竹西寛子の一覧

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作品一覧

2022/08/23更新

ユーザーレビュー

  • 管絃祭
    タイトルは宮島で陰暦6月17日に行われる管弦祭からとられているが、それは小説の末尾にのみ現れ、それまでの回想の物語に対する鎮魂歌となっている。小説全体は有紀子を一応の主人公としつつも、彼女の周縁のさまざまな人々の戦中、戦後史が編年体風にではなく、自由な時間軸の中で語られてゆく。特に戦前、被曝前の広島...続きを読む
  • 管絃祭
    ずっと前から気になっていた作品。

    選び抜かれたような日本語が心に響きます。
    最後の章の幻想的な管絃祭の描写が悲しみを一層深くします。

    大切な人と厳島神社、そして管絃祭を一緒に見に行こうと思います。
  • 管絃祭
    淡々と綴られる人々のことばやしぐさの連続に心を打たれる。それがあるとき突然、不連続になることの苦しみ。簡単に不連続になる、というより、連続することを閉ざされた、止められた、といってよい。止められた恨み、止められたと思ったら、そうではなくて、続いていかされる生のなかで、生きろ、と無理強いされる苦しみ。...続きを読む
  • 式子内親王・永福門院 現代日本のエッセイ
    竹西寛子 「 式子内親王 」 新古今集の代表的歌人 式子内親王の評伝。

    斎院(賀茂神社の神事を司る皇女)の神性を 式子内親王の人間像の入口として、歌に現れる「雪の玉水」や「夢」に 式子内親王の心象世界を見い出そうとしている?


    藤原定家との恋愛感情や忍ぶ恋に踏み込まず、父 後白河院との死別に歌の...続きを読む
  • 山川登美子 「明星」の歌人 現代日本のエッセイ
    竹西寛子 「 山川登美子 」 明治時代の女性歌人の評伝


    人生の紆余曲折を歌に変換している感じ。著者は 山川登美子を 死と直接向き合っている挽歌歌人とし、式子内親王の系譜として位置づけている


    人生の紆余曲折
    *上流階級に生まれ、厳格な女学校に通ったお嬢様
    *与謝野鉄幹、与謝野晶子との愛憎
    *結...続きを読む

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