竹西寛子の作品一覧
「竹西寛子」の「管絃祭」「「百人一首」を旅しよう 古典を歩く 8」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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Posted by ブクログ
筑摩書房 日本詩人選
竹西寛子 「 式子内親王 」
内親王の作品解説の本
内親王作品の特性を「透明な複雑さ」「静の中の動」「すべては 途中という時間感覚」「夢の歌人」という表現で示している。このイメージでよむと 歌の理解が進む
内親王の詩境の推移は、人生を幻と見ることから始まり、後白河院の死を契機に、微かに移りゆく自然から秩序を観るに至り、「夢の歌人」として、闇に誘われ 闇に親和する人間への悔いと怖れを 深い夜の夢に託した
見しことも見ぬ 行末もかりそめの枕に浮かぶ まぼろしの中
*まぼろし=幻影〜人生を幻と見た
*見てきた現実も、まだ見てない現実も、かりそめの枕に浮かぶ幻
*ま