり、いま都市にあってはカラスとヒトの知恵比べが熾烈に進行中なのである。
    本書は都市鳥研究会にあって長年、野鳥を観察研究してきた著者が、その成果を克明に報告するとともに、カラスに対する愛憎半ばする感情をさまざまな文献に探る、カラス百科である。

    [ 目次 ]
    序章 野鳥にとって都市とは何か
    第1章 銀座のカラスはカァーと鳴く
    第2章 ヒートアイランドの夜
    第3章 カラスを追跡する
    第4章 都会派カラスの子育て法
    第5章 街中のス

    0
    2011年04月02日
  • カラスはどれほど賢いか 都市鳥の適応能力

    Posted by ブクログ

    まず、活字がギッシリ詰まっていて読みにくい。ラジオ深夜便か何かで聞いた時の方が面白かった。半分はカラス生態調査の詳細。後半に賢さが書かれているが、衆知のこと。しかし、「カラスの専門家」という臭いは全編に漂っている。

    0
    2025年04月12日
  • 都会の鳥の生態学 カラス、ツバメ、スズメ、水鳥、猛禽の栄枯盛衰

    Posted by ブクログ

    街中で子育てを終えたツバメは、秋に南国に戻るまでの間、どこにいるのか、というと、本書によれば、川中州のヨシ原など、とのこと。ネコやイタチやヘビが近づきにくくてよいらしい。

    0
    2023年09月18日
  • 都会の鳥の生態学 カラス、ツバメ、スズメ、水鳥、猛禽の栄枯盛衰

    Posted by ブクログ

    内容はとても面白かったが、文体が読みづらかったかも…。

    ツバメは雛を育てて家族揃って帰って行くんじゃないのね。
    勝手に仲良し家族のイメージを持っていたのでちょっとショック。

    ツバメ、スズメ、カラスなどの鳥たち、自然に増えたり減ったりしてるのではなく、人間の生活が大きく関わっているとは考えたことがなかった。
    視野が広がる一冊となった。

    0
    2023年08月12日
  • 都会の鳥の生態学 カラス、ツバメ、スズメ、水鳥、猛禽の栄枯盛衰

    Posted by ブクログ

    2023年刊。タイトルが堅いが、中身も堅い。出版時点で筆者は80歳。文体や構成が、どうしても固くなるのは避けられないのかな…。面白い内容だと思うのだが、一字一句をしっかり追っていくと眠くなるのなんのって…。細かな情報も、誰がどうして必要とするんだろう? 正に生態「学」。 学術書として読む気の無い人は、適度に飛ばしながら読むと良いと思います。

    0
    2023年08月09日
  • カラー版 目からウロコの自然観察

    Posted by ブクログ

    身近な植物や動物、自然現象に関する豆知識

    雌が食べることに集中してる時に交尾する雄…常に捕食されそうなのに子孫繁栄のために頑張ってるんだね。

    植物も虫が受粉してくれなかった時用に自家受粉をシステム化している。生物って凄いね。

    0
    2020年09月26日
  • カラー版 身近な鳥のすごい食生活

    Posted by ブクログ

    〜20200430 身近な鳥のカラフルな写真が豊富なのは嬉しいのだけど、食べたものの写真は私にはトラウマになりそう。

    0
    2020年05月01日