【感想・ネタバレ】春・花の下のレビュー

あらすじ

理性と感情がみごとに調和した、清澄な文体でつづる傑作短篇集。巡る春に託して老女の家へのこだわりを描く「春」、死別したはずの母親についての怖ろしい疑惑が湧き上る「花の下」、娘を中心として家族全体で死にゆく母を看とる「去年の梅」の他、「ありてなければ」「迎え火」「夜の明けるまで」「春過ぎて」「市」「降ってきた鳥」「湖」の秀作10篇を収録した。

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Posted by ブクログ

何十年と過ごしてきても忘れられない出来事の数々でした。
心にずっと凝りとして残っていたりするけれど、だからといって簡単に誰かに話せるような事でもなく……生きていく、ってこういうことなんだなと思います。
「静かな話というのは動きのない話ではない」というような著者の言葉も印象的でした。

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2024年03月29日

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